魂のクーリングオフ

SPAWN
The ETERNAL

(^-^; 私は好きだけど…
ジャンルACT
発売月98/ 9
発売元ハドソン
定価5,800円
メディアCDケース 1枚
クリア
1プレイ時間15時間
難易度 ★★★★☆
マルチエンデイングNo
音声うめき声(^^;
メッセージ速度---
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映画やアクションフィギュアで有名な、人気アメコミ「SPAWN」のゲーム化。
原作者であるTodd McFarlaneは凝り性で有名なお方で、自分の作品である「SPAWN」のおもちゃが気に入らなかったばっかりに自らおもちゃ会社を作り、凝りまくった高品質アクションフィギュアを製作、アクションフィギュア界に革命をもたらしました。私は原作を最初の方しか読んでいないのですが、絵の描き込みやセンスはすばらしいと思います。
が、このお方が凝るのは原作とアクションフィギュアであって、映画やゲームはどーでもいい(^^;という話もあります。

知らない方のために簡単にストーリーを説明すると、アル・シモンズさんという特殊工作員が、悪い上司の回りを嗅ぎまわったばっかりに殺されてしまいます。彼は、もう一度最愛の奥さんに会いたいばっかりに、地獄の支配者マレボルギア大先生と契約を結びました。でも契約書は「命・記憶・魂」全取替え&ヘル・スポーン(地獄の副官)として敵と戦うのデス、という納得できない内容でした。何せこの事件自体が、アル・シモンズさんをスポーンにしちゃおうと企んだ、マレボルギア大先生の仕組んだものだったのです。
さあ、大変。自分の魂を取り戻すため、マレボルギアと戦うのだ!(この辺はゲーム用)という感じです。

それから、このゲームは当然ながら洋ゲーです。洋ゲーと言ったら、まずはマニュアルをチェック。たいていの場合、言い回しが直訳ナイスなのです。
「暗い路地、倉庫、そして流行らない不潔な安レストランを隠れ渡り、君の殺傷力を磨け!」とか、「極めて高い殺傷力を持った大がかりなトラップを避けることすら難しい、魔力めいたものも多く解除されるのか想像しにくい」?とか、「殺人鬼ネアンデルタール人」とか素敵な文句がならんでおり、すでにバカゲーの片鱗が見え隠れしています。(^^;

ちなみにマニュアルの後表紙に、「限定フィギュアプレゼントキャンペーンのお知らせ」が載ってます。限定1000体の激レアグッズらしいです。応募締め切りは8月31日発売日時点でもうすでに過ぎています。(^^;; どうやらソフトの発売延期で、マニュアルの訂正がまにあわなかったらしいです。(黒地に白抜き文字は後から訂正が難しい) 
#いちおうペラ一枚のチラシが挟まっていて、本当の応募締め切りは10月31日であること、プレゼント対象フィギュア(日本未発売物らしい)が変わったことが書かれています。

さて、いよいよゲーム本編に入りましょう。このゲームは、ポリゴンで作られたフィールドを走り&飛び回って、罠をすり抜け、鍵を集めて敵を倒して先に進むというもので、普段はちょっと動きの鈍いトゥームレイダー&敵に出会うと対戦格闘(^^;という内容です。
すごいマイナーなたとえになってしまいますが、「ボディハザード」の移動+「熱砂の惑星」の戦闘という表現がピッタリです。(^^;;
画面は見た目、意外(失礼!)ときれいです。敵キャラも、「結構いいんじゃない」と「なんだこれわ??」の差が大きい(よくわかんないゾンビっぽい村人から、プレデター状光学迷彩まで)のが何ですが(^^;、頑張って表現していると思います。ただ、原作のビジュアルがとにかく高いクオリティなので、それと比べては…。(^^; こういう意味では、産まれてきたこと自体を否定される、ある種の不幸なゲームなのかもしれません。
ストーリーに関係あるようなイベントは一切無い(ステージクリア時の短いムービーだけ。質感は初期型スポーンと同じ(^^;)というのも、キャラゲーとして問題かな?という気もしますが。

で、原作から切り離して、ゲームとしては? というと、ちょっとツライ部分のあるアクションゲームというところでしょうか。、ひたすら鍵を探して、飛び石を渡ったり、罠をすり抜けたり・解除したりするのですが、主人公の後方から見るという視点では、飛び石渡りは非常に厳しいものがあります。そのせいか、主観モード(主人公の視点で物が見える)があり、それで微妙な方向調整ができるのですが、主観モードを解除すると元のカメラアングルで、主人公だけが主観モードで変更した方を向いているという非常にやりにくい状況になります。もし、主人公が手前を向いていた場合でも、方向キー上+ジャンプという操作方法になります。数歩歩かないとカメラアングルは修正されないので狭い足場だとちとやっかいです。
不幸中の幸いは、戦闘時以外、いつでもセーブできる事でしょうか。まず、飛び石前にセーブ、飛び石を一つ渡るたびにセーブというのが理想です。ちなみにたいていの飛び石は、失敗すると一撃死(^^;なので、死んだらロードするハメになりますです。(新型PSで、セーブ5秒、ロード20秒くらいかかります)
そのくらいでスポーンが死ぬはず無いって? うん、私もそう思うんですけどね。(^^; その辺が原作ファンになおさら愛されない理由でしょうか。

ゲームを進めていくと、ところどころで町の人や、どうみても人間に見えない地獄の住人な方がてけてけ歩いています。話し掛けようと近づくと、いきなり画面が切り替わって対戦格闘モードに入ります。
操作法はレバーガード&4つのボタンが手足に対応という鉄拳式です。LRで軸ずらしもあります。でも投げとジャンプはありません。いまいち全体的に反応が鈍いのが残念です。
又、戦闘時のみ、スポーンにマント(チェーンと切り替え可能)が付きます。結構これはかっこいいです。コマンド技で、マントorチェーン攻撃もありますが、なんか技が出にくいのはPSパッドだから、だけではないと思います。(--;
連携技はなんだかいっぱい(^^;ありますが、昇竜拳やサマーソルトキックなどの必殺技はありません。その代わり、アクション時にアイテム(Orb)を取ることで、コマンド技のファイヤーボール等の飛び道具を撃つことができます。(アイテム個数だけ)

これが凄いのは、自分も敵も、飛び道具はガード不能な事です。撃つモーションは長いですが、この間に攻撃しても敵の飛び道具モーションはキャンセルされない(自分はキャンセルさせられる(^^;)ので、なんとしても軸ずらしで避けないとヤバい(こっちの飛び道具の威力はしおしおだが、敵のは食らうと本当に痛い)のです。ちなみに撃つ瞬間に方向修正されるので、撃たれてから軸移動しないと食らいます。(^^;;
実はラスボスより、中盤に出てくる、飛び道具を連射する雑魚の方がツライのは秘密です。(--;

こうして、現代(スラム街とか、地下鉄とか、中華街(^^;とか)、中世(中世騎士のメディバル・スポーンを使う。城とか、地下墓地とか)、原始(^^;(ゲームオリジナルのサベージ・スポーンを使う。洞窟とか、神殿とか)、地獄(とにかく長い。他のステージの2倍はある(^^;;)ステージを戦い抜くのですが、スポーンには死ぬ以外にもう一つゲームオーバー条件があります。魔力を使い切った場合です。
この魔力というのは初期値で9999あり、体力回復コマンドを使うと回復量に応じて魔力が減っていきます。死にかけていた場合だと大体1000前後減り、魔力を回復させる方法は無いので、極力ケチって先に進むことになります。(^^;
戦闘前にセーブし、勝ってもダメージを受けすぎたなと思ったら、ロードしてやり直すのが理想です。(^^; 罠を力ずくで突破するなんて、もっての他です。理想は罠の前でセーブし、(以下略)(^^;;

全体的に見ると、荒い所や操作性のイマイチさは目立ちますが、それほど悪いゲームではありません。ただ、「SPAWN」の名に相応しいか? と言われたらNOでしょう。

追記: このゲーム、メニュー画面の背景がなかなか凝ってます。凝りすぎて、メニューが処理落ちしているのが、別の意味でスゴイです。(--;;

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