[道東の旅
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 初日は釧路空港からレンタカーで、釧路港と、石川啄木の港文館(啄木が76日間働いた釧路新聞社を移築したもの)を見て、念願の釧路湿原へ。
達古武湖の緑色の藻と湿原に映える青空との二色の色が織り成すハーモニーに思わず引き込まれました。その先にビジターセンターがあり、遥か阿寒連山まで見張らせる細岡展望台へ。
風が気持ちよく、北海道は広大な風景が、どこでも広がっています。湿原王国、北海道といわれるそうですが、ラムサール条約に指定され、湿原の生態系が保護されていて、嬉しいです。
もっと時間を取って、ここに宿を取って、電車に乗ったり、生き物の勉強もしてみたくなりました。北海道は信号機も限りなく少ないし、車も殆ど走っていなくて、町にも他の観光地と比べれば人影も殆どないのです。
三日間とも快晴で暑かったですが、不思議と大気はカラリと乾いていました。初日は、然別湖まで距離があるので、士幌町、音更町を抜けてひた走り、山を上っていく車も出くわさないまま、湖畔の宿には6時半頃の到着となりました。
夜は露天風呂に入ると星がたくさん見えて感激。☆♪☆♪☆

 翌早朝、4時半頃眼を覚まし、部屋からみた神聖な湖のモノト−ンの世界に、朝は霧で何もみえないかと想像していたのに音もないほど静かな霧と、湖面と、山が見えて、大喜び。至近距離で神秘の空間に魅入られました。
朝日が湖面に差し込むと霧がゆっくりとゆっくりと舞い上がって、時間が止まったようでした。紅葉の頃に来れば、湖の周りには道路も建物も湖畔の宿の場所一箇所で何もないし湖面まで迫り出した木々がそれは又絶景だろうと思いました。
朝食を済ませて一周が40分間の遊覧船に乗り込みました。丸いと思っていた湖は細長くて小さい湾がたくさんあるので形が入り組み、弁天島もあるし、水深108メートルと深く、透明なので水も美しかったです。
昨夜夕食に出た塩焼きの魚はアイヌ語ではオショロコマ、正式名をミヤベイワナと言いますが、ここにだけ生息の為食用には養殖ですが、イワナより実が絞まっていてとても美味しかったです。
そのサカナが船着場にはたくさん泳いでいました。遊覧船のあとは、山を降りてまず真新しい神田日勝記念美術館へ。帯広市内へ向かう途中の鹿追町にあるのですが、32歳で夭折した画家です。
練馬の生まれでしたが幼くして戦時中に疎開、そのまま北海道に残り美大へは行かずに農業の傍ら馬やブリキ缶や絵の具などをベニヤ板等に描いた人です。
絶筆となってしまった半身の馬の絵は一度みたら忘れられない絵です。館の作りも見事な設計でした。十勝牧場入り口の美林指定の白樺林まで行き、活火山の十勝岳が見える望岳台へも回りました。
富良野へ向かう日本新八景に指定された狩勝峠は天高く、そして近く真っ白な夏雲が自由に形を、変え、光を通して眩かったです。とにかくこの日も真っ直ぐが多くて果てしないドライブウエイは相変わらず快適。快適。
宿へ行く途中で、ゴッホの糸杉と向日葵を背景に休んでいる熱気球(体験出来る)が一つ。夏の終わりの夕暮れのいいショット。
 
 三日目です。富良野は三年前にも二度、来ているのですが、三度目のファーム富田へ行きました。
中国人が大勢団体のバスで観光しています。旭川空港には国際線も発着するので便利なのと中国人に北海道はとても人気があるのだそうです。
豊かになった彼らにとって花や湿度も多い緑の変化に富んだ自然で、農業的にも美しい土地が、人気の理由なのでしょう。
富良野からは国道を一本外して、空いている真っ直ぐな白樺街道を通りました。黄色いルドベキアが自生したり、ススキが下葉に生えて美しいです。そしていよいよ美瑛の町へ。「哲学の木」を見つけて逆光で遠景で何枚も撮りましたが、
雲もコントラスとの強い青空に真っ白い大きな夏雲。正面から撮るより、逆光でシルエットだけの方が、この木の撮影には向いているなと感じました。段々の起伏の変化が緩やかな丘々は本当に美しいです。
吹き渡る風が最高〜〜で、イングランドの田園風景にどこか似ています。有名な拓真館には観光バスが止まっていましたが、他は余り人も車も見かけなくてトラクターがポツンポツンと動いていてのどかです。
特に丘が切れて、空がパーンとある、仰ぎ見る場所が特にいい景色です。

 最後は前回盆休みでやっていなくて食べられなかった怨念の旭川ラーメンを食べに旭川へ向かい、街中で探して「青葉」と云うお店で食べました。中曽根さんの写真や芸能人のサインが色紙にたくさん張ってあり、
前回札幌の「すみれ」で食べた時も同じように壁にサインが飾ってあり、有名なラーメン屋さんはどこもこんなかなと思いました。勿論ダシの風味がとても良く美味しかったです。
陽の落ちた旭川を後に空港へ向かい最終便で帰ってきました。


道東の旅(2006/9)                                                                      写真をクリックすると大きなサイズになります。





























































































































































芳賀美知子  道東の旅(2006/9)