目指すは最高の「上手い」料理

俺の料理

(^-^) おもしろかったよ
ジャンルACT
発売月99/ 9
発売元SCE
定価5,800円
メディアCDケース 1枚
クリア
1プレイ時間5〜8時間
難易度 ★★★★☆
マルチエンディングNo
音声時々
メッセージ速度早い
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アナログスティックを用いて、ポリゴン食材ポリゴン包丁で刻みポリゴン鍋でゆでてポリゴン料理を作り、そしてある時はポリゴン食い逃げを追う、ポリゴンファン?にはたまらないデュアルショック専用料理アクションゲーム。
発売元はSCEですが、製作はPS初期の佳作「動画でパズルだ! プップクプー」(ふざけた名前(^^; ですが、「キネスティックコレクション」もしくは「きね子」のPS版)、「スタジオP」などのアジェンダさんです。さすが、リッジレーサーのためにうまれたネジコンで「雑巾しぼりゲーム」を作っただけはあります。

主人公はほんわかデザインの凄腕の料理人。あらゆる料理大会で優勝をかっさらっています。
それを妬んだのはシルバーコレクターのカエルのコックさん。(デザインは♪コッペパン2つの絵描き歌コックさんから来ていると思われる)
偽の料理大会の招待状で主人公をおびき寄せ、手下の料理怪人(イカ男とか卵男とかロボコックとか)を使ってコテンパンにしようとしているのでありました。

というのが主なストーリーの流れです。
主人公は道々立ち寄った大衆食堂やファーストフード店、屋台やファミレス等で店の主人の代わりに腕をふるい、最後に襲ってくる料理怪人(もしくは店主(^^;)を倒してステージクリアというゲーム構成になっています。

各店でプレイヤーがする事は、オーダーされた料理を制限時間内に作ることとアクシデントの処理です。
料理は店ごとに2〜6品あり、それぞれ完成させるのに1〜4回の手順が必要です。

ビールなら「注ぐ」の1回で完成、ラーメンなら「切る」「ゆでる」「味付け」の3回で完成、ハンバーガーなら「切る」「空気抜き」「焼く」「味付け」の4回で完成になります。
具体的に言うと、「注ぐ」は左スティック(ジョッキの傾き)を下に倒し、右スティック(ビールの注ぎ口)を倒しながら左スティックを徐々に元に戻す、「切る」は左スティック(モノに添える左手)を左に倒しながら、右スティック(包丁)をコンコン下に倒す、「ゆでる」&「焼く」は、火をかけて(湯気や煙が出るまで)待つ作業です。

「ゆでる」「焼く」で待つ間に、「切る」「注ぐ」をこなし、同じ品の「ゆでる」「焼く」「味付け」は取りまとめて1度に作業する事ができることもあって、とにかく効率良くさばく事が要求されます。
文字で書くと何がナンだか(^^;、という感じですが実際にやれば、まあステージ前にお手本と試作もできますし、すぐわかりますです。上手くできるかは別として。(^^;;

各作業ごとに1〜10点までの点数が付き、高い点数が付けば店の評判が上がり、低い点数が付けば店の評判が下がり、上限値まで行けば料理怪人が出現して対戦モードへ、下限値まで行けば店が潰れちゃってゲームオーバーです。(^^;

時々発生するアクシデントには食い逃げ、よっぱらいの襲来、ゴキブリ叩き等があり、他の料理同様に制限時間内に華麗なスティックさばきで処理しなくてはいけません。
食い逃げなら、左右のスティックを交互に倒して逃げる食い逃げを追い、よっぱらいは110番に電話して国家権力に連行してもらい、ゴキブリは20匹くらいウヨウヨしているポリゴンゴキブリポリゴンスリッパで残らずぶっ叩きます。(^^;;
とにかく時間ギレになると、客が全員帰ってしまい店の人気も急降下するのでこっちも必死です。

失敗料理を出してしまったお客さんが、「もうこねぇよ!」と怒って帰って行くのを見ながら、「すまねぇ、お鍋に火をかけっぱなしでゴキブリ叩いていたら焦げちゃったんです。てへ♪」なんて思ったりもします。(^^;;

ボスとの対戦モードは、対戦落ちものパズルと同じシステムで、料理はピース、アクシデントがお邪魔、まとめ作りを連鎖に置き換えれば、ホントにまんまだったりします。(^^;
上手い料理を作って当方の店の評判を最高値に上げるより、処理に時間のかかるゴキブリ、よっぱらいを断続的に送りこみ、相手の店を潰すのが勝利の近道です。(^^;;
ちなみにここで負けてしまうと、ステージ最初からやりなおしになってしまうので、終盤面では体力的にキツイ時があります。(^^;

で、総じてどうかと言いますと、「皮むき」「ソフトクリーム」等の一部の作業は微妙な操作が可能なアナログスティックの特製を生かしていると思うのです。が、「切る」「ゆでる」などはどんな料理でも作業としては全く同じ。高い技術や正確性は必要としますが、そこには本来の料理の持つ繊細さは無いように思えます。

ストーリーやパッケージ的には「ミスター味っ子」なのに、やってる事は味将軍なのです。(^^; このゲームで求められるのは、「美味い」ではなく「上手い」なのであります。
それで「料理がテーマ」というのはちょっと違うかな、と曲がりなりにも台所に立つ身としては思うのですが、いままで料理を扱ったタイトルがいろいろ苦しんだ「味」の概念を逆に取り去って完全に白黒をつける世界にしたという点は、わかりやすいしアクションゲームとして必要だったのかもしれません。

それでも「アナログスティック(含む振動)で遊ぶ」という点で見れば充分楽しめますし、ボリュームもあり(本編とは別に、電車でGO!コントローラが使えるミニゲーム有り(^^;)、それでいて全体的に丁寧に作られている事が好感の持てる1本です。


このゲーム、難易度でイージーとノーマル(ステージ数、上手い料理の合格ライン、客の出入りのスピード等が違う。他に店の評判が乱高下するグルメなんてのも有り)があるのですが、なんとストーリーが違います。(^^;
イージーでは悪いカエル軍団を倒すため、勇者(でも料理人)がやってきたという内容になっており、エンディングも変わります。実はノーマルのストーリーは、イージーのストーリーの後日談という構成になっているので、「イージーなんてやるのは、チキン野郎だぜ!」なんて言わずにプレイするのがお勧めです。

又、イージーでのみ見る事ができる「ミーの日記」は、いたいけなおたまじゃくしちゃんが次第に変化していく自分の体にとまどい、怯え、嘆き、そして最後には…、という初代バイオハザードの「かゆうま日記」に匹敵するものがあってナイスです。(^^;

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