たちまちあふれる神秘のミトコンドリアパワー

パラサイト・イヴ

(^-^; 私は好きだけど…
ジャンルRPG
発売月98/ 3
発売元スクウェア
定価6,800円
メディアDUOケース 2枚
クリア
1プレイ時間15時間
難易度 ★★★☆☆
マルチエンデイングYes
音声なし
メッセージ速度遅い
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実写映画にもなった小説のゲーム化。内容はゲーム用オリジナルストーリーで、一応小説後の話という設定になっていますが、あまり関係はありません。(ちなみに私は原作は好きです)
原作と共通の部分は、進化したミトコンドリアが人類に宣戦布告してくる、という部分くらいです。原作では、進化したミトコンドリアを追い、目的を突き止めるというストーリーですが、PS版では、進化したミトコンドリアの女王Eveが人類に大々的に宣戦布告、手始めにカーネギーホールで大量の観客を人体発火させ、昆虫やら動物を恐怖のミトコンドリア怪物(^^;にしたてて襲い掛かってくる、というストーリーになっています。(^^;
これに主人公の新人女刑事Aya(何故かEveとAyaはアルファベット表記。他のキャラはカタカナなので浮いている。ちなみに名字がカタカナ表記の時があるのがちょっと悲しい)が立ち向かうのですが、どうやらAyaとEveは何か過去に関係があるらしい…、という展開に続きます。完全一本道なストーリーなので、その辺は御覚悟を。

画面はキャラが6頭身になったFF7、というよりはキャラがFF7っぽくなったバイオハザードと言った方が近いかもしれません。背景はさすがに奇麗で、日本の外に出たことのない私にはこれが正しいのかはよくわかりませんが、セントラルパークやアメリカ自然史博物館なんかはよく描いているなと思います。どこに行けば良いのかもFF7等に比べて結構わかりやすくなっています。(宝箱の位置は分かりづらいですが、これはもう隠しアイテムとして扱っていると考えた方が正しいと思います) 雪の上や、割れたガラスの上、絨毯の上などを歩いた時は足音が変わるという、非常に芸コマな部分もあります。
武器・防具のチューンナップも、とっつきこそイマイチですが、特殊技能の継承や組み合わせ等や2周目があることを考えると、いろいろおもしろいシステムです。武器の種類もいろいろあって、威力は低いが連射速度や狙いを定めるスピードに優れるハンドガンや、射程も威力も高いが撃つスピードが致命的に遅いライフル、連射が気持ちいいが恐ろしい勢いで弾丸を消費するマシンガン等、リアルタイムアクションであり、通常移動マップをそのまま戦闘フィールドにつかっていたりする戦闘部分の長所をよく活かしているな、と思います。又、腕に自信があれば敵の攻撃をかわしまくる事で、武器や防具、パラメータに加える事ができるボーナスポイントを大量に得る事ができるので、アクションが得意な人ならその腕を活かすこともできます。ゲーム終了間際に、武器・防具に好きな名前を付けて2周目に持ち越せるのもちょっと嬉しいです。
エンカウントは特定のポイントを最初に通過した時に必ず起こります。そのかわり、2回目以降に同じポイントを通過した場合はかなりの低確率でしか敵が出ないので、快適といえば快適です。…でも経験値稼ぎしたい時は、これが苦痛だったりもします。(^^;

で、短所としては「パラサイト・イブ」のレビューではどこでも書かれている事(つまりみんなそう思っている)ですが、主人公の足がかなり遅いです。一応移動には、「歩き」と「走り」があるのですが、たぶん「歩き」を使った人はいないのでは?ってくらい遅いです。感覚的には、2〜3ドットずつ歩くみたいな。(--;
「走り」にしても小走り程度なので、博物館や警察署などの屋内マップはまだしも、セントラルパークを走っているとあまりの遅さに泣きたくなります。(^^;たぶん、縮尺的には正しいのでしょうが、ゲーム的には間違っているような気がします。
それから途中で挿入されるムービー部分ですが、最初の方にあるネズミの変身シーンは文句無しにスゴイのですが、全体的なクオリティがバラバラのような気が…。これ、ムービーにする意味がないような…、なトコロもありますし、人間の関節の動きが変なような…、なトコロもありました。画質は文句無しなので、ちょっと残念な気がします。ちなみに飛ばせませんので、しっかり見てください。(^^;
ムービー以外のイベントでも、急を要するようなシーンでも主人公がゆっくり歩いてきたり等、ちょっと作りが荒いかなという部分がありました。
前述の足音の変化くらいの作りの丁寧さが全編に通してあったら、もっと良い作品になったのにと思いましたです。

アイテム数制限がキツイとか、ボス戦直後に一発死イベントがある時があるとか、ラスボスが強い(いや、本当にツライです。しかもクドイ(^^;)とか、ラスボスの後がキツイ(おかげで7回ラスボスを倒すハメになりました)とか、妙にイジワルな点があるのですが、私は結構楽しめました。(^^; 1周めだけなら15時間もあればクリアできますので、忙しい方でもOK。スクウェア製という事で、厳しい目で見られがちですが、充分楽しめる1本だと思います。
…個人的にはえらく苦労したので、安易に人には薦めませんが。(^^;;


で、ここからは2周目のお話。2周目の違うところは、自動フロア生成ダンジョン「クライスラービル」が出現するという点と、どうやらボスのHPが多少あがっているらしいという所です。普通にすすめていくと、実は3周目とか4周めも行けたりするのですが、最終目的はこの「クライスラービル」の制覇という事になります。
このビルはゲームを立ちあげるたびにマップが変わり、77階建てで、通常は手に入らない貴重なアイテムがある、という足の遅さもあってえらくだだっぴろいダンジョンです。(^^;「不思議ダンジョン」とかを期待するとがっかりしてしまう(^^;ので、ただのダンジョンと思って下さい。
最上階に別のラスボスがいて倒すと別のエンディングが見られます。(あっさりしたエンディングですが、スタッフロールの背景等が違います。)どうやらこっちが真のエンディングみたいなので、コンプリートを目指す方は頑張って下さい。(^^; その場合クリア時間は40時間くらいかかるかもしれません。

それから何故かこのゲーム、LV38を越えたくらいから異様にレベルアップが早くなります。LV38までに必要な経験値が10万くらいとしたら、LV39になるのに必要な経験値は1,500くらいです。(^^; うーみゅ。

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