はやく人間プリンセスになりた〜い

プリンセスメーカー ゆめみる妖精

f^-^; 人にはすすめられないかも…
ジャンルSLG
発売月97/ 1
発売元SCE
定価5,800円
メディアPSケース 1枚
クリア
1プレイ時間5時間30分
難易度 ★★★☆☆
マルチエンディングYes
音声時々
メッセージ速度飛ばせる
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女の子育てゲーの先駆「プリンセスメーカー」シリーズの1本。
PS本体発売前よりタイトルのラインナップに並んでいました。が、タイトルは当初「プリンセスメーカー3」だったのに、何時の間にか…。いろいろキナ臭い噂もあったりして、結局出たのは大幅に遅れました。
パッケージ的な特徴として、フロントカバーにタイトルロゴが入っていないというのがあります。(未だに他の例は無し)
お店ではオビにタイトルが入っているので問題ありませんが、中古屋で平積みするとなんのタイトルかわかりません。中古屋に対する嫌がらせでしょうか。(^^;

タイトルを見ればわかるとうり毎回、「プリンセスになりたい」という娘の乙女心?を巧に利用し、娘がアルバイトやコンクール、化け物退治で稼いだお金で学費や生活費をやりくり、スタミナから色気までのパラメータをたたき上げ、結局父(プレイヤー)の好きな職業に育ててしまうという展開になっています。(^^;

元々はPCゲームのシリーズで、初代「プリンセスメーカー」、「プリンセスメーカー2」は当方結構やり込みました。育てた娘の人数は各30人は下りません。(^^;
職業も目的のプリンセスからSM女王様までいろいろ育てましたです。

で、職業に関しての友人との会話。
「ねえねえ、みんな何で自分の娘を怪しい酒場とかに送りこんで、娼婦系のエンディングにしちゃうのかな?」
「それを言ったら、お前だって『暗黒街のボス』にしようとして悪事の限りを尽くしたじゃん」
「いや、自立した女性ってカッコイイかなって。(^^; …その時は、戦士評価が高すぎて『勇者』になっちゃたんですけどね」
「それが娘にする事かい? 違うだろ? つまり、誰も娘なんて思っちゃいないんだってば。源氏物語の紫の上と同じ。OK?」
「うーみゅ…」

最初素直に自分の娘を育てているつもりだった私(^^;には、結構ショックなお話でした。
PS版はさすがコンシュマー版ということで、娼婦系のエンディングは一掃されていますが、毎回ある恒例の父との結婚(血は繋がってないからOK…なのか(--;)はちゃんと入ってるようです。…やっぱり理想って、紫の上なんですかね。(^^;

で、初代では戦災孤児、2では神様から預かった女の子(^^; を育てるのですが、PS版では「人間のプリンセスになりたい」という元妖精の子供です。
どうして「人間のプリンセス」なんだかはイマイチ不明。その希望を汲んだ平安美人の妖精の女王様が、ワタクシに子供(妖精の執事付き)問答無用で押しつけてきた、というシチュエーションになっています。
だって、「人間のプリンセス」でしょ? 王様に押しつければ一発じゃん! と思ってしまいますよ。だってワタクシ、風来坊(旅芸人・没落貴族・引退騎士・商人・旅の坊主でも可。娘の初期能力等に洒落にならない大きな差が出る)ですぜ。(--;

それでもさえあれば、娘さんの希望をなんとしてもかなえよう、という気になります。が、どうもPS版の娘さんは、でこっぱちで好きになれない、というのは半分冗談としても、私にはちょっと愛せませんでした。

主な理由としては、娘さん自身の努力が見えてこないというのが一つ。初代、2で重要だった、『収穫祭』で優秀な成績を取る、『武者修業』で経験値を稼ぐ、というのは育成資金を稼ぐという目的以外にも、努力する娘さんの姿が見えるというのがポイントだったと思います。
最初のころは、ザコ敵にもビビって逃げ出していた娘さんが、成長して賞金首にもひるまずに戦う姿は感動モノでした。
が、PS版では『収穫祭』『武者修業』共に無く(目標が無いので、なんとなく展開がダレる)、習い事でたまに軽いテストが行われるくらいで(結果はその時点のパラメータに忠実)、なんだか淋しくさえあります。

もう一つの理由は、娘さんが最初から自分が妖精だと自覚していて、プレイヤーを本当の父だと思っていない事です。
妖精の執事と妖精の世界談義をしているのを聞くと、なんだかのけ者にされているみたいな疎外感すら感じてしまいます。(;_;)
まあ、初代と2の娘さんがわりと父べったりだった&PS版は娘さん視点のイベントが多いので余計そう思うのかもしれません。

システム的には、ちょっと不満点が多いです。従来に比べてパラメータは上げやすく(というか下がりにくい)、計算しやすいのですが、パラメータ画面はちょっと見にくい&参照しにくいです。
ちびキャラの動きは芸コマで良い感じなのですが、背景の切り替え時の読み込みが重くて、ちょっとストレスを感じます。
PS版では、あらかじめスケジュールをずっと先まで組んでおいて(全192ターンのスケジュールを、ゲーム最初に全部組んでおくことも可能)、極力背景の切り替えを減らす事もできますが、システムの不満点をプレイヤー側の努力で回避させるのって間違っているような。(^^;

育てゲーとしては高い水準でまとまっているんですが、育成ゲームの先駆であった「プリンセスメーカー」のシリーズとしてみると、ちょっと不満があるという感じでしょうか。
ちなみに、後発のサターン版では『収穫祭』もどきが復活する等、多少バランスが違っているようです。

この後シリーズの3が出る事も無く、ただ「プリンセスメーカー」のキャラクターを使っただけのパズルゲーム等、プレイヤーの過去の愛情に頼るような商品ばかり出されているのが、シリーズのファンとしては悲しい日々なのでありました。


試しに、父・風来坊で娘を8年間自由行動させてみました。(^^;
10歳にしてすでに非行少女と化している娘。言う事なんか聞きやしません。毎日のように買い食いしてブクブクと太り、太り過ぎでダウンする始末。(--;
8年後、娘さんは「私、プリンセスになれそうもありません」と元の妖精に戻ってしまいました。
妖精の女王様曰く、「全てはもとどうりに…」だそうですが、娘さんが食い倒して作った20,000Gの借金は残ったのでありました。(--;

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