師範 谷内朧盟のページ


平成25年


【平成25年5月3日】
故中井猛先生を偲ぶ会

中井先生のご冥福をお祈りします。
中井猛先生は仙台に胡弓を教えに来られておりました。また、仙台の演奏会では解説で登場することがしばしばあり、先生の解説を聞きたくて随分足を運びました。中井先生とは何度となく食事をご一緒させていただきました。あるとき私が胡弓の写真を見て三弦の棹を短く切って作った胡弓もどきを弾いていただいた事があります。「音が出るね」たった一言ではありましたが、天の声のように聞こえたところでした。まだ74歳と伺っており残念でなりません。
5月3日は渡辺悦子先生、熊法子先生、在仙の邦楽の仲間たちと、黒髪、深夜の月を演奏して中井先生を偲びました。
 



平成17年


【平成17年10月9日】
仙台三曲協会定期演奏会

今回は第50回の記念演奏会です。
東京からゲストに「山登松和 鈴木厚一 大間隆之 善養寺恵介」の4人の先生方にお出でいただきました。
山登松和 大間隆之のお二方の先生には一度「根引きの松」を合奏させていただいたことがありました。鈴木厚一
善養寺恵介のお二方の先生はお名前は存じていたものの今回が初対面となりました。
前日の来仙でリハーサル後に夕食をご一緒させていただき大変貴重なお話しなどいただきました。
当日の演奏は「初音曲」「岡康砧」「霧海箎」「小督曲」最後に在仙三曲協会役員との合同演奏で「八千代獅子」を演奏されました。仙台で男性の演奏家だけの演奏というのは今までありませんでしたから、会員一同感激したというのが正直のところでしょう。唄は重厚であり筝三絃の響きは繊細な音の中に躍動するものが伝わってくる演奏でした。
 仙台では久しぶりに「山田流筝曲家」の名演奏を聴くことができました。

 


【平成17年10月2日】
日本三曲協会定期演奏会

「瀧落の曲」
演奏会場が国立劇場小ホールになってから2回目でしょうか。今回は出番まで余裕があったので地下鉄移動となりました。しかし、最寄の駅がどこだったか思い出せません。地下鉄の駅名を見ながら平河町や麹町界隈だった記憶をたどり半蔵門あたりかと思案のあげく半蔵門で降りる。最高裁判所、国立劇場の案内標識がありほっと一安心。どうにかたどりつきました。
 この曲は何度となく演奏会で演奏していましたが、最近演奏した記憶がありません。稽古でもお弟子に教えたのはここしばらくないのを会場に着いてから思い出しました。楽譜は数日前に送られてきましたが、まだ一度も練習しておりません。控室で音だしついでに楽譜に目をとおしたら、思い出しました。ひとまず安心。
 出演者の顔ぶれはいつもと同じ。いつもと同じ雰囲気。いつもと同じ呼吸。東京の定期演奏会に来ているのはおそらくこの「気」を体から思い出させるためなのかも知れません。

【平成17年7月16日】

三曲合奏の集い

 都山流尺八 安藤敬山さんが主催したもので、ゲストに富田清邦師、遠藤千晶師を迎えての
 二泊三日の充実した合奏会でした。
 尺八は都山流、琴古流合わせて20名が参加。
 個人では「磯千鳥」「四季の眺」の二曲を合奏。合同曲は「六段」「八千代獅子」「秋の言葉」「若菜」
 「青柳」を合奏。
 ひさしぶりに1日中尺八を吹いたという感じで二日目の後半は音がバリバリと出てくるようになりました。
 やはり、普段の練習不足が実証されたようです。
 富田清邦師の調弦は「ロ」をくださいとかないんですね。周りでブーブー出している音を拾って合わせてしま
 う。それでいて尺八の出やすいところできちっと調弦されるのであります。私の知っている昔のおばあちゃん
 先生たちはみんなそうでした。
 久しぶりに昔風の調弦で合奏ができました。
  「くせのある四郎管」とよくいわれますけど、気持ちよく音が出てきました。私は三曲合奏における音の
 とり方が今と昔では違ってきていると思うわけであります。チューナーなんか使って調弦してはいけないの
 です。目で調弦はできません。調弦は耳でするものです。と生意気にも結論を出してみました。

【平成17年7月11日】

NHK-FM 邦楽のひととき
 
 「四季の調」
 6月27日に録音したものを放送されました。
 山田流今井派の村上千寿井先生、山本萬寿井さんとの合奏です。
 本業の合間をぬっての録音は厳しいものがあります。
 五郎先生もずいぶん放送されていましたが、条件は同じように忙しい中
 で演奏されていたわけですから、五郎先生はじめプロの先生方の演奏は
 すごいものだとつくづく思いました。
 未熟な私ですが肩の力を抜いて吹く尺八をもっと心がけなければと反省。
 

【平成17年5月28日】

第42回 生田流 筝曲演奏会

 「石橋」
 筝2名、三絃24名、尺八7名での演奏でした。
 最近、三絃は津軽ばやりで増えているようですが、三曲界の三絃は増えているのでしょうか。
 確かに、三絃を弾かれるかたは多いのですが、演奏会で舞台に上がる方々はそんなに多くないように思われます。
 それだけ難しい楽器なのかも知れません。
 そういった意味では、24名の合奏というのは見事であります。
 


【平成17年5月21日】

第68回 三曲名流大会
 本局「秋田菅垣」


【平成17年5月1日】

第36回 琴古流協会定期演奏会
 本曲「鹿の遠音」三重奏

【平成17年4月9日】

第5回 筝・三絃・尺八演奏会
 
今年もかなり入場者がありました。演奏会も広報が必要と考えます。演奏会のできる施設にチラシを配布したり、学校関係はツテをたよりに、また、以前の演奏会でご芳名を記帳していただいた方には案内状をとさまざまな方法を行っています。こうしてみると、スタッフが多くないとできないのがはっきりわかります。
 さて、今回は合同曲「都の春」をすこしだけ指導させていただきました。何しろ、山田流の方に混じって生田流の方が
筝を演奏することになるので調整をしなければなりません。山田流といっても派によって多少唄が違ったり、延び加減が違ったりしますので、「私はこう習った」という人の意見を聞いていては合奏になりません。そこで、私の頭の中の「都の春」に合わせていただきました。都山流と琴古流の尺八も一緒なので4種類(筝、三絃、都山譜、琴古譜)を並べての指導はこちらの勉強にもなりました。
 「山田流は唄である」というのを強く認識したのが今回の成果でしょうか。

平成17年4月3日】

第6回 杜のハーモニー

最近は完璧を求めないよう心がけております。音楽は楽しむもの。完璧な演奏を目指すと、音は出ないし、頭の中で 悶々と考えるので演奏終了後上手く演奏できなかったことのみが残り、楽しくありません。そういった意味では、今回、これまでの演奏とは一味変化した気がします。

 「桜の宿」「都の春」を演奏。

平成17年2月13日】

ンジャロの会
 若手演奏会実行委員会OB有志による三曲合奏研究会を開催。尺八の修正もほぼ満足いく結果となり、思い切り吹かしていただきました。

平成17年2月6日】

第12回竹玄会 三曲合奏研究会


 1月16日の会で尺八にカビらしきものが付いているのが気にかかり、尺八をきれいにしたら音がおかしくなってしまいました。1月24日にちょっと補正。どうもしっくりいかないままの合奏と相成りました。力を抜いた分「レ」の音が高くなってしまったのと、「ヒ」の音が抜けなかったのが不満であります。しばらく様子を見ることにしました。

成17年1月23日】

遠藤操馨社中 おひき初め会



     「若菜」


  【平成17年1月16日】

  竹盟社 第一回合奏研究会

      新宿区原町 法身寺


 
(写真提供:高橋史盟氏)

 藤井千代賀師社中の協力を得て開催。

「嵯峨の秋」「七福神」を合奏させていただきました。

 竹生島など山田流の曲数曲がありましたが、久しぶりに惚れ惚れとする山田流の唄を聞かせていただきました。

平成16年


【平成16年12月18日】

三曲研究会

仙台市太白区長町 「いとう会館」


  二宮貴久輔師、渡辺悦子師、熊法子師、宮島清宣師の指導の合奏研究会に参加。

 「吼噦](コンクワイ)」「ままの川」

 「吼噦](コンクワイ)」はなかなか難しいですね。山田流とは何回か合奏したことがありますが、
  生田流とは初めて

  曲の寸法が違うのと、南無阿弥陀仏の手事があります。南無阿弥陀仏の手事を吹いたのは

  15年ぶりくらいになります。



【平成16年11月1日】

明治神宮秋の大祭

 「四方の海」「下葉の曲」

 外の舞台での演奏でした。風がぴゅー、楽譜がぱらぱらと飛び散るなかでの演奏となりました。


【平成16年10月10日】

仙台三曲協会定期演奏会 

仙台市民会館大ホール

  「六段の調」「盤渉調」「松竹梅」「昭和松竹梅」

  岩手県紫波町の桜田普盟さんも久方ぶりに参加されました。


【平成16年10月3日】

日本三曲協会定期演奏会

国立劇場小劇場

 「雲井獅子」

 私はこの国立劇場とどうも相性があいません。稽古のときの半分の力も出せなくなってしまういやな会場で す。しかし、今回は今までの分もまとめて、これでもかと演奏してまいりました。


【平成16年9月25日】

琴古之会

 「曙菅垣」「雲井獅子」「秋風の曲」

  秋風は2尺1寸で渡辺松逢先生との合奏でした。


【平成16年8月29日】

吹禅乃会

富や蔵(郡山市)

  「一閑流 虚空替手」いつもながら、耳のよいかたがたが全国から集結、今年も刃がたちませんでした。  肩に力が入りすぎるのが欠点ですね。

平成16年5月22日】
国風音楽奨励会定期演奏会
電力ホール

  「飛鳥の夢」


【平成16年5月15日】

三曲名流大会

東京文化会館(上野)

 「三谷菅垣」いつものメンバーによる演奏でした。


【平成16年5月2日】

琴古流協会定期演奏会 

 北とぴあ

 竹盟社「巣鶴鈴慕」三重奏

 ここしばらく琴古流協会や日本三曲の演奏会では竹盟社では演奏していなかった曲です。

 山口五郎先生から本曲を教えていただいたのは昭和54年でした。「虚空鈴慕」「鹿の遠音」「巣鶴鈴慕」と 結構難しい曲から教えていただきました。私が「鹿の遠音」「巣鶴鈴慕」を演奏したのは仙台支部発足記念 演奏会で五郎先生と二重奏をさせていただいたのが最初です。本曲を吹き始めてから25年も経ってしまい ました。これから先、本曲を何回か演奏会で吹くことになるかもしれませんが、そんなに多くは吹けないの は確実なので「巣鶴鈴慕」に限らず、本曲を大事に吹いていきたいと思う所存です。


【平成16年3月20日】

民話と尺八の夕べ

 「雲井獅子」「巣鶴鈴慕」

 仙台市市民図書館が企画したもので図書館閉館後に市民70名を集め民話の語りと尺八の演奏をするというちょっと変わった会に出演させていただきました。

まず場所が図書館の中で音がでるか心配でした。何しろ、図書館は足音が響かないようにカーペットがひいてあります。また、周りにはたくさんの本棚が設置されておりどのように音が反射するのか検討もつきませんでした。結果は適度な残響があり、これまで体感したことがない演奏となりました。力を抜くと音が吸われ、ある程度の力を維持すると心地よい音が響くという状態です。これまで何度も舞台に上っておりますが一度も経験したことがない残響です。会場での音の反射が演奏をより良く後押ししてくれたように思います。


【平成16年2月1日】

第11回竹玄会「三曲勉強会」

 「雪」「さむしろ」

 二宮貴久輔先生と「雪」を演奏させていただきました。当初、尺八だけの演奏で先生は唄のみとのお話がありましたが、「雪」は全くはじめての演奏なので三絃を入れていただきました。

 「さむしろ」は尺八演奏者が風邪のためピンチヒッターでした。こちらも演奏ははじめての曲でした。前日の下合わせで1回のみで舞台に登ってしまいました。「さむしろ」のお相手は(三絃)二宮貴久輔先生、(筝)志田昌子先生でした。

 反省会では「雪」より「さむしろ」のほうが良かったとの評をいただきました。


【平成16年1月17日】

遠藤社中「筝曲おひき初め会」

「稚児桜」「今小町」

平成15年


【平成15年12月20日】

三曲勉強会

「近江八景」「夕顔」「若菜」

【平成15年12月7日】

第5回杜のハーモニー

山田流上原派杜の会主催

「六段の調」「曙六段」「八段の調」「ほととぎす」「秋風の曲」「相生の曲(替手として六段を2尺1寸管で演奏)」

相生の曲と六段を合奏するときは通常一尺六寸管で演奏するようですが、音が派手になるので2尺3寸管(A管)で

曙六段を演奏すれば落ち着いた演奏になるのではないかと考え挑戦しましたが、不慣れなA管のせいか四段から指が動かなくなりました。仕方ないので楽譜を二尺一寸用に書き換えて合奏させていただきました。


【平成15年11月16日】

仙台宮城会演奏会

戦災復興記念会館記念ホール

 「園の秋」「越天楽変奏曲」

【平成15年10月26日】

渡辺松逢 地唄筝曲演奏会

長井市置賜生涯学習プラザ「舞と音楽のホール」

 「夕顔」「竹生島」

 中井猛先生、河西誠一郎先生、河西敦子先生とご一緒させていただきました。


【平成15年10月13日】

仙台三曲協会定期演奏会

 「六段の調べ」「臼の声」「楓の花」「瀧落の曲」

【平成15年10月12日】

第一回みちのく邦楽の集い「絃と竹の会」

福島県文化センター小ホール

 「巣鶴鈴慕」


【平成15年9月27日】

竹盟社勉強会

日刊工業ホール

 仙台支部「ままの川」

 朧盟「根引きの松」山登松和先生ほか



【平成15年9月20日】

日本三曲協会定期演奏会

日刊工業ホール

 「転菅垣」

【平成15年7月20日】

三曲勉強交流会

山形県黒沢温泉

山形県山形市在住の安藤敬山氏主催による三曲勉強交流会が開催されました。

糸方は河西誠一郎、敦子夫妻。二宮貴久輔、熊典子、渡辺悦子、大井登美、志田昌子師(順不同)により23曲を演奏。

琴古流尺八、都山流尺八の奏者が山形県黒沢温泉に集い勉強交流会を行いました。小生は「ままの川」を演奏。

2泊3日の交流会は安藤敬山師の絶妙なる企画により山形市、米沢市、仙台市、福島市、郡山市、会津若松市、東京都、大阪府、福岡市、長野県より参集したる筝曲家や尺八家により実施。

小生、参加して得たものは、これまでの一尺八寸管だけでなく、一尺九寸管の演奏形態も必要であることを感じ、また、「ゆき」などの比較的短い曲でも表現如何によっては演奏会に向いていることなど新たな課題を認識しました。

私を含め竹盟社から3名参加。


【平成15年5月24日】

国風音楽奨励会定期演奏会

仙台市 電力ホール

片岡良和作曲「花篝」に演奏参加

一尺八寸では無理がある曲でロの大メリがあり、これが重要な位置をしめるため途中で二尺管に持ち替えました。

現代曲は音が命。運指が問題ではなく曲の中で占める音の重要性の認識を判断するところが大変難しいと思いました。


【平成15年4月13日】

琴古流協会定期演奏会 

日刊工業ホール

琴古流尺八本曲「鹿の遠音」を竹盟社19名で演奏。

本番、上出来でした。

二日間連続での演奏会となりました。師が亡くなったことにより、自分たちの姿を素直に見つめることができたのだと思います。自分たちが何をすればよいのか判ってきたように思います。「一音成仏」大人数での演奏であっても一つ一つの音を大事に吹いています。


【平成15年4月12日】

三曲名流大会 東京文化会館(上野)

琴古流尺八本曲「曙菅垣」を竹盟社57名で演奏。

本番、上出来でした。


【平成15年4月6日】

第3回箏・三絃・尺八演奏会

 戦災復興記念館記念ホール

今年も裏方です。270名定員のホールに286人の入場でした。第2回に続き満員御礼。前回立ち見だった方は早くからお越しのようでした。

若い人の演奏というのはパワーがあっていいですね。聴いているだけで元気になってきます。


【平成15年2月22日】

松逢会「春季温習会」

山形県長井市 松竹会館

山形県長井市の渡部松逢先生の主催される松逢会「春季温習会」(松竹会館)で6曲吹かせていただきました。「六段の調」「竹生島」「八千代獅子」「越後獅子」「四季の調」「夕顔」旅館で演奏するのは久しぶりでした。15年くらい前までは旅館の大広間というのが普通で尺八の音が妙に良く聞こえるので好きです。ホールはお客の入りで音が吸われるのでつい力んで吹いてしまいます。座敷はおそらく天井の板が音を絶妙に反射するので吹きやすいのだと思います。


【平成15年2月2日】

第10回竹玄会「三曲勉強会」

戦災復興記念会館記念ホール

いわき市の市井瑞子先生(三絃)と二本松市の高橋名美憲先生(箏)で「四季の眺」

を合奏させていただきました。本番前の下合わせ呼吸を合わせる。難しいですね。


【平成15年1月19日】

遠藤操馨先生社中おひき初め会

「松づくし」「五段の調」

藤永検校作曲の「松づくし」と松島検校作曲の「松づくし」と区別するため「新松づくし」として楽譜があるのだろうと勝手に思い込み藤永検校の「新松づくし」を一生懸命に(久しぶりに)練習しておりました。何しろ下合わせは1回だけですので。下合わせ当日歌は同じなのに音が違うのです。藤永検校が「松づくし」を二つ作っていたのであります。かくして箏の楽譜をお借りして作譜させていただきました。

平成14年


【平成14年12月21日】

三曲研究会

「野遊び」「八重衣」

「野遊び」は初見での演奏。さすがに行間違いやら音間違いを何回かやらかしました。反省。

「八重衣」久しぶりの演奏でした。仕事が忙しく、ろくすっぽ練習もしないでの演奏は大変きびしいものがありますが、合奏しながら曲を思い出すことができたのは、二宮貴久輔、熊法子両先生のお蔭です。ありがとうございました。


【平成14年11月24日】

山田流上原派杜の会主催

「杜のハーモニー」

 「六段の調べ」「楽しき日曜日」「須磨の嵐」「万歳」を演奏


【平成14年11月9日】

竹盟社仙台支部合宿(私を入れ8名)

福島県土湯温泉「ホテル山水荘」


  課題曲 「吾妻の曲」を2日間にわたり練習しました。


【平成14年10月13日】

仙台三曲協会定期演奏会

「六段の調べ」「御代万才」「雲井獅子」「八千代獅子」を演奏

演奏会終了後の尺八談議は楽しいですね。特にお酒がおいしい。



【平成14年9月22日】

日本三曲協会定期演奏会

日刊工業ホール

  「吾妻の曲」を演奏。

  二尺管と八寸管との大合奏でした。


【平成14年8月11日】

ひょんなことから宮城県南部の山村の小学生に蕎麦打ちと尺八演奏の実演をすることになりました。

午後2時から蕎麦打ちの説明を行い実演。子供たちにも二八蕎麦を打ってもらい自分たちで蕎麦きじを包丁できり茹でて盛り付けして食べました。ぶつぶつ切れたのや、太いのやらをおいしそうに食べました。結局、蕎麦やうどん、パスタなんかは自分で作れますよということをお話してきました。道具はあったほうが便利ですが、なくとも代用品で十分作れるということをわかってもらえたと思います。

さて、尺八は本曲「巣鶴鈴慕」をまず一曲。続いて、1週間前に製作したアルミパイプ尺八を演奏。曲は「こおろぎ」。滝澤慶盟さんのホームページにビニール管尺八の作り方があったのを参考にビニール管尺八を5本ほど製作。子供たちにプレゼントしてきました。子供たちは大喜び。


【平成14年7月17日】

NHK-BS2

「熱血ふるさと対抗千人の力コンテスト」

テーマは「七夕オーケストラ」

高校生が竹で手づくりの楽器を使って「たなばたさま」を演奏するというのが主題でした。高校生の演奏だけでは不安があるので尺八の音を入れてサポートしてもらいたい旨の電話が飛び込んできたのは7月はじめ。大した事はないと引き受けました。ところがどっこい、打合せのFAXを見てちょっとびっくり。<尺八ソロ、合奏、和太鼓演奏、竹太鼓と尺八の演奏、大合奏>という形式。7月10日合同練習があり、企画書どおり「見上げてごらん夜の星を」「たなばたさま」をとりあえず演奏。この時点で音楽として成立しない状態。電子オルガンのAの音が440ヘルツ、手作りの楽器がこれよりさらに低く、お囃子の横笛が低いか高いかわからないが音が合わない。ぐちゃぐちゃな音の中で、また、めちゃめちゃなリズムの中で演奏することになってしまった。日本の音楽教育がいかにお粗末か思い知らされた。それでも、和太鼓はかなり訓練されておりちょっと安心しました。

オーケストラとは名ばかりで演奏時間が全体で5分程度。この中で、<尺八ソロ、合奏、和太鼓演奏、竹太鼓と尺八の演奏、大合奏>を展開演奏するとのこと。そうでなくてもチグハグな構成なのにディレクターは何を考えているのか。電話で何回か打合せをしました。その結果、「見上げてごらん夜の星を」カットさせてもらうことに成功。

「たなばたさま」という曲は下總晥一(しもーさかんいち)という東京芸術大学の音楽部長を勤めた先生の作曲でわが国の初等音楽教育用の曲であり短い曲ではありますが重みがある曲です。一方、「見上げてごらん夜の星を」はいい曲ではありますがその良さを表現するにはかなりのフレーズを演奏しなければなりません。また、変ホ長調からヘ長調への移行は、転調などにより可能と考えましたが、「見上げてごらん夜の星を」が4小節しかなく、さらにその後の展開は小鳥のさえずりなどの効果音なので「たなばたさま」に移ることができません。したがって、カットさせてもらうことにしました。

竹太鼓と尺八の演奏は曲を任せてもらったので、迷わず「巣鶴鈴慕」。尺八と打楽器が合奏となれば掛け合いでできる。ところが時間が長いとのことで、さわりのサの部分で終わってしまいました。コロコロ4回と玉音(タマネ)1回で終わってしまいました。

大合奏では最後の2小節だけ和音を入れ締めくくりました。蒸し暑い体育館の中で紋付袴着用4時間缶詰状態でコロコロばかりやっていたら指が動かなくなりました。録音のOKがでたのは午後4時50分ごろでした。

結果的には何回か練習をしているうちに高校生の音もまとまり、また、リズムも格段に良くなりました。放送はNHK-BS2で8月25日午後7時30分からです。


【平成14年7月7日】

吹禅乃会主催「第9回尺八本曲演奏会」

福島県郡山市で今年も尺八吹禅乃会主催「第9回尺八本曲演奏会」に参加。「九州鈴慕」を演奏。

聴衆は少ないものの耳だけは絶対に自信のある面々が集まるものですから、演奏会場の雰囲気は異様なものがあります。この演奏会は普段経験できない極度の緊張があります。それが良くて3回目の参加となりました。


【平成14年5月25日】

国風音楽奨励会主催「生田流筝曲演奏会」

電力ホール

吉崎克彦作曲「花鳥風月」に参加。

筝・尺八合わせて36名の演奏となると呼吸が問題ですが、国風音楽奨励会の皆さんとの合奏は新年会と5月の定期演奏会の年2回あり、これが20年以上続いていますので、呼吸については問題がありません。とはいうものの、メンバーが少しずつ変わっているのも事実です。今回は若い人がいつもより幾分多かったので演奏に若かさがでていてよかったと思います。

選曲は難しいと思います。若い人は若さを発揮できる曲を。年齢の多い方はその年代の味を出せるような曲を選ばれると良いのかと思います。最近いろいろな演奏会を聞きに行きますと新曲で春の息吹を感じさせるような曲を60代の方が演奏いていたりしております。三曲人口が伸び悩んでいるのも一つの原因なのか、曲の難易度で選曲されているように思われます。こういった事は三曲低迷の原因にもなると考えます。会の主催者や、指導者は選曲をする際こういったことにも注意をはらわなければいけないと思います。


【平成14年4月27日】

上野の東京文化会館

三曲名流大会

「鳳将雛」

出来栄えは90点位でしょうか。出演者全員が集まるのは演奏会当日のみで、1回から2回程度の下あわせで舞台に載ります。年に数回の演奏会ですが、息が合っている。手法が同じなどなどを確認して師匠亡きあとのチェックを行っています。

出番が遅かったので、反省会もせずに仙台に帰ってきたのが残念でした。


【平成14年3月10日】

仙台三曲協会主催「第2回 筝・三絃・尺八演奏会」

戦災復興記念館記念ホール

この演奏会に私は出演しませんでしたが、実行委員として参加しておりますので報告をします。仙台市戦災復興記念会館記念ホールで14:00開演。ホール席数270名。満席一時立ち見がでました。一時300名くらい入ったと思います。

この演奏会は秋の定期演奏会とは別に自分ではリサイタルをしたことがないといったような若手演奏家に演奏の機会を与え、演奏会の楽しさを味わってもらうのが当初の目的でした。しかし、第1回目は演奏会の趣旨が十分会員に伝わらなかったことから、三絃を演奏する人がいなかったり、尺八も50歳代の会員などとなってしまいました。

今回は、募集要項の周知をきちっとできたので三絃の演奏もできました。若い会員が積極的に参加してくれまして演奏会の内容は格段に飛躍しました。もっとも、実行委員の一部も演奏に加わりましたので、裏方はてんやわんやの状態。実行委員は13名でそのうち6名が出演しました。

当日初めて聞く曲の緞帳合図には筝の楽譜を借り「一と二と、三と四と」「一トントン二トントン・・・」と拍子を数えながら行いました。昔、筝を習っていて良かったとつくづく思いました。

舞台設定では前回「変化がなくつまらない」とのご指摘があり、また、演奏者側からも毛氈をはずして演奏したいなどの意見もあったことから、毛氈を敷いたり、とったりと短時間で行うことが要求されました。舞台裏では琴屋さんと2,3名の実行委員で手際よく行いました。

琴屋さんとは何十年の付き合いがあり、一人は私が尺八を手ほどきをした人であり、また、もう一人は我が家で琴を習っていた人もいたということで普段になく動きがスムーズでした。私自身小さいころは琴屋さんと一緒に演奏会での舞台への筝の出し入れを何年とお手伝いしてきた経験がありますのでこれもまた今回少しは役立ったのかと省みております。

自分が演奏会など舞台にのるのは年に7,8回程度ですが、舞台にのる面白さも当然あります。しかし、裏方も結構面白いというのが感想です。前回より今回は汗だくになって動きました。気が付いたことは即行動。「表舞台と舞台裏」これは病み付きになるかも知れません。「表も裏も一体とならなければ良い演奏会はできない」というのが今回の成果かもしれません。

今回、演奏会の打ち上げは「演奏会の大成功を祝い」午前1時まで仲間と「酒酌み交わし」ました。おいしいお酒でした。


【平成14年3月2日】

 三曲研究会企画「筝・三絃・尺八演奏会」

楽楽楽ホール

賛助は、中井 猛先生、亀山香能先生、二宮貴久輔先生でした。

この三曲研究会は、仙台宮城会の渡辺悦子さんを中心に、遠くは九州、東京、青森、近県では福島、山形、地元宮城県の生田流、山田流、琴古流、都山流の演奏家が年1回集まり合奏研究をするものです。

 地方の演奏活動で特筆すべきは、同じ演奏曲の中で、生田流と山田流の方の演奏があったり、琴古流と都山流の演奏があったりすることです。東京では経験できない内容ではないかと思っております。

 今回の演奏会では、中井先生の解説つきで歌詞がまったく同じでありながら伝承された山田流「臼の声」と生田流「夏衣」や琴古流本曲と都山流本曲の比較、新曲の大きな流れ(古典を意識した作曲と古典を意識せずに作られた新しい作曲)の比較として「赤壁の賦」と「飛騨によせる三つのバラード」の演奏などが行われました。


【平成14年1月6日】

故山口五郎師 三回忌追善演奏会

国立劇場小ホール

山口五郎先生の追善演奏会が行われました。五郎先生がお付き合いをされていた先生方に賛助をいただき盛会に終わりました。

 さて、私は増渕任一朗先生と「赤壁の賦」を演奏させていただきました。国立劇場は何回か出演していますが、毎回、極度の緊張のため、のどがカラカラになり、今回は事前に十分水分を補給したのですが、やはりカラカラになってしまい、情けない音色で終わってしまいました。残念。また、機会があったら「赤壁の賦」を演奏したいと思います。


下の写真は竹盟社出演者総員による「曙菅垣」

平成13年


【平成13年11月25日】

山田流今井派の村上千寿井先生の演奏会で「御代万歳」に出演させていただきました。鳴り物入りで楽しく演奏させていただきました。それでも、東京の先生方との合奏である事、また、11月で気温も低くなったことから、相当のプレッシャーが気力、体力にかなりの影響を与えたようで、演奏後の満足感は存分に得ることができませんでした。修行不足です。反省。


【平成13年10月7日】

仙台三曲協会の定期演奏会がありました。竹盟社仙台支部とプロの郡川直樹さんと「千鳥の曲」を演奏予定でしたが、郡川さんが急病のため入院となりまして、竹盟社仙台支部会員のみの尺八演奏となりました。「千鳥の曲」は尺八としては初伝の曲となりますが、流派により微妙に間合いが異なり、また結構知れ渡っている曲でもあり、「アラ」が目立つ曲です。

 お弟子さんへの注意事項は曲中の音で二拍子の場合、二拍目筝はほとんどの場合「すくい爪」となるので、「すくいの音を聞き逃さないように」と指示したところでしたが、なかなか聞き取れなかったようです。


【平成13年9月16日】

日刊工業ホールで日本三曲協会定期演奏会がありました。9月11日アメリカ合衆国で同時多発テロ事件がありました。この影響で今回の演奏会に出演予定だったYさんが日本に帰って来ることができず、演奏者が一人少ない演奏となりました。Yさんはご無事だとの事、出演者一同気を落ち着けて演奏しました。演奏曲目は「秋田菅垣」でした。

【平成13年9月7日】

 東北大学で原子工学の研究のため留学していたフランス人モリガン君(自称:守岩)は、昨年から竹盟社仙台支部で尺八を学んでおりましたが、今月帰国するとの事で、送別会を行いました。「尺八では、本曲「下がり葉の曲」外曲「六段の調べ」新曲「三段の調べ」の三曲のレッスンで終わってしまいましたがフランスに戻ってからも尺八を続けたい」と話しておりました。「フランスにも竹盟社の支部ができるように頑張って」と励ましたところでした。

 彼に尺八の音出しを教えるときに使った道具はワインビンでした。甲音呂音の音色を出すことができます。ワインビンを使った音だしの息づかいが実際の尺八の音を出すときの息づかいとほぼ同じであることをある日気が付き、彼に実践してもらいました。尺八で音が出ないとか悩まれている方は是非お試しください。ビール瓶よりも音は出やすいと思います。


【平成13年7月19日】

東北大学で「外国人留学生等特別課程特別講義」が開催されました。演題は「日本の伝統音楽」で留学生を前に演奏してまいりました。演奏曲は「六段の調べ」「黒髪」「春の海」「鹿の遠音」、申込者は9名程度だったのですが、実際には10数名の受講でした。実は昨年もこの講義で演奏させていただきました。留学生に演奏を聞かせるだけではなく、楽器の歴史や、演奏された曲の紹介などを行ってきました。

参加された留学生の皆さんは大変熱心に演奏を聞かれ、また、実際に楽器を手にして筝や尺八の音を出すという体験をされました。中には積極的に習ってみたいという留学生の方もおりました。

留学生の方々の悩みは留学中の生活費の問題であります。物価が祖国と違う、変動が著しいなど、そういった中で筝を習う、尺八を習う、その他の日本文化を習うということは、不可能に近いものがあります。留学生を支援するため、いろいろな人たちが形を変え支援をしているようです。住居の提供を安価でされたり、リサイクル品の提供など。では、私には何ができるか?と考えたとき、尺八を教えてあげるくらいしかありません。

私は留学生に対してボランティア活動はある程度必要だと考えています。それは、留学生に少しでも多く日本を理解し帰国していっていただきたいと思うからであります。日本という国がこれから世界の中で生きて行くためには、日本を理解する人が多くいなければならないと考えます。日本=FUJIYAMA、GEISYA、SAMURAI、日本人=エコノミックアニマルという認識を捨て去ってもらわなければいけないのです。日本経済が低迷しているというのは実は日本を正しく理解してもらう努力をしていなかった反動からではないでしょうか。教科書問題についても何故、韓国が、何故中国が懸念を示すか。考えれば、きりがないのですが、日本をよい環境にし発展するというのは政治だけではできないと思います。われわれ国民一人一人が力まずに考え行動するしかないのではないでしょうか。


【平成13年7月15日】

「山田流上原派杜の会」主催
「第3回杜のハーモニー」

仙台市福祉プラザ

最近、きれいな音で組み立てられた新曲が主体となる演奏会が主流をしめ、古曲の合奏が少なくなっています。そんな中で約7割の曲が古曲でした。なぜ、古曲があまり演奏されないかといいますと、琴唄が難しいということと三絃が必要であることがその理由のようです。この演奏会では、積極的に次世代の演奏家を育てるための試みがプログラムされていたように感じられました。

誰でも最初は「失敗=恥じ」と考え音を小さくし自分が目立たないようにする傾向があります。尺八では音をかすかに出し、苦手なところは指だけ動かす。筝では爪を寝かせ糸を撫でるようにして演奏したりします。これは、練習不足からくる「不安」をかくすだけの方法でしかありません。「失敗=恥じ」ではなく「失敗=成功の源」という認識で、「失敗」を恐れない挑戦が必要であると思います。

今回の演奏会では古曲を筝1、三絃1、尺八1といった合奏形態で演奏されたのが何曲かありました。実はこういった演奏形態こそ大きな緊張感があり、自分をさらけ出し更なる発展を推し進める近道だと思います。これからも少人数制の合奏形態による古曲の演奏に挑戦していっていただきたいと思いました。


【平成13年6月17日

福島県郡山市で本曲吹禅之会主催「第八回尺八本曲演奏会」がありました。この演奏会は流派にとらわれることなく普化尺八の流れの古典本曲を中心に演奏するもので、地元福島県はもとより、宮城、山形、新潟、群馬、東京、神奈川の各県から尺八家が集まり約40曲の演奏が行われました。

錦風流(津軽)の曲が4曲あり、錦風流の奏法を知ることができ大きな収穫でした。演奏会終了後は懇親会、尺八談義は尽きることなく楽しい1日を過ごしました。

尺八は三曲合奏だけではありません。本曲の演奏もあるのです。