多人数プレイ推奨

ワールド・ネバーランド
〜オルルド王国物語〜

*^-^* よくできています
ジャンルシミュレーション
発売月97/10
発売元リバーヒルソフト
定価5,800円
メディアCDケース 1枚
The Best版有り
クリア
1プレイ時間---
難易度 ★★☆☆☆
マルチエンデイングYes
音声ナレーション有り
メッセージ速度飛ばせる
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架空の世界・オルルド王国で生活するという、ファンタジー生活シミュレーション。
既存のゲームで一番近いのを探すと、アートディンクの「ルナティックドーン」シリーズと思われます。ただし、「ルナティック…」のテーマが「冒険」であるのに対し、「ワールド・ネバーランド」(以降ワーネバ)のテーマはあくまで「生活」なのです。

ゲームは、まずプレイヤーキャラが、オルルド王国に移住するところからスタートします。一応最初に王様の執事が、簡単に国について説明してくれるのですが、これが簡単すぎてよくわかりません。(^^; オンラインヘルプの充実ぶりは、他のゲームを凌駕していますが、これでもよくわからなかったりします。(^^;;
つまり、知らないところへ来て、右も左も全くわからない状態でスタートというのが、プレイヤーとプレイヤーキャラの一体感をよくも悪くも高めています。こうしてプレイヤーキャラにシンクロしてゲームを始めるのが、ワーネバを楽しむ第一歩です。

画面は、画面端から出ようとすると次の画面に切り替わる「ゼルダ」調で、そこへミニキャラがわんさか出てくるという感じです。 (すごい時は1画面に30人くらい集まる時もあります)
しかもプレイヤーキャラを含めた総てのキャラクターは、頭の上に「名札」がついているので、同じグラフィックでもちゃんと見分けられるのがナイスです。
プレイヤーキャラが他のNPCに話し掛ける(「積極的」なNPCは話し掛けてくる事も)と、プレイヤーキャラとNPCの顔グラフィック(何と男女で240種類の顔がある。しかも年齢に応じてさらに各4種類の顔グラフィックがある!)等が表示される「会話ウィンドウ」に切り替わります。
このゲームのさりげなくすごいところは、これらをすべてゲーム立ち上げ時の一回のロードで読み込んでいることです。ゲームの性質上、いろんな人に話し掛けまくったり、王国中を駆けずり回る事が多く、プレイ中にストレスを感じさせないために、このような仕様にしたそうです。その分、色数等は犠牲になっていますが、この快適さは(それゆえプレイ中は感じない)評価されてもいいのではないでしょうか。

一度ワーネバの住人になってしまえば、後はいろいろな人生を送る事が出来ます。食事や睡眠の概念や、老衰以外の死もないので、年に一度のギルドの新年会に出席(強制)すれば、後は真面目に暮らしても、遊んで暮らしてもOKです。
最強の格闘家を目指すも良し、一生町角で遊んで過ごすも良し、恋人をたくさんつくるのも良し、畑を耕しまくっても良し、結婚した後、不倫するのも良しだったりします。それ以外にも、オルルド王国の歴史の謎にせまるという普通のゲームっぽい遊び方もできます。

確かに、目に見える目的が無い事や、1年30日で寿命が30年ほど(子供がいれば、プレイヤーキャラの引継ぎは可能)の世界が嫌だ、という人もいます。万人向けのゲームでは決してありません。どうしても肌に合わない人も多いでしょう。
ですが、画面やシステムのシンプルさゆえに想像力が働くという、かの「ウィザードリィ」を彷彿とするような良質なゲームなのです。

  • 恋人の危篤を人から聞いて知ったが、まだ移住したばかりで彼女の家がわからず、探し回っているうちに彼女は亡くなってしまった。
  • 2人目の子供の出産中に、夫がいきなり家から出ていって、生まれてしばらくたった後、馬券(みたいなもの)を買って帰ってきた。
  • 二股をかけていたら、その2人は兄弟だった。
  • 試合に夫や子供が応援に来てくれた。友達だと思っていたのに、敵の応援をしている奴がいた。
  • デート中にいきなり「用事ができた」といって去っていった彼の後をつけてみたら、彼の兄の結婚式だった。
  • 夫が私に比べて弱すぎるので、スパーリングをして強くしてやった。
等々の事件?がゲーム中に起こったりします。これらをデジタルなイベントとしてとらえるか、ゲーム中のもう一人の私が体験した物語ととらえるかで、このゲームの評価は大きく変わってきます。
自分は後者だと思う方は、是非一度ワーネバ世界を体験してみて欲しい、と思います。

それともう一つ、ワーネバを始める時は、友達何人かと一緒に始める事をおすすめします。というのは、このゲームは各プレイヤーの国に余裕があれば(セーブ画面でわかる)、自分のキャラクターをその国にNPCとして移住させる事ができるからです。これが結構盛り上がります。プレイヤーキャラに自分のあだ名等を付けておくと、その移住キャラが他のプレイヤーの国を歩いていたりするのを見るだけでも楽しかったりします。
他にも「オレの彼女、なんか二股かけてるくさいんだよなー」とか、「うちの旦那、ちっとも修行も仕事もしないで、馬券ばっかり買っているのよ」とか、「近所のガキがつきまっとって、うるさいんだよ〜」とかのワーネバ世間話も楽しいです。はたから聞くと、とんでもない会話に聞こえるのが難点ですが。(^^;

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