播磨国一宮・伊和神社

 兵庫県宍粟郡一宮町にある伊和神社は、中世では播磨国一宮とされる。創建年代は明らかではないが(由緒によれば、2世紀頃にはあったことになっているが…)、中世には既に大神社として繁栄していたのではないかと思われる。
 ただ、現在においてはあまり壮大な雰囲気を感じさせない。山奥という地理的環境から、観光地化をしていないことに理由があるのかも知れない。(観光地化が良いか悪いかは見解の分かれるところではあるが…。ちなみに、門前に「道の駅」が建設中だった。)

 また、神社のすぐ近くには揖保川が流れる。今では山奥の不便なところというイメージだが、水運が主流だった中世においては、さほど不便ではなかったように思える。揖保川を奉幣物が往来した様子を想像できる。


 私事ではあるが、父親の実家のすぐそばにある関係で、10数年前に一度初詣に行った記憶がある。その時の記憶では、随分と大きな神社だったイメージがあったのだが…。

伊和神社の参道。樹木が鬱蒼と繁っていて薄暗い。
参道から拝殿を見る。
一宮にしては規模はそれほど大きくない。
ただ、風格はある。
拝殿。菊紋が気になるが、これは、明治以降には
官幣社となったからであろう。
左は拝殿。右奥は本殿。
いつの築なのかは調べていないのでわからないが、
そんなに新しいものではなさそう。
鳥居。「正一位伊和大明神」と書いてある。
帰り際、参道への入り口を撮る。
手前の道は姫路と鳥取とを結ぶ国道29号線。かつて
も街道だったのだろう。