教育時事問題について考えよう。


教育時事問題を、独断と偏見で、考えてみてみるコーナーです。
いろいろ、反対意見もあると思いますが、
「子供さんのしつけや環境、教育について、
もう一度、真剣に考える機会」になってくれれば幸いです。
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Contents


 特別編

 算数・数学のセンス編

 生徒管理(1)〜(30)

 釧路の学力の現状って?(過去版)
 1〜16&平均点が赤点

 釧路の学力の現状って?(過去版)
 17〜

 学習内容・指導編

 入試・定期テストって(NEW)

 2月の数学の進度(NEW)

 小学校算数の重要性

 扇形の授業と定期テスト

 扇形の授業、2時間目

 こんな授業じゃ学力上がらんぜい

 12月〜1月の数学の進度

 教科書の扱いについて

 中2の計算、大丈夫?

 「自学」と「宿題」と「指示」

 11月の数学の進度

 「学力把握」と「机間巡視」

 「めあて」と「まとめ」

 教育理論編

 6月の数学の進度(NEW)

 5月の数学の進度(NEW)

 4月の数学の進度(NEW)

 ロジカルとラテラル

 平均点の見方の大事なところ

 アメリカ発祥、とんでもない!

 


 学校生活・しつけ編

 先生編

 「いいふりこき」が学力を下げる(NEW)

 生徒管理キャパシティ2

 生徒管理キャパシティ

 アニメDVD教師、後を絶たず?

 教材作成の盲点

 学校編

 湖陵合格者、減少(NEW)

 総合C 試験範囲まで間に合わず?

 家庭編

 「合格」は底力で決まる(NEW)

 「適当な思いつき」が学力を破戒する(NEW)

 「食育」について

 オーラが輝きを失うとき

 進路指導はオーラでします

 「朗読」させましょう

 地域問題

 塾に通わなくてもいい子(NEW)

 効果の無い塾(NEW)

 不合格者を出す塾(NEW)

 かえって悪くなる

 今年の入試について

 目先を追うな

 「結果」を勘違い

 こんなチラシは即、廃棄

 釧路って塾でも宿題出さないですよね?

 「公教育・私教育」と学力

 「教務掲示」と「募集掲示」

 第一義は「適切な学習環境を整える」

 市内の方が学力低いじゃん

 未だに根強い「意識差」

 塾の生徒管理

 附属で盗難事件!?

 真剣に取り組んだことの無い者ほど甘く考える

 大楽毛中の総合C平均

 総合ABCと学力意識

 言い訳・うそ・ごまかし、そして隠蔽

 進路指導での見極め

 「学習塾」と「不合格」

 先回りして言い訳をするお母さん

 

  
内容が増え、ページが重くなりつつあるので、掲載時期に合わせて分割しました。

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6月の数学の進度


中3は二次方程式へ、中1・2は2章へ

 5月の数学の進度のお話をしましたから、その続きで6月のお話もしておきますね。

 中3は6月中に「平方根」の単元が終了して、次の「二次方程式」に入っているのがいいでしょう。若干遅れているところでも、7月に入ったときに「二次方程式」スタート出来るくらいがちょうどいいと思います。
 ちなみに、現時点でまだ1章の「式の計算」をやっているところはアウト。これ、学校長に相談して、それでも埒があかなかったら道教委に即連絡してください。補習や追加授業などで対応してもらわないと、後の単元で端折られたり、適当にやり過ごしてお終いにされますよ。

 中2は「連立方程式」が終わりかかっているくらい。もう少し細かく言うと「計算」が終了して「文章問題」の練習が、それなりに進んでいるという感じです。そして、1学期終了時点で連立方程式が終わっていると大丈夫です。ただ、7月上旬に定期テストがあるところは、それまでに連立方程式を終わらせるように進めると思いますから、その心づもりで勉強を進めるといいでしょう。
 それから、文章問題にどれだけ時間をかけているか、というところも見ておきましょう。ほとんど計算練習でお終いで、文章問題は教科書の例題だけやってお終い、というところは「端折って帳尻合わせをしているだけ」と思ってください。総時間数での割合は「計算:文章問題」が5:5か、4:6くらいで、実際は文章問題の練習の方が多くなります。

 中1も「文字式」が終わりかかっているくらいで大丈夫でしょう。こちらも、1学期中に「文字式」の単元が終了していてくれれば大丈夫です。ただ、中2と同様、この後の単元が「方程式」になり、文章問題がたくさん出てきますから、文章を文字式に直す練習にどれだけ時間をかけているかが大事になります。こちらも「計算ばかりで、文章をほとんどやっていない」という事になると、次の方程式の単元でつまずきが生じ、学力がグダグダになってしまいます。
 また、代入の内容をしっかり身につけているかどうかもチェックが必要で、ここが出来ないと、方程式の次に出てくる「関数」の単元でグダグダになってしまいます。
 ですから、次の単元で大事になってくる内容を適当に扱っているところは要注意。中3で学力が伸びず、学力テストで「平均点が赤点」レベルになってしまっているのは、大事なところで手抜きが行われているからだと思っていてください。
(2018/05/25)

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5月の数学の進度


だいたい1章が終わっているくらいです

 いつものように、今回も5月の数学の進度についてです。サブタイトルにあるように、目安は「1章終了」。

 中3は、修学旅行を抱えているところもあると思いますが、それが言い訳になっているようではダメ。だって、修学旅行って3泊4日しかないんです。そして、せいぜい旅行の翌日が休みになるくらい。となると、せいぜい、1週間抜けるくらいです。そのくらいは、想定内でしょう。今までも、GWがどうとか、修学旅行がどうとか、そんな言い訳ばかりで「授業の進み方が遅くなるのが当たり前」という感覚でいたからダメだったんです。
 ここは計算分野ですから、家庭でしっかり練習させておけば大丈夫。それで、ついて来れない子は、単元テストを基準にして補習を行ったりしていくことを考えるんです。だらしない子やさぼりの子を基準に授業を進めないこと。そうやって、1章をきちんと終わらせて行くことです。

 中2も1章終了が目安ですが、中1の時に雑な進め方をしていると、おそらく、学校の学力テストの平均点が30点台なんていうところもあるでしょう。そういう学校は、中1の反省もふまえて、ここでしっかり計算の練習をしておかなければ、なりません。ですから、そういうところは、多少、1章の内容が6月にずれ込んでも構わないと思いますが、その代わり、計算くらいは、しっかり出来るようにすること。

 中1は1章終了が目標です。小学校内容の不備の影響が一番出るのが、次の文字式の単元です。だから、次の単元でしっかり時間をかけられるように、1章はきっちり終わらせること。
(2018/05/03)

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湖陵合格者、減少


附属、40名を下回ったようです

 正式には、2学期の進路指導の際に、卒業後の進学状況がハッキリすると思うのですが、今の段階での情報では、ついに附属の湖陵合格者が40名を下回ったようです。
 さらに、一部の情報では、今年の中3は、昨年よりも学力が低いのではないかと言われているそうです。となると、今年、湖陵合格者が30名前後まで落ち込む可能性ありですね。

 たぶん、今、附属に通わせている保護者の中には、以前の湖陵合格60名とか70名のときのイメージのままでいる方もいらっしゃると思いますが、その感覚で考えてしまうと、今年の中3生の受験は、大変なことになってしまうかも知れません。きちんと、自分の力でしっかり勉強できるように、子供さんにしっかり意識付けをしていかなければならない状況になっているのではないかと思います。

 そして、一番危ないのは、塾に通っていて、過去のテスト問題を見て、とりあえず、そこそこの状況になっているというケース。実際に、見たことの無い問題になると、まったく手が出ず、一見、上位にいるようにみえても、実際の入試で失敗してしまうという場合も少なくありません。特に、数学では、練習量も足りず、また、手順も適当になってしまっているため、計算の答えがなかなか合わないという子が多数います。

 こういった、自分の弱点をしっかり見つめ、その弱点克服をしっかり行って、入試では失敗しないように、今からきちんとした勉強に取り組んでいってください。
(2018/04/24)

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4月の数学の進度


昨年度の続きです

 いよいよ新年度になってオリエンテーションなども終わり、本格的に授業に入っていった学校も多いと思います。そして、昨年度も書いていたように、今年度も数学の進度について、書いていこうと思っています。ただ、昨年度は、思った以上にきちんと教科書内容を進めていた学校が多かったので、そういう面では、一安心といったところでしょうか。
 そこで、昨年度は、進度の取り方が「ギリギリで間に合う」レベルで書いていましたが、今年度は、少し余裕を持って進めた場合の進度について書いていこうと思っています。ですから、昨年度よりも少し早めに進んでいくようになりますので、その点を考慮して読んでください。

 それでは、まず、中3から。

「まず、4月段階では、中3数学では「式の計算」の単元になります。そこで習うのは、展開・因数分解・利用の3つ。
 そのうち、展開は、基本的に、中2の内容の踏襲から始まって、最終的に、公式を使い、計算がサッと出来るところまでなのですが、他のセクションと比べると、圧倒的に楽ですから、だいたい2週間くらい。せいぜいかかっても4月中には完全に終わっていなければならないところなんです」
というのが、昨年度に書いた内容です。これがギリギリの状態。ですから、裁量問題対応や私立入試対応でやや難易度の高めのものにも触れられるようにするため、後の単元のために少し余裕を持って進めようと思うと、実際には、因数分解に入って「共通因数」か「公式の基本」あたりまで進めておけるといいと思います。

 次に中2です。

「中2については、4月の段階で、計算内容はほぼクリア。5月に入って、代入・等式の変形・式の証明に入っていくようになっていればいいでしょう」
というのが、昨年度の内容ですが、中2は、昨年度と同様で構わないと思います。ただ、最初の「単項式・多項式」に余計な時間をかけ、計算が雑にならないように。

 そして、最後に中1です。

「そして、中1の数学ですが、4月の終わりの段階では、学校によっては、最初に小学校の復習をいれてくれているところもあるようですから、そこはちょっと遅めの進度になるものの、順調に行けば、計算の「加減混合」はクリアして、乗法・除法に入っていると思います」
というのが、昨年に書いた内容ですが、こちらも昨年度と同様でいいと思います。最低なのは、4月終了時点で「まだ、計算に入ってない」という話が出てくるケース。実は、以前はそれが当たり前だった訳で、そんなことをしているから、いつまでも学力がつかないんだ、ということを書いてきました。

 ということで、子供さんの入試に直結する話ですから、おかしな進め方をして、途中で端折ってお終い、となって後で焦らないように、今の段階から、きちんと子供さんの授業の状況を確認しておくことが大事です。
(2018/04/15)

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「合格」は底力で決まる


国語と算数・数学です

 自分が前に書いたことで「進路指導はオーラで決める」というのがありましたが、これ、実は、その子の「底力」を読みとっているんです。そして、底力というのは「国語」と「算数・数学」で決まるんです。
 それで、生徒と話をしている中で「国語力」というのが判断出来ますし、もちろん、その際に、どうやって物事を考えているかというのも分かりますから、そこで「算数・数学の力」も分かるんです。ですから、生徒を落としてしまっている塾というのは、この「底力」の見極めが出来ていないと考えてくれればいいんです。

 さらに、どこの塾でも「学力をつけます」とか「成績を上げます」という話をしていると思うのですが、この「底力」をつけられず、不合格者を大量に出してしまっている塾の場合、それは今習っている内容の「上っ面だけなぞってお終い」という勉強の仕方をしているんですね。
 逆に、きちんと「底力」をつけているという塾だと、国語であれば、学力のある程度高めの子であっても、2級に合格するくらいまでは、毎回、漢字の練習くらいはさせていると思いますし、算数や数学は計算練習など、英語でも毎回、単語テストくらいはやっているはずです。本当に学力をつけさせようと思っているなら、そういう基本練習は欠かさないはずなんです。
 ですから、それすらやっていないのに、どうやって学力上げるのさ? くらいに考えておけばいいんです。特に、釧路のレベルであれば、こういう事をきちんとやっていれば、普通に受かっていきますから。

 毎年、今くらいになると「ずっと塾に通っているんだけど、何かいつもパッとしない」という話が出てきます。それで、そういう子って、実は、中3になって、総合ABCの学力テストが始まったあたりで、周りの子にドンドン抜かれていったり、思うように点数が伸びずに焦ったりする子が多いんです。要するに、底力が全然ついていないので、本気で勉強しようと思ったときに、空回りしたり、壁を超えられなかったりするんです。結果、志望校を下げるということになるか、そのまま受験して失敗する、ということになるんです。

 ですから、中3でも、小学校内容が分からないなら、そこまで戻って、きちんと勉強を進めてください。学校できちんとやってくれないなら、漢字の練習や計算練習、英単語の練習を欠かさず行ってください。そして、自力で解決出来ないようなら、そういう底力をきちんと付けてくれる塾を選ぶようにすればいいんです。逆に、口ではいいことを言っていても、そういう「毎日の基本練習」をしっかりやっていない塾は、パスしましょう。
(2018/04/14)

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塾に通わなくてもいい子


大抵の子は大丈夫です

 これは、自分が受け持っていたり、進路について相談を受けたりした人で、経験のある方がいらっしゃると思いますが、自分が家庭教師を引き受ける際に必ず確認するのは子供さんの学力状況で、もしも、学力があって、そのままでも充分、志望校に受かるという場合は、
「塾に通ったり、家庭教師をつけたりしなくても、自分で今のペースでちゃんと勉強していけば受かりますよ」
という話をします。要するに、余計な費用はかけないで、その分で参考書や問題集などを買って自力で勉強していった方がいいですよ、ということですね。ただ、合否に関しては不安感もあるので、結局「家庭教師を引き受ける」というケースになることも多いのですが、この状況で自分が受け持つ場合は「一つ上のレベルの高校を目指すつもりで行きましょう」ということで受け持っていきます。結果として、上の高校にいく子もいますし、もちろん、学力が高くなると推薦をとりやすくなるので、元々の志望校を推薦で受ける、という形になります。自分の進学実績で、推薦の子は、ほとんど、このケースです。
 ですから、自分の場合、目標としているところに対して、学力を満たない子を受け持って、しっかり勉強させて受からせていくというスタイルです。

 ところが、塾によっては「元々受かる子が受かって、学力が足りない子が受からない」という状況になってしまっているところがあります。要するに、学力が何もついていない、ということですね。また、塾に通っていても、中1・2のときは、それなりの成績だったけど、中3になって、周りが少し勉強し出すと、だんだん成績が落ち込んで来る、なんていうケースも、実は、結構多いのですが、これは、前項で書いたように、中1・2のときに、何も学力がつかずに遊び半分のような状況になっていると考えた方がいいと思います。

 それで、これはかなり前に書いたのですが、普通は、江南に行きたいと言って塾に来た子でも、しっかり勉強させて、湖陵に行けるようにして、湖陵の実績を上げる、って考えるんですよ。ところが、ダメ塾の場合、江南に行きたいと言って塾に来て、その子が、そのままでも江南に受かっていくだろうと思われる場合は、これで江南の実績が稼げる、くらいに考えてホクホクしちゃってるんですよ。要するに、子供達を鍛えて、学力をつけて上に行かせてあげようというふうには、考えていないようなんです。ですから、そんまんま、なんですよ。そして、もっと言うと、自分できちんと教えなくても、生徒が勝手に勉強して勝手に受かっていってくれると、もっと嬉しい、くらいに考えているようなんですね。

 それで、今、塾の春期講習会に通っている方もいらっしゃるのではないかと思うのですが、普通は、講習会の最後にテストを受けると思います。そのテストで、今までどこにも塾に通っていなかった子の合格判定が、例えば、北海道学力コンクールで98%とか、そんなふうになっているなら、通う必要は無いです。そして、もっと言うと、釧路の場合、ほとんどの高校は、倍率が1.1倍とか1.2倍とかですから、模試のデータの受験者平均を超えていたら、あとは、自力できちんと勉強していくだけで、受かっていきますよ。思った以上に、そのままで受かっていく子って多いですから。

 実は、過去にも、それから、昨年でも合格可能性98%で不合格になった子、というのはいるのですが、そう言うケースの場合、その塾の模試の採点基準が甘かったとか、入試直前の学習指示が不適切だったとか、入試ではなく模試の問題に合わせた内容を事をばかりをやっていたとか。結局、それは、塾に通っていたために起きたものではないかと思いますよ。
(2018/04/04)

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効果の無い塾


何のために通っているんでしょう?

 一部ですが、高校入試の合否の情報が入ってきていて、やはり、以前書いたように、一部の学習塾で不合格が集中しているような話が出てきました。
 一例としては、某中学校では、北陽の不合格者が4人いたらしく、そのうち、1人はどこの塾にも通っていなかったようなのですが、残りの3人は、同じ某学習塾に通っていたということです。要するにこの学習塾から集中的に不合格者が出ているということなんですよ。このページで入試前に書いた予想が、そのまま直接結果として出てきたということですね。

 それで、当然ながら、塾に通わないでも、ちゃんと受かった子もいるでしょう。そして「なぜ、塾に通わせるか」というと、それは、通わないで受験するよりも、塾に通った方がきちんと合格してくれるだろう、ということで、費用を払って通わせている保護者の方が大半だと思います。でも、こういう結果なら、通わなくても同じなんです。結局、きちんとした学力が何もついていないんです。

 それから、中1・2の場合、ほとんど遊び半分っていう塾もあります。実は、釧路の場合、中1・2の就塾率が非常に低いんですが、その原因がこれ。低学年から通わせても、効果が無いと思っている保護者も多いんです。
 というのは、中1・2から、子供さんを預かった場合、普通は、志望校にきちんと入れるだけの学力をつけるか、もしくは、思っていた以上の高校に行けるようになるとか、そういう効果が出て、初めて「早く塾を始めていて良かった」という話になるんですね。そういうアドバンテージが無いから、早くに始める子供さんが少ないんですよ。結局、塾のやっていることがダメなんですね。
 これに関しては、よく保護者の資質の話がでます。「早くに勉強を始めると陰口を言われる」と言う人もいるでしょう。でもね、塾がちゃんとした結果を出して、早く始めた方が圧倒的に有利、となった場合、「早くに始めるのは、最初、抵抗があったんだけど、でも、周りの人を見ていると、うちも早く始めた方がいいかなって考えたんですよね〜」という保護者が増えて来るんです。ところが、それが一向に無いんです。簡単です。塾が結果を出していないからなんです。

 そして、極めつけは未だに「学校よりうるさい」という話が出てくる塾。これ、前にも書きましたが、塾に通うと「勉強に向かう姿勢」が変わらなければならないんです。そして、以前は、学校がうるさくて勉強にならないから、塾でしっかり勉強する、というスタイルだったんです。
 それで、ここが地域の学力の向上と大きく関わる所なんですが「勉強に向かう姿勢を変えて、学校に戻してあげる」という効果で、子供達が学校でも勉強にしっかり取り組むようになって、初めて、地域全体の学力が向上していくんです。ここが一番影響の大きい部分なんです。ところが、釧路全体を見る限り、学校の体質が変わってきた分だけしか学力が向上していません。未だに、塾に通っている子が多いはずの釧路市内の方が周辺地域より学力が低いんです。これ、塾が足を引っ張っているとしか考えられないんですよ。塾が地域の学力を上げているとしたら、間違いなく周辺地域より市内の方が圧倒的に高くなりますし、それは、他地域でしっかりデータとして出ているんです。塾に通いやすい分、他地域では都市部の方が郡部より学力が高いんですから。
 要するに、学校できちんとやっているのに、塾でさんざん騒がせて、ダメにして学校に戻している、ということなんです。こんなんじゃ、地域の学力は上がりません。

 そして、そろそろ、こういう状況からも脱却しなければならないんです。
 それで、これから塾を考えている保護者の方も多いと思うので、できれば、自分の掲示板の方に、どこの塾がうるさいとか、どこの塾が不合格者を多く出しているとか、もし、情報がありましたら、書き込んでください。ちょっと書きづらいようでしたら、メールでも構いません。よろしくお願いします。
(2018/03/27)

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入試・定期テストについて


テストって本来こういうもの

 そもそも「テストって何のためにやるの?」というお話です。

 まず、高校入試についてですが、それは「合否の判別」なんです。そうなると、その子の実力をきちんと判定できる問題で、点差がつくようにしなければならなんですね。ですから、簡単すぎて誰でも出来てしまう物ではダメですし、だからといって、やたら難しくて誰も出来ず、適当に勘で記号に○をつけて、運良く多く当たったという子が受かるようなテストでもダメなんです。きちんと実力が判定出来なければならないんですね。
 だから、北海道の入試のレベルが低いのは、合否の判定可能なテストを作った際「中学校卒業時点までに身につけている学力が低いので、そういうテストで判定せざるを得ない」ということなんです。

 次に定期テストですね。これは「一定期間内に学校の学習内容をどれだけ身につけられたか」を判定するテストなんです。ですから、少ししか身につけられなかった子と多くの物を身につけられた子の差が明らかになるようなテストになるんです。そして、当然、通知表というものがあり、5段階で評価するようになっていますね。そして、本来は「絶対評価」ですから、本当は学力テストのように、全道統一とか、そういう一定基準でのテストになるのが望ましいのですが、現行はそうなっていませんね。そうなると、かつての「相対評価」と同じように、それぞれの学校基準でテストを作成して、それを行っているというのが現状でしょう。
 となると、どんなに学力が高い学校であろうが、どんなに学力が低い学校であろうが、入試と同様に、5段階評価をするわけですから、子供達の習熟度合いによってきちんと差が出るテストでなければならないんです。そして、1〜5までの評価に振り分けるようなテストを作った場合、これは前にも書きましたが、その平均が60点を少し切るくらいになるんです。どの学校もです。

 そして、例えば、学校での定期テストの平均が70点を超えるような場合、これは、通知表で言うと4と5を区別するレベルが非常に近寄りすぎて、その日の体調で、うっかりミスをしてしまったりすると、それだけで通知表評価が逆転するような事態になってしまい、生徒の実力の評価がきちんと出来ないテストになってしまいます。
 さらに付け加えると、釧路で言えば、4と5の差がハッキリしなくなると、湖陵と江南の差がハッキリしませんから、進路指導の際、生徒全員、実力は江南レベルと判断し、何でもかんでも志望校を下げさせたり、その逆で、湖陵受験者と同じ点数だからと、受けてみたら落ちてしまった、という事も起こりやすくなります。

 それで、実は、今年の入試で、不合格になった生徒が集中している学校と、ほとんど不合格にならなかった学校とハッキリ分かれているようだ、という情報が入ってきているんです。そこで、気になるのが、やはり、学校のテスト。きちんと子供達の実力を判断できるテストになっているのか。また、日頃学校で行っているテストの問題の設定に偏りがあって、きちんと子供達の学力を計れないものになっているのではないか、ということなんです。

 テストで勉強させるとか、そういった意味合いも無くはないのですが、それ以前に「そもそもテストって何のためにあるの」という事がわかっていれば、日頃、学校でどのようなことをしなければならないか、という事がハッキリしてくると思います。ですから、お父さん・お母さん方も、ただ漠然と平均点を眺めているのではなく「こんな平均なら、まずいんじゃない?」というような視点で考えることが出来ると、子供さんの意識も変わってきますし、もっと大きく言えば、学校全体や釧路全体の学力がかわってくるという事になるのです。
(2018/03/26)

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「適当な思いつき」が学力を破戒する


きちんと調べる習慣をつけさせましょう

 よく子供達に質問をすると、ただ自分が覚えている単語を適当に答えたりする子がいます。また、国語などでも「それは違う」と、こちらが言うと「じゃあ、これ」という感じで、そのとき適当に見つかった部分を答えたりする子がいるんですね。
 要するに、きちんと考えず、何となく勘で答えたり、適当に思いついたことを言っておけばいい、くらいの感覚で答える子がいる、ということなんです。
 そして、これは、学力が強烈に低かったときとあまり変わらず、未だに、こういう子が多くいるんです。

 それで、なぜ、こう言うことが起きるのかというと、これは推測なんですが、たぶん、周りの大人が良くないんだろうな、と思っているんです。
 1つは、子供が適当な事をやっても、それを認めてしまっている大人がいる、ということ。結局、それでオーケーと言われたら、子供達は「これでいいんだ」と思ってしまいますね。
 もう一つは、当の大人が「適当な思いつき」で事を済ませようとするということ。それを見た子供達は、それでいいんだ、と思ってしまいますね。

 それで、結局、子供達の学力が下がっていく原因というのは、そういう大人のせいなんだろうな、ということなんです。

 ですから、この部分を改善するためには、周りの大人が意識を変える必要がある、ということなんですね。何か、子供に聞かれたことがあったら、今はスマホでもパソコンでも、何でも調べられますから、その場できちんと調べる、という姿勢を子供達に見せてあげるということ。特に、4月から、新中学校1年生になる子供達には「中学生になったら、勉強のやり方が変わるんだよ。分からないところは、きちんと自分で調べるんだよ」と言ってあげることで、中学生になってからの学力の伸びが変わってくると思います。ひょっとしたら、お父さん・お母さんより、きちんとした知識を身につけ、物事をしっかり進めていくことができる子供さんになっていくかも知れません。

 ということで、年度がわりの今がチャンスです。子供さんが、その場しのぎに適当なことで誤魔化さないようにするため、今の段階で、しっかりとした知識を身につける、という意識をもたせてあげてください。そして、お父さん・お母さんも、分からないことがあったら、きちんと調べる、という習慣をつけて欲しいと思います。
(2018/03/24)

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「食育」について


基本は好き嫌いを無くすこと

 最近、食育というと、地産地消とか生産者のこととか、そちらの方に話が行き気味だと思うのですが、個人的には、やはり「好き嫌いを無くすこと」が一番なのではないかと思っています。

 それで、昨日、NHKで人体についての特集の再放送が深夜にあり、それを見ていたんですが、どうやら、花粉症やアトピーなどの免疫疾患が腸に関係するらしいんですね。
 メカニズムはこんな感じなのですが「食物繊維」が「腸内細菌(クロストリジウムの一種)」を増やし、その細菌が放出する「免疫抑制」のシグナルによって「制御性T細胞(Tレグ)」が増殖し、免疫細胞の過剰反応を抑える役割を果たすんだそうです。

 ただ、面倒なメカニズムは横に置いておくとしても、結局、「食物繊維をきちんと摂る」と言うことが「アレルギー疾患」を抑制する効果があるそうで、実際に、この腸内細菌が増殖することにより、花粉症やアトピーを改善したという結果が報告されているそうです。さらに、現状では、この種の免疫疾患のうち、治療が困難とされているものについても、臨床試験が行われているそうです。

 となると、結論として、子供達が好きだからと言って、ハンバーグとか、そういうものばかり食べていると、花粉症やアトピーになりやすい体質になるということだと思います。ですから、なるだけ好き嫌いせずに、きちんと栄養を摂るというのが、本当は、一番大切なことなのではないでしょうか。
 今回は、免疫疾患のお話ですが、その他の腸内細菌にも同様な事が言えるのではないかと思いますので、何か、他の物が欠如すると、腸内環境が乱れて、他の病気になりやすい、という事が起きるように思います。

 ということで、子供達が好きだからと言って、それだけで済ますことの無いように、いろいろなものを食べさせて、しっかり腸内環境を整えましょう。
(2018/03/19)

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不合格者を出す塾


明らかに力不足

 昨日、合格発表があり、自分の受け持っている子は、全員合格でした。まあ、正直、いつも通りという感じですね。

 それで、前に「不合格を大量に出す塾はダメ塾」ということを書きましたが、合格発表があってすぐの今のタイミングが、今年の受験生の保護者の方から情報が入って来やすいと思いますから、現在、中1・2、または、これから塾を考えようと思っている小学校6年生の保護者の方は、この「合格・不合格」を第一に考えてください。

 というのは、不合格者を出すという理由は次の2点。
1 学力をつけられない
 志望校に見合うだけの学力がついていれば、当然、合格します。入塾の際は、調子よく「一緒に頑張ろう」くらいの事を言っておいて、結局、子供達を甘やかしてしまって、しっかり勉強させられないと、学力がつかないんです。

2 進路指導が出来ない
 模試などを受験しても、そのデータをきちんと見ることが出来なかったり、その子の学力状況をきちんと把握できなかったり、進路指導がまだまだ未熟、ということです。

 そして、上記の1・2のどちらか一方が出来ていれば、不合格って出ないんです。ということは、この「どちらもダメ」なところが不合格者を大量に出してしまうんですね。

 それで、その不合格の基準ですが、前に書いたとおり、全体では7%程度の不合格率なんです。ということは、学校の進路指導に合わせていれば、その位の不合格者しか出ません。となると、10%以上不合格者を出しているところは危ない、と考えてください。人数的に言うと10人に1人です。
 ですから、受験生が20人いるところは2人、30人いるところは3人いれば、もうすでに多い方です。そこで、4人も5人も不合格者が出ているようでは、非常に不合格率が高い塾、という判断で構いません。

 ということで、自分の子供さんが万が一の結果にならないように、こういう結果の部分をしっかり見極めて、塾を選んでくださいね。
(2018/03/17)

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「いいふりこき」が学力を下げる


どの程度まで必要か

 自分、掲示板などに難易度の高めの問題などを掲載しているのですが、なぜ、そういうことをしているのか、という事をお話ししておきますね。
 1つは、生徒に今まで見たことがないような問題に触れて欲しいから。どうしても、低学力の地域にいると、難易度の高い問題に触れる機会が少ないので、こういう問題に触れる機会を増やして刺激を与えることと、学校で「自分は出来る方」と思っているところに「まだまだ上がある」と言うことを知ってもらうため。
 もう一つは、自分自身が講師として、難易度の高い問題に対応できる実力を養うため。国内で最も難易度が高い、と思われるような問題に触れておけば、あとはそれより低いレベルにしかならないので、生徒からどんな質問が来ても対応できるだろう、という事なんですよ。要するに「教務力のバックボーン」をしっかりさせる目的があるんです。

 それで、実は、釧路って、社会の学力は、以前は非常に高かったんですよ。当時の附属中〜まだ、学力が高かった頃〜の社会科の先生って、おそらく、大学の入試までしっかり対応できるだけの「教務力のバックボーン」があって、相当マニアックな生徒の質問にもきちんと答えられたんです。それで、いわゆるセンター試験ではなく「共通一次」と言われていた頃は、社会の大学入試ってどんな問題が出ていたかというと「五公五民の際に、1反あたりの田でどのくらいの年貢を納めていたか」なんていうのがあって、自分は「そこまで覚えていられんぜい」と思って日本史はパスしちゃったんですが、当然、将来社会の先生になりたい、というような人は、そういうのを必死で勉強していたりして、他の科目は多少不得意でも、いざ社会となると、その教務的なバックボーンは相当しっかりしていたんです。
 ところが、そこに、実力が無い癖にできるふりをする、いわゆる「いいふりこき」をするやつが現れたんです。できる先生の真似をしたかったんでしょうが、もともと「教務力のバックボーン」がないのに、できるふりをしたところで、すぐに化けの皮がはがれます。それを取り繕っているうちに、どんどん、子供達の学力が下がっていったんです。
 ですから、教師自身が実力が無いのに「いいふりこき」をするような事をやってしまった場合、被害者は子供達で、どんどん、ダメになっていってしまうんですよ。

 それで、塾なども実は同様で、帯広の成績上位者を教えている講師っていうのは、いくら中学生であっても、大学で言うと北大以上の学校に行く子供達が30〜40人いるクラスで授業をするんです。当然、教務的なバックボーンは相当高く、大学入試か、準入試くらいのレベルの知識があって当然で、帯広から来ていた講師は、学力が高かった当時の釧路の子供達の質問などにも、平気でバンバン対応できたんです。だから、生徒と一緒に楽しくワーッとやることだってありましたが、それでも、いざ、勉強になると、ビシッと決めることが出来たんです。そういう講師でないと、学力上位の生徒からは簡単に見切りをつけられるんですね。

 ですから、数学だけではなく、社会・理科なども、大学入試に対応できるくらいの実力が必要なんですが、そこまで到達している教師・講師は、釧路ではゼロではないかと思います。特に、社会なんていうのは、年数が長ければ長いほど知識のストックが増えてくるはずなので、40歳過ぎて、センター試験の問題をみて、何が何だかほとんど分かりませんでは、勝負にならないと思いますよ。成績上位者にも全く対応できないでしょうし、そういう先生に習ったところで、将来、大学に行ける可能性は、大きく狭まってしまうでしょう。こういう「知識」に関する物は、より深い内容の物を与えることによって、学力上位層を刺激する事になるわけですから、それが無い時点でアウトでしょう。
 そして、こういう教務的なバックボーンを自分で鍛えようともせず、思いつきを並べて「いいふりこき」で誤魔化そうと思ったところで、そんなことがいつまでも通用するわけが無いんです。

 それではここで、このページを見ている社会の先生に質問です。
「地租改正の3%は、何を基準に決められたんですか?」
「何で、スイス銀行って他の銀行と違うんですか?」
 成績上位者って、こういう質問、普通にしてくるんだよ。適当な推測ではなく、ちゃんとした回答できますか?
(2018/03/13)

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2月の数学の進度


中3はいよいよラスト

 今までずっと数学の進度を毎月出していて、進度状況が軌道に乗ってきたな、と思っていたものですから、2月以降は放っておいても大丈夫だろう、と思っていたのですが、なんと、ここに来て、突然、トロトロ進めている学校が出てきているんですね。これじゃあ、ダメだよな〜。
 ということで、月の途中ですが、ここで2月の数学の進度を書いておきたいと思います。

 それでは、まず中3から。
 もちろん、私立高校入試目前ですから、学習内容は、すべて終了しているはずです。今年は、明輝から上の普通科を受験する子が増えている訳ですから、学習内容がきちんと終わらず、練習する時間がとれなかった、ということで不合格になる可能性もあります。ですから、これはきちんと確認してください。

 中2は「四角形」〜「確率」にかけてのところが中心です。
 普通の進度だと、ちょうど中旬あたりまでが「四角形」。2月の後半は「確率」という進み方になります。おそらく、3月6日の入試に合わせて定期テストを行う中学校であれば、進度が早めのところは確率全部、普通は、確率前半(順列・組み合わせ)くらいまでが試験範囲になると思います。

 中1は「空間図形」が中心。
 早いところだと、2月下旬あたりから「統計」に入りますが、現在の状況であれば、3月6日に定期テストを行う中学校では、空間図形までが試験範囲になることもあると思います。ただし、定期テストまでに空間図形が終わっているのが普通。空間図形の途中までが試験範囲となっているところは、ちょっと進度が遅い、と思っていていいと思います。
(2018/02/17)

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かえって悪くなる!?


生徒の学力・意識を蝕む学校・塾

 学習塾であれば、本来は「学力が足りないから、一生懸命勉強してもらって、目標としている所に受かるようになって欲しい」と思って通わせている保護者の方が結構多いのではないかと思います。簡単に言うと「このままじゃ受からない子が受かる」というのが、塾に期待するところですね。ところがこの逆で「このままで受かるはずの子が落ちる」という所もあるんですよ。
 また、転勤族の方から聞く話だと、周りの友達が全然勉強しなくて、それでいて全然出来ない子供達ばかりで、うちの子もだらしなくなってしまって困る、なんていうものもありました。でも、これは学校だけじゃなくて、塾にも言えることなんです。
 以前だとこんな例がありました。

 まだ、時間に対して非常にルーズなときの話なんですが、ある子が塾に通い始めたんですね。当然、最初は、その子、塾の始まる時間にきちんと塾に来ていました。ところが、周りを見ると、まだ、誰も来ていない。そして、5分遅れたあたりからパラパラと生徒が集まり始め、開始の時間が相当遅れてから授業がスタート。そういう状況を何度か繰り返しているうちに、結局、その子、時間通りに来ても授業が始まらないため、だんだん、遅れて来るようになっていったんです。
 こうやって、だんだん時間にだらしなくなっていくと、当然、勉強に対する意識も下がっていきます。これも当たり前なんですが、こうやって遅れてスタートするのが常態化しているクラスって、やはり、勉強に対する意識も低いんです。そういう中に入ってしまうと、朱に交われば、の話の通り、この新しく塾に通い始めた子も、最初の「一生懸命、勉強を頑張ろう」と思っていた気持ちが萎えてしまって、だんだん、勉強が適当になっていってしまいました。結果、塾に来なくても合格したと思われる高校を受験するようになっていった、という話なんです。これ、実話なんですよ。

 それで、こういう状況はどういう所から生まれるかというと、先生と生徒が友達感覚なんですね。毅然と「ダメなものはダメ」と言えない。結果、ズルズルと意識が下がって行くんです。そして、当然の事なんですが、こういう感覚の教師が多い学校って、学力が低くなる傾向にある。それと同時に、こういう感覚の講師が多い塾も同様。

 ですから、通っている生徒を見て、今までよりもきちんと勉強に向かうようになっているか。通ってから、かえってだらしなくなっていないか。そういう所を見て、通わせる塾を判断してもいいと思います。

 そして、もう一つ。
 自分、少し前から、このページで「落とす塾はダメ」と書いていますが、実は、学習進度がきちんとしてきたあたりから、今年は、一つ前の項目に書いたような進路指導になるだろうと、あらかじめ予測していたんです。そうなると、上記のように、子供達の勉強に向かう意識付けや、学力をしっかりつけさせる事が出来ない塾は、大量に不合格者を出す可能性があるだろう、とにらんでいるんです。要するに「受かるはずの子を落とす」塾があるだろう、ということですね。

 それで、一応、目安ですが、釧路管内では、だいたい2000名の子が受験します。そして、不合格になる子は、高専などの併願者を除いたりすると、昨年では、だいたい、170〜180名。となると、不合格率は9%くらいなんです。となると、昨年の段階で、10%を超える不合格率の塾は、釧路平均以下の「ダメ塾」なんです。今年は、さらに不合格者数が減って、予想では140名程度ではないか、と思われます。となると、平均の不合格率は7%程度。ですから7%以上になると、平均より落としまくっている「ダメ塾」となります。だって、普通は、塾に通っている以上、多くても3%以内に収まるはずですから。
 そして、「ちょっと気になる情報」でも書きましたが、北海道学力コンクールの結果を見て「あれ? ちょっとまずいんじゃないか?」と思われるような進路指導をしている塾があるようです。こういう所から大量に不合格者が出るような気がします。ただ、どこの塾かは、データだけでは分かりません。

 それで、現在、1・2年生は、今年の入試の結果を、中3の先輩から聞いて確認してみてください。なんか、やたら落ちてる〜、という話のある塾は、通った方がかえってダメになる、という塾だと思った方がいいです。ですから、そういう塾は避けるように。もしも、今通っている塾がそうならば、塾を変える事を検討した方がいいと思います。
(2018/02/10)

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今年の入試について


苦節15年、ついにここまで来たかあ〜

 やっとここまで追いついてきたか、という感があるのが、今年の入試傾向です。大きな特徴が2つあるので、今回は、その2つについて。

 まず1つ目は、倍率を見て、すぐにピンと来た方も多いと思いますが、例年は工業・商業・東の倍率が高い〜いわゆる、生徒の学力が低いため、ボーダーの低い学校に生徒が集中していたんです。ところが、今年は、商業・工業が定員割れで、上の高校に生徒が集中し、倍率も中位校の方が高くなる傾向に変わりました。

 理由は簡単です。学校が、やるべき事をきちんとやるようになってきたから。一番大きいのは学校の授業進度でしょう。今までは、学力の高い子も「習っていない・知らない」で学力が上がらなかったのが、今回は「習っている・知っている」で受験が出来るようになってきたからなんです。
 また、以前にも書きましたが、今まで「全然宿題をやらない子が多かった」というところから「最近は、きちんとやる子が増えてきた」という点。すなわち、学校の宿題など、家庭で学習する要素がしっかりしてきたことによって、学習意欲が向上してきているということなんです。だから、上位校を目指したい、と思う子が増えてきているんですね。こういう「生徒の意識面」の改善も進んでいるんです。

 となると、当然、授業をダラダラ進めて進度が遅れるということが、いかに「悪」なのか、ということが分かると思います。今までがこの状況だったんです。

 また、某中学校では学校推薦を大量に出しているところがあるわけですが、生徒の意欲が向上しているにも関わらず、ただ単に落とさないようにするため「志望校を下げて推薦を取れ」とやるのも「悪」ということですね。将来の事を考えたときに、出来れば一つでも上の高校に受かっておいた方が、より「将来の選択肢が広がる」ということであれば、それだけの実力のある子なら、きちんと上位校に向けて進路指導していけばいいことなんです。それを下げさせる、ということがどういう事か、そして、そういうことに無頓着というのは、どういう感覚をしているのか、ということなんですね。

 まだまだ改善の余地はあるのですが、それでも、少し前に書いたように、他地域にかなり近づいた状態になってきています。現段階では、非常に良くなってきた、と言っても過言ではないと思います。

 ちなみに、学習塾に通っている子に関してですが、おそらく、塾側では「今年は、うちの塾はいい子が揃っているから、行けるぞ」くらいの感覚でいると思うのですが、何のことはない、全部の塾がそうなんですね。市内全体が変わったというだけの話なんです。ですから、多少学力が満たない子でも「イケイケ」のノリで指導しているところがあるかも知れません。でも、今年は、それは危ないよ、ということです。ということで、お父さん・お母さんの方で、模試の結果などを今一度、確認してみてください。

 もう一点、変化のあったところなのですが、これは学力の低い層の方の話です。
 実は、今までは、学力が低くても「落ちても二次募集があるし、受かればラッキーだから、とりあえず市内の高校を受けろ」だったんです。それが、今年は、学力が満たないと思われる子は、最初から地方の高校に進路指導しているんです。実は、地方の高校の倍率も上がっていて、某高校だと、地元の子が通っただけでは、こんな人数にならないはず、という現象が起こっているんです。
 そして、実は、これが素晴らしいことなんです。正直、進路指導する先生は辛いんですよ。「受かればラッキーなのに」と思われるからです。

 でも、この「受かればラッキー」を放っておくとどうなるか。
 不合格で、地方の高校に通うようになった子は「落ちた〜」、「こんな遠くの高校行きたくない」、「通うのめんどくさい」と、勉強をしっかりせず、ただただ面倒になって「中退」への道に入っていく子が少なくない。実際に、某高校では夏休み前の8月までに中退者が集中した、という事例もあるんです。
 また、これで「ラッキー」にも受かってしまった場合は、結局、ほとんど努力も無しに受かってしまい、そのままだらしない高校生活を続ける可能性が高いんです。そうなると、いざ、就職のときに困ります。専門学校に通ったところで、その専門学校もサボる、という子が続出するんです。

 そういう状況が分かっていて「受かれば、ラッキーじゃない。高校に進学した後の事を考えて、きちんとその子に合った高校を指導する」という意識で進路指導すること、中退せずに、きちんと3年間通って、きちんと高卒の資格をもらえるように、進路指導しながら、その子に勉強に向けての意識付けをしてあげることが、その子の将来にとって、非常に重要な事だと思います。

 今までのように「塾のようにデータが無いから、進路指導は出来ません」「行きたい学校の願書を取って上げますが、受かる・受からないは家庭の責任」のような無責任な進路指導では無くなってきている、という事が、この点から分かるんです。

 実際、学校でも、塾でも、まだ「受かればラッキー」をやっているところがあると思います。そして「ラッキー」で受かったら、学校では「よく頑張ったね〜」。塾ではさも「受かったのは塾の力です」みたいな事を吹聴。ふざけるな、そんなおかしな事をやっているから、子供達が後々苦しむ事になるんだ、ということです。

 いずれにせよ、しっかりと頑張っている学校が出てきている、ということは、非常に嬉しい事です。この頑張っている学校の状況が市内全体に広がっていくといいですね。
(2018/01/31)

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目先を追うな


数学は「目先」を追いかけると大失敗

 自分は、ここで「入試で落とさない」という話を書きましたが、今回は「なぜ、落とさないか」という事を書いておきますね。それは「国語・算数をきっちりやる」からなんです。そして、ここでは特に「算数」についてのお話。

 実は、自分が受け持っている子って、総合ABCの間でも、実際のテストで出てくる数学の問題より「算数」を優先して勉強しているんです。なぜかというと、算数がしっかりしていれば、中学校の数学の問題に11月あたりから入っていっても、今まで60点満点のテストで10点台とかせいぜい20点前後だった子が30点以上の点数になってきて、模試などでも偏差値50を超えて来るんです。もちろん、入試もその調子でいけます。
 なぜかというと、実は、中学校の基本って、小学校内容がしっかりしていれば誰でも出来るような問題なんです。関数については、ほとんど代入の計算がしっかり出来ればオーケー。図形の角度や面積も小学校内容にちょっとだけプラスαされているだけ。ところが、周りの生徒はそれすら出来ずに10点台・20点そこそこの点数を取っているわけですから、小学校内容をしっかりやっておけば、簡単に、そういう子供達を抜けるんです。

 そして、これはプロの視点になるのですが、別項目で書いている「数学のセンス」というものがあって、これがしっかりしてくると、大崩れしなくなるんです。要するに、得点力が安定して来るんですね。さらに、算数・数学が出来るようになると、格段に違ってくるのが「正しい判断力」なんです。
 なんだか分からないから適当に答えを書いておこう、という感覚から「これはこうだから、答えはこれ」というふうに、しっかり考えて答えを書けるようになって来るんです。当然、こういう感覚は、数学だけではなく、他の科目にも影響しますから、他科目でも、極端に悪い点数を取ってくることが無くなって来るんです。(この点に関しては、実は、国語も関与するのですが、それはまた、別の機会に)

 ところが、目先ばかりに目が行ってしまうとどうなるか、というと「もう、数学は無理だから捨てて、社会や理科で点数を取れるようにしよう」という事をやり始めるんですね。そうやって、無理矢理覚えさせて、最終的に覚えきれなかった子が落ちていく・・・という結果になるわけです。
 そして、なぜそういう結果になったか、というと、内容を理解できずにただ覚えようとしたから、テストの設問で何を聞いているか良くわからなくて思いついた答えを書いた、というのが大きな原因の一つ。これ、算数がきちんとできていて、理由と内容を結びつけて覚える感覚が身についていれば、ほとんどの子は間違いません。こういう部分が不備で起こる現象なんです。

 さらに言うと、今の学校の数学の定期テストって、すごく易しいんです。ですから、塾などでは「とりあえず、解き方を覚えろ」式で勉強させるわけですよ。そうすれば、定期テストではそれなりの点数を取って来るんです。ところが、そういう「社会科」のような勉強のさせ方をした途端に、数学の学力は逆に下がっていると考えください。結果として出ていると思いますが、塾に通っていようが何であろうが、結局、総合ABCの平均では、10点台、20点台の山になっています。
 本来であれば、湖陵に行きたいと言っている子なら、総合ABCの数学だと、普通に50点以上行かないと。高専もそう。50点を切ったら落ちる、くらいの感覚にならなければならないだろうし、江南・北陽でも普通に40点台に乗らないと。明輝や商業の情報を狙っている子なら、30点台に乗らないと、情報以外の商業や工業で20点台、という意識で勉強が進められるようになるのが、普通の状態だと思います。そうなれば、数学が不得意で、平均点を下げてしまうような子がいたとしても、学校平均で30点を超えてくるはず。でも、まだ、全然、そうなっていませんね。それは、単純に勉強のさせ方が悪いから。目先ばかりを追いかけているからなんです。

 ですから、「数学のセンス」と「正しい判断力」に裏付けされる「底力」を身につけさせる事が、本当に大切な事なんです。そして、この「底力」があれば、大人になっても、きちんと物事を考えていけるようになって行くんですね。
(2018/01/27)

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「結果」を勘違い


塾の出す「結果」ってなあに?

 自分の結果を書いてみようと思います。
 自分が学習塾にいた頃〜北見のときですが、自分が受け持ったときには函館ラサールなどの有名私立は全員合格でしたね。だいたい毎年10名ずつくらい。家庭教師になってからは、湖陵理数科以上の高校に合格する率は15%ちょっとで、例えば、200人受験生を抱えている塾だと、自分と同じ割合なら、湖陵理数科30名、って感じですね。上位の進学実績ってこんな感じですね。
 不合格率ですが、自分、塾から通算すると28年になるんですが、その間、不本意にも不合格になってしまった子は片手ほど。割合で言うと1%くらいです。実は、自分「合格先生」ってハンドルネームにしていますけど、これ、宣伝とかじゃなくて、自分への戒め。不合格者を出すと「それじゃあ、合格先生じゃ無いじゃん」と言われるので、あえて、こういうネームにして、自分へプレッシャーをかけている、くらいの感覚なんです。
 まあ、正直に言うと、自分の場合、母体数が少ないので、生徒1人に対する割合も高くなってしまいますから、あまり参考にはならないのですが。

 それで、何でこんな事を書いたかというと、こういうふうに、塾の出す「結果」っていうのは、そもそも「塾は何をするところか」という事を考えると当たり前に結論づけられます。
 要するに学習塾って基本的には「勉強を教えて、高校に合格させるところ」でしょ。そうなると、結果というのは、どう考えても「合格実績」じゃないですか。
 ところが、これを勘違いしている塾があるから、釧路は学力が上がらないんだ、という話なんです。

 じゃあ、どういう勘違いをしているか、というと、それは「生徒を増やす」。生徒が集まれば「結果を出した」と思っている塾があるんですよ。これがとんでもない。ここを勘違いしていると、悲惨な事になるんですよ。

 どういうことかというと、これが「合格実績を上げよう」、特に「上位校の実績で勝負しよう」と思っている塾であれば、とにかく、子供達にきちんと勉強させなければならないですよね。講師自身が授業の力をつけて、1人でも2人でも、希望している上位の高校に入れて上げようと思うんです。そういう指導を受けるから、生徒もきちんと学力をつけていくんですよ。これが、どこにでもある、普通の学習塾の考え方なんです。

 ところが、釧路はここがずれているんです。「生徒を集める」ことが目的になっているんですよ。それも、きちんと合格実績を見せて生徒を集めようと思っているならまだしも、それとは全然、違った方法を採ってしまうんです。
 まず、楽に通えるようにする、ということなんです。簡単です。「宿題は出しません」とやってしまうんです。「余計な勉強なんかしなくてもいいから通っておいで」とやるんですよ。前に書いた「釧路って、塾も宿題出しませんよね」の項目の話なんです。
 もう一つは「生徒を甘やかす」んです。
 これ、具体的な例をお話しておきますが、北見から釧路に転勤してきたばかりのときの話なんですが、自分、遅刻・私語・宿題忘れなど、結構、厳しい方で、だらしない子をガッチリ注意するんですよ。すると、その生徒、むくれて「こんな塾、やめる」って必ず言うんですね。もちろん、自分は「そんなだらしない生徒は、みんなの迷惑になるだけだから、いつでも辞めていいよ」と言うんですが、そうすると、完全にふてくされる。
 これ、北見にいたときはこんな事を言う子って一人もいなかったんですが、とにかく、二言目には「やめる、やめる」って言うんです。なんでこんなに「やめる」と言い出す子が多いのかと不思議に思って、いろいろ調べた結果、原因が分かりました。これ「生徒を集める」ことが目的になっているため、当然、辞められたら困るんですよ。それで、生徒が「やめる」と口にすると、それに負けて、今までさんざん甘やかしていたらしいんですよ。そのためクラスの中が学級崩壊状態なんですよ。
 だから、塾で学級崩壊状態か、それに近い、授業中うるさい、となっている塾は、この「甘やかし」が原因と思っていていいです。すなわち、結果をはき違えている塾なんです。
 ここまでが、第一次現象です。

 じゃあ、これが進んで第二次現象になるとどうなるか。
 第一次現象で、宿題無し・甘やかしとやってくると、当然、学力がつきません。その状態で普通にテキストを進めようとすると、簡単なところしか扱えず、通常、学習塾が使う全国版のテキストなら、問題を大量に余してしまうことになるんです。これを保護者が見たら「せっかく買ったテキスト、ほとんどやっていないでしょ」となってしまい、不信感を生んでしまいます。結果、どういうことをするかというと、簡単なものばかりをピックアップしたオリジナルの教材を使い、とりあえず、消化したように見せる、ということになります。こういう教材を使って、とりあえず、生徒も勉強したような気になってお終い。宿題が出ないから、家でも勉強ナッシング。これで学力がつくわけないですよね。

 こういう状況で受験を迎える訳ですから、当然、不合格者が大量に出るわけですよ。
 それで、以前にも書きましたが、不合格者を大量に出す塾って、信用しちゃいけない塾なんですよ。普通にやっていれば、自分のように、28年間で片手。ところがダメ塾になると、1年で片手とか、酷いところは両手。もちろん、合格発表のときには、残念でしたなんていって、ガッカリしたふりはするけど、元々反省する気がないし、そもそも、塾生として塾に通ってきていてくれれば、後は結果はどうなってもいいと思っていますから、毎年、毎年、大量不合格なんです。

 正直な話、きちんと実績を出して、教室の中の雰囲気もきちんとしているのであれば、評判を聞いて、生徒が集まってくるんです。でも、教務力も無い、生徒管理も出来ない、それでいて生徒を集めたい、そういう塾が「結果」を歪めて捉えるんですよ。

 ということで、塾の選び方ですね。ここでは、第一次現象や第二次現象が起きていないかどうか、通っている子の話を聞いて塾の雰囲気を聞くこと。もちろん、宿題の有無も確認。受験生のお母さんであれば、不合格者の状況も知っている人がいると思いますから、その人に不合格者情報を確認してみる。
 ただ、今の段階では、集団指導塾だと、中3は、受験前で、比較的、真剣にやっていると思いますから、授業中の雰囲気をチェックするのは中1・2の方です。
 個別指導塾であれば、全学年まぜこぜですから、中3に話を聞いてみて「中1・2がうるさい」となっている塾はやめてください。受験生に気を使えない塾は最低でしょ。
(2018/01/17)

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こんなチラシは即、廃棄


○○点アップしました〜

 よく学習塾のチラシで「うちの塾生は、入塾から現在まで○○点アップしました」というのをご丁寧にグラフ付きで書いているのがありますよね。これを見ると、自分、笑ってしまうんです。こんなの田舎のヘタレ塾の宣伝ですからね。そして、こんなことを平気で宣伝しているような塾には入れてはいけません。こういうチラシは即、廃棄してください。

 実は、生徒が10人もいれば、1人、2人くらいはこういう子って自然と出て来るんですよ。塾の力では無いんです。どうしてか、というと、生徒の意識が変わるからなんです。
 これ、実は、ウソのような本当の話なんですけれども、自分が教えている子でも、受け持ったばかりで、今、学校で習っている勉強内容をほとんど教えていないにも関わらず、今までで一番テストの点数や順位が良くなってしまう子って、10人も受け持てば、必ず出て来るんです。ついこの間から始めた子でも、1人いますから。
 どうして、こんな現象が起きるかというと、初めて、塾や家庭教師について勉強しようと思うと「今までよりも一生懸命勉強しなければならない」という気持ちになり、今までよりも真剣に学校の授業を聞くようになったり、家で勉強したりする子が出て来るんです。そうすると、ある程度の力のある子だったら、勝手に点数を取ってきてしまうんですよ。
 これがいわゆる「意識付け」というやつなんです。

 ところがヘタレ塾は何を考えるかというと、生徒が勝手に点数を取ってきているにも関わらず「自分の授業が良かった」と勘違いしてしまうんですね。そして散々吹聴してまわる。こんなの生徒指導をきちんとわきまえている者の目から見たら、単なる笑い者ですよ。
 これで、例えば中堅塾だとしたら、4,50人くらいは抱えているでしょうし、大手なら100人単位で抱えているでしょう? そうなったら、普通にしているだけで、中堅塾だと5〜10人、大手だと20〜30人くらいは、こういう生徒がいなければならなんです。それをたったの1人・2人ピックアップして宣伝しているって、ただの愚か者でしょ。
 ちなみに、自分は、こういうバカげた宣伝をするのは大嫌いなので、卒業生全員分を過去の実績として書いているんですよ。人数も少ないですし、全員書けば間違いないでしょ。だから、中堅塾なら、半分くらいの塾生のデータを出せばいいんだし、大手なら、平均アップ率くらいだせばいいでしょ。塾生全員の平均で80点上がった、なら、素晴らしい結果だと思いますが、たった1人や2人上がった程度じゃ屁にもならん。そんなことなら、どこの塾でも出来てますって。

 さて、ここで大事になるのが「意識付け」というやつなんですが、結局、生徒の意識付けがきちんと出来ると、生徒の学力って飛躍的に伸びて行くんです。そして、ここが「生徒管理」の部分なんです。だから、生徒管理の「せ」の字も知らないやつって、結局、学力を伸ばせないやつなんですよ。生徒におぶさっているだけ。いくら良い授業をしたところで、生徒の勉強する気が0だったら、何も身につかないんですから。
 そして、いわゆる「託児所」「児童館」の雰囲気の塾がダメ、というのは、ここが理由なんです。

 これ、実際の例なんですが、自分、学習塾にいたとき、自分の受け持っているクラスに「高専に行きたい」と言って、すごく頑張っている生徒がいたんです。当然、それだけ「意識」がしっかりしていますから、勉強に一生懸命取り組んで、上位のクラスにクラス替えをして行ったんです。ところが、この上位クラスを受け持っていたやつが、本物のヘタレ講師で、要するに「託児所」の元凶だったんですよ。結果、その子、授業中の落ち着きはないわ、勉強もしなくなったわで、学力がガンガンに下がってしまったんですね。
 こうやって、一生懸命、生徒の意欲を削いでいくのが、釧路の塾なんですよ。
 見学に行ってみてくるといいんです。緊張感があって熱がある塾、そんな塾、ありますか? ザワザワ・ゴソゴソ、何となく落ち着きのない塾ばかりじゃないですか? 

 ちなみに、湖陵理数科の話を書いておけば、こんな状況だと先がどうなるか、分かると思います。今、高校1年生の湖陵の理数科は、どこの塾にも行っていなかった子が上位にいるそうです。逆に、附属〜大手塾のラインで通っていた子が伸び悩み気味。
 要するに、小学校から中学校にかけて「意識付け」が出来ず学習意欲を削がれ続けて来た子が、結局、最後になって、苦しむんです。見事でしょ。

 ということで、もう一度書いておきますが、緊張感の無い「託児所」「児童館」レベルの塾に通っても、お金の無駄。ですから、保護者の方は、実際に塾に行って、その「空気感」を肌で感じてから、塾を決めるといいと思います。
(2018/01/11)

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釧路って、塾も宿題出さないですよね?


学校どころか塾までも

 これも、他地域から来た人がビックリすることなんです。他地域では、学校だと、たまに「宿題を出しません」というようなところはあるようなんですが、塾も「それかい!」って突っ込みが入ってしまい、唖然とされるところなんですよ。

 それでね、これ、常識的に考えてくださいね。釧路って、全国学力テストでもご存じのように、学力が低くて、小学校の内容も満足に身につけていない子がたくさんいるんです。これ、実際の話なんですが、数学だと、中学校1年生に入学した子が、そのまま該当学年の中学校1年生用のテキストを与えて普通に勉強できるレベルって、湖陵の真ん中より上の子なんです。それ以外は、小数・分数がままならない。文章問題に至っては、小学校の低学年レベルすら相当あやしくて、以前書きましたが「6センチの3倍は何センチですか?」の正答率が40%程度なんですよ。
 この状況で、中学校のテキストをまともに進めて、出来るようになると思いますか?

 となると、当然、塾に通ってきている子には、今習っている内容を理解して勉強が出来るように、小学校の復習をきちんとさせることが必要になるんです。小数・分数の計算が満足に出来ない子が多い、くらいのことは、塾では分かっているはずですから、そうなると、これも当然、小数・分数の計算を教えて「あとは、これを家で練習しておいで」と言って、小数や分数の計算練習プリントを宿題にして対応するはずなんです。それと同時に、小学校の低学年レベルの文章題が出来ず、説明を聞いても分からない、という子が大量にいるわけですから、それをフォローするために、さらに、宿題が加算され、出来ない子ほど、累積的に宿題の量が増えていくはずなんです。
 でも、こんなことをやっている塾って、一つもないでしょ? 全く出さないか、もしくは、せいぜいスズメの涙ほど。こんな状況で学力を上げられると思っているんですから、安易、極まりない。

 それで、これも以前塾にいたときの話ですが、自分のいた塾は「生徒に家庭学習の習慣をつける」という意味で、必ず、宿題を出すようにしていたんです。ところが、そこに宿題を出さないやつがいたんで、自分、思いっきりヤキを入れたんですよ。それで、いろいろ問いつめていった結果、何で宿題を出さないか、という理由が分かったんです。それがこれです。

・宿題を出して、やって来ないときに怒ると、生徒に嫌われるから

 要するに、自己保身で宿題を出さなかったんですね。それで、これには後日談があって、その講師、どうやら、何かのきっかけで生徒とうまく行かなくなったようなんです。すると、ある日の授業中、急に口が動かなくなって、泡を吹いたようで、そこから、精神的に病んでしまって塾を辞めることになったんです。これ、たぶん、知っている人もいると思いますよ。

 また、別の話ですが、釧路の武修館には、中学部があって、ここから東大・北大などに進学させていましたし、野球部は甲子園に行ったのはご存じですね。このときの武修館の校長が札幌から来たT校長で、このときの中学部の宿題、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、釧路では考えられない量だったでしょ? でも、私立中学だと、これが普通。やっと、普通の私立中学がやってきた、と思って、自分、こっそり喜んでいたんです。ところが、この宿題に耐えられずに、高校で抜けていく子が出てしまったというのが、釧路の現状なんですよ。ビックリでしょ? 私立中学をなんだと思っていたんでしょうね。
 当時は、学校も宿題を出さない。塾も宿題を出さない。当然、家で勉強する習慣が無い。そこに来て、ガッチリ勉強させようと思うと、こういう抵抗感だけが出てきてしまうんです。

 学習塾でも、宿題を出さないことにヘタレな言い訳をしている塾があります。でも、そんな言い訳をまともに聞いていたらバカを見ますよ。だって、塾が宿題を出さない理由はこれ一つです。

・宿題を出して、やって来ないときに怒ると、生徒が辞めていってしまうから

 釧路の場合、これだけです。そして、これが釧路の学力が低い、一番の理由です。子供達に「家で勉強する習慣をつけさせられなかった」ということなんです。

 これ、釧路の周辺地域の子供達は「塾に通っている訳ではないんだから、家でしっかり勉強しないと」という意識で勉強するんです。それに対し、市内は、塾に通ったところで「家で勉強なんか、しなくていいよ」とやってしまうんです。さらに輪をかけて、子供達を甘やかして、授業中騒いで、遊び半分の子供達を大量に集めて〜これが、前項で書いた「託児所」の正体です。
 当然、これが直接的に学力に影響しますよね。結果、釧路の学力を下げているのは塾なんですよ。

 ところが、ここに来て情勢が変わってきたんです。何のことはない、学校で宿題が出るようになったんですよ。となると、宿題に対する抵抗感が以前よりかなり薄くなっていますし、家で勉強する習慣が出来つつありますから、ここで、適切な教材を与えて勉強させている塾と、何も出さずにボケーッとしている塾では、生徒の学力に大きな開きが出ることになるんです。最終的に、ボケーッとしていると不合格者を大量に出すことになります。当然「あの塾に行っても高校落ちるよ」ということになります。

 ということで、塾の選び方、当然、分かりますよね。宿題をきちんと出す塾を選んでください。できれば、小学校の復習などにも目が行っている塾が望ましいでしょう。それから、塾を見学に行って「託児所」みたいなところはダメ。「児童館」みたいな雰囲気の所もありますね。これもダメです。
 そして、宿題を出したくない塾は、いつまでもヘタレな言い訳をしていればよろしい。今後は、子供達が辞めていく理由は、宿題では無くて「学力がつかないこと」になっていくから。

 ちなみに、自分はどうしているか、ということを最後に書いておきますね。
 自分の場合は、国語・数学は、小学校のテキストまで購入してもらっています。というのは、プリントで出しても、無くす子がいるんですよ。酷い子になると、宿題をサボる理由で「プリント無くした」と言い出すケースも。だから、きちんとテキストとして購入してもらって、そこから進めています。
 このくらいことをやらないと、きちんとした学力はつかないですからね。
(2018/01/10)

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「公教育・私教育」と学力


地域の学力を支えるのは、本当は塾

 タイトルにありますが、公教育というのは、いわゆる公立の学校。私教育というのは、私立の学校と塾のこと、と考えてください。そして、今年に入ってから、ここで塾の事をいろいろ書いていますが、実は、釧路って、学校だけではなく、塾もダメダメなんです。要するに「公教育・私教育」の両方がダメなんで、ここまで学力が落ちてきているんですよ。

 それで、以前は学校が酷すぎて、塾でフォローが効かないくらいの状態だったんです。一番ガンなのは進度。例えば、数学なんて、1章・2章分遅れるのは当たり前で、こちらの方で「公立高校の入試に合わせて進めていった」としても、学校では全然習っていないものですから「そこ、習っていないからテストに出ないもん」と言って、まじめに勉強しない子が多かったんですよ。こうなると、学力が下がりますよね。
 また、附属などは、総合ABCの試験日程をわざとにずらしてカンニングやり放題にしていたり。このページでいろいろ書いてきましたが、本当に酷い状況だったんですね。

 ところが、昨年あたりから、結構、まじめに進度をとっているんですよ。端折り・すっ飛ばしをやっているのも、ここで話題にしたときに、学校名を明記できるほど、もう一部の学校になってきているんです。以前は、学校名をいちいち明記する事ができないほど、全部でしたから。

 そして、このような状況になったということは、要するに「他の地域と学校の状況が変わらなくなってきた」とも言えるんです。正直に言うと、他の地域でも、学校ってこんなもんなんです。端折り・すっ飛ばしのようなおかしなことはやらないけど、授業の内容は、単に教科書をなぞるだけだったり、生徒の方から「わかりずらい」とクレームが出てきたり。
 例えば、帯広や札幌というといわゆる「組合」が強くて、札幌なんかは、道教委と札幌市教委が対立するほど、酷い状況になっているようなんです。そして、札幌にいる保護者などの話を聞く限りでは、学校自体はそんなに良い状況じゃ無いようなんですね。
 ところが、札幌も帯広も、市内の学力は割としっかりしているんです。少し前の項目で書きましたが、地方よりも学力が高い、いわゆる都市部の学力になっているんですね。どうしてかというと、保護者の意識が高いということもありますが、札幌辺りだと私立中学の入試があって、そこに向けて勉強する子供達がいるわけですよ。また、北大などの大学が目の前にあって、そこに向けて勉強する子もいるわけですよね。そうなると、どうしても「しっかり学力をつけてくれる塾」が求められる訳で、結果として、そういう保護者の意識によって、ダメ塾が自然淘汰されてくるわけですよ。
 そういう周囲の私教育が充実しているから、公教育がダメでも「学力が高い」状況が維持できるんです。

 ところが、先に書いたように、釧路は市内の方が学力が低いんです。いわゆる都市部の学力になっていないということです。でも、学校は他地区と近い状況になってきているんです。となると、どこがダメなんですか? と言ったら、当然、私教育がダメ、という結論にしかならないですよね。

 それで、釧路の状況を端的に表している例をここに書いておきますが、自分、以前、大手の学習塾にいました。北見から転勤して釧路に来たんです。その当時、帯広から自分と同様に転勤してきた同僚がいたんです。その同僚が自分に向かって言った言葉が
「ねえ、釧路って、塾じゃないよね? 託児所?」
だったんです。要するに、全然、勉強する環境ではなかった〜何となく、勉強らしいことをしながら、単に生徒を預かっているところというイメージだったんですよ。
 帯広の人が見ても、北見の人が見ても意見は一緒。釧路だけは「塾がダメ」なんです。他地域の講師と釧路の講師では、授業の組立から、学力の上げ方のレベルが、雲泥の差なんです。釧路では、ヘタレな授業でも「私、きちんと授業が出来ます」と思っているんです。こういう人が教えているから、ヘタレな勉強しかしていないのに「ボク、一生懸命勉強やってます」と言う子がでてくるんですよ。
 自分、扇形の授業の内容のところで見せたように、授業の試案を書くことが出来ますが、釧路の他塾ではたぶん無理。せいぜい、このページを見て知ったかぶりをこくのが関の山です。
 そして、もっと言うと、今、学校がきちんとしてきていますから、もしも、一度風が吹いたら、釧路のダメ塾はバタバタ倒れます。このページを見て気づいた塾は建て直せばよろしい。でも、気づかない塾は倒れてください。

 ということで、正直に言うと、自分、将来的に塾を立ち上げるかも知れませんから、本当に肝心な部分は、企業秘密ということで、ここにはかけないんですけれども、それ以外の部分は、なるだけ提示して塾の善し悪しを見ていけるようにしたいと思います。
 というのは、塾の方では、もう間もなく、新年度生募集で、新聞にチラシなどが入ってくると思いますから、それまでに、選ぶ基準や、場合によっては塾を変える基準について、書き進めていこうと思っているんですよ。
(2018/01/09)

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「教務掲示」と「募集掲示」


つぶれる塾って、こんな掲示の仕方をします

 自分は、学校の事を書いたときに、教室の掲示を見ると、その教室の状況が分かります、ということを書いたことがあるのですが、当然、塾も分かるんです。そして、ここに書く内容については、実は、釧路で塾を運営している人は知りません。もし、知っているような事を言っている人がいたら、このページを見て「知ったかぶり」をこいている、と思っていいですよ。

 それで、これは保護者の方が知っていたら、結構、簡単に塾の善し悪しを見分けられるので、ある意味「必殺技」なのですが、教室の掲示については、まず「案内掲示」があります。「教室の場所はどこか」とか「お休みはいつか」とか、そういう内容ですね。そして、そういう案内掲示以外の掲示物は、塾の場合「教務掲示」と「募集掲示」に分けられます。
 名前から想像出来ると思うのですが、「募集掲示」については、生徒募集に関する掲示ですね。それに対し「教務掲示」というのは、生徒の勉強に関する掲示です。

 それで、つぶれそうになっている塾は、どういう状況になっているかというと、教室内が「募集掲示」一色に染まるんです。もう、とにかく生徒を増やしたい、生徒を集めたい一心で、どんどん募集掲示を増やしていった結果、このようになってしまうんですね。よく見かけませんか? 窓枠いっぱいに、外に向かって「生徒募集」って書いている塾。そういう塾の中を見学してみると、壁一面に「生徒募集」「塾生紹介随時受け付け中」云々・・・とこればかりになっていたりして。こういう塾は即パスしてください。
 こういう塾は、どういうことになっているかというと、生徒の成績が上がるかどうか、なんて気にしていません。とにかく、生徒が来てくれればオーケーの塾になっているんです。そういう塾になると、一生懸命頑張っている生徒よりも、友達をたくさん誘って塾に連れてきてくれる子がいい生徒になるんです。なんだかなあ・・・っていう感じですよね。

 ところが、これとは逆に、きちんとしている塾は、教室内の掲示のほとんどが「教務掲示」になるんです。もちろん、募集掲示もあるんですが、それは、出入り口のところに1つある、くらいなんですね。なぜ、ここが大事かというと、生徒の成績や学習状況をきちんと見ていないと「教務掲示」を作れないからなんです。さらに言うと、生徒の細かいところに目が行っている講師ほど、細かく「教務掲示」を提示できるんです。そうなると、保護者の方の立場で見て「うちの子も、こういうところまできちんとみて欲しいな」と思えるような教務掲示のあるところが、塾として正解なんですよ。そして、そういう細かい掲示が増えていくと、最終的に「教務掲示」が9割くらいになっていくんですね。
 ちなみに、自分、塾の近くを通りがかったときに、窓から中を覗いてみたりするんですけれども、そういう掲示を行っている塾は、今のところ、自分の見ている限り、釧路に一つもありません。

 ですから、おそらく、自分がここに書いているような塾は、最初から無い、と考えて、それに一番近い塾を選ぶしかないですよね。

 ということで、教室の掲示、というのは、その塾の心の鏡、と考えて好いでしょう。「生徒が高校に不合格になろうが、生徒がたくさん来て儲かれば良い」と考えている塾は、募集掲示が多いでしょうし、「来てくれた子は、本当にしっかり見ていくつもりなんだ」となれば、その子の学習意欲があがるような掲示が増えて行く、ということです。
 分かりやすいでしょ?
(2018/01/06)

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第一義は「適切な学習環境を提供する」


ヘタレ塾はここがダメ

 前項で「どういう塾がダメなのか」という話をしたので、今回は、その続きです。タイトルにもあるように、塾の一番大事なところは「適切な学習環境を子供達に提供する」というところなんです。要するに「学校がうるさくて勉強できない」というような話が出てきたときに、静かに落ち着いて勉強が出来る〜生徒が集中して勉強が出来る学習環境をきちんと整えて、それを保護者・生徒に提供する、というのが、塾の一番の役目なんです。

 それでは、どういう所を見ていけばいいのか、というと、まず、一点目は「清掃状況」です。
 正直に言うと、これは「出来ていて当たり前」です。自慢にも何もなりません。ところが、釧路の場合、これすら出来ていない所が非常に多いんです。窓を見たら「ここ、10年以上、窓拭きすらしたことが無いんじゃないの?」というような塾を見かけたりしますよね。実際「10年以上窓を拭いたことが無い」「教室の中にゴミ袋が山積み」なんていう所があって、その塾、「釧路から撤退するかも知れない」なんていう話が出ていたことがあったんですが、こういう塾があること自体、論外ですよ。
 そんなところがあるから「きちんと清掃している」ことが自慢になったりしてしまうんですね。情けない。
 ですから、新築のときには生徒が寄ってくるけど、そこから、年数が経って行くほど、教室が加速度的に汚くなっていき、生徒も寄ってこなくなって、ついには撤退、という塾が出てくるわけです。

 そして、次には当然「授業中の雰囲気」ですね。生徒が集中できるようになっているかどうか、です。今まで何度か書いてきた「生徒管理」の部分に当たるところなのですが、結局、これが第一義につながる非常に重要なところなんですよ。

 「ゆとり」の時代では、生徒が平気で教室内を立って歩くとか、学級崩壊が起きているとか、さんざん言われてきていて、その酷い状況からの避難先が塾だったんですね。ですから、多少騒がしいくらいでも「学校よりはまし」という感覚で通ってきていた生徒も多かったと思います。
 ところが、今は、学校もだいぶ落ち着いてきているみたいで、以前ほど「授業中、騒がしい」という話は、出てこなくなってきました。そうなると、以前と同様にチョロチョロしている子が通っている塾、私語が平気な子が通っている塾は、ひょっとしたら「学校よりうるさい塾」になっている可能性があるんですね。そんな塾に通わせるのは、ハッキリ言って「金の無駄」ですよ。塾なんかに通わず、学校で勉強した内容を家庭でしっかり復習する、という事をやっている方がまだまともなんですよ。

 それで、集団指導と個別指導で、若干、雰囲気の見方が違いますから、その違いを書いておきますね。
 集団指導〜学校と同様の一斉授業で行っている塾の場合、全員が「先生の話をきちんと聞いているかどうか、先生の指示にきちんと従っているかどうか」という点を見てもらえればいいでしょう。先生の指示が不適切で、生徒が何をしていいか分からなくなっていたり、先生が前の方の生徒と話し込んでしまい、後ろの方の生徒の私語が始まる、なんていう現象が起きていたらアウトです。もちろん、先生の説明の最中でも平気で質問をするような生徒がいたり、分からなくなって、すぐに隣の子に話しかけるような生徒がいる時点でヘタレ塾ですよね。
 要するに、学校でうるさいと言われている状況が塾の中に入り込んでしまっていたらアウトと言うことですね。この辺は、保護者の方も、学校の状況をご存じだと思うので、それに準じて考えてもらえばいいでしょう。比較的、理解してもらいやすいのではないか、と思います。

 それに対し、個別指導の場合は、保護者の方も経験がないので、少し判断が面倒ですね。それで、一応、判断基準としては、人が集まるところで、それぞれが集中して物事を行っているところはどこか、ということを基準にして判断していくといいと思います。
 それで、一人一人が集中して勉強していたりするところ、というと、それは「図書館」なんです。もちろん、図書館でも、変なやつが入り込んでくると、周りの人たちの集中力が一気にダウンしてしまいますよね。そういう状況になってなければオーケーなんです。個別指導でも、本当に集中力が上がってくると、試験会場のような雰囲気になってくるんですが、まあ、そこまでは求めなくてもいいでしょう。
 また、生徒だけではなく、講師が教室中に響き渡るような大きな声で勉強を教えている、なんていうことになると、アウトです。こんな状況で周りの子供達が集中できるわけないでしょ、ということですね。そういう周りの子供達の事を考えられない講師がいるという時点で、この塾、大丈夫か? くらいに考えておけばいいと思います。

 ということで、塾の教室の集中できるような学習環境を考えた場合、集団指導は「学校基準」、個別指導は「図書館基準」で考えてください。そうすれば、間違いないですから。

 さて、このように、適切な学習環境を整えられない塾が、なぜあるのか、ということなんですが、これ、実は、釧教大の影響が大きいんですよ。まず、清掃をきちんとやらない、という講師って、釧路教育大出身の講師に多いんです。そして「集中力を高めよう」よりも「生徒と楽しく勉強したい」という方を優先するのも、釧路教育大出身者のスタンスなんです。だから、生徒を騒がせてしまうんですよ。
 札幌、旭川・帯広あたりから転勤して来た人は、たぶん、分かると思うのですが、外から見て、こんなに汚い学習塾って、見たことが無いでしょ? また、塾を見学に行って「この子達、本当に勉強する気あるの?」と思うような事も結構ありますよね。ですから、こういう汚い塾、学習意欲の低い塾、を一掃しないと、釧路全体のレベルは上がっていかないんですね。
(2018/01/05)

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市内の方が学力低いじゃん


釧路では、他地域と違うおかしな現象が・・・

 他地域と違い、釧路の場合、全国学力テストの結果から、釧路市内よりも周辺部の方が学力が高い、ということが判明しています。それで、どうしてこういう現象になっているか、ということを今回、書いてみようと思いますね。

 基本的には、いわゆる「都市部」の方が「地方」よりも学力が高くなりますが、その原因は、大きく次の2つなんです。
1 高校入試に競争がある
2 塾に通っている子が多い

 1の「高校入試に競争がある」というのが、これが一番の要因で、高校が1つしかなく、勉強しなくても合格してしまう、という状況であれば、よほど「将来、大学に進学したい」というような、将来の目標でもない限り、勉強しなくなってしまいます。こういう関係で、徐々に学力が下がって行くんです。
 そして、2の「塾に通っている子が多い」というのは、1の理由に付随して、高校入試に競争があるわけですから、当然、勉強をきちんとしなければならないという意識も働きやすく、結果、塾で勉強する子が増えてくるわけです。
 ここから、市内〜いわゆる「都市部」の学力が高くなる、という傾向になるんですね。

 それじゃあ、なぜ、釧路の市内は周辺部より低くなるのか、という話なんですが、まず、1の理由から考えてみると、高校入試に競争があるのは、釧路市内です。例えば、阿寒あたり(阿寒は市内ですが、以前は学区が違いました)だと「阿寒高校でいいもん」と全然勉強しない子が出てきたり、白糠あたりも、話を聞いてみると同様の現象が起きているようです。また、地元に高校が無く、市内の学校に通わなければならない地域においては、これは釧路市内と同条件ですから、市内と同じようにしかならないはずなんです。
 ということは、釧路市内の学力が低い原因は2の理由の方にある、と考えられるんですね。
 要するに「釧路の既存の塾は、学力を上げられない塾である」という結論になるんです。上げるどころか、むしろ下げている、くらいの状態なんです。

 それで、今まで釧路で起きていた現象を、もう一度おさらいしてみますが、釧路の総合学力テストの数学の点数。これ、平均点が「赤点」じゃないの? なんて言われていたんですが、何のことはない、これ、学習塾に通っている子も含めての平均なんです。当たり前ですよね、学校の平均なんですから。英語なんかも悲惨でしょ。

 というのは、以前、釧路市内の子供達がだらしなかったときに「遅刻者は入室させません」というような厳しい対応をしていた塾もあったんです。それがどうなったかというと「そんなに厳しいなら、行きたくない」が始まって、結果、閉鎖してしまったりしているんですよ。要するに、ちゃんとした塾が生き残れないような環境だったんです。自分も、そういう環境で塾を立ち上げてもジリ貧になるだけだろうと思って、家庭教師という選択をしているんです。

 それじゃあ、既存の塾はどうだったか、というと、結局、だらしなかろうが何であろうが、誰でも受け入れて、とりあえず生き残ってきた、という経緯なんです。これでは、学力はあげられませんね。そして、今でも、その感覚で続けているから、市内の方が学力が低いという現象になって、表れているんです。
 ですから、塾に対する目線が厳しい転勤族の人たちから見ると、釧路にはまともな塾が無い、という話になるようで、この辺りの話は、そういうお母さん方が書き込んだ「2ちゃんねる」とか「ブログ」あたりでも、ちょくちょく目にするんですね。

 ただ、子供達の生活環境が変わりつつあり、だらしない子が少なくなってきている今、学校の授業がだんだんまともになって、学習進度をきちんと守れるようになってきている今、今まで、学校や生徒のだらしなさに乗っかっていた塾が、教室を閉鎖したり、縮小したりしてきているようです。ある意味、いい傾向ですよね。
 そして、こういうヘタレな塾が消滅するようになると、間違いなく、釧路市内の平均は、地方よりも高くなります。

 それじゃあ、どういう塾がヘタレなのか、というのは、これから少しずつ書いていきますので、参考にしてください。
(2018/01/04)

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いまだに根強い「意識差」


やらずに出来る訳がない

 自分が個人的に感じている事ですが、たぶん、道東地区独特だと思うんですね。勉強に対する考え方の差といいますか、意識の差といいますか、根本的にここが変わらないとうまく行かないぞ、というところなんです。それがこれ。
 普通は「やらずに出来るわけがない」。要するに、勉強でも何でも、やらないと出来るようにならないよ、ということなんですが、これが釧路になると「やらなくても出来るやつが賢い」という感覚に変わるんですね。だから、積極的にやろうとしないんです。

 だから、小学生から塾に通ったりすると「あの子、勉強やっているから、出来るのが当たり前でしょ」という目で見られるようなところもあり、ましてや「それで出来るようにならなかったら恥ずかしい」という感覚だったり、また「小学生から勉強させて、いいふりこきをしている」というような感覚でも見られるようなんですね。それで、小学生から塾に通わせるなんていうことになると、近所に内緒にして欲しい、なんていう話も出て来るんでしょう。未だに、そういうところがあるようなんです。

 よく「学校で習うことくらい、勉強しなくても大丈夫」という人もいるんですが、正直に言うと、自分の目で見る限り「あんた、出来てないでしょ」っていう感じですよ。そっちの方が恥ずかしいんじゃないでしょうかね〜。ましてや、高校を卒業して、就職のときに引っかかってしまって、どうにもならなくなっている方が、恥ずかしいと思うんですけどね〜。

 ということで、出来ていないなら、出来るようにしよう、と考えて行動するのが、やはり筋ではないかと思います。そして「やらない者は、いつまでも出来るようにならない」という感覚が、自分は正しい感覚だと思います。
 ですから、もしも、小学生で勉強を始めようと思っているのに、何となく、周りの雰囲気に気後れして始められない、という人がいましたら、周りの事は気にせず
「あんなに、酷い状況になっているのに、放ったままにして、どうするつもりなの?」
くらいの感覚で考えていいんですよ。そうすれば、
「私も、実は、いくらなんでもあれは酷いんじゃないか、と思っていたの」
と、同調する人は出てきますから。

 そして、タイトルには「根強い」と書いていますが、以前ほど、勉強に対して「やっかみ」を言うような人は減ってきていると思います。というのは、そういう「勉強に対してマイナス発言」をしているところで、就職困難になっているケースが増えてきているせいではないかと思っているんです。

 でも、それでも気になると言う人は、別に塾に通わせる必要は無いですから、市販のドリルなどで勉強にきちんと向き合う習慣をつける、勉強を毎日きちんとするという習慣をつける、ということで構いません。小学校の2年・3年・4年あたりで、学力がガクンと落ち込んでいる子が多いと思います。それで、勉強をやらせる基準ですが「うちの子、学校の勉強についていけている」と思っている時点でアウトだと思ってください。釧路の場合「うちの子、成績上位にいる」と思っているレベルで普通の子です。
(2017/12/30)

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塾の生徒管理


昔と少し様変わりしてきています

 生徒管理の話の続きで、今までは学校でしたが、今回は塾の話。

 実は、自分が釧路に転勤してきたときには、驚くことが多々ありました。
 まず「遅刻が平気」。酷いところは15分、20分遅れて授業がスタートするのが当たり前だったんですよ。ただ、これは、最近、結構、収まってきているのではないかと思います。もしも、まだ、この風潮が続いている塾があれば、子供さんがだらしなくなるだけですから、早めに見切りをつけておいた方がいいです。

 次は「塾でも学級崩壊」。授業中、うるさくて勉強にならない。もしくは、それほど酷くは無いものの、やはり、集中しずらい、というところがほとんどでした。そして、これについては、今でも話題に出ますから、状況によっては見切りをつけた方がいいと思います。

 後は「毎年、毎年、誰かが落ちている」。塾だと、受験生は、1教室で、せいぜい30人から40人くらい。大手の塾の本部スクールだともう少し多いのではないかと思いますが、そのくらいの人数であれば、きちんと指導できていれば「全員合格」が当たり前なんです。「4年連続、5年連続全員合格です」なんていう話を本当は出せなければならないんですが、こういう宣伝が出来る塾って、おそらく、釧路には無いと思います。
 もっとも、人数が増えると、中には、自分が以前書いたように「受験当日、実力はあるんだけれども、緊張しすぎて、頭が真っ白になり、ほとんど白紙でテストを提出してしまった」という子が出て来るんですが、こういう子って、あっても数年に一人くらいではないかと思いますよ。だから「○年連続、全員合格」という宣伝になるんですね。

 こういうのって、結局、責任者の意識の甘さから来るんですね。「何点アップしました」とか「うちの塾の方針は・・・」と調子のいいことを言っていたところで、最後に「・・・・でも、高校は落ちるんですけどね」というのがくっついてしまったら、全て帳消しなんです。いや、帳消しと言うよりも、むしろ、マイナスですね。落ちたら落ちたで、結局、塾側の都合のいい言い訳をするんですが、こんな言い訳、落ちた子の親が聞いたら激怒しますよ、きっと。

 それで、子供達をきちんと合格させようと思ったら、上記に書いたように、授業中うるさいとか、遅刻が平気とか、そんなことにはならないんですよ。これ、結局「生徒と好い関係を築くのが一番」と思っている講師のやることなんです。そして、遅刻や大事な話の最中私語をしているような事を認めてしまっていては、合格云々以前に、子供達のためにならないんですよ。

 そして、もう1つ大事な点は「自分の力で物事を克服する」ということです。家で自分の力できちんと物事を出来るようにするということですね。要するに「宿題をきちんとやるかやらないか」という話なんですが、これも、最近、学校できちんと「家庭学習」をさせているせいか、以前ほど酷い状況ではなくなってきました。とはいえ、まだ、こういう「きちんと出来ない子」は、結構、多くいます。
 自分は、家庭教師という立場なので、実は、新規で自分のところに申し込んで来るという子よりも、塾に通っていて成果が出ないから、やめて家庭教師に切り替える、という方が多いんですよ。それで、塾の傾向なども掴めつつあるのですが、釧路には大手の塾でA会とR会がありますよね。それで、R会がすべてきちんとしているという訳ではないのですが、過去に宿題のおかしな子〜「例えば、必ず半分しかやらない」とか「最後に必ず残す」とか、もしくは「ほとんど手を着けない」という子は、正直に言うと、A会を辞めてきた子が圧倒的に多いんです。そして、宿題をきちんとやらずに叱られて、自分の方も辞めていってしまう子も、圧倒的にA会出身の子が多いんです。

 それで、これについては、いろいろ考えているんですが、おそらく「A会の方が勉強が楽」と思って通っている子が多いのではないか。家で勉強なんかしなくても、点数取れるようにしてくれ、という感覚の子が多いんじゃないか、と思っています。
 そして、塾がそういう子の意識を変える、というくらいの感覚でいてくれなければ、残念ながら、釧路の学力はあがっていかないのではないかと思っているんです。
(2017/12/25)

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小学校算数の重要性


今までは「計算すら満足に出来ない」でしたが・・・

 これ、実際の生徒のお話ですが、今までの学力テストで数学の点数が10点台とか、一番良かったときでも20点前半くらいの点数だった子が、小学校6年生までの内容が一通り終わって、中学校の基本的な内容に入っていったときに受験した北海道学力コンクールで、偏差値50を超えてきたんです。点数では40点を超えてきたんですよ。
 もちろん、この子だけではなく、今までも、小学校の内容をきちんとこなした子は、入試で、変な失敗をしなくなるんですね。得点力も上がります。例えば、まだ裁量問題が導入される前〜全部の高校が一律で同じ問題を行っていたとき〜の話で言うと、当時、湖陵を受験している子で60点満点中20点台が普通、酷い子になると10点台の子がいたときに、小学校の内容の復習をやっている子は、北高とか北陽を受験している子で普通に30点を超えるようになっていたんです。

 それで、小学校の算数をきちんとやっておくと、何が違うのか、という話なんですが、以前は、確かに「計算すら満足に出来ない」という子が多かったのは事実です。酷い子になると、かけ算の九九すら満足にできないとか。
 でも、現時点でかけ算の九九が出来ない、という子は、よほどのサボり癖のある子でない限り、みんな出来ます。計算力も徐々に上がってはきているんです。それなのに、何で学力テストで悲惨な点数しか取れないのか、ということを考えていくといいんです。

 実は、結論から言うと「数学的判断力」が無いんです。ちょっと見たことの無い問題が出てくると、何をしていいか分からない、頭の中がとっちらかっていて、トンチンカンな事をやり出す子が多いんです。それで、どうして、こういう事が起きるかというと、これは、前にも書きましたが、学校で教えておかなければならない、基本的な認識力をどこでつけるかが分かっていないから起きる現象なんです。「扇形」の話でも書きましたし「数学のセンス」の話も同様なんです。ですから、この辺の認識が無い先生は、学校だろうが塾だろうが、学力をつけられません。単に問題をやらせて、生徒が「分からない」と言ってきたところを教える程度のことしか出来ないんですよ。

 そして、その大事なセンスというのがどこに入っているかというと、それは小学校の算数なんです。平均のセンス・割合のセンス、図形のセンス、その他、諸々。ここがしっかりしていないから、上に積み重なって行かないんです。逆に言うと、ここがしっかりしていれば、中学校の数学は、それほど難しいものでは無いんです。だから、小学校内容がしっかりすると、中学校の内容で得点力が上がる〜入試の点数が上がるんです。

 となると、基本的なセンスが身についていない子は、ギリギリになってから受験勉強を始めたとしても、数学に関しては絶対に間に合いません。入試直前で勉強を始めて急に数学が伸びる子、というのは、こういうセンスがすでにあって、単に、数学的な文章表現に慣れていない子だけなんです。要するに、元々の学力はしっかりしているのに「なんか難しいような気がする」と食わず嫌いになっているような子、と言った方が分かりやすいでしょうか。

 実は、自分、こういう事をずっとホームページに書いているせいなのかも知れませんが、ギリギリになって何とかして欲しい、という話は、あまり来なくなりました。どちらかというと、今の時期に連絡が来るのは中1とか中2とか。今くらいからきちんと始めておかないと「うちの子、危ないんじゃないだろうか」という感覚の保護者の方が多くなってきているように思います。
 例えば、中1であれば「一年近く中学校のテストをやってきてみて、この調子でこれからどうなんだろう?」とか、中2であれば「来年、受験生になったときに、この状況で大丈夫なんだろうか?」ということを考える保護者の方が多くなってきている、と言えそうですね。
 もちろん、こういう生徒さんには「小学校内容からきっちりやり直して行きますよ」という事を保護者の方にお話しして、勉強を進めるようにしています。
(2017/12/22)

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生徒管理キャパシティ2


ここがガン

 それでは、釧路の場合、いったいなぜ、この「生徒管理」の感覚が悪化していったのか、という話なのですが、これは、実はハッキリしているんです。原因は附属なんです。

 例えば、私語の扱いについて、おかしな方向に崩してしまったのはどこか、というと、これ附属です。附属では「勉強に関係のあることなら、授業中に隣同士でしゃべっていても良い」という約束にしていたんですね。ですから、塾に来る子には「再しつけ」が必要だったんです。「授業中、先生の話をきちんと聞かず、隣としゃべっていたら、それは内容に関係なく私語」という約束をしなければならなかったんですね。
 ただ、この附属のやり方が市内の小中学校に蔓延してしまったようで「勉強に関係のある内容であれば、話をしても構わない」という話があちこちで聞かれるようになったんです。

 そして、あろうことか、そういうザワザワした雰囲気が「活気があって良いクラス」ということを言い出す馬鹿者まで現れてしまったんですよ。こんなの「学級崩壊」ですからね。そこから、見る見るうちに学力が下がっていきました。学力テストの点数も、強烈に悲惨になり、当時のお父さん・お母さんの中には「うちの子、こんな悲惨な点数なんですけど、回りの子も、みんなこんな点数なんだって言うんですが、本当なんでしょうか? そして、これで大丈夫なんでしょうか?」と疑問に思う方が出てきたんですね。でも、結果として、高校には合格してしまうわけですから、結局、これで大丈夫、となっていったんです。

 それで、実際に見てみると分かると思うのですが、現在、附属って、定員に満たないでしょ。120人の定員で、100名ちょっと。受験すると、全員合格状態ですよね。これ、塾で言えば、生徒数がジリ貧になって、つぶれていく塾と同じ経緯をたどっているんです。「生徒管理」がきちんとできないとこういう状況になるんです。
 少し前にも書きましたが、生徒管理がきちんと出来ないから、おかしな問題が噴出してくるんですよ。

 ということで、一つ前に書きましたが「生徒管理キャパシティ」というのは、その先生の総合力なんです。授業内容がいい、しつけもきちんと出来る。そして、人数が増えてもその質が変わらない。そういうところを目標に、自分の授業力を鍛えて行くんです。

 一例を出しておけば、小学校などで良くあると思いますが「生徒を黒板の前に出して、問題を解かせる」というやつ。これ、同じ行為でも、教師の意識が
「なるだけ、集中力を付けさせるために、極力、動かさないで、話をきちんと聞かせよう」
と思っている中で、ギリギリの状態で子供達を動かしているのか、
「集中できなくなりそうだったら、とりあえず、黒板に出させて体を動かさせておこう」
と、やたらと黒板に出させてしまうのか、
 この教師の意識の持ち方一つでも、1年後の生徒の状況が大きく変わって来るんですね。そして「逃げ」の理由で黒板に出させている教師は、生徒管理キャパシティの低い教師、と考えておけばいいんです。

 参観日などで、授業を見ることがあったら、是非、この点を確認してみてください。
(2017/12/20)

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生徒管理キャパシティ


これが低いと学力が上がりません

 自分、このコーナーで、よく「生徒管理」について話をしてきているのですが、実は、非常に大切なところで、例えば、学習塾だと、ここが理解出来ていないところがつぶれて行くんですね。そして、タイトルの「生徒管理キャパシティ」というのは、先生が、子供達をしつけたり、進路指導したり出来る人数を差すんです。

 そこで、分かりやすくするために、ここでは学習塾を例にとりますが、ある学習塾の教室を任されている先生が、きちんと子供達をしつけたり出来る人数の限界が15人とします。ところが、塾生が友人をたくさん連れてきて、その教室が20人になったとしますね。すると、その先生は、自分の許容量を超えてしまっていて、全員をきちんとしつけすることが出来なくなってしまい、宿題忘れが増えたり、私語が出てきたりして、教室の中がだんだんだらしなくなっていきます。すると、勉強する環境で無くなっていき、きちんと勉強しようと思っている子が辞めていってしまいます。結果、人数が減って、15人になったときに、また、その先生が、きちんと生徒を見ていくことが出来るようになり、そこで、きちんとした授業が進んでいく、ということで、その先生の「生徒管理キャパシティ」の人数に、教室の生徒数が収束していく、ということになるんです。

 これが大手の塾だと、生徒管理キャパシティの人数が多い先生が教室担当になると、塾生が増えていっても辞めずに最後まで残りますし、卒業するまできちんと勉強できる環境で進んでいくと、次の年には人数が増えていくことになります。その逆で、生徒管理キャパシティの人数が少ない先生が教室担当になると、教室が騒がしくなったりして、3ヶ月経ったくらいから、辞めていく子が出始めて、結果、人数がドンドン減っていってしまうんですね。

 そして、最も悲惨なのは、この「生徒管理」が理解できずに、最初の例であげた生徒管理キャパシティの人数が15人の先生が、20人に教室の人数が増えた場合、辞めていく子が出ているにも関わらず、残っている子をきちんと勉強に向かわせる事をしないため、騒がしい状況がずっと続く、と言うことなんですね。結果として、その塾に関して悪い噂が広まりますから、次の年には、ピタッと生徒が来なくなってしまうんです。

 で、ここで何を言いたいか、というと、おそらく、学校では、この生徒管理キャパシティの低い状態か、もしくは、生徒管理自体が理解できていないために、悲惨な例のところであげた、人数が少なくなっても、生徒がだらしないままで放っている状態が続いているのではないか、ということなんです。
 特に、市内でも、伝統的に学力の低いところというのは、この「生徒管理」が全く出来ていないのに、それに気づかず、そのままになっている学校ではないか、ということなんです。

 ということで、この生徒管理というのは、いわゆる「先生の総合力」なんです。分かりやすい授業をするのは当然の事なんですが、でも、いくら分かりやすい授業をしたからといって、私語をしている子を注意しなければ、その私語が蔓延して、せっかくの授業が台無しですよね。だからといって、最初から分かりづらい授業をしている先生の話は誰も聞きません。

 ですから、最終的に、その先生のスキルは「生徒管理」に集約されるんです。そして、この生徒管理がしっかり行える人数である「生徒管理キャパシティ」が広がっていくことで、クラスをまとめる「教室運営」が可能になるんだ、というお話なんです。
 ただし、クラスの中に、いわゆる「問題児」がいる、と言うケースの場合は、また、別の機会に。ここでは、普通の子が普通に集まっているという場合に限ります。
(2017/12/18)

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附属で盗難事件!?


決着がついているのかな?

 こちらに入ってきた情報によると、教育大附属釧路校で、盗難事件が起きていたようなんです。
 話しによると、バインダーノートとか、ジャージとかが盗まれていたようで、「死ね」と書いた落書きがあったりしたようなんですね。

 それで、自分が気にしている事が2点あって、一つは「死ね」という落書きがあったと言うことは、いわゆる「いじめ」に関するような事が起きていたのではないかと思うのですが、この辺がハッキリしません。過去に、附属では「いじめ」による自殺未遂を起こした子がいるんですが、それ、隠蔽されてしまっているんですよ。
 ですから、附属で「いじめ」につながるような内容の話しが出てくると、自分、ちょっと敏感です。これ、大丈夫だったんでしょうか? それとも、陰に隠れて「いじめ」が続いているなんて言う状況にはなっていませんか? 

 それからもう一点は、盗まれたものが戻ってきているのかどうか、という点なんです。これ、生徒がいたずらしてやった、という程度なら、あまり大げさに扱うのは逆に生徒のために良くないのですが、そうじゃないケースもあるでしょ。
 例えば、ジャージに関して言うと、男子のものならまだ大丈夫ではないかと思うのですが、女子のものとなると、これはさすがにまずいでしょ。ネットで売って金儲けをしたり、最悪は、教師が自分の気に入った生徒のものを収集していたなんてことになると、一大事ですよね。

 ということで、以上の点に関して、何か情報のある方がいらっしゃいましたら、掲示板の方に書き込みをお願いします。ただ、あまりにも、まずい状況だと言うことが判明している場合は、一般の方に知られるわけには行きませんので、書き込みせずに、直接、道教委の方に連絡をしてください。

 ちなみに、これに関しては、附属の教師に相談しても、解決はしないのではないかと思います。というのは、上記のように「いじめ」は隠蔽されてしまいますし、他の記事でも書いていますが、学校の平均点を隠すとか、困ったことがあったら姿をくらますとか、こう言うことをやるのは、附属出身の教師なんです。そして、これも不確定情報ではありますが、「となりのトトロ」のDVDを見せていたのも、附属出身の教師らしいという話ですし、市内の中学校でも、何かおかしな事が起きた場合、その教師の経歴を追及すると、附属が絡んでいることが多いんです。また、学校ぐるみでのおかしな話〜例えば、武修館中学への妨害など〜が出てくることも多いんですよ。
 そのため、あくまで個人的にということですが、私は附属の教師を全く信用しておりません。
 ですから、何かあった場合は、学校に言うのではなく、直接、道教委に相談する、というのが、一番良い方法ではないかと思います。
(2017/12/16)

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扇形の授業と定期テスト


授業がきちんとすると、テストもきちんとするんです

 さて、前回、そして、3つ前の内容で、例として扇形の授業をあげてお話をしてみました。そして、こういう模範的な授業の内容を書くと、当然ながら「こんなの出来ない」と言い出す者も出てきます。でも、そういう人って、教科書をきちんと読んでいない教師なんです。その場の思いつきで「こういうふうにやったら生徒が出来るようになった」程度の感覚なんです。ですから「この単元でどういう内容を生徒に身につけさせなければならないか」という事も理解出来ていないと思いますよ。
 ですから、大事になるのは、身につけさせなければならない内容をきちんと授業で教える、ということなんです。

 そして、こういう事が理解出来るようになると、テストも変わってきます。
 テストの問題と言うのは「生徒がどのような内容を身につけているか」と視点で作られるものだからです。

 例えば、同じ扇形でも、中心角の数値の設定で、子供達の身につけている内容を把握することが出来るんです。
・中心角が60度・90度の設定だと、小学生感覚での解法が身についているかどうか。
・中心角が135度などの設定だと、割合を分数でかける事ができるかどうか。
・中心角が180度を超える設定だと、180度を超えた形を扇形と認識できるかどうか。

 最後の180度を超えるケースというのは、子供達は「扇形」という言葉で習っているので、扇子のような形であれば扇形と納得できるのですが、まれに、180度を超えてしまうと「扇形ではないんじゃないの?」」と考えてしまう子が出て来るんですね。たぶん、問題では180度を超えるような問題も扱って、説明はすると思いますが、それでも、きちんと身につけていない子がいるかも知れない、ということで、テストで出題するんです。

 ということで、上記の内容で分かると思いますが、テストで出題する場合、「なぜ、その問題を出したのか」という視点がハッキリしているものなんです。逆に言うと、この視点がぼやけているテストは「ダメなテスト」なんですよ。

 ですから、今後テストを見たときに、扇形の問題が、中心角60度と90度の問題が2問だけ出されていてお終い、なんていうことになっていた場合、小学生感覚を踏襲していればオーケーになってしまうわけで、当然、そのテストを受験している子の学力は上がっていかないだろう、という事が分かるんですね。

 また、2時間目でお話をした「扇形と三角形・四角形」などの図形を組み合わせた「斜線部分の面積」などの問題も、当然、図形の思考力を養う問題として授業で扱っていなければならないわけで、もちろん、テストにも出題されなければならない問題なんです。
 ですから、この問題をほとんど扱っていないとか、1問も出ていない、ということになれば、これは、テストと合わせて授業の根本から見直してもらわなければならない状況になっている、ということ。ましてや、そんなテストで平均点が70点とか、そんな高い平均点になっているなら、単に、平均点が上がりやすい問題をピックアップして「俺が教えていれば、みんな出来るようになる」という誤魔化しアピールのためのテストにしかなっていないんですね。

 ということで、実は、学習内容が決まっているのと同様に、テストで出題される問題というのも、視点が決まっていて、どの問題を出題するのか、ということも、ほとんど決まっているんです。当然、学習内容からまんべんなく出題されるものなんです。それをちゃんと教えていないから偏ったテストになるんです。

 もちろん、学力の低い子が多い学校というのもあると思いますから、そういうケースだと「最初に20点分、必ず、復習の計算や他の単元の基本内容を出題するから、最低でも、家でそこだけ勉強しておいで」という話を生徒にしておいて、テストを作成してもいいわけですし、そうやって「テストで勉強させる」というのも大事な指導の中の一つなんですよ。

 さらに言うと、まんべんなくテストで問題を出したときに、出来ない子が多いという場合「どこが分かっていないのか」「どういうふうに教えると分かるようになるのか」ということを追及する材料にもなるんです。そうやって、授業を改善していくのが当たり前なんですが、出来なかったら「どうせ、出来ない」と言って、問題を出さなくなってしまう、というのが、釧路の教師の姿勢なんですよ。これじゃあ、いつまで経っても、生徒は救われません。

 単純な易しいテストを作って、それで平均点がバカみたく高いなんていうのは、もっての他。だからといって、学習内容も知らず、ただ、難しいテストを作ればいい、と言う発想では、学力向上はありません。
 しっかりと学習内容を確認出来るテストを作りながら、通知表をつけるために、きちんと1から5までの子の点数がばらけるように、得点が、いわゆる正規分布に近い形になるテストをきちんと作って行くんです。そうすれば、平均点は自動的に50点後半から60点前半に落ち着くはずなんです。中1だと、この範囲に収まってくるでしょう。
(2017/12/14)

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扇形の授業、2時間目


こういう学習内容、ちゃんとやっているようですか?

 2つ前の「こんな授業じゃ学力上がらんぜい」で、中1数学の平面図形で扱われる「扇形」の内容について、実際の授業内容を確認してみました。実際に、子供さんに聞いてみて、どうでしょうか? 小学生の焼き回しのような授業になっていませんでしたか? もしくは、何だかモタモタした説明で、訳が分からない、というふうになっていませんか? 
 そこで、今回は、さらに、前回の続きの2時間目ではどのようになるか、というお話を書いておこうと思います。この辺になると、学校の授業が「さらに怪しい」ことになってくると思いますよ。
 それから、ここから後を読み進める前に、もう一度、前回の授業の内容を確認しておくと、書いている内容が分かりやすくなろうかと思います。忘れかけている人は、一旦、確認してから、読んでくださいね。

 2時間目のスタートは、前回の復習からです。
 前回やった内容は「扇形の面積・弧の長さ」「方程式を利用して、中心角・半径」を求める、という内容でしたから、その確認をします。ここでは、5分程度問題をやらせて、解説も5分程度。もしくは、解答無しの宿題を出していたなら、その解説ですね。したがって、せいぜい10分程度で終わります。

 次に、前回は「扇形というのは、円に対する割合で考える」という内容が中心でした。それに対して、今回は「扇形の面積を割合とは違う方法で考えてみよう」という話しになるんです。ここで出てくるのが、扇形を三角形と見立てて面積を求める「S=二分の一・エル(l)・アール(r)」というやつ。弧の長さと半径をかけて二分の一にすると面積が出てくるという内容なんですね。これも見た瞬間、三角形の面積と同じように計算できれば好いわけですから、実際の説明や円周の時間を含めても10分程度なんです。

 それで、ここは授業の段取りを中心に書いていますから、実際の学習内容については、ちょっと割愛させていただきますので、実際の内容を知りたい方は、参考書などで確認してもらいたいのですが、実は、この「二分の一・エル・アール」の内容を中2・3生に聞くと、ほとんどが「知らない」と言います。実際に子供さんのいらっしゃる方は聞いてみてください。
 要するに、こういう内容を「端折り・すっ飛ばし」で誤魔化すのが、未だに直っていないんですよ。「とりあえず、扇形の面積は、中心角で求めることを教えたから、それでいいしょ」で終わっているんです。

 そして、説明の内容も大事なのですが、ここで出てくる内容というのが「弧の部分を細かく分けていくと、直線に近くなる」という発想〜高校で習う微分のセンスの習得場所でもあるんです。ですから、ここを端折ると高校の微分の説明が「?」となる子が出て来やすくなってしまうんですね。
 そういう事が分かっていないんでしょうね・・・。

 そして、次に来るのが「前回は中心角を方程式で出したけど、他に方法は無いのか?」ということから「中心角の比=弧の長さの比」という内容に入っていきます。一見、面倒そうに見えますが、これ「弧の長さが円周の三分の一だったら、中心角だって360度の三分の一の120度になるよ」っていう話です。大して面倒なものでもないんです。そして、これが中3になると「円周角の比=弧の長さの比」というふうにつながっていくんです。
 そして、本来は、1時間目の最後に入れる内容なんですが、現在の釧路では、おそらく、1時間目に入れるのは無理だろう、ということでここに入れました。実際には、1時間目にやった内容と同様の「割合の内容」ですから、本来は、1時間目のうちにやっておくのが望ましいんです。これもせいぜい10分程度です。

 そして、最後に複雑な図形に入っていきます。扇形や正方形・三角形が組み合わされた内容で、いわゆる「斜線部分の面積を求めなさい」という内容ですよ。ここでやるのは、次の3パターン。
・分割
・全体−部分
・移動
 「分割」というのは、与えられた面積を分けて考える。「全体−部分」は、全体から要らないところを引くという考え方ですね。そして、円の単元に特徴的なのは、次の「移動」で、斜線部分の面積を移動して他の部分と組み合わせて「一つの円」にしたり、三角形一つ分にしたり、という問題です。そして、ここでは残り時間すべて使えます。ここで書いた段取りで行けば15分〜20分程度。もしも「中心角の比=弧の長さの比」を1時間目に持っていければ、さらに時間の余裕が出来る、という寸法です。

 そして、釧路の数学教師の場合、1時間目の内容をやるのにダラダラ時間をつかってしまい、2時間目の内容を端折ったり、教科書を読んで誤魔化したり、複雑な図形であれば「どうせ、おまえたち出来ないだろ」と、2、3問例題をやった程度に先に進んで行くんですね。
 こんな事をやっていて、学力など、上がりようがないんですよ。

 また、2時間目の内容を見てもらうと分かると思うのですが、単に1つだけの解法に留まらず、複眼的な内容を扱っていることに着目して欲しいんですね。よく「思考力」なんて言いますが、中1・2あたりだと、まだまだ、幼い状態ですから、ここで無理矢理考えろと言われたら、せいぜい「ピザの縁」のような事しか出来ないんです。そうでは無くて、まず、こういう考え方があるんだ、ということをきちんと見せていくことが大事。こういういろいろな考え方に触れていくうちに、自分なりの考え方が出来るようになって行くんですね。ですから、こういう複眼的な内容を端折られると、どんどん、思考力が落ちて行くんです。
 「ピザの縁を多く食べられるようにするには、どうしたらいいですか?」なんて考えさせるのと、上記のような、幅の広い考え方を見せてあげる授業と、どちらが、生徒が賢くなりますか? という話なんです。

 そして、こういう数学の問題が出来ないと、すぐ「国語力」のせいにするやつが多いんですが、実際にきちんとした授業をやった場合、国語は大した事が無くても数学だけ極端に出来るという男子生徒が出て来るんですよ。こういう子を、我々の間では、通称「数学ボンズ」と言うのですが、高校に行って「英語は赤点でも数学は満点近い」なんていう子、過去にいませんでしたか? そういう子が出て来るんですよ。
 ですから、学校の教師が得意になって「単元を貫く言語活動」なんていう事をやっていますが、こうやって、何でも国語力のせい、理解力のせいにする前に、まず、自分の授業を何とかしろ、という話なんです。
(2017/12/12)

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ロジカルとラテラル


「垂直思考」と「水平思考」

 「思考法」について、ちょっとかじったことのある人だったら分かると思いますが、思考法には大きく分けると2種類あって、一つは「垂直思考〜ロジカルシンキング」、もう一つは「水平思考〜ラテラルシンキング」と言うんですね。それで、こういう専門用語を使うと、ちょっと難しく感じてしまうと思うのですが、実は、それほど難しく考える必要はありません。前項で書いた「扇形のピザの話」を例にとってお話ししていこうと思います。

 さて、問題です。
 「中心角60度、半径12センチのピザ」と「中心角40度、半径16センチのピザ」の2つのピザがあります。「ピザの縁の部分」が好きで、その「ピザの縁の部分を多く食べたい」と思ったら、あなたはどうしますか?

 まあ、問題の設定としてはこんな感じでしょうか? 最近のピザは縁の部分にチーズとかソーセージが入ったりして、縁の部分が好きという人も多いかも知れませんね。そして、この問題を目にしたときに、扇形の弧の長さを計算して多い方を取ろうと思った場合、これは、計算によって答えを求める思考法ですから「ロジカルシンキング」の方に当たるんですね。

 ところがここで、こう考えた子がいたらどうでしょう? 「縁の部分だけ両方からちぎって食べればいいでしょ」。
 ある意味、正解じゃないでしょうか。これが、もしも、ピザを分ける相手が「縁より中の方が好き」というケースであれば、「おまえに中をやるから、俺に縁をくれ」と言って分けあう方が、お互いが満足できる、一番良い解決法ではないかと思いますね。
 ひょっとしたら「子供の頃、パンの耳が嫌いで、中の柔らかい所だけほじって食べた」なんていう経験のある方もいるのでは? と思いますが、このように、数学の公式などを無視して考えるという場合「ラテラルシンキング」の方に近い考え方になるんです。

 ただ、実際は、数学の授業ですから、後者の「ラテラルシンキング寄り」の解答は排除されてしまいますよね。それであれば、最初からピザなど出さずに「扇形の弧の長さを計算で求めなさい」と言う方が、ずっとまともなんです。そして、ロジカルシンキングしか認めないような立場をとっておきながら「問題解決学習」もへったくれも無いんですよ。本当に問題解決学習をやりたいなら、ラテラルシンキングも思考の中に入れておかなければならないんですね。
 当然、最初の問題の設定で考えた場合、ラテラルの解答もオーケーにしなければならないんですよ。

 ということで、ラテラルシンキングというと、よく言う「頭の体操」とか「固い頭を柔らかくする」と言った類の「クイズ・パズル」などでよく見られる方法なんです。ですから、こういう思考法を身につけるには、ある程度基礎知識があって、それを元に考える事が必要になってくるんです。

 それでは最後に、問題解決学習を皆さんでやってみましょう。
「お父さん・お母さんと3人の子供で、ホールのピザを5等分しようと思います。どうしますか?」
 4等分くらいなら、目見当でもできますが、5等分となるとちょっと難しいでしょ? ましてや、ピザの中心に分度器を当てるなんていうことも出来ません。さて、あなたなら、どうしますか?

 そして、本来は、扇形の面積の求め方などの知識を持った上で、こういう問題に取り組ませることで、考える力を養う、ということになるんです。ですから、今、学校で行っている問題解決学習って、実は、非常にトンチンカンなんですよ。
(2017/12/07)

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こんな授業じゃ学力上がらんぜい


附属で公開授業があったそうです

 ちょっと情報が入ってきたのですが、附属の中1数学で「扇形の単元」の公開授業があったそうです。ところが、話を聞いてみると45分使って「面積」と「弧の長さ」の出し方のみで終わったとか。おまけに公式も出てこなかったらしいんですよ。こんな授業で、どうやって学力を上げられるの? という話。こんな薄い内容でチンタラやっていたら、いくら時間があったって足りません。だから、授業進度が毎回遅れるんだっつうの。
 ということで、正しい「扇形」の授業を書いておきますね。

 まず、小学校で一度習っている内容であれば、これは、小学校の復習から入っていくのが筋なんですよ。
 そこで、まずは「円」の復習。
 「円の面積と円周の公式」を確認して、小学校では3.14だったけど、中学校ではπを使う、ということを練習しますね。これ、5分程度でお終いです。

 そして「扇形」に入りますが、ここで大事なのは「扇形は円に対する割合で考える」ということ。そして、その割合を「中心角」で考える、ということを生徒にきちんと伝えます。
 ただし、小学校では、中心角が90度とか60度という数値で、簡単に4分の1とか6分の1で計算できるものしか扱っていないケースが多いんです。だから、生徒も計算するときに、円に「分数をかける」と言う感覚ではなく「÷4」とか「÷6」で計算してしまっている子が多いんですよ。ところが、中学校になると、中心角が135度とか144度といった具合に、分数で表すと8分の3とか、5分の2という、いわゆる「整数で割り切れない数値」が出てきますし、360分の135なんていう、大きな数値の約分は、あまり経験が無いんです。だから、実際に計算させると不正確になる子が多いんです。
 そのため、直接「扇形」に入る前に、この約分の練習をさせます。こうやって、小学校と中学校の違い〜隙間をきちんと埋めておくんですね。ここでも、ゆっくり練習させたところで10分程度です。

 そして、ここまでの内容をきちんと埋めた上で、今度は、「円の面積×割合」「円周×割合」で「扇形の面積」「扇形の弧の長さ」の練習をします。そして、結論として「公式をきちんと見せる」ということをやります。割合の練習がきちんと出来ていれば、ここの計算にもほとんど時間がかからなくなりますから、だいたい10分程度で終わるんです。

 今度は、その公式を使って「方程式を作り、半径や中心角を求める」という練習をします。ここは、方程式の苦手な子もいると思いますから、少し練習を多めにさせると良いでしょう。残りの時間を使って、いっぱいいっぱい練習に当てても、15〜20分近く時間をとることが出来るんです。
 ですから、1時間でこれだけの内容が出来るんですよ。それをだらしない、おかしな授業をやっているから、いつまでも学力が上がらないんです。

 ちなみに、附属の公開授業では、例としてピザを使っていたそうなんですが、小学校の段階で出来ている子にとっては、今更ピザなんか出されたところでバカくさい話ですし、小学校の段階で出来ていない子に関しては、ピザのような余計な話が入ってしまう方が、かえって出来なくなってしまうんですよ。
 ですから、出来る子にとっても、出来ない子にとっても、自分の書いたように「出来ない子でもサッと出来るような小学校の内容の結論」から入って、出来ない子にも「出来る」と感覚を身につけさせた方が、全体の学力が上がって行くんですね。
 こういう授業の機微が分かっていないから、調子に乗って、小学校の焼き回しのような授業をやってしまうんですよ。

 こんなの「公開授業」ではなく、こんな授業を各先生方に見せてしまって後悔している「後悔授業」と言ったところでしょうか。
 今度、公開授業をする時があったら、自分のところにも連絡ちょうだい。見に行って「ダメ出し」してあげるから。
(2017/12/06)

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12月〜1月の数学の進度


中3はいよいよラスト

 今回は12月から冬休みを挟んで1月分です。中3は入試直前。ですから、ここで遅れていると言い訳では済みません。危ない学校は、12月中に冬休みの登校日などを決めて、補習対応ということになりますね。

 それでは、まず中3から。
 11月の進度予定のところで、12月中に「三平方の定理」を終わらせるという話をしていますが、その後の「統計」の単元は2週間程度で済みますから、最悪、年が明けての1週目くらいまでは「三平方の定理」をやっていても、私立入試にはギリギリ間に合います。ただ、それ以上の遅れが出るところは、心してかかってください。
 何度も書きますが、私立高校入試までに学習内容を終わらせておくことは「公式見解」です。そして、私立入試直前に終わるのではなく、その1週前くらいに学習内容を終わらせておいて、一度、全体的な復習をしてから、私立入試に臨ませるという予定で進めていくことになります。そして、私立入試が終わってから、公立高校入試までの期間で、さらに復習をしっかり進めることですね。

 中2は「三角形」〜「四角形」にかけてのところが中心です。
 そして、ここからが、学校によって変わってくるところなのですが、大抵の学校では、中3の公立高校入試に合わせて「学年末試験」を行います。ですから、そこまでに学習内容をすべて終わらせておく、ということであれば、1月末の段階で「四角形」まで終了させ、2月は「確率」に入らなければなりません。ただ、「学年末試験」が終了した後も、少し学習内容を進めよう、と考えているところは、それよりも少し遅めになると思います。
 ただし、本来であれば、学年末試験までに学習内容を終わらせておくのが筋ですから、もし、間に合わないのであれば、わざわざ、中3の入試の日程に学年末のテスト日程を合わせるのではなく、少し遅らせて、3月10日前後にするのが当然だと思います。
 そして、学年末から終了式までの間、2年の復習をやるのか、3年の先取りをやるのか、その点も含めて、しっかり予定を立てなければなりません。

 中1は「平面図形」が中心。
 12月に入っても、比例・反比例をやっているところがあったら、完全にアウト。そういう学校は、図形内容を端折ります。毎年、そういうことにしかなっていませんので、今段階で、子供さんの学校がどこを進めているか注意をしておいてください。
(2017/11/29)

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真剣に取り組んだことの無い者ほど甘く考える


「こんなの簡単〜」「何とでもなる」という人たち

 「こんなの簡単」と言っておきながら、実際にやると出来ない。簡単だったら出来るでしょ、ということですよ。
 こういうふうに、真剣にやったことの無い者が、何でも簡単に出来てしまうように思うこと、多くありませんか?

 勉強もそうなんですよ。「今から頑張れば何とかなる」。その頑張りの度合いにもよるんですけれども、ギリギリになってからでも、高校入試くらい何とかなる、と思っているケースって、大抵、それまで真剣に勉強してきていない人に多いんです。

 学力向上のときにもありました。「全国学力テストなんか、過去問題や予想問題をやらせれば、簡単に点数を取らせられる」という教師。だったら、やってみなさい、という話です。

 それで、こういう人たちって、口では好きなことを言うんですが、実際に結果を出したことが無いんです。
 実際にテストをやらせたら「ボロボロ」でしょうね。

 余計な言い訳をするひまがあったら、その前に「真剣に取り組んで、結果を出せ」ということです。
(2017/11/24)

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教科書の扱いについて


あくまで基準です

 教科書の扱いについて、今までいろいろと書いてきましたが、ここで一旦整理をしておきますね。 阿寒中の英語の先生、頑張ってくれて、どうもありがとう。

 自分は、学習塾出身なので、学習塾の立場からスタートなのですが、基本的に、子供達って「学校の授業が分からない」と言って塾に来るんですよ。要するに「教科書を順にやった授業では分からないところが出てくる」というのがスタートで、そこで、教科書で分かりづらいところや、勉強内容が身につきづらいところを、子供達に分かるように説明する、というのが基本スタンスなんです。

 だから、教科書に書いてあることを子供達が分かりやすいようにアレンジして与える。または、教科書に書かれていないことでも、子供達が学習内容を身につけるために必要ならば、もしくは、より上のレベルを目指していくために必要ならば教えていく、ということになるんですね。
 結論として、教科書をそのままやっても身につかない子が多いから、教科書に書かれている内容や、それよりレベルの高い内容が身につきやすいように、塾用のテキストやプリントなどで授業を進めるんです。

 当然、教科書をきちんと進めている地域では、塾は、上記のスタンスなんです。

 ところが、釧路に来たときに驚いたのは、その教科書すら満足にやらないんです。単元は1つ2つ遅れるのが当たり前。社会で言うと、突然「今日は米についてやります」「今日は麦についてやります」と、教科書内容を無視して、教師の独善的な授業をやっても平気。こういう授業を受けた経験のある人、いるでしょう?
 数学に至っては、問題を解かせもせず、ただ、読んでお終い。中1の「空間図形」の単元は、たった2時間、教科書を読むだけで端折る、もしくは中2になってから中1の内容を進めるのが当たり前だったんですよ。でも、中2になってから中1の内容をやっているということは、結局、後々時間が足りなくなるわけで、結果、中3で端折る、ということが行われていたんです。

 ですから、学校の授業レベルを段階で追うとこんな感じになります。
1 教科書すらやらない
2 教科書をきちんとやる
3 教科書内容を身につけやすくするため、もしくはレベルの高いものに触れるために教科書以上のことをやる

 分かりますよね。他地域は最低でも2番なんですが、釧路は1番の状況だったんです。ただ、最近では、だんだん改善されつつありますが、平均を見ると、まだまだ悲惨ですよね。

 ということで、自分が教科書内容について話す場合、大抵は「教科書内容はきちんとやりなさい」という話しになります。ただ「教科書自体をきちんとやりなさい」とは言っていないんです。要するに「身につけなければならない内容はきちんと教えなければならない」が「教科書本体にこだわる必要はない」という話なんですね。

 最近、プリントを切り貼りのノートがあちこちで見られますが、釧路の場合に限っては、教科書内容すら満足に教えていない状況で、プリントを使っても成果は出ないと思いますよ。釧路は学力が低いですから、もしも、プリントを使うとしたら、学習内容を身につけやすくするために使う、という方法になるはずですが、全然、身についていないでしょ? これ、使い方がおかしいと思いますよ。
 どういう状況で、どういうタイミングでプリントを使うのか、そういうことが全く考えられていないんじゃないですか? ただ単に、楽をしたいからと、全部の単元をベロッとコピーして生徒に与えているだけではないんですか? 
 結果の出ない方法をいつまでもやっていても、効果はありません。結果が出ないなら、そんな方法、すぐにやめなさい。どうしてもプリントでやりたいなら、それで、結果を出しなさい。
(2017/11/20)

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平均点の見方の大事なところ


国語の平均が基準です

 さて、平均点を見るときに大事になるのは、単に「点数が高い・低い」という事では無いんです。子供達の基準になる学力があって、そこを基準として、この学校は生徒にしっかり勉強させられているか、そうでないかが分かるようにもなっているんですね。そこで、一つ前では大楽毛の平均を書きましたが、ここではもう一つ、阿寒中の平均点を出しておきます。

テスト 国語 数学 社会 理科 英語 合計
総合C 37.7 20.4 28.9 25.3 40.5 152.7

 ここで、注目してもらいたいのが、国語と英語の平均なんです。今回、国語より英語の方が平均点が高くなっていますよね。ここが大事なんです。「やっと、国語より平均が高くなる科目が出てきた〜!」という感じなんですよ。
 実は、学力低下を起こしていない地域などでは、国語の平均より高い平均になる科目が出て来るんです。

 これ、お父さん・お母さんの頃を思い出してください。例えば、社会や英語なんて言うと、勉強する内容が比較的分かりやすいですから、勉強を頑張ると点数が上がりやすい科目なんですね。それに対し、一般的に「国語って勉強の仕方が分からない」という人が多いんです。だから、特別に勉強をする事無しに受験する科目です。
 また、これは、男子生徒に多かったと思うのですが、国語より数学が得意で、100点満点で言うと、国語はいつも60〜70点くらいの子が数学になると90点以上とってくるケースも少なくありませんでした。こういう子にとっては、国語って点数を取りづらい科目なんですよ。ですから、国語って、勉強しなくてもそこそこ点数が取れるけど、しっかり得点しようと思うと難しい、という科目なんです。

 そして、また「国語は全ての基本」なんて言われますよね。過去の学力テストデータを数多く見てきましたが、やはり、国語の平均が低い中学校だと全体的に学力が低くなり、国語が高いと全体的な学力が高くなる傾向にあるんですね。だから、自分が学校平均を見るときには、まず、国語の平均を見ます。そして、それと比較して、他の科目がどうなのか、ということを見るんですね。だから、国語の平均が低い学校を見ると「この学校、先生方はかなり苦労して生徒に教えているんだろうな」とか「この国語の平均だったら、もっと他の科目の平均も高くないとダメだろ」とか。基本的に全体的な学力がしっかりしている地域や学校だと、そういう見方が出来るんです。

 ところが、釧路で驚くのは、どの中学校も国語だけ高くて、他がチョボチョボなんです。いわゆる「この国語の平均だったら、もっと他の科目の平均も高くないとダメだろ」という学校しか無いんですよ。要するに、勉強しなくても点数がそこそこ取れる科目が一番点数が高い〜勉強をきちんとすると点数が取れる科目が壊滅〜勉強をきちんとさせられない教師だらけ、ということですね。

 そして、きちんと勉強が出来ている地域や学校はどういうことになっているか、というと、国語の平均を基準にして、よほど難易度に違いがない限り、そこからプラス・マイナス3点程度の平均になるんです。それが望ましい点数なんです。だから、上記の阿寒中であれば、数学・社会・理科は、低くても34点くらいの平均に収まっていなければならないんです。そういう見方をすれば、この3科目は、まだまだ伸ばす余地が大量にある、ということですよ。
 もちろん、今回の総合Cでは、国語が易しかった部分もあるのですが、それでも、国語より10点以上平均が低くなっているなんていうことになったら「この教師、何を教えているの?」という感覚で考えておけばいいんです。
 さらに言うと、おそらく、今回の英語の難易度であれば、国語より高くなるのが当たり前だと思います。それでも、他校は、国語より英語の方が低く出ているんです。まだまだなんです。

 そして、こういう平均の見方については、学校も分かっていないでしょうし、釧路の学習塾なども、全く分かっていないんです。どうしてかというと、常に国語だけが平均が高い状況に慣れてしまっていて、点数が高い・低いだけに目が行ってしまっているから。

 ですから、この点数、単に「阿寒中の英語が高いね〜」という見方しか出来ないのでは困るんです。この「国語より高い平均の科目が出てきた」ということは、それ以上に大きな意味を持つんです。すなわち、
「学力のしっかりしている地域に近づいている、大きな1歩」
なんですよ。

 阿寒中の英語の先生、頑張ってくれて、どうもありがとう。
(2017/11/18)

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大楽毛中の総合C平均


総合Cも出しますね

 少し前に、大楽毛中の総合Aと総合Bの学校平均を出したので、今回はその続きです。前回同様、偏差値から算定ですから、多少、誤差はあると思いますが、参考にしてください。

テスト 国語 数学 社会 理科 英語 合計
総合C 33.2 15.9 19.3 14.6 30.4 113.4

 それで、今回は、数学・社会・理科にちょっと目をつぶり、英語の点数を見て欲しいのですが、実は、市内の他の中学校の英語の平均と比較すると、今回の総合Cの英語は、それほど低く無いんですよ。かなり、頑張っている方だと思います。
 そこで、分かって欲しいのですが、平均を出さないということは、単に「悪いところが伏せられてしまう」だけではなく「先生や子供達が頑張っているところ」も分からなくなってしまうんですね。そうすると、だらしない教師は「バレない」ということで、ドンドン悪くなっていきます。逆に頑張っている先生は「頑張っても評価されない」とモチベーションが落ちて行くんですよ。結果、隠蔽すると、悪いことしか起きなくなるんです。

 そして、こういう事を市全体としてやってきているから、釧路市全体の学力が一向に向上しないんですよ。ちなみに、まだ、隠蔽体質は変わりません。全国学力テストの結果も、平均点は整数値での公表で、まだ、数字を誤魔化そう、誤魔化そうとしているんです。だから、DVD教師や授業進度が間に合わない教師がボロボロ出てくるんですよ。

 おまけに、公表するときは、良さそうなところだけピックアップして述べているんです。
「朝ご飯を毎日食べている割合が高い」とか「家庭学習の時間が増えた」とか。

 それで、これ、保護者の皆さんもハッキリと認識してください。
 「生活習慣」が改善されているのに「学力」が上がらない、ということは、すなわち
「学校の授業が悪い」
という結論にしかならない、ということです。

 市教委や学校側では、一生懸命、あれが良くなった、これが良くなったと、学校の勉強以外の事を言い出しますから。でも、それは、市教委や学校が自分たちで
「授業が悪い」
と逆宣伝している、と考えてくれればいいんです。
(2017/11/16)

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総合C、試験範囲まで間に合わず?


景雲中 社会科で

 10月25日の「ちょっと気になる情報」でも書いたのですが、景雲中の社会の進度が遅いので、大丈夫か? と思っていたら、生徒からの情報で、どうやら「大丈夫では無かった」という話が。
 学力テストの範囲表を見てもらうと分かるのですが、今回の総合Cは公民の「地方公共団体」の内容まで試験範囲に入っているのですが、景雲中では、そこまでの内容を端折って終わらせようとしたようで、急に授業の進め方が早くなったんですね。しかし、それでも、最後まで行き着かなかったクラスがある、とのこと。
 生徒情報ですから、完全に鵜呑みにするわけにも行かないのですが、もし、本当なら、まずいですよね。

 過去には、授業進度が遅く生徒に迷惑をかけそうになった鳥取中では、一昨年に追加授業や補習を行いましたし、迷惑をかけてしまった事例では、富原中が私立高校の入試の際「ここは出ない」と飛ばしてしまった内容が入試に出題され、保護者説明会で謝罪したというケースもあるんです。
 それとは、逆で、結構、前の話になるのですが、勝手に授業内容を入れ替え、学力テストの際、まったく試験範囲をやっていなかったという例が美原中であり、保護者が追及したのですが、その後、3週間ほど学校の授業が休みになった〜トンズラして逃げた〜という教師もいます。
 ちなみに、このとんでもない教師、しばらく、釧路から離れていたのですが、数年前に戻ってきて、今では某学校の校長をやっています。

 それで、これは知っておいて欲しいのですが、総合ABCの学力テストって、全道で同じ試験範囲で行われるんですね。ですから、進度の遅い学校を考慮して、余裕がある形で試験範囲を設定しているんですよ。他の学校では、総合Cの前に、すでに次の「経済」の範囲に入っていると思いますよ。子供さんのノートを見てみると分かると思うのですが、ノートにはすでに「需要供給曲線」というのが書かれているはずです。そのくらい、余裕があるはずなんですね。
 ですから、それすら間に合わない、ということになると、かなり遅いんです。

 そして、もしも、この状況が続くようなら、冬休み中に登校日などを用意して、補習を行わなければ入試に間に合わない〜もし、間に合ったとしても、それは教師が端折って無理矢理終わらせただけで、子供達がきちんと内容を身につけていない〜という状況になると思います。今の時期の状況は、入試に直結するわけですから、保護者の方も、真剣に考えてください。まずは、子供さんのノートを見て、現在の授業がどうなっているのかを確認してほしいと思います。

 ただ、念を押しておきますが、まだ、生徒情報なので、一部のクラスだけが遅れているのか、それとも、全部のクラスで遅れているのか、その辺がハッキリとしていません。ノートを確認したところでは、総合Cが終わってからも、まだ、総合Cの範囲をやっていましたから、遅れているところがあることだけは、間違いありません。
(2017/11/14)

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アニメDVD教師、後を絶たず?


授業中にアニメのDVDを見せる教師がいる?

 数年前に、大楽毛中で、入試直前にアニメのDVDを見せていた教師がいる、という話を書きました。入試が終わってからならまだしも、入試前にこういう事をやる教師って、何を考えているんだ、という話を当時書いたんです。

 それで、まだ、確定情報では無いのですが、そういう事をやっている教師が他にもいるらしい、という情報が入ってきました。学校は北中です。ちょっと状況がまだハッキリしないのですが、見たDVDは「となりのトトロ」だったらしいです。
 また、国語の教師が、授業の内容の一環として見せた、というならまだしも、こちらに入ってきている情報では、社会科の教師だった、という話なんです。「となりのトトロ」を社会の教材として使うことって、ちょっと考えられないですよね。

 そこで、これ、おかしな状況で見せていたと言うことであれば、市教委や道教委に話を持って行かなければならないレベルのものですから、詳しい状況を知りたいと思っています。また、釧路には「基礎学力保障条例」がありますから、まだ、基礎学力が不備な状況で、テスト後の息抜きのような感覚で見せていたとしたら、それもまた問題です。初の条例適用例になるかも知れませんね。

 ということで、何か、ご存じの方がいらっしゃいましたら、掲示板などに書き込みをお願いします。
(2017/11/06)

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総合ABCと学力意識


事情が違う、釧路と北見・帯広

 総合ABCもいよいよ最後の総合Cを残すだけとなりましたが、この辺で、この学力テストに向かう意識が地域によって違うというお話をしておきますね。そして、違いを話すのに、一番いいのは、お隣の市町村ということで、北見・帯広あたりと釧路の感覚の違いを書いておこうと思います。

 北見・帯広というのは、基本的に市内普通科3校に商業・工業のパターンなんです。それに対し、釧路の場合、旧釧路第一学区として扱われていた範囲では、市内普通科4校(湖陵・江南・北陽・東)・総合1校・商業・工業、そして高専と、これだけあるわけですね。
 そして、これも受験生の保護者の方はご存じだと思いますが、志願変更というのがあって、願書を出した後、倍率などを見て、1度だけ願書提出校を変えることができるんですが、その際の条件で、普通科は普通科と総合科・理数科、商業は商業科・総合科、工業は工業科・総合科、総合科はすべての学科、と変更できるところが決まっているんですね。
 そして、この条件で見ると、北見・帯広は、一回普通科に願書を出したら、商業科には出し直しができません。その逆の商業科に願書を出したら、普通科には変更できません。工業科も同様です。と言うことは、三者面談の際に、願書を提出する高校を決めたら、ほとんど変更できずに、12月の段階で決めた高校を受験することになるんです。
 一方、釧路の場合、普通科に願書を出そうが商業や工業に願書を出そうが、明輝に変更することは可能ですし、明輝に願書を出してしまえば、どこの高校に変更してもオーケーなんですね。要するに、三者面談が終わった後でも、受験する高校を変えることが容易に出来るんです。

 この違いによって、どういう事が起きるかというと、北見・帯広は、三者面談の際に参考にする総合ABCできちんと得点して、この高校を受験して大丈夫、というところまで行っていないと、自分の行きたい高校に行けなくなるんです。ところが、釧路の場合、総合ABCが終わった後でも「これから頑張れば何とかなりますよね」なんです。そして、とりあえず、後で志願変更が可能な高校に願書を出しておいて、それから、実際に勉強を進めてみて、ダメだったら後で下げればいい、という感覚でいるんですね。 ですから、一方では「総合ABCに勝負をかけてくる」のに対し、もう一方では「総合ABCが始まってもホケ〜っとしている状況」になります。

 もちろん、総合ABCについての情報の出し方についても、差が出ます。総合ABCに勝負をかけてくるところは、当然、自分の点数で、どこを受験できるかが非常に気になるわけですから「今回のテストでは、○○点が○○高校のボーダーと先生方は考えているよ」という話をちゃんとしてくるんですね。釧路で、こんな話、聞いたことが無いですよね。中には、このテストを進路指導に使う、ということすら話していない学校があったりして。子供達の中でも、中1・2のときに受けていた学力テストのような感覚でボヤッと受験しているような雰囲気の子、結構、多いんですね。

 よく学習塾などで「夏休みからが勝負」なんていう宣伝文句がチラシに載っていたりしますが、これ、総合ABCで勝負をかけてくる地域にとっては、本当に切実な話なんです。でも、釧路では、2学期が終わって、冬休みから少し頑張りだした、という子が圧倒的に多いんじゃないですか? 

 全国学力テストで、釧路は低いと言われていますが、このテスト、実は、中3になったばかりの時期に受験しています。でも、おそらく、受験近くなってから、この学力テストを受けていたらどうなるか、というと、たぶん、今、現在出ているデータよりも、さらに差が開いた状況になっていると思います。そして、この差が、後々、就職だったり、生活保護だったり、地域の経済状況だったり、そういうところに反映してくるんですよ。

 ですから、せめて、学校側でも、総合ABCに向けての意識付けや、テストの点数に関する情報であったり、そういうものをきちんと提示して、高校受験システムのマイナスを補うくらいで取り組んでもらわないと、結局、子供達のため、釧路全体のためにならないんです。

 何か目標があったら、それに対し、早めに取り組む。自分の実力を客観的に見る。そういう機会を増やして、それを学力向上だけでなく、就職状況の改善などにもつなげていけるように指導できるといいですよね。
(2017/11/03)

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「オーラ」が輝きを失うとき


環境・習慣の悪影響

 前項で「オーラが輝く変化」について書きましたが、今回は逆のパターンです。いわゆる輝きを失ってしまうケースです。

 それで、これは、自分が以前、塾にいたときのケースなのですが、自分が受け持っているクラスは、結構、しつけが厳しめで、だらしない遅刻だとか、宿題忘れなどは、特に、厳しく対応していたんです。当然、そういうことをきちんとやっていると、子供達の中に「けじめ」がしっかり出来て、勉強に向かう姿勢も良くなって行くんですね。
 そこで、あるとき、学校の部活などの関係で、自分の担当クラスから別のクラスに、通うクラスを変更した子がいたんです。それで、実は、その子が移っていったクラスの担当者って、だらしないと言うか、生徒に嫌われたくなくて、生徒の前に出ているとヘラヘラしているような講師だったんです。そういうクラスに行ったので、気になって、その生徒が移動してしばらく経った後、そのクラスの授業を見に行ったんです。
 そうしたら、案の定、今まで真剣に黒板を見ていたその子が、授業中、終始体を捻って後ろを見たり、黒板を見ているときの顔つきも何となくポケーッとした感じになっていたし。結果、その子が最初に目標にしていた高校には届かず、志望校を下げてしまったんですよ。

 要するに、その子が置かれている環境がだらしないと、その子の輝きがドンドン失われて行くんです。

 その他にも「ウソやごまかし」が平気になっていく〜物事に正面から取り組めない〜となっていっても、輝きはドンドン失われていきます。ウソやごまかしを知らない、小さな子って、何か夢中になっているとき、目が輝いているなんて、よく言いますよね。でも、ウソやごまかしを覚えていくにつれて、だんだん、輝きを失っていく。そういうものだと思ってください。

 そして、おそらくは、釧路の学校って、この「輝きを失っていくような環境になっているところ」が非常に多いんだと思うんです。だから、学力が上がらないんですよ。
 自分、別な項目で「生徒管理」という「しつけ」に関する部分について書いているんですが、その「生徒管理力」が無いんだ、ということなんですよ。

 ということで、子供さんが置かれている環境というのが、実は、その子を輝かせることに大きな影響を与えています。家庭もそうですが、学校も、その環境がどのようになっているのか、もう一度、見直してみてはどうでしょうか?
(2017/11/01)

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進路指導は「オーラ」でします


その子の持っている雰囲気が大事

 こんな事を書くと「この人、変なんじゃない?」と思われるかも知れませんが、自分は、進路指導をするとき、もちろんデータなども見ますが、最終決断は、その子供さんの持っている雰囲気〜体から出てくる「オーラ」をみます。

 それで、よく「その人の精神や性格は人相に出る」なんていう話を聞いたことはありませんか? また、ちょろちょろして落ち着かない感じの小学生くらいの男の子を見て「この子は、ちょろちょろしているけど勉強は出来る」と感じるときと、「この子は、ちょろちょろしていて勉強も出来ないんだろうな」と感じるときとの違いを感じたことはありませんか? 実は、自分が見ていると「この子、頭がきちんと働いていて落ち着かない」という子と「この子、頭が働かず、ただ、ちょろちょろしているだけ」という違いを何となく、感じ取るんですよ。

 さて、これが具体的になると、例えば「ある程度、基本的な事であれば、言われたことをきちんと覚えることが可能」という子は北陽に受かります。これが「少し込み入った事まで覚えることが出来る」か、もしくは「頭が働いて、基本的な事なら考えて答える事が出来る」は江南に受かります。そして、この両方を持っていると湖陵に受かります。そして、その違いが、その子の「行動」であったり「言葉遣い・話している内容」であったり、または「問題を解いているときの顔つき」であったり、そういう何気ないところに出て来るんです。それを見逃さないことなんです。

 そして、自分ももう、ベテランの領域に入っていますが、ここまで来ると、思った以上に、これがピッタリはまります。「上げておいて良かった〜」「下げておいて良かった〜」となるんですよ。要するに、受験した高校が、きちんと上限でピタッとくるんです。もちろん、自分が「この高校でも大丈夫だよ」と言っても下の高校を受験することもあるんですが、蓋を開けてみると、自分が大丈夫と言った高校に受かっているだけの点数は取れています。そういうものなんです。

 さて、実はここからが大事なんですが、この「オーラ」が変化することがあるんです。今まで「あまりパッとしないな〜」と思っていた子の「オーラ」が、急に輝き始めるんです。そして、この輝きが増すのには、いくつかのパターンがあります。
 1つめは「言われたことを、きちんと最後までやりきること」と「それを継続すること」なんです。そして、それが抵抗感無く、サッとこなせるようになってきた辺りから「オーラが輝き始める」んです。
 2つめは「小学校の算数をきちんとこなせるようになってきたとき」なんです。第一段階は「小学校4年生内容がきちんと出来るようになったとき」。第二段階は「小学校5・6年生の内容がよどみなく出来るようになったとき」なんです。このときに「オーラに変化が出る」んです。要するに「頭の働きが変わる」んですよ。

 まだ、いくつかパターンがあるのですが、おそらく、上記の2つが、お父さん・お母さんが見ていて、比較的、分かりやすいのではないか、と思います。そして、この「オーラ」が変わらないうちは、テストの点数も伸びないのですが、変わったとたんにググッと点数が伸びて来るんです。
 逆に言うと、旧態依然で同じ事しかやっていないとか、いくら言われても直らないとか、そんなふうになってしまうと「オーラ」は変わりません。当然、点数も伸びないし、目標の高校にも点数が届きません。

 日頃、一緒に暮らしていると、なかなか気づかないことも多いのですが、それでも「少し言葉遣いが変わった」とか「何となくダラダラした感じが減った」とか、そういう些細な事でも、気をつけて見て上げてください。大事なのは、そういう「子供さんの気持ちの変化」なんです。
(2017/10/31)

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大楽毛中の科目平均


偏差値では、良くわからないという声が出ているようです

 少し前に、大楽毛中の学校平均が、偏差値で表示されている、という話を書きましたが、保護者の方から「偏差値では分かりずらい」というような話もあったようなので、偏差値から算定した平均点を書いておきます。若干誤差などはありますが、参考にしてください。

テスト 国語 数学 社会 理科 英語 合計
総合A 31.9 17.2 21.5 14.7 23.0 110.1
総合B 35.2 22.3 22.2 16.6 25.9 122.3

 さて、点数で気になるところを書いておきます。と言っても、皆さんもこれを見て、すぐに気づいたと思いますが、理科が極端に低いんですよ。こちらに入っている情報では、他校の平均だと、数学より上か、もしくは、数学と同じくらい、数学より平均が低くなったとしても、僅かの差にしかなっていません。そして、30点前後の点数で、偏差値が64とか、65になっているんですね。それで、北海道学力コンクールを受験している人なら良くわかるとおもうのですが、普通、64〜65の偏差値というと、満点に近いくらいで、学力テストで言うと、普通は50点以上とらないとつかないような偏差値なんです。
 そして、平均点も、相当低いですから、ひょっとすると、授業中、非常に騒がしく崩壊状態になっているとか、もしくは、全然勉強の話が進まず、先生の雑談でお終いになっているとか、そういう状況になっている可能性があります。
 ちょっと子供さんに確認してみてください。

 そして、実際に、こうやって平均点にしてみないと分からないことって、結構、あるんです。また「ゲスの勘ぐり」のような話ではありますが、ひょっとしたら、学校で学級崩壊状態が起きているのを保護者に気づかれないようにするために、平均を出さないようにした、などということも考えられます。
 なんだかんだ言っても、やはり平均点で見ていかないと、子供さんの学力状況も、学校の授業の状態も、分からないままになってしまう、ということなんですね。
(2017/10/29)

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「中2の計算」大丈夫?


まだ未確定情報なのですが、危ないので、早めにお知らせします

 まだ、完全にハッキリはしていないのですが、中2の最初に習う「式の計算」の単元で、変な計算方法を教えている教師がいるらしいという情報が入ってきました。それで、これ、子供さんに確認して、もしも、おかしな方法で計算しているようなら、早急に直してください。

 内容は、この「式の計算」の中の「乗除混合計算」です。いわゆる「数字どうし・文字どうし」をかけたり・割ったりする計算です。そして、ここで大切になるのは「文字の約分」なんですよ。すでに計算を習っている人は、普通に計算できるのですが、ここでは「文字の約分」を最初に習うところですから、導入では1つ1つ丁寧に約分をしていってから、少しずつ練習を増やし、習熟度を高めていって、最終的には、暗算出来るところは暗算で済ます、という流れで教えなければならないんですね。

 ところが、この最初の「丁寧にきちんと計算する」部分を、まだ習熟度が上がっていない状態でも早めに端折って、雑に計算させるようにしている節があるんです。具体的に言うと「かけ算だったら文字の数を増やし、わり算だったら文字を数を減らせ」というような教え方をしているところがあるらしい、という話なんです。

 それで、もしも、これをやってしまうと、まず「分母に文字が来るはずの計算が、適当に分数の後ろにまとめて文字をくっつけてしまうようになってしまう」ということ。実は、釧路でこういう計算をする子って、すごく多いんです。要するに、わり算を分数に直す、という事をやらないため、きちんと分数にして計算する習慣がつかず、分母・分子の区別の無い計算をやってしまうんですね。
 さらに、この計算がきちんと出来ないと、次の「等式の変形」が出来なくなります。これ、中学校もそうなんですが、それより影響の大きいのは高校でしょう。高校に行ったら、計算が壊滅状態になってしまいますね。

 それで、実際に子供さんに、中2の最初の文字の計算をやらせて、かけ算・わり算の混じった計算が出てきたとき、「答えを見たら分母に文字が入っているのに、うちの子、文字を全部まとめて、分数の後ろにくっつけて答えを書いているわ〜」となっていたら要注意。学校の先生がどういうふうに教えているか、チェックを入れてみてください。
 ちなみに、数学の事をあまり知らない先生が教えているところだと、塾も危ないかも知れません。
(2017/10/28)

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「自学」と「宿題」と「指示」


教科書をきちんと読んでみよう

 勉強が出来るようになるためには、練習が必要ですね。漢字を書いたり、計算を練習したり、そういう事って、必ず、ついて回ります。そうなると、どこで練習するんですか? という話になります。さてさて、これ、学校で全部できますか? 
 また、学校で習ったことをすべてその場で覚えられる子って、どのくらいいるんですか? 覚えきれなかった事ってどうするんですか? 学校で覚えられなかった事は、放ったままでいいんですか? 
 結局、家でも練習したり、覚え直したりしなければならないんですよ。だから、家で勉強するように「指示」を出したり、勉強するものを与えるため、「宿題」は必ずついて回るんです。

 だから「練習や覚え直しは必要です」と言いながら「宿題は必要ない」と言っているのは、全く筋が通らないんです。たまにそういうことを言う保護者の方もいるんですが、そういう人は「俺は練習なんか必要ない」くらいに思っている人なんですよ。でも、そういう人って、ちょっと突っ込むと、すぐにボロが出ます。単に「親の見栄」だったり、誰でも知っているような事を知らなかったりするんですよね。

 それで、朗読のところでも書いたので、ここでは「教科書の読み」を例にとってお話ししますね。
 小学校の1年生や2年生では、家で調べることが出来ません。まあ、中には、その段階で辞書の引き方を知っている子もいるとは思いますが、基本的に、辞書に関しては小学校3年生で習うことになっていますから、ここでは、無理強いはしませんね。
 となると、この段階では、先生が読めない字が無いかどうか、きちんと確認して、みんなが声を出して読めるように、漢字にふりがなを振らせたり、言葉の意味を1つ1つ教えてあげたりしますね。この段階では、家に帰ってから練習するのは、きちんと最後まで声に出して読むことです。「家で読む練習をしてくる」という「指示」を出し「声に出して最後まで3回読む」なんていうのが宿題になるわけです。

 これが小学校3年生になって辞書の引き方を習うと、最初のうちは、教科書に出てくる言葉は、ある程度先生が説明して、聞き慣れない単語の2つ、ないしは3つくらいを調べてくるように「指示」を出します。これが「宿題」ですね。そして、その「調べる単語の量」を少しずつ増やしていきます。そうやって、小学校3年・4年の2年間くらいかけて、教科書の漢字や意味の分からない単語をすべて自力で調べられるようにする、なんていうのが目標になっていきますね。

 さて、ここでどうでしょう? 子供さんの辞書の様子は? 結構、使い込んでいるようですか? それとも、完全に机の飾りになってしまっていますか? 

 それで、もしも、きちんと調べているようならいいんですが、机の飾りになってしまっている場合、保護者の責任というよりも、むしろ、学校側できちんと宿題を出さず、子供達に「自力で克服する力」をつけさせていないことになります。これが、後々、大きく響いてきます。
 もちろん、例として、国語の教科書の読みについて書きましたが、一事が万事、すべての教科で「自分で克服することが出来ない」という状況になっていきます。

 実は、学校の先生の書いた本を読むと、こういう「言葉の知識」のようなものでも「みんなで話し合って解決させる」という事をやっているようなところがあるようなんです。こんなことをやらせたら、調べもせず、自分たちの未熟な知識を寄せ集めて、思いつきで想像し、勝手な解釈をしてお終いにならないか、という不安だけが残りますね。

 それはさておき、よくお母さん方から聞く話で「うちの子、何を勉強して良いか分からないんです」「勉強の方法が分からないんです」というのがありますが、全部、この「自学」が問題になっているんです。要するに「家で何をしなければならないか」という練習や経験が全く出来ていないので、いざとなったときに、何をしていいか分からない、となっているんですね。
 そして、こういう話を聞く度に「自分で克服する練習が足りていないんだな〜」と毎回思うんです。

 もしも、こういうふうに「自分で克服する力」がついていないようなら、いざ「中学校に入ってからしっかり勉強すれば大丈夫」とか「入試が近くなってから勉強すれば何とかなる」と思っていても、実は、どうにもなりません。
 ですから、本当は小学生のうちから、全然勉強せずに過ごしてきたのであれば、せめて、受験生となった中3の最初から「自力で克服する練習」を積み重ねて置かなければなりません。それもせずに、入試を迎えてしまったら、本来は「完全にアウト」なんですよ。
(2017/10/27)

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11月の数学の進度


引き続き、11月分もいきまっせ

 今回は11月分です。いよいよ年末。ですから、ここで大幅に遅れていると、私立入試までに授業内容が終了しない、という事になります。この「私立高校入試までに授業内容を終える」というのは、教育委員会などの公式見解ですから、もしも確認してみて、まずい状況になっているなら、学校や市教委に、直接、相談してみてください。

 まず中3から。
 中3は、「円」が中心になります。早めのところは10月後半から、遅くても11月の頭からは「円」に入っていると大丈夫です。そして、早めのところは中旬くらいから「三平方の定理」の単元へ。遅くても下旬には「三平方の定理」に入っていて冬休み前までの1ヶ月間を「三平方の定理」に使えるようにしておかなければなりません。
 さて、この「円」の単元で習うのは「接線」関係と「円周角」関係の2つ。ですから、前にも書きましたが、この時期の中3の授業は、新たに習うことを覚える事よりも、それをどのように使って問題を解くか、という内容が中心になります。特に、重要になるのは「相似との融合問題」です。「証明」「図形の計量」を円の内容と絡めてくるのは、入試の常道ですから、ここを外して、基本内容ばかりやっていても、入試に対応できるようになりません。

 中2は「平行線と角」〜「合同な図形(いわゆる証明)」にかけてのところが中心。特に「証明の基本内容をしっかり練習して身につけさせる」という所になります。

 中1は「比例・反比例」が中心。ただ、後半になると「平面図形」に入ってくるところもあると思います。実は、次の「平面図形」に関しては、小学校の勉強内容がしっかり身についていない子が多いため、ここで「面積」関係の問題を手厚く扱いたい、と思っている先生も多いのではないでしょうか。ですから、そういう先生であれば、比較的、早くに「平面図形」に入ってくると思います。
(2017/10/26)

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言い訳・うそ・ごまかし・そして「隠蔽」


正面で捉えられないんです

 これは、すごく簡単な話なんですが、「言い訳」したり「ウソ」をついたり、コソコソ「誤魔化し」をやっている子って、基本的に学力が伸びません。当たり前ですよね。前に書きましたが「間違えたところを直して○」にしたところで、出来るようにはなりません。間違えたところは、全部赤ペンを使って直す。当たり前です。

 じゃあ、なんで子供達がそんな事をするか、というと、学力だけで言えば、学校の教師が「自分が教えたところは出来るようになりました」という「誤魔化し」をしているからなんです。それが、子供達の中で常態化してしまっているんです。そして「私は、きちんと授業をやっています」という「言い訳」を作っているんですよ。こんなの「ウソ」ですから。

 そして、この度合いが進むと、積極的に「隠蔽」をするようになるんです。例えば「平均点の公表」をしないなんていうのは、とんでもない「隠蔽」な訳ですよ。

 例えば、市教委。なんで全国学力テストの結果をきちんと公表しないわけ? それでいて「先生方はみんな頑張ってます」なんて言われたところで、信用できますか? 蓋を開けたら、こういう「誤魔化し」や「ウソ」の授業が蔓延しているでしょうに。とんでもない授業をしていたり、授業進度が滅茶苦茶だったり。こんなの「ウソ」をついて「隠蔽」しているだけでしょ? 「いや、それは違います」というんだったら、公表しなさいという話ですよね。

 さらに、今回、とんでもない話が入ってきました。大楽毛中って、学力テストの各科目の平均点を公表していますか? 合計の平均だけになっていませんか? 各科目については、偏差値だけを得点通知表に書いて、それで平均をきちんと出さずに誤魔化そうとしているらしいのですが。
 これ、考えてみてください。過去に、学力テストの平均点をきちんと公表しなかった学校ってありますか? これ、本当なら、保護者が怒鳴り込まなければならないレベルですよ。偏差値だけで子供さんの学力を把握できる保護者の方って、どのくらいいます? やっぱり、平均点をきちんと出してもらって、その上で、平均点と比較してみないと分からない、という方が大半だと思いますよ。
 おそらく、これ、教頭の方針だと思いますから、教頭をつるしあげてください。

 それで、これもこちらに話が入ってきているのですが、今年になって、大楽毛中に新任の教頭が行っていませんか? そして、どうやら、この教頭、去年、附属で社会科を教えていた教師なんだそうです。
 去年の附属の社会と言えば、これ、ご存じの方もいると思いますが、前代未聞の珍事がおきました。中3の総合学力テストの社会の平均点が、市内の普通の中学校に抜かれたんです。附属ですよ。入試を科して、学力の高めの子を集めている学校ですよ。それにも関わらず、その子達の点数をボロボロにした教師なんですよ。そんなやつが、もしも、各科目の平均点を出さないなんていうことをしているんだったら、とんでもない話でしょ。違いますか? こんなの、自分で恥をかきたくないだけの話でしょうに。

 要するに、教えている教師が、自分の仕事にきちんと向き合わないんですよ。それだもん、子供達だって、勉強にきちんと向き合おうとしなくなりますわ。

 そして、こういう事を市教委の指導参事が把握しているかどうか、という話にもなるんですよ。どうなの、これ。
 こんなことを平気でやらせているから、釧路の学力が上がらないの。もう少し、何とかならんのか・・・・。
(2017/10/22)

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進路指導での見極め


前項の続きです

 前項では、釧路の学習塾の不合格に対する鈍感さについて話をしました。この「合格・不合格」に対して鈍感〜落ちようと落ちまいと、生徒がやってくるという環境は、学校と同じなんですよ。学校って、進路指導が雑だろうがなんだろうが、生徒は必ず来ますからね。

 ここで学校と学習塾の進路指導の違いを書いておきますね。いろいろこちらに入ってくる情報を整理すると、学校のダメ指導と考えられるのは2パターンです。
「とにかく落としたくない」と考えて志望校を下げさせようとするパターン。
「落ちるのは家庭の責任」と考えて、家庭に丸投げするパターン。
 すでに、卒業してしまった生徒さんがいる家庭で、このような進路指導を受けた方、いませんか? 最近では、2つ目の「家庭に丸投げ」のパターンが比較的多いと思いますよ。酷い教師になると、進路についても「指導じゃなく支援だ」とか。何が「支援」だ。子供の学力について、一番、しっかりとした見解を持たなきゃならないのは学校の教師だろうさ。こういう教師に当たったら、本当にどうにもならないですよね〜。

 これが学習塾だとどうなるかというと、やはり実績が関係しますから、落としたら困るということで志望校をやたらと下げてしまうと実績が稼げないわけです。結果、その子が受験できる一番上位校を見極める事になります。そこを提示して、それから先は「本人や家庭の希望」という事になるんですよ。ですから「湖陵にいけるよ」という提示をしても、本人や家庭が「江南を希望」ということであれば、江南を受験することになる、というパターンです。

 ところが、ダメ塾になると、この「受験可能な一番の上位校」をきちんと提示出来ないんです。要するに「見極めが出来ない」。だから、何でもかんでも「頑張れば、まだ、何とかなる」と思っているんですね。それで、もし不合格になったとしても、感覚としては「落ちたらしょうがない」ですから「やっぱり間に合わなかったね〜」と言われてお終い。
 だけど、その子の今の学力と、その子の勉強に向かう姿勢などを加味して考えたら、どこに受かるかくらいは分かるんですよ。例えば、宿題も満足にやらず、学力も足りない。それでいて「この高校に行きたい・あの高校に行きたい」と言い出しているんだったら「それはダメ」とハッキリ言ってあげなかったら。ところが、親にも子供にも厳しいことが言えないんです。それで、ダラダラと過ごして「落ちる」と。
 まあ、正直に言うと、親の方も、「ダメ」とハッキリ言う先生より、とりあえず「頑張りましょう」と言ってくれる甘い先生の方が好きなのかも知れませんね。

 それで、結局は、きちんとした指導を行っていくと、ほとんど落ちないんですよ。
 これ、自分の事を書いておきますけれども、自分が学習塾にいて教室担当になっていたときには、だいたい、学校の1クラス程度の受験生を受け持つわけです。そのくらいの人数であれば、不合格者が出るのは、数年に1人。自分も100%では無いですから、レアなケースになると失敗はあります。
 例えば、それまでは模試などでもきちんと得点できていて「合格間違いない」と思われていた子が、入試の会場に入った途端、極端に緊張して頭が真っ白になり、テストがほとんど白紙に近い状態になってしまった、というケースがありました。その経験があって、自分も極端な「あがり症」だったりする子は注意をしているんですが、そこまでに極端な子は、前にも後にも、その子以外に見たことがありません。
 ですから、普通に受験してくる子は、普通に受かります。

 たぶん、子供さんが、大手の学習塾でも、本部教室では無く、自宅近くの教室に通っているという方も結構いらっしゃるのではないかと思います。また、中堅規模や小規模の学習塾に通っている方もいらっしゃるのではないかと思います。
 そういう塾であれば、不合格者を出すのは、あっても「数年に1人」くらい。それが当たり前なんです。でも、釧路の場合、現状は逆で、全員合格するのが数年に1回くらいじゃないでしょうか。
 もちろん、自分が以前いた他地域の学習塾でも、合格発表の後の報告で確認すると、ほとんどの教室責任者が「全員合格です」と言うんですよ。でも、釧路だと、ほとんどの教室で誰かが落ちているんです。あり得ないくらい「ぬるい」んです。

 ですから、塾を選ぶ1つの基準として「去年、不合格者はいましたか?」と聞いてみるといいと思いますよ。出来れば人数とか、全体に対する割合とか。そして、そうやって、保護者の皆さん自身も、塾を見る目を鍛えてください。
 例えば、40人以下の塾だと、2年に1人くらいならオーケーだと思いますし、それより生徒数が多いところであれば、全体の割合で3%未満で推移していれば、とりあえず、釧路の中ではいい方でしょう。
 この辺を基準に塾を選んでもいいと思いますよ。
(2017/10/21)

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「学習塾」と「不合格」


そんなに落ちてて大丈夫?

 釧路管内の中学卒業者数というと、だいたいざっくり2000名。昨年の不合格者数も、ざっくり言うと200名。ということは、釧路全体で、不合格者はだいたい1割くらいになります。そして、普通は、塾に通っている子は勉強が出来るようになるし進路指導も充実しているから無事に受かって、塾に通っていない子が落ちてしまう、という構図になるはずなんですよね。
 ところが、実際は、塾に通っている子って、意外と不合格になっているんですよ。
 例えば、1教室で40人くらい通っていたとすると、4人落ちたら1割なんですよ。少し規模の大きい塾で、全体で200名通っていたとしたら20名落ちると1割なんですよ。という視点で見ると、今まで子供さんの通っていた塾は、どうですか? 一緒に通っていた子で落ちた子が何人いたか、ちょっと数えてみてください。全員がきちんと合格しました、と言っている教室って、意外と少ないんじゃないですか? 
 ましてや、20人くらいしか通っていない教室で4人も5人も落ちたら、普通に考えて「とんでもない」ことなんですよね。

 それで、実は、地域柄というのもあって、学力が高めの地域というのは、塾に対する目線もシビアなんです。それとは反対に、学力が低めの地域というのは塾に対する目線が、かなり甘い。釧路は、後者の方で、塾に対する目線が甘いため、それに乗っかってしまって、不合格者が出た、ということに対して、鈍感になっている塾が結構多いんですよ。
 これ、不合格者が出たところで、保護者の目線が甘いから、次の年の生徒募集にそれほど影響が出ないのが原因なんです。

 これが、一旦釧路を離れるとどういう事になるかというと、保護者の目線が厳しくて、もしも不合格者を出してしまったら「あそこの塾に通うと落ちる」とか「指導の仕方が良くないんじゃないか」という評判を立てられたり、もしくは、ちょっとした「縁起担ぎ」みたいなものもあって、次の年には生徒が来なくなってしまうんです。自分が元いた学習塾なども「本部拠点」があって、その他に、それぞれの学校の近くに「分校」が置かれていたんですが、その分校で不合格者が出た場合「やっぱり本部教室の良い先生が集まっているから、本部の方に通います」という生徒が大量に出て、結局、その分校に通う子が極端に少なくなってしまうんですね。もちろん、そんな教室運営をした教室責任者は、即、交替。ですから、講師の方も、合格・不合格については、非常にシビアなんです。

 ところが、自分、釧路の転勤してきてみると、そこは別世界です。「まあ、しょうがないよな」ですよ。塾なりの理由が成り立てば、あとは「しょうがない」にされてしまうんです。これが「塾の釧路感覚」なんです。「ギリギリで塾に入ってきて、とりあえず頑張ってみたけど、結局、間に合わなかったよな〜」。ギリギリであろうとなんであろうと、受け入れた以上は責任が発生するでしょうに。

 ついでに、自分の事も書いておきますが、自分、家庭教師を始めてから不合格者は1人だけです。それも、ちょっと変な不合格なんです。というのは、間違いなく定員割れするだろう、ということで、受験させて、結果、補欠になったんですが、合格の通知が来ないまま、二次募集の締め切りになってしまったんです。それで、しょうがなく二次募集に行ったんですが、あとでみてみると、やっぱり定員割れしているんですよ。なんじゃこりゃ? ということで1人です。ただ、こういうことを書いたところで、結局、落としたのは自分の責任です。安全策で、1つ下に下げておけば良かったわけですし。その子の性格の見極めが失敗の原因ですね。

 ということで、釧路の塾と他地域の塾では、全く、感覚が違うということ。同じ全道展開している塾でも、釧路だけは異空間くらいの感覚なんです。そして、塾に通わせようと思っている保護者は、比較的勉強に対してしっかり考えている人が多いと思いますが、そういう人でも、まだ、塾に対する目線が甘いんですね。結局、ここが変わらないと、塾も変わらない。当然、学校も変わらないし、地域の学力も上がらない、ということなんでしょうね。
(2017/10/20)

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教材作成の盲点


大事なのは「それ以外の所」

 学校の先生方の「忙しい」の大きな原因の一つとして、特に、小学生の場合「教材作成」というのがあるんだそうです。黒板に貼るものを作って、授業を分かりやすくしようとしたり。中学生あたりだとプリント作成などもあるんでしょうね。
 ところが、この教材作成が学力向上の大きな妨げになっているケースがあるので、今回は、そのお話です。

 というのは、特に授業の展開を考えずに「教材作成」ばかりに目が行ってしまっている先生に多いと思うのですが、自分で作った教材を使うときには、使い方などを工夫したりしてスムーズに授業が進むのですが、そういう教材を用意していない部分がガタガタ。
 例えば、以前、学校の先生の授業を見学したときの事なんですが、黒板にいろいろな図形を貼り付けて、ああだ、こうだ、とやっているうちは調子がいいんです。ところが、問題演習に入って、みんなが教科書の問題を解いたあとの解説がグダグダ。そこから、一気にペースダウンして、授業の最後は、結局、何だか訳がわからん、ということになってしまっているんですね。

 要するに、その日の授業で何を身につけさせなければならないのか、どこに重点が置かれるべきなのかを考えずに、教材を使って説明しやすいところばかりに目が行ってしまっていて、肝心のところの準備がしっかり出来ていないんですね。

 まあ、正直に言うと、自分で一生懸命作ったものですから、それを目一杯使って授業をしたい、という気持ちは分からなくも無いのですが、でもね「そこじゃないでしょ」という感じなんですよ。

 それで、授業の組立の仕方を簡単に書いておきますが、
1 その日の授業で身につけさせるものは何か、をしっかりさせる。
2 そのメインの内容に向かって、どのような手順で授業を進めるか、段取りをしっかりする。
3 その段取りの中で必要な教材を考える。

 ということで、教材を考えるのは、最後の最後なんです。それを「まず、教材ありき」からスタートするから、授業内容が本末転倒してしまうんです。同じように「まず、教科書を消化させる」もアウト。「とにかく、教科書の隅から隅まで全部きちんとやろう」というのも、どこがメインで、どのように子供達に与えるか、ということを考えていない点では全く同じなんです。こういう授業をやっていては、学力はついていかないんです。

 ですから、教材作成は「付加」。メインの内容をどのようにして身につけさせるか、からスタートして、授業を構築するのが大事なんですね。
(2017/10/18)

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「学力把握」と「机間巡視」


「テスト」と「机間巡視」

 子供達がどれだけ学力をつけているかを確認する方法というのも、様々ありますが、一番分かりやすいのは「テストの点数」ですよね。ところが、その点数だけを追いかけても、なかなかハッキリしないことってありますね。例えば、子供さんのテストの点数を見ると「上がったり、下がったり、上下の動きが激しい」とか、「質問して聞いてみると、分かっているようなんだけど、テストになると点数が取れない」。またはその逆で「聞いてみると、何も分かっていないようなんだけど、点数はそれなりに取ってくる」なんていうケースもあるのではないかと思います。
 そこで、学校では、生徒がテストの最中、問題を解いているところを見回りながら見て歩く「机間巡視」というのを行うんですね。
 そうすると、子供さんの学力面がいろいろと見えてきます。

 例えば、習ってすぐのときには、同じパターンで問題を解けば良いので、すぐに出来ます。ところが、単元のまとめのテストとなると、違うパターンが混じってくるため、その区別がつかず、結局、グチャグチャな解き方をしてしまう子が出てきます。
 お父さん・お母さんで記憶があるのは、中3で習う展開公式とか。最初に習ったときには、同じパターンで問題を解けば良いので、簡単なんですが、単元がまとまると、似たような公式が出てきて、つい、書かなければならないものを抜いてしまって「失敗した〜」という経験のある方もいるのではないでしょうか。
 これ、ケアレスミスではなくて、公式の区別がしっかりついていないために起きる現象。すなわち、学力がきちんと追いついていない状況なんです。当然、新しいものを習うと、以前習ったものが頭の中から完全に抜け落ちてしまう子、というのも少なくありません。例えば、正負の数で、かけ算の符号の決め方を習うと、足し算・引き算まで、かけ算と同じ符号の決め方してしまい、
(-2)+(+7)を(-5)
と答えたりする子が出て来るんですね。

 それから、一番まずいのがカンニングに類するもの。
 実際に、いろいろな事を聞いてみると、全然出来ないのに、テストでは、それなりの点数を取ってくる子。こういう場合、その子をよくよく見ていると、隣の子の答案を盗み見るようにするんです。そして、こそこそっと写して、その答案を提出。意外に小学生に多いんですよ。

 それで、なぜ、このような現象が起きるかというと、答えは簡単。小学校の先生が「出来た順に持ってきなさい」という指導をしているから。
 こういう「練習用のテスト」をやらせているときには、きちんと机間巡視をして、どこがどのように出来ていないかを把握して回らなければならないんですが、それをしないで、教卓のところにドンと座って、プリントを持ってきた子にかかりっきりになるんです。

 本来であれば、机間巡視をしたあと、子供達の間違えているところを、黒板で解説しながらみんなで確認し合ったり、ちょろちょろカンニングしそうな子がいたら、机間巡視しながら「きちんと自分の力で解きましょう。隣の人のを見るのは反則ですよ」と言って回ったり、もちろん、問題パターンの区別がつかず、間違えた計算をしている子がいたら、区別の付け方をみんなで確認したり、そういう指導をしていく中で、学力が向上して行くんですね。

 ところが、ドンと座り込んだら、どうなるか、というと、持ってきた子の間違えた問題だけを解説してお終い。これだと、問題パターンの区別の付け方がわからないまま。次に同じようなプリントをやらせると、今度は、今まで出来ていた問題が出来なくなっていたりするんです。
 また、当然、プリントを持ってきた子にかかりっきりになりますから、他の子はカンニングし放題です。間違えた問題を「もう一度、自分の力で解いてみよう」と席にかえしたところで、結局、他の子の解いた答えを写してお終い。要するに、カンニングです。
 おまけに、最後まで出来ずに持っていかなかった生徒にどのような対応をしているのか? 面倒だったら、そういう子を放ったままお終いにしているんじゃないのか? という状況なんです。
 ですから、こんな状況で学力がつくわけが無いんです。

 おそらく、小学校の先生に多いのではないかと思いますが、教えた直後に、みんな出来ていればそれで「出来た」という判断。でもね、聞いた直後は誰でも出来るんです。大事なのはその後。そして、いろいろなパターンが混じったテストをやって、出来ていなかったら、その問題だけが出来ないんだ、という判断。どのパターンが出来ないのか、どのパターンとどのパターンを混同しているのか、そういう認識が出来ないんです。もちろん、解き方の手順の誤りなども指摘は出来ません。
 だから、算数・数学の学力が低いままなんです。

 以前にも書きましたが、このように「授業中に出来た順に持ってこい」をやっている教師は「学力を上げられない教師」なんです。「出来た順に持ってこい」をやるのは、授業終了後。帰りの会が終わった後で、自分の力だけできちんと解く環境を作り、最終的に出来なかった子を補習で残す、という状況でやる方法なんです。

 ですから、子供さんに、授業の状況を聞いてみてください。写し書きしようが、何をしようが、答えが合っていたら○をつける教師だったら、それは最悪、と思っていていいでしょう。
 きちんと「机間巡視」をして、子供達の「学力を把握」し、それを「子供達みんなに還元させる」ような授業を行っている先生でなければ、学力は上げられないんです。
(2017/10/10)

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先回りをして言い訳をするお母さん


これ、一生後悔すると思いますよ

 他地域と釧路で「部活や少年団」をやっているお母さんの感覚で、一番違うのは、ここだと思います。
「子供が勉強をサボったときの言い訳を、子供より先にしてくるお母さんがいる」ということ。ここが異常なんです。

 何度か書いていますが、自分は部活や少年団を否定している訳ではないんです。むしろ「ドンドンやりなさい」という方向なんです。いわゆる「文武両道」派なんです。勉強よりも運動の方が得意だったら、運動の方にウエイトを置いてもいいんですよ、というスタイルなんです。ただ、釧路の場合「運動をやっていれば、勉強できなくてもしょうがない」感覚の保護者が非常に多いんです。いくら何でも「それはダメだ」と言っているんです。

 例えば、スケートの選手だったり、卓球の選手だったり、まだ、中学生くらいの年齢で脚光を浴びたりしている子供達は、学校の宿題を練習の合間にきちんとやっていたりしますよね。そういう子供達というのは「運動を勉強できない理由にしたくない」と考えているんです。やらなければならないことは、きちんとやる、という考え方。テレビで取り上げられるような一流の選手とまでは行かなくても、普通は、そういう発想で物事を考えているんです。
 前にも書きましたが、他地域では、勉強をサボってやらないんだったら、部活や少年団を辞めさせるからね、なんです。

 ところが、釧路では、この感覚が通用しないんです。「今日は○○に遠征に行ってきて、時間がないから宿題に全く手を着けていないんです」「練習で疲れて帰ってきて、全然、勉強できていません」ということを、本人が言う前に、お母さんが率先して言い出すんです。だから、本人は「運動をやっていれば、勉強なんかしていなくても大丈夫」という感覚で育って行くんですね。そして、それが慢性化していって、いざ「勉強をしっかりやらなければならない」という時になっても、勉強に全く手を着けない子になっていくんです。

 それで、ここからが大事なんですが、こうやって「勉強をしない習慣がついてしまった子」は、自分の見ている限り100%ですが「勉強しなければならなくなったときにも、勉強にまともに取り組めない子」になってしまっているんです。それまで、さんざん「部活だ、少年団だ」と言って、勉強をサボってきた訳ですから、その遅れを取り返すには、相当、必死になって取り組まなければならないのですが、宿題でも、ほんの少しやってあれば、それでお終い。特に悲惨なのは、小学校2年生、3年生の漢字すら満足に読み書きできない、小数になったら計算が分からない、となっているにも関わらず、練習をきちんとしなさい、と言っても、全然、やらない。こういうふうになったら、高校入試どころか、まともな生活ができないと思いますよ。

 そして、おそらくは、ホッケーとかサッカーとか、そういう事をやってきている家庭のうち、親が一生懸命言い訳を言ってきたところは、ほぼ、100%近く、こういう状況になっているのではないかと推測しています。さらに言うと、そういう事をやってきていても、受かる高校がある、ということが、この悪環境に拍車をかけているんだと思います。北見・帯広だと、そういうことをやってきた子供さんは、電車に乗って、地方の高校に通わなければならなくなるわけですから。

 実際には、ホッケーやサッカーをやっていても、塾に通っていて、宿題などをまじめにきちんとやってきている子は、入試近くなってからも、しっかり勉強に取り組めるようになっています。そして、そういう子に聞いてみると、やはり、親が「勉強もきちんとやらなきゃダメだ」という事を本人に言い聞かせているんですね。中には、目標にしている高校に受かるだけの学力がキープできないなら、少年団はやめるよ、と言っている家庭もあるんです。ただ、他地域から比べると、そういう家庭は、まだまだ少数派だと思います。

 ですから、少なくても「いざ、蓋を開けてみたら、小学校の基本すら満足に身についていないような、将来、生活に困るような状況になっている」という事態を避けるためにも、文武両道をしっかり考えていって欲しいと思います。
 さらに付け加えると、ある程度の学力があって、そこそこの高校に行けるようになっていたとしても「いざ、やらなければならないときに、それが出来ない」という状況になっていたら、それは、将来に大きな障壁になってくるだろう、ということです。資格試験を受けようと思っても、自分で物事をきちんと出来るようになっていなかったりするわけですから「勉強しない言い訳を親の方から積極的にする」ようになっていると「最後に困るのは、子供さん」の方だと思って、そういう事を言うのは御法度にしてください。
(2017/10/09)

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「めあて」と「まとめ」


授業の最初と最後にきちんと話すことになっているようなんですが・・・

 全国学力テストの授業アンケートの中に「毎回の授業で、その日に学習する内容を話している」〜いわゆる「今日のめあて」を話している、というのと「授業の最後に、その時間で学んだ内容を確認する」〜いわゆる「今日のまとめ」を話している、という項目があるんですが、ご存じでしたか? 

 アンケートの結果だけを見ると、各先生方、きちんとやっているという事になっているようなんですが、ただ、学力的にどうなのか、というと、いまいち、効果が上がっていないようなんですね。結局、どのタイミングで、どのような事を話すか、という「話す内容」がしっかりしていないため、ただ単に「今日はこう言うことを勉強しま〜す」や「今日はこういうことを勉強しました〜」と言っているだけだと思うんですね。これだと、ハッキリ言って、効果はあんまり無いんですよ。

 そこで、どのような言い方が望ましいか、というと、まず、その授業の目標になる「めあて」については、前の授業の最後に話をするんです。「次は、こういう勉強をしますから、こういう準備をしてきてくださいね」とか。1つ前の「朗読」の項目でも書きましたが、あらかじめ、次に何をするか、と言うことを話しておけば、予習する子も出てきますし、うまく行けば休み時間中に「そう言えば、今日、この勉強するんだって先生が言ってたよね〜」と生徒が話すようになったりしますから、授業前の段階で、しっかり「心づもりが出来ている」状態になっていたりします。けれども、その時間になって、いきなり「今日はこれをします」と言われたところで、生徒の方は心づもりも何も出来ていないでしょう? そんな状況で勉強を始めても効果は薄いですよね。

 それでは、もう一つの「まとめ」についてはどうかというと、もちろん、授業でやった内容の事はお話ししますが、当然、それだけではありません。今日勉強した内容が、次の授業にどのようにつながるのか、特に「算数・数学」などの積み重ね科目では、その積み重なり方が分からないと、その日にやった内容がどのくらい大切なのかが分からなかったりするので、きちんと、その流れをお話することになりますね。
 そうなると、当然、今日やった内容と合わせて、次に勉強する内容も話すことになります。そこで、次の勉強の「めあて」と言うことになってくるんです。
 もちろん、そのときに、家での勉強をどのようにしたらいいのか、という事も合わせてお話しすると、いいですよね。そうすると、次の授業も分かりやすくなってきます。

 もちろん、サボり癖のある子は、何を言われてもきちんとやって来ない、なんていうこともあるでしょう。でも、そうやってお話をしていく中で、きちんとやっている子がいるわけですから、そういう子を取りこぼさないことなんです。

 2つ前の項目の「○つけ」の話でも書きましたが、サボり癖のある子でも「何となく出来るような気にさせる」ことは必要ありません。逆に「サボった分だけ出来なくなる」という感覚が、中学・高校と先に進学していく際、非常に大事な感覚になるんです。ですから、小学校の低学年・中学年のうちに、勉強にむけてしっかりした感覚を持たせるようにしていってください。
(2017/10/08)

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「朗読」させましょう


本を読めるようになるため、まず、最初にやること

 「立て板に水」のように、棒読みでもスラスラ読める子と、ゆっくりでもいいから、きちんと状況を考えて、感情を込めて読む子と、どちらが、国語が出来るようになるでしょう? 
 これ、正解は、後者の「状況を考えて、感情を込められる子」なんです。

 英語で考えても同じです。「教科書を読みなさい」と言われて読むだけなら出来ても、訳しなさいと言われると訳が出来ない子って多いですよね。結局、いくら読めたって、言葉の意味が分からなければ、文章の意味が分からないんですよ。

 それで、これはかなり昔の話なんですが、戦前の学校の授業と言うと、小学校では、国語は「読み・書き」が中心だったようなんですね。そして、直接「国語の時間」というふうにまとめた言い方よりも、「書き方の時間」とか「朗読の時間」と、学習内容を分けて言っていたようなんです。当時の子供向けの小説でも「書き方の時間で先生に誉められた」とか「明日の朗読の時間でうまく読めるように教科書を読んでみた」なんていう表現が結構出て来るんですね。
 そして、終戦当時、GHQが日本人の識字能力を検査してみて、その高さに驚いた、という話もあります。

 さて、その当時の「読み方」についてなんですが、つっかからずに早口で「スラスラ読める」というのは、決して「いい読み方」として扱っていないんです。今、お母さん方が「絵本の読み聞かせ」などをやっていると思いますが、そのように「聞いている他の人がそのお話の内容を把握できるように、情景を想像できるような、感情を想像できるような、それが相手に伝わるような読み方」が「いい読み方」とされているんですね。
 すなわち、読んでいる人が「その文章の内容を理解して読む」という事が大切だ、という話なんですよ。そういう読み方がいわゆる「朗読」なんです。

 そういう視点で見たときに、今、学校の授業ってどうなんだろう? ということなんですね。たぶん、とりあえず読めたら「はい、良く読めました〜」と誉められてお終いなんじゃないかな、という気がするんですが、どうでしょう? 「ここは、こういう場面だから、こういう気持ちでよみましょう」みたいな話って、出てきているんでしょうか? 
 そして、「次回の授業では、教科書をみんなで声を出して朗読をしますから、本を読む練習をしてきてください」という指示を出している先生って、どのくらいいるんでしょうね? 

 小学校低学年であれば、こうやって「本を読む練習」が、そのまま「予習の習慣づけ」になって来るわけですし、内容が把握出来ていれば、助詞の「て・に・を・は」の読み間違いなども減りますし、ましてや「漢字の読めない子」というのも減ってきます。それでも、読めない子が出てきたら、帰りにちょっと残して「読む練習」をさせてもいいじゃないですか。
 こうやって、小学校の時にしっかり「朗読」として、国語の読み方を練習していれば、中学校になっても、小学校レベルの漢字が読めない、という子は相当数減ってくるはずです。

 また、辞書の引き方を習った後であれば「どういう気持ちで読めばいいか」と言うことを考えるようになったときに、きちんと辞書で言葉を調べる習慣もつけられるでしょう。この辺は「学校の先生の指示1つ」でいくらでも変わるところです。
 そして、内容を把握しながら読むようになると、当然、本の面白さが分かってきますから、読書に積極的な子供も増えるはずですし、算数の文章問題を読んでも、きちんと「意味を把握しながら考える事が出来る」ようになってきますね。

 最近「速読」なんていう話がありますが、いたずらにスピードを上げる必要などありません。本を読むスピードは「個人差」程度に考えておけばいいんです。大事なのは「内容を把握してきちんと読む」ということ。「私、読むの遅いんだよね〜」と言う人もいますが、それでも「内容を上っ面でしか把握せず、ただ、早いだけ」という読み方よりはずっとましです。
 ですから、機会があったら、子供さんに「朗読」させてみてください。お母さんが本を見なくても内容が把握できるような読み方をしていてくれればオーケーです。逆に、子供さんが早口でスラスラ読んだところで、お母さんが内容を把握できないようだったら、それはダメ。そこを基準にするといいでしょう。
(2017/10/03)

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更新2018年 5月 25日 (金)

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