七不思議の世界
古代の七不思議新世界の七不思議現代の七不思議
 

<古代の七不思議メニュー
<古代の七不思議(3)
 
 
古代の七不思議(5)>
 
古代の七不思議(4)
ロードス島の巨像
エーゲ海南東に位置するロードス島にあった太陽神アポロ(ヘリオス)像。ロードス島は紀元前15世紀頃から交易によって繁栄していました。紀元前340年にアレクサンダー大王の征服後,貿易都市アレクサンドリアが地中海貿易の中心地となってからは,貿易の中継地として地中海/小アジアを結ぶ要地としてさらに栄えました。

紀元前304年頃,マケドニアの侵攻を退けたことを記念して,敵軍が遺棄していった青銅製武器を鋳つぶして島の守護神たるアポロ像を製作したといわれています。
 
彫刻家カレスにより製作され,紀元前292年に完成しました。脚部から順番に骨組みが組まれ、そこに薄い金属板を貼り付けていく工法がとられたようです。使用した材料は銅12.5トン鉄7.5トンにのぼったと考えられています。
 
像自身の全長は36メートル,それが白大理石の15メートルの台座に立っていました。この像には螺旋階段があり,台座から像本体をめぐって後頭部まで登ることが出来ました。そこには灯室があり,夜は両眼から光が発せられたと伝えられています。
ニューヨークの自由の女神が全長46メートル(台座を含めて92メートル)なので、並べて見ても遜色無い大きさであったといえます。

この巨像は紀元前227年に地震で膝が折れて倒壊してしまいました。その後巨像は再建されることはなく,倒れたまま浜辺に放置されていました。しかし倒れてもその巨大さは多くの人の興味をそそり,1世紀にはローマの大プリニウスが倒れた巨像を見物に訪れ「像の親指を両手でかかえられる人はほとんどいない」と伝えています。

672年にイスラム軍が侵攻しロードス島を占領します。この時,巨像の残骸はユダヤ商人に売却されました。スクラップとして細かく解体され,900頭のラクダで持ち去られたため,今では何も残っていません。
 
結局この巨像は完全な姿では50年間しか存在せず,600年以上倒壊したままで、最後は痕跡さえ残さず消え去ってしまいました。なんとも不思議な運命です。
 
 
港をまたぐ巨像
 
この巨像は,港の入り口をまたぐポーズが有名ですが,そうなると像がかなり大きくなってしまいます。巨像が港をまたいでいたというのは伝説で,実際には台座の上に立っていたと考えられています。ただし立ち方は,足をそろえて直立していたという説と,広げた足と支え(マント)による三点で立っていたという説の2つがあります。
 
 
<古代の七不思議メニュー
<古代の七不思議(3)
 
 
古代の七不思議(5)>

 「七不思議の世界」TOPページへ