|
「おちまさとプロデュース 企画の教科書」をつくる会:編
ロイ渡辺:構成/執筆
NHK出版 2003年5月発行
ISBN4−14−080782−2 A5判 1400円+税
おちまさといわく、企画を生むということは一足飛びに結論に至るのではなく、小さな「おや!?」と思った記憶を結合すること。そこで本書では、企画が生まれてくる「思考回路」を丁寧に解析し、まずは考え方を企画立案に沿ったモノにするところから始めている。
その部分だけにおいても、小手先のテクニックを解説する凡百のハウツー書とは一線を画している仕上がりになっている。
また、普通のビジネス書では触れられない「マーケティングに踊らされないために」はどうすればいいかといったことや、「企画会議」への臨み方など、ユニークな着目点も数多いのが特徴。
本文の他に、おちまさとが手がけた番組が企画として成立した思考回路をトレースするコラムや、現代のヒット商品を分析するコラムなどを収録。
イラストには、『新しい単位』で話題をさらったイラストレーター・五月女ケイ子を起用。微妙なピント外れと大袈裟な風情を楽しめるのもポイント。
およそ「顧客」「ニーズ」「対人関係」を考えなくてはイケナイ現代人なら、本書から読みとれるヒントの膨大さに驚くハズ。
ビジネスとしてだけではなく、接客マニュアル、恋愛指南、単なる読み物、としても十分面白い本になっています。
|