大空は本当に自由だったか

風のノータム

(-_-) …つまんなかった…
ジャンルETC
発売月97/ 9
発売元アートディンク
定価5,800円
メディアCDケース 1枚
クリア×
1プレイ時間---
難易度 ★★★★☆
マルチエンデイングNo
音声なし
メッセージ速度---
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一言で言うと、3D気球箱庭探索ゲーム。箱庭探検系というと、「アクアノートの休日」「太陽のしっぽ」等、アートディンクさんのお家芸でもあります。海、陸ときて、そして空とも言える「風のノータム」はいったいどんなゲームだったのでしょうか。

まず、ノータムの特徴としては「気球」という素材に重点が置かれている点があげられます。「アクアノート」「太陽のしっぽ」は潜水艦や原始人がマイキャラであり、プレイヤーの手足になるのですが、それぞれ本来の潜水艦や原始人とはかけ離れたゲーム的な存在でした。それはこれらのゲームの主役が「世界」だったからです。潜水艦や原始人は「世界」を楽しむためのツールと言いかえることもできるでしょう。
これをノータムは「熱気球」というスポーツを主軸に持ってくる事によって、前者2つの目的が希薄という点をカバーしています。
目的地めがけてマーカーを投下して、目的地との距離を競う「フライイン」、マップの3個所にマーカーを投下し、その三角形の面積を競う「トライデルタ」、他の逃げ回る気球にマーカーを当てる「ウルフハント」等の競技を、「現代風」「近未来風」「中世風」「空中庭園」等のマップで行います。

で、実際ゲームを始めてみるとどうなのか? かなり辛い戦いが待っています。(^^;
何せ熱気球なので、風向きにのってしか移動できません。高度によって風向きが違うので、目的地に向かって吹く風を探すことになります。どの高度でもだめな時は、とりあえず流されるしかありません。(^^;;
どうしてもだめな時は、マップをやり直すと風が変わるので、良い風が来るまでリトライという事になりかねないです。
目的地まで行けても、特に「フライイン」は的の中心から10〜20m以内にマーカーを落とさないとならないので、視点を切り替えて照準を合わせるのですが、ここで突風に吹かれると「お天道様にはかなわねぇ(;_;)」と嘆く事になります。
燃料制限がキツイので、回りの景色なんかゆっくり見ていられません

「トライデルタ」は燃料勝負、「ウルフハント」はスピード勝負の競技なので、やっぱり回りの景色を見る余裕は出てきません。山やビル等の障害物に当るとただでさえキツイ燃料が減るので、障害物には近寄れません。(テクニックとして、山脈に緩い角度で体当たりをし、山脈沿いをバウンドしながら進むというのもあるんですが、そんなこと本当の気球でしたら…(--;;)

そこで視点を180度切り替え、競技なんかどうでもいいから景色を楽しもうと思ったりします。ピラミッドやスフィンクス、ひつじの群れなどを眺める事ができますが、とにかくマップが狭くて(燃料の関係で、あんまり広くても意味がないからか?)気が付くとマップ外に出てアウトという事も多いです。マップのオブジェクトもなんだか作りが荒くて、体当たり覚悟で近くで見るとがっかりする事が多かったです。
それに競技を放棄するのですから、最終的に待っているのは「燃料切れ(もしくはマップ外アウト)トライアゲイン」の画面です。景色をゆっくり楽しむ行為が否定されているようで、悲しくなります。

競技をするには「風が足りず」、きままに飛ぶには「物足りない」。
熱気球の魅力は、残念ながらこのソフトからは伝わってきませんでした。

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