パソコンいじり
 
 
「あなたの趣味はなんですか?」
「暇なとき何してるの?」
こういう質問は会話のとっかかりとして軽く使われます。うまく答えれば会話は発展し、へたに答えれば会話は終わってしまいます。しかし真剣に考えるのもあほらしい。相手も軽く聞いているのだから、こちらも軽く答えときましょう。
 
「趣味は映画を見ることです。」
映画か、読書と。これは芸がない。履歴書を書いてるわけじゃないからな。ヘビーな映画ファン、読書家ならいいが、ぼくはちがう。インターネットに多くの時間を費やしてるので(現に今使っている)、インターネットと言っきますか。
 
「趣味はインターネットです」
これはどーなんだろうか。インターネットと言えばブラウズを連想するし、大人(オヤジ)のインターネットと言えばアダルトページ巡りを連想させるかもしれない。まあ事実なんだが、それが全てではない。アダルトページ巡りは一過性の病気みたいなモノ。ただ実際にインターネットをやってない人にはよく解らないかもしれない。「インターネットです」という表現も適切ではないのか。
 
「趣味はホームページ作りです」
ああ、だいぶよくなった。実際ブラウジングの何倍もの時間をページ作りに費やしているのだから、この表現はかなり実態に近いかもしれない。しかしまだ考える余地はある。ページ作りは誰でも簡単に出来るわけだから、「おれはホームページつくれるんだぜ」と自慢していると解釈されるような発言は避けねばならない(いやらしいヤツだな)。その前にワンクッション必要だな。
 
「趣味はパソコンです。」
これもどーなんだろう。パソコンも普及していて5、6年前とはかなり状況が違うとはいえ、世間的なイメージはどーだろうか。悪いイメージを持ってる人ならそこでこの話題を切り上げてしまうかもしれない。マイナスイメージのない言葉をつかって、「ホームページ作り」まで持っていきたいのだ。といってもパソコンという言葉ははずせないから、もう少し工夫しよう。
 
「趣味は明るく楽しいパソコン活用です。」
「趣味はさわやかなパソコンです。」
「趣味はパソコンライフをエンジョイすることです。」
アホか。アホがにじみ出てる。これはこれで良い答えであるが・・。でもアホ路線じゃない、普通の答えも用意しときたい。なにか、こう、趣味という感じの伝わる、良い言葉はないのか。
 
「趣味はパソコンいじりです。」
おお、これだ。理想的だ。パソコンを使い倒してる雰囲気を伝えながら、控えめな表現で、そのうえ趣味の王様「盆栽いじり」に通じるモノがある。これなら相手も「おっ?」と載ってくるに違いない。
 
よし、明日の面接で使うとしよう。相手が「趣味は?」と聞いてきたら、すかさず「パソコンいじりです」と答えると・・。うんうん。
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<面接の結果はまだでていない>
 
 
*この話はフィクションです。念のため。

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