添乗員ウラ話

ツアーでお世話になるのが添乗員さん(ツアコン)ですね。特に海外旅行となると
添乗員がいないと不安になります。本当に頼もしい存在です。
世界各地に行けるので、羨ましいと思われる添乗員も、実は大変きつい仕事なのです。
そこで私が、ツアーでの体験より、添乗員の仕事がどんなものか、また何人かの
添乗員の友達から聞いた話など、海外旅行での添乗員のウラ話をお送りします。

出発まで
ツアーでお世話になるのが添乗員。海外旅行では特にお世話になります。
集合場所には、参加者を待っている添乗員さんの姿が見られます。
明るい声で出迎え、楽しい旅行が始まっていきます。
最近は早朝集合が多いため、添乗員さんも一苦労なのです。
この前のイタリア9日間の集合時間は午前6時10分。添乗員さんはその30分前に
準備をしないといけませんので、5時40分には集合場所にいるということになります。
早起きも大変ですが、それ以上に大変なのが、旅行地の資料集め。
あれだけスムーズに説明できるのも、こうした地道な資料集めによるものなのです。
それでも時間がないときは・・・、行きの飛行機の中でやっているのです。
その大変さを知っているので、移動中のバスでの説明は聞くようにしています。
ほかの人は寝てるようですが・・・。

現地到着後
目的地に到着して、最初に行う仕事は参加者の安全です。日本ならば治安はいいですけど
外国ともなると、置き引き、スリは日常茶飯事。空港には拳銃を持った警官もいるほどなのです。
やはり1人の添乗員に約20人の参加者では、カバーしきれない部分もあります。
そのため、出発前や到着した後の安全な場所(観光バスなど)で、お願いをするわけです。
添乗員さんによると、ここで自分の安全のことについて、「自分には関係ない」と言う人ほど、
何かに巻き込まれるそうです。やはり何かしらの事故に巻き込まれると、楽しかった旅行も
一転して、嫌なものになってしまいます。とにかく、現地に到着したら添乗員さんの言うことが
一番だということを認識しない参加者は、参加する資格はない!
と私は思います。

観光中
観光中は約20人の参加者をまとめながら、観光するわけですが、ヨーロッパでは
添乗員さんが観光地で説明を行うことは滅多にありません。それは、現地の日本人ガイドが
いるからなのですが、それだけじゃ、「普通だよ」と思われる方は多いはず。でも、もう一人
現地の観光ライセンスを持っている人がいます。主要な観光地には必ずいますが、
何をしているのかというと、前に行ったり後ろに行ったり、また観光のお手伝いをしたり。
傍目から見ると、「居ても居なくてもいいのでは?」と思われます。実はこの人がいないと
時間どおりに観光も出来ないのです。最悪、観光ガイドがいないと、警察につかまる
こともあるのです。結局ツアー20人の集団を、現地ガイドと日本人ガイドが前に、
添乗員さんが後ろに、というように3人体制で安全を確保しています。
実はこのときも、添乗員さんは次の観光地までの時間の余裕や、参加者の管理を
しているのです。私は、カメラを持って集団の一番後ろを行くことが多いのですが、
やはり後ろにいると、全体が見えるため、全員の行動が把握できるです。前にいると
「誰かが迷った」とか、「誰かがついてきていない」などというトラブルがあるのです。

ホテルにて
1日の観光が終わり、無事にホテルへ。ここでも添乗員さんは気が抜けません。
ホテルも置き引きなどが多いところだからです。添乗員さんも、ホテルのチェックインの
ときに、ちょっと横に置いておいたバッグがなかった、ということがあるそうです。
もちろん帰りのチケットやパスポートは、別のところに入れているそうですが・・・。
もし荷物を手から離すときは、足の間に挟むようにして置くようにし、貴重品は
なるべく身に付けておくのが一番だそうです。
これはガイドブックに載っていることと
同じことですが、旅行気分で浮かれているために、ついスキが出来てしまいがちに
なってしまいます。私の場合、旅行を重ねていくうちに、スキを作らないように
なってきました。ホテルの部屋でも常に注意しています。実は以前、深夜に
外国の観光客が鍵を開けて入ってきたときがありました。それから寝るときは、
トランクケースをドアのところに置いて、開けたら音が出るようにしています。

ホテルに到着して解散すると、添乗員さんの仕事は終わり!ではないのです。
まずは参加者の部屋の不備やトラブルの対処、例えば、シャワーの水が出ないとか、
冷暖房が利かない、また自分のトランクが来ていないなどです。これらの対処に
約1時間ほど。そして1日のレポート作成、明日の行程の準備などをやっていくと
寝るのは深夜の1時過ぎ。チェックインが遅くなると、寝る時間も遅くなります。
翌日は朝の7時〜8時に出発するため、添乗中の睡眠時間は4〜5時間だそうです。
確かに、旅行の最後のほうは、お疲れモードになってるし・・・。

その他
添乗員さんは何でもしてくれる人だ!と思い込んでいる人がいるはず。
やはりツアーでも、そんなお客もいるそうですが、大変だそうですよ。
私の場合、ツアーの行程以外では自分の足で探すようにしているのです。
それは、添乗員さんの負担を軽くするために。もちろん旅行前に調査はします。
現地でも危ない場所や、おすすめポイントを調査して出かけますが、
迷惑をかけないように。基本は迷惑をかけないことですね

そして添乗員さんにも手違いや、ミスはあるものです。例えば、時間どおりに
行程が進まなかったり、お客さんを忘れたり・・・。私はそんなことで愚痴は言いません。
理由は・・・、旅行前や旅行中にいろんなお世話をしているからです。
逆にそういうことがあると、旅のいい思い出としています。

添乗員を困らせないために
楽しい旅行にするために、これだけは守って欲しいということで、
1.自分だけは・・・、という考えを持たない
2.人の話を十分に聞く           
3.身の回りの物の管理は自分で行う  
これさえ守れば、旅行が楽しく安全になるでしょう。

ライン

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