人類滅亡の序曲/地球温暖化

 
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地球温暖化
 

挿し絵
 
地球温暖化は多くの人が興味を持っている話題でしょう。温暖化によって地球環境がどうなってしまうかは心配なことです。
 
ひとくちで言うと、最悪の場合100年後には平均気温が3.5度上昇し海面は1M上昇すると予想されています。まとめてしまうと「なあんだ」という印象ですが、様々な方面で大きな影響がでてくると考えられています。
 
現在は大きな気候変動を回避するチャンスですが、かんじんの省エネ意識の方はあまり盛り上がっていません。驚異が実感できないので、現在の生活を変える(落とす)ことは難しい。また生活を変えるコトが消費を押さえるコトに直結するなら嫌がる人もいるでしょう。
 
温暖化防止京都会議の結果でも明らかな通り、経済効果と地球環境を天秤にかけながら綱渡りは続いて行くのでしょう。
 
 
で、当ページの出番となります。このまま温暖化が進行した場合の影響をまとめてみました。実際には対策が打たれているので、このページに書かれている事態には至らないと思いますが、ある程度の影響はでるでしょう。予想以上の影響が出ないという保証もありませんが。
 

  

温暖化の原因
 
温室効果ガス:地球温暖化の原因は温室効果ガスとされています。大気中に微量に含まれる二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、亜酸化窒素(N2O)、対流圏オゾン(O3)、クロロフルオロカーボン(フロン:CFC)などを指します。
 
温暖化の原因とされる温室効果ガスですが単純に悪者ではありません。温室効果ガスの作用により地球は適温に保たれているのです。
太陽から地球に届くエネルギーは地表に吸収されて熱となります。この熱は地面から赤外線として宇宙へ放射されますが、一部は温室効果ガスに吸収され再び地表へと戻ってきます。
 
大気中に温室効果ガスが全くなければ平均気温はマイナス18度になるそうです。33度も気温を上げてくれている訳です。しかし温室効果ガスが今よりも増えると、気温が上がりすぎるという問題が出てきます。

温暖化の進行:温室効果ガスの増加の原因は人類の産業活動の活発化にあります。18世紀の産業革命を境に産業活動が活発になり、石炭や石油などの化石燃料を大量に使用するようになりました。第2次大戦以降の温室効果ガス排出量の増え方は大きく、1950年当時の4倍になっています。それにつれて大気中の濃度も上昇してきました。
 
温暖化は徐々に進行していて、今世紀において平均温度は0.3度〜0.6度、海面は10〜25cm上昇しています。西暦2100年のCO2濃度が西暦1990年の約2倍となる場合の予測では、最悪のケースで気温は3.5度上昇、海面は約1m上昇し、さらにその後も気温上昇は続くとされています。このまま気温が上昇すれば、海面上昇や異常気象など地球環境の大規模な変化がおこります。

地球温暖化の問題は本格的な被害を未然に予防することができる段階にあります。人類にとっては幸運なことです。しかし「わかってたけど、やってしまった」というのも、よくあることです。人間の過去の実績からすると地球温暖化が進行しても不思議はないのです。
 
 
最悪のケース
 
西暦2100年のCO2濃度が西暦1990年の約2倍となる場合の予測では、最悪のケースで気温は3.5度上昇、海面は約1m上昇し、さらにその後も気温上昇は続くとされています。この気温上昇は多くの方面に影響をあたえると考えられます。
 
 
<水位上昇>
気温上昇による氷河の融解と水の膨張は、水位の上昇を招きます。これによりモルジブ、バングラディシュ、ナイル川河口域などの低地では多くの土地が水没すると考えられ、数百万人の住民は移動を余儀なくされます。
 
日本でも砂浜の9割が失われ、海面より低い土地の面積は現在に比べて2.7倍になります。こういった地域には人も資産も集中しており、単なる土地の喪失だけでは済みません。また新しい海岸線は海水の浸食をうけやすく、さらに海岸線が後退してしまう恐れもあります。これを防ぐために堤防を築くとなると莫大な費用がかかります。
<気候の変化>
気温の上昇によって気候の変化がおこります。全体的に暖かくなるのです。現在の鹿児島、高知、和歌山の気候ラインが、関東、北陸あたりまで上がってきます。現在と同じ環境を求めるなら北へ300km以上移動しなければならなくなります。
 
植物には環境が変わると生育不可能になるものもあります。果樹栽培や林業などに影響がでると考えられています。また自然の植物も種子による移動では、気候変化のスピードに追いつけないことも考えられます。なかには行き場を失って絶滅してしまうものもでるでしょう。
 
気温が上昇すると熱射病などの発生率や死亡率が高まります。老人の死亡率も気温と共に上がるようです。またマラリアなどの流行可能域が拡大し、日本にも上陸する可能性があります。最悪の場合、中国北部、韓国、西日本一帯までが流行危険地域に入る可能性があります。
<水循環の変化>
気候の変化は水循環を狂わせます。全地球的な温暖化は地域間の気温差を縮めるため、大気の循環が弱まってしまいます。そのため雨雲があまり移動せず、降水量の多寡が激しくなります。乾燥地はより乾燥し、雨の多い地域にはさらに雨が降ります。干ばつや洪水が深刻になるでしょう。
 
また雨量の変化は農業にも影響を与えると考えられています。中国やインドの穀物はかなりの減収になると予想されています。農業への影響は人類にとって深刻な問題になるでしょう。
 
日本でも渇水と、台風による洪水が懸念されています。渇水は都市用水、農業用水の不足を招くだけでなく、湖沼の汚濁を促進すると予想されています。 
 
<その他>
上記の要因は既存の公害を助長する可能性があります。気温上昇は光化学スモッグを促進し、降雨量の減少は水質汚濁を招きます。はては気温上昇でエアコン使用の増加がおこり、発電のために温暖化ガスが発生するという「風が吹けば桶屋が・・」みたいな話まで出てきます。

 
現在予想されている温暖化の影響は以上のようなものです。何の対策もとらずに100年間経過した場合、こういうコトになるだろうと・・・。こうなってしまうと次々と問題が出てきます。土地を失った難民の問題や、水資源をめぐる争いも起こるでしょう。食料問題も深刻になりそうです。これらは全て地域紛争の火種になるし、経済の混乱も招くでしょう。今の文明は維持できなくなるかもしれません。
 
かくして人類は滅亡する、かなあ? 

 
温暖化の回避
 
このような破局的な影響を回避するため、世界的な取り組みがおこなわれています。1992年にスタートした気候変動枠組条約は、気候に対して人為的影響を与えないよう温室効果ガス濃度を安定化させることを目的とする国際的な取り組みです。第三回京都会議では先進国の温室効果ガスの削減目標を決めました。ただこの目標値では温暖化の影響をゼロにするところまではいかないようです。
 

日本の温室効果ガス削減の目標値は1990年を基準にマイナス6%となっています。これを西暦2012年までに達成することになっています。1990年の排出レベルは炭素換算3億700万トンですが、1995年にはすでに3億3200万トンで1割ほど増えてしまってます。2010年までに原発20基を新設して、いろいろやっても、まだ目標に2%足りない予想です。「技術革新に期待」ということになってます。

アメリカは2001年3月に京都議定書からの離脱を宣言してしまいました。その代わりに独自の削減目標を発表しましたが、京都議定書の半分程度の削減率となっています。

 



化石燃料の使用が二酸化炭素を放出する主原因だが、100年もたったら石油はかなり少なくなっているのでは?いまほどバンバン燃やしまくってる様なこともないように思えるが・・・。
 
温暖化問題を放置して文明が滅びても、人類が滅びるというとコトだけはないように思えます。例え全ての変化が1年で出ても、人口が激減しても、居住可能地域が縮小しても、滅びないと思います。誰か生き残るでしょう。私自身は生き残れないと思うけれども・・・。
 

 

 


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