ジブリなポケットモンスター

玉繭物語

(^-^; 私は好きだけど…
ジャンルRPG
発売月98/12
発売元元気
定価5,800円
メディアPSケース 1枚
クリア
1プレイ時間22時間
難易度 ★★★★☆
マルチエンディングNo
音声ほぼフルボイス
メッセージ速度飛ばせる
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スタジオジブリ系の世界観とグラフィックが魅力の3DRPG。
画面はバイオハザード式で、CGの背景画にポリゴンの人物やモンスターをあわせています。ポリゴンの人物は5頭身でよく動き、動きの種類もかなり多いです。近藤勝也氏のデザイン画の雰囲気を、よくポリゴンでこれだけ表現できたなと感心することしきりです。CGの背景画も森や村の風景など、質感は「MYST」「土器王紀」(^^;を思わせる物があり、ポリゴンの人物を含めたその画面の調和が美しいです。私はこのゲームの画面は大好きです。(^^

が、その代償はかなりキツく(^^;、尋常でない回数のローディングとシークが待っています。(--;;
数画面ごとにローディング(約5秒)は当たり前。ポリゴン人物がちょっと今までと違う動きをするとシーク、戦闘では敵も味方も一動作ごとにシーク、ステータス画面で武器を持ちかえると復帰するときにローディング(主人公が装備した武器を背負っているため、武器が変わるとデータを読みなおすらしい(^^;)等など、PSギュルギュル鳴りっぱなしです。
プレイ中に「もしかしたら、うちのPS逝っちゃうかも…」と本気で心配したのも事実です。(--;;

ストーリーは、和風な「風の谷のナウシカ」という感じです。(^^; 腐海、もとい森に囲まれたサイラス村のお話で、蟲、もとい「森のしもべ」(動物型、昆虫型などいろいろ)と闘いながらも、森と共存しています。村には「繭使い」と呼ばれる狩人がいて、森のしもべを封印したり、使役したりしているのですが、ここサイラス村ではその繭使いが数年前に失踪してしまい行方知れずになっています。
そんなある日、オニブブという蟲の大群が村を襲来、とりあえず撃退には成功したものの多くの村人が眠り病に倒れてしまいます。村長は、繭使いの息子(繭使いは世襲制らしい)である主人公に病気を治す薬草を取りに森の奥に向かわせるのでありました、という展開です。

話はとっても暗いです。(^^; まず主人公は無口なタイプなのですが、周囲の村人には「卑怯者の息子」扱いされ、同年代には「笛が上手いだけの弱虫」扱いされてます。(--;
主人公もそれで苦悩しているのですが、そんなしょっぱなから無言で苦悩されまくっても困ってしまいます。(^^; ま、中盤からは無言でたくましくなってくれるので、これはよしとしましょう。
お母さんは美人でいい人らしく、ひたすら父の帰りを待ちつづけ、なかなか感動的な話もしてくれます。が、繭使いの妻になるのが宿命の謎の「ナギ人」なばかりに村人には陰口を叩かれまくってます。
幼馴染で主人公の婚約者のナギ人の少女・マーブは、ジブリ系のヒロインらしく勝気でけなげで、序盤は主人公をなにかと励まし、力づけてくれます。が、中盤以降は「呪いの刻印」という全身に痣が浮き出る呪いにおかされてしまい、最初は露出度の高い格好をしているのですが、だんだん露出度が下がっていき、最後には顔までベールで覆ってしまうのが何とも痛々しいです。とにかく暗くて重いお話です。
これに嫁姑問題?まで加わるんですから、渡る世間は鬼ばかりです。(--;

で、ゲームシステムですが、ちょっと面倒な事になっています。
まず主人公は敵を倒しても経験値にならず、敵を封印した時のみ経験値を得られます。経験値をためる事によって、「封印階級」が上がります。(ただし、能力値は一切成長なし)
敵を封印するのに必要なのは、「空繭」と「封印階級」です。「空繭」は12個まで持ち歩く事ができ、個数分だけ森のしもべを封印することができます。いわゆるモンスターボールというヤツです。
森のしもべはそれぞれ「階級」を持っていて、主人公の「封印階級」がそれを下回ると封印できません。近い場合は、ある程度痛めつける事で封印する事ができるようになります。この辺もポケットモンスターと一緒です。(^^; レベル差が4以上になると、敵が無傷でも封印できるようになりますが、ごくたまに失敗し、空繭を無駄に浪費することもあります。

こうして捕獲したしもべは、パートナーであるマーブに「浄化」してもらう(これをやると「呪いの刻印」が出ちゃうらしい。ちょっとジレンマ)事で、「聖魔」として使役できるようになります。
「聖魔」は敵にトドメを差すことによって経験値を得られ、レベルアップして徐々に強くなります。つまり主人公は捕獲、聖魔は倒すのが鉄則です。

敵はダンジョンマップ上を歩いており、主人公を見かけると猛スピードで寄ってきます。早すぎです、逃げられません。(^^; しかも背後を取られると、敵の先制攻撃になってしまうので、後ろもむけません。男は前進あるのみらしいです。(^^;;
接触すると戦闘開始です。ここで選べる選択肢は、「攻撃」「防御」「封印」「退却」「道具」「召還」です。…「召還」? そう、聖魔は普段連れ歩いているわけではなく、呼ばないといけないのです。呼ぶと主人公と入れ替えに聖魔が戦ってくれます。つまり、戦闘で戦えるのは常に一人だって事です。相手が2体いてもです。漢ですね。(^^;;
こうして敵を倒すのですが、経験値を得られるのは、トドメor捕獲した主人公か聖魔の1体だけです。まあ、レベルの上がり自体は悪くないので、仲良くレベルを上げていくのが良いでしょう。
オススメは、とりあえず主人公に経験値を集中し、当該ダンジョンに出てくるしもべより5レベル上にする事です。こうすると、ダンジョンマップ上の敵が主人公を見かけると逃げていくようになります。でもマップの都合上、逃げられません。(^^; こうして敵の背後を付けば、先制攻撃で楽に敵を倒せますです。(^^;;

又、マーブに頼むと、聖魔同士の合成も可能です。この合成、女神転生の合体とはちょっと違い、基本になる聖魔に、合成する聖魔の能力値や特殊攻撃能力を足すという感じになっています。聖魔はレベルアップしても特殊能力は増えないので、特殊能力を増やすためには、持ってるヤツを捕まえてきて合成するしかありません。

合成する分にはなんの問題もないのです。強いヤツを捕まえてきて合成。特殊能力も増えるし、経験値もちょっともらえるし、良いことづくめです。見た目さえ考えなければ
ペガサス系の聖魔に、蛇系の聖魔を合成してくわえた場合。生まれてくるのは、ガラガラヘビ柄のペガサスです。(--; ドラゴン系の聖魔に、カメムシの聖魔を合成してくわえた場合、生まれてくるのは、カメムシ調のドラゴンです。(--;; なんだか生理的にかなり嫌です。
これをふせぐ為に、まずカメムシにイヌを足して、その後にドラゴンに足す事によって、カメムシの特殊能力を受け継いだイヌ柄ドラゴンにしたりします。…よく見ると、カメムシの足が生えてたりするんですけどね。うーん、ポリゴンって偉大…。(^^;

終盤、ゲームバランスがかなりキツイ、とか、ボスキャラが結構強い(泣けます)とか、あれだけ重い話の展開やっといて、これで本当に世の中平和になったの?(^^; とか、貴様の正体は最初からわかってるぜ、この○○○○がっ!! とかはありますが(^^;;、オプションで封印のエフェクトを簡略化できたりと親切な部分もありました。
このゲームの長所はその世界観と統一性であり、短所はそれゆえに犠牲になった部分でしょうか。
スタジオジブリ系が好きで、パッケージ(特に裏面)を見て興味が持て、PS本体が丈夫なら(--; 楽しめると1本だと思います。…ちょいと根性は必要ですが。


クリアした後に「永劫の回廊」というオマケモードで遊べます。これは流行りの自動生成ダンジョン(^^;で、ひたすらしもべ集めをするというモードです。本編には約50種類のしもべが出現しますが、ここでは約150種類のしもべが出てくるそうです。(--; 一応封印したしもべの種類の数は表示されますが、何を封印したかまでは表示されないので、「えーと、さっきお会いしましたっけ?」なんて状態によくなります。(^^;

つまらなくはないんですが、全く目的がない(終わり無し。永久ループ)のが、ちと拷問です。(--;
ここでたまに「しもべの皮」というアイテムが手に入ります。これはいろいろ種類があって、例えば「パルージャの皮」を合成の時に混ぜると…、
「わーい、うちのどらごんが、ぱんださんガラになったよー」
うわああああああん。(T^T)

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