ノンストップ連鎖バトル30分

ピキーニャ! エクセレンテ

f^-^; 人にはすすめられないかも…
ジャンルPZG
発売月98/ 7
発売元アスキー
定価4,800円
メディアCDケース 1枚
クリア
1プレイ時間30分モード有り
難易度 ★★★☆☆
マルチエンデイングNo
音声ED歌付
メッセージ速度---
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SFC末期、アスキーから発売された落ち物パズル。それが「ピキーニャ!」でした。そのアッパーバージョンがこのPS版「ピキーニャ! エクセレンテ」です。桜玉吉キャラデザイン、クレアテック(懐かしのファミコン神拳のミヤ王率いるゲーム制作会社)制作のこのゲーム、どちらかと言うと「自分と戦う」テトリスタイプの落ち物パズルです。

ピキーニャとは「高山ペンギン」とかいう架空の動物で、なかなか玉吉先生らしい、かわいいというよりは毒のある(^^;デザインです。これがブロックになっていて、縦横6つ隣接させると消える「ピキーニャブロック」、横に6つ(要するに横1列分)並べると消える「氷ブロック」、中にピキーニャが入っていて、氷ブロックで消えるとピキーニャになる「氷詰めピキーニャブロック」、ピキーニャが消えた時隣接していると消える「ウロの実ブロック」を駆使して、ひたすらブロックを消し続けるという非常にストイックなゲームです。
一応コツはあって、それがわかっているかいないかで腕に大きな差が出ます。対戦では腕に差があると、あまり勝負になりません。

このストイックさを端的に表しているのが、「レースモード」です。これはピキーニャを走らせて、規定時間内にレース場を何周走れるかを競うモードです。これだけ聞くと「どこが落ち物?」と思いますが、実は「燃料ブロック」(他のモードでのピキーニャブロック)を消して燃料(^^;を溜め、連鎖を起こして加速するのです。走れば燃料を消費し、速度が上がればもっと燃費が上がるので、速いスピードで絶え間無くブロックを消し続ける事を要求されます。燃料が切れるとだんだん減速し、やがてはガス欠で倒れます。(^^;こうすると燃料溜め、発進再加速からやり直しになるので、タイムロスになってしまいます。このため、計算して大連鎖を組むより、2連鎖をひたすら続けるのが有効というのが、なんとも言えないピキーニャならではの特徴です。
これが5分モード、15分モード、30分モードが用意されています。上に積みあがってリタイヤ扱いになるまで、止まることは許されません。(ポーズはできます(^^;)なんて漢なゲームなんでしょう。(--;
最初から設置されているお邪魔ブロックを全部消す「ステージクリア」モードも、後半は最初の数手が悪い時は最初からやり直した方が早い、というか最初の数手が良くないとクリア不可な面が目立つ等の欠点がありますが、やっぱり自分との戦いというのを表しています。

が、ゲーム全体的に見ると良いゲームか?というとそんな事なくて、まとまっていない、というか、手抜きというか、本気じゃないな、というのが目立ちます。(--#
操作系では時々ブロックが高速で横に滑ったりして変だし、ネームエントリー時にカーソル(スポットライトみたいな感じになっている)が文字の無い所に平気で行くわ、グラフィックはSFC並み、というか、以前と変わってません。(--; 背景のグラフィックはスクロールする時、ガクガクしてますし、ストーリーモードは文字がスクロールするだけだし、パッケージイラストはSFC版のパッケージイラストにPhotoshopで手を加えた程度だし、…正直な話、泣けます。(T^T)

落ち物パズルブームは、テトリスに始まりテトリスで終わってしまったという、まるでブルース・リーで始まりそして終わってしまったカンフーブームのような所がありました。そして「ぷよぷよ」シリーズのヒットはカンフーブームにおけるジャッキー・チェンに通じる所があり、それ固有の人気から、落ち物パズルというジャンルの人気までは昇華できなかったと思っています。
そんな中、「ピキーニャ!」は新たなムーブメントを起こそうとしたわけでもなく、落ち物の究極形を目指したわけでもなく、良く言えば我が道を行ったゲームでした。
これでもかと用意された数々様々なモード(モードによって対戦で相手に落とすお邪魔ブロックの性質が違うのが何とも…。(--;)、一度クリアすると出てくる「裏モード」等、過剰なまでのサービス精神は古き良きFC時代を思い出します。そう、「ピキーニャ!」は古き良き時代への道を行ってしまったゲームだったのです。それゆえ、奇麗なグラフィック等は必要で無かったのかもしれません。

クレアテック製のSLG、ニンテンドウパワーの「幻獣旅団」(発売:アクセラ)は、洒落じゃないくらい時間のかかる(70時間はかかるかな(^^;)ゲームです。クリアすると裏モードが登場する等似ている作りになっていて、こちらは本当にSFCでグラフィックは、にゃ〜なところもありますが、ゲームだけ切り取って遊んでみるとなかなか面白かったりします。
「ピキーニャ!」もひたすら連鎖を続けるのが、結構楽しかったりもするのです。ですが、それだけで本当に良かったのでしょうか?
「古き良き時代」そして「我が道」の先に、次のゲームの形が見つかる事を願ってやみません。

追伸
エンディングの歌は結構ノリが良くて好きです。出し惜しみしないで、最初から使えばいいのになぁ、と思いました。

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