許せないハト
 
犬嫌い、猫嫌いなど苦手な生き物がある人は珍しくない。
かく言う僕も嫌いなモノがある。ハトである。
ハトは平和の象徴でもあり、愛すべき存在とされる。遠くで見たり、公園でいるならそれもいいだろう。だがハトはとんでもない奴なのである。
 
ウチのマンションの部屋から見える広場に、ハトがたむろしている場所がある。近所のオバはんがパンのミミをまくのを待っているのである。我々にすればいい迷惑である。そういうことは自分の家のベランダでやってほしい。ハトの糞害のすごさがわかるだろう。
 
必ずパンを食ったあとウチの目の前の電線にズラリと並ぶ。そしておもむろにウチのベランダへ移ってくる。ハトはスズメやツバメと比べるとかなり大型である。しかもオバはんのパンのせいで丸々と太っている。だから糞も大きい。ベランダをうろうろして糞をする。1ヶ月ほど留守にしたときはベランダが真っ黒になった。ニオイもするし、小バエもわく。水洗いしても排水溝に堆積し、そこに雑草が根付いたりする。もう、頭に来るのである。窓を開けると逃げて行くが、しばらくすると戻ってくる。用事もないのに来るな。なんか立ち読み客を追っ払う本屋のオヤジみたいな気分である。
 
また性格もいい加減で、彼らの巣は簡単なモノである。小枝を20本ぐらい置いただけ、丸くもない。そこに卵を生んでしまうのだ。あたためかたもいいかげん、自分で踏みつぶしたりする。そこにウジがわいても気にしない。引っ越してきて間もない頃、発見が遅れてヒナがふ化したことがあった。卵とは違い、生物として活動が始まってしまうと、どうしょうもない。様子を観察してたのだが親子そろって大小便を垂れ流し、ハエも発生し、もーいらいらした。ヒナが巣立ってから見てみる、山のように糞が盛り上がり、巣が見えなくなっていた。泣きながら巣と糞を処分した。しばらくすると帰巣本能ってヤツのせいか、若いハトが頻繁にやってくるようになった。かーっ。
 
最近はハトの生態もわかり、巣が作られたらすぐに撤去することができるようになった。しかし奴らの巣はお手軽なので半日で作って、すぐ卵を生んでしまう場合もある。巣もないのに卵だけ生んでる場合もある。卵ごと撤去する。ゴミとして捨てるんだが、少し罪悪感を感じる。でもやめれない。やめれば糞地獄である。巣をとっても、また作りにくる。同じハトなのか?たくさんハトがいるから同じヤツなのかはわからないが、バカである。有刺鉄線やネットなどで防御しているのでダイレクトに飛び込んでくることは無くなったが、隣のベランダから歩いて侵入してくる。はあー。
 
ときどきパン広場にカラスがやってきてハトを追い払うコトがある。その日はハトは逃げていって、ウチにはこない。だからカラスは好きだ。好き嫌いなんてこんなもんなんだな。
 
近所の神社の前を歩くとハトがたむろしていた。ここにもいやがる。ふと看板に目をやると「ハトに毒団子をやらないでください」と書いてあった。過激な人がいるなあ。だが気持ちはよく分かる・・・。
 

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