ハリーの災難

サイレントヒル

\^o^* おすすめの1本
ジャンルAVG
発売月99/ 3
発売元コナミ
定価5,800円
メディアCDケース 1枚
クリア
1プレイ時間6時間30分
難易度 ★★★☆☆
マルチエンディングYes
音声あり
メッセージ速度遅い
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遅れたバカンスを愛娘シェリー(7)と静かなリゾート地サイレントヒルで取ろうと、深夜車をとばしていた男やもめのハリーさん(32)(職業:ライター。眉間のしわが渋い、若いんだか老けているんだかよくわからないのがステキなナイスガイ)。
突如目の前に現れた人影を避けようと、ハンドルを切りそこなって崖下に転落したのが事件の始まり。
一命は取りとめたものの、何時の間にかシェリーは行方不明。やっとたどり着いたサイレントヒルの街は、季節ハズレの雪が降り、バケ犬やら人食いプテラノドンが徘徊する人っ子一人いない恐怖の街と化していたのでありました。

ペンを持つ手を鉄パイプに変え、たまたま隣町から調査に来て事件に巻き込まれた婦警シビルさんの協力を得て、シェリーを助け出すために、街を、学校を、病院を、下水道を、異次元?世界を不退転の決意で挑む、ハリーさんのバイオ系ポリゴンアドベンチャー、それがこの「サイレントヒル」です。

全体的にグラフィックは統一性があってキレイで、重苦しく視界が狭い雪の空や、地面の雨のハネの表現や、地面に落ちた雪が解ける表現が美しく、小バエがたかっていたり(^^; となかなか芸コマです。
商店街には様々な店が軒を連ね(同じ店は一つも無い! 実際入れる店が少ないのが残念)、カフェテラスのベンチや町の標識、路地のゴミ置き場(^^;; までなんだか素敵に思えてきます。

これで普通のバカンスだったら良かったんですけど、ナンたら空間に引き込まれたり、水子(ただし無害)が走りまわっていたり、バケ犬やバケ猿が飛びかかってきたり、巨大ゲジゲジが噛みついてきたり、変なモノに取りつかれた看護婦さんやお医者さんがメスで斬りかかってきたり、プテラノドンが後ろから飛んできて蹴りをかましてくれる「怒号層圏」みたいなバカンスなので、なかなか気は抜けません。(^^;

最初に手に入るアイテム・ラジオをOnにしておくと、化け物が近づくとノイズが鳴って教えてくれます。が、どの方向&距離かという事までは教えてくれないので、ノイズはするけど敵はどこにいるのかわからない、痺れを切らして動いた瞬間に後頭部に蹴り食らったり、無害な水子だけかと思っていたら、脇から有害な化け物にチョップ食らったりして、なかなかスリルはありますです。(^^;

基本マップはサイレントヒルの「街」で、街中を「学校」だの「教会」だのの目的地の施設を目指し、ホラー作家の名前で統一されたストリート(^^; を走り抜け、襲いかかってくる化け物をかわし、よそ様の家に侵入して栄養剤や弾を失敬しながら(^^; 裏口に抜けたりします。
大抵のマップでは地図(現在地と向きの確認も可能)が手に入るので、それを頼りに走りまわるのですが、地面が陥没してたりするのを見かけると、手書きっぽいバツ印が書き込まれていくのもナイスです。

「学校」等の屋内マップもフルポリゴンのバイオ系。やっぱり化け物がウヨウヨしている中、わりとハードな謎解きをしながら進む事になります。
大抵の屋内マップは真っ暗なので、胸ポケットに入れているライトの光が探索の手掛りなのですが、困った事に化け物は光を見ると寄ってきます。しかもハリーさんの前面しか照らしてくれないので、死角の背後から手痛い一撃を食らったりして気が抜けません。(^^;
ライトを消すと化け物は楽に回避できるのですが、消している間は暗くてアイテムが取れず、モノを調べる事も、地図を確認する事もできません。

まあ、ライト付けっぱなしで「壁を背にして、オレの視界に入るヤツは皆殺し」大作戦でも難易度easy、normalなら弾も足りますし、回復アイテムもわりと多く出るので、アクションゲームとしてはそんなに難易度が高いわけではありません。(ただし、ハリーさんは文系の人(走った後立ち止まるとちゃんと息が切れる。でも走り続けるのは問題無し。さすが不退転の決意は違います(^^;)なんで戦闘、特に打撃武器は不得意。でも倒れた敵をピッケルで攻撃し続けると、なんだか耕しているみたいで楽しい。(^^;)

むしろ難易度easyはかなり易しく設定されていて(ペナルティは特に無し。プレイ内容評価点は低くなる)、敵の数も少なく、多少の攻撃を食らってもハリーさんへっちゃら(^^;&回復アイテムでごり押しクリア可能なので、アクションが苦手な方でもオススメです。
逆に難易度Hard(特典は特に無し。プレイ内容評価点は高くなる)は、弾は足りない、敵が多い&すぐ囲まれる、多少の攻撃を食らうとハリーさん瀕死(^^; なので、ヌルいゲームはいやーんという御方でも安心です。(^^;;

ゲームの演出面は、地味ながらなかなか良い感じです。
ガタガタと音のなる謎のロッカーや、いきなり倒れてくる死体とかのホラーではお約束な演出もありますが、背景のオブジェクトの使い方が特に上手いと思いました。
ハリーが引きこまれる異世界のところどころにあるミイラのようなオブジェクト、焼け跡のような施設の壁や用具、要所要所で転がっている空の薬ビンや車椅子。世界の統一性でも、画面の統一性でも効果があり、ストーリーの伏線にもなっている、意味の無いオブジェクトが存在しない無駄の無い余裕は美しくさえあります。

他にも「どこそこのなんとかに行って」と言われ、「ゲッ、あんな遠くまで戻るの? (--;」と思ったら、すぐにマップが切り替わってその場所にいたとか、「誰それは無事なのか!?」とシーンが切り替わったら待ち合わせ場所に移動済とか、ストーリーをたるませない様にうまーくショートカットさせているな(しないときも有る(^^;)と思います。

パズル系の謎解き(主にキーアイテム入手に必要)が結構ハード、入手できる地図はわかりやすく見やすいが、肝心の文字が全部英語で字が小さいので読みにくいとか、エンディングまで行っても、何だか謎が残ってる(「それなーに?」ってハリーさんが聞いてるんだから、無視して話を勝手に進めないで教えてよ。(--;;)とか、ポリゴン看護婦さんのスカートの中がももひきみたいで楽しくない(まあ、どうでも良い事なんですが(^^;)とか、途中で出てくる婆さんが見た目怪しさ大爆発で信用する気にならない(でも信用しないと話が進まない(--;)とか、釈然としない部分もまあありますが、オープニングムービーや時折挿入されるムービーも美しく、人物の動きはムム? な点もありますが、CGでは難しいと言われる人間の肌の表現も良い感じです。
エンディング後のキャスト紹介ムービーが、本編ムービーのNG集(^^;という感じになっているのも、洒落ていて素敵です。

ゲーム全体的に高いレベルでまとまっており、安心して遊べる1本です。


このゲーム、おまけ武器でハイパーブラスターが使えます。
使い方は簡単、ゲーム立ち上げ時に2P側にハイパーブラスターを挿しておくだけ。(^^; これで射程&弾数無制限(攻撃力は低いが連続ヒットするので、かなり使いやすい。オススメ)のハイパーブラスターが使用可能です。
が、しかし照準セットや撃つ時は2P側のハイパーブラスターを操作しないといけません。ナイス! こういうセンス大好きです。(^^;;

また、本編とは関係無い脇道エンディングがあるのですが、この時はスタッフロールの流れ方がスターウォーズ調になるのもイカしてますです。

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