教育時事問題について考えよう。


教育時事問題を、独断と偏見で、考えてみてみるコーナーです。
いろいろ、反対意見もあると思いますが、
「子供さんのしつけや環境、教育について、
もう一度、真剣に考える機会」になってくれれば幸いです。
Netscapeを使用している方は、リンクの不具合があるかもしれません
その際は、申し訳ありませんが、スクロールしてご覧になって下さい。


Contents


 特別編

 算数・数学のセンス編

 生徒管理(1)〜(30)

 釧路の学力の現状って?(過去版)
 1〜16&平均点が赤点

 釧路の学力の現状って?(過去版)
 17〜

 学習内容・指導編

 漢字検定で上限が分かる(NEW)

 受験生の○つけ(NEW)

 身につくまで反復練習(NEW)

 学校の勉強 やって当たり前

 附属の数学 怪しいようです

 デジタル授業を行っている方が学力が低い!?

 中3 数学の学校進度、遅くなっていませんか?

 中2 連立方程式の文章問題の確認を

 2022年度から裁量問題廃止

 「判断力がない」=「国語力が劣る」

 「区別がつかない」=「判断力が劣る」

 「区別がつく」=「学力向上への第一歩」

 結局、端折っているのと同じ

 数学 中1・2の進度はどうですか?

 中1数学「正負の数の計算」どうなっていますか?

 中1 数学の授業、どうなっていますか?

 英語の授業、どうなっていますか?

 英語の平均点

 「ディッチュウ」、やめてくれー!

 数学は「目先を追わない」

 「○つけ」の意味

 「インプット不全」と「アウトプット不足」

 国語で「時間が足りなくなる」というケース

 教育理論編

 


 学校生活・しつけ編

 先生編

 学校編

 定期テストの平均点に変化が

 家庭編

 勉強以外のところで分かる学力(NEW)

 近視防止には?(NEW)

 少年野球 6割がひじに何らかの問題(NEW)

 進路指導の緩いところ(NEW)

 全国学力テストの結果がでています

 中3 6月学力テストの明暗

 宿題をやらない子の真意

 マンガでお勉強

 キリッとしない子供達

 「ぼく できるもん」の勘違い

 「意識付け」と「緊張感」と「学力」

 地域問題

 定期テスト 鳥取中の中3理科について

 授業・生徒対応の問題点

 上位層の通知表評価

 最近の釧路の状況について

 食塩水の問題で見る数学の格差

 

  
内容が増え、ページが重くなりつつあるので、掲載時期に合わせて分割しました。

時事問題過去ログに行く
 

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勉強以外のところで分かる学力


雑学的な知識量も膨大

 これ、以前「林先生の初耳学」でやっていたんですが「弘法も筆の誤り、といいますが、空海がそのとき間違えた漢字は何という字でしょう」という問題。答えは、テレビを見ていた方はご存じだと思いますが、これ、東大生の正答率が65%なんですよね。要するに、これを知らない学生の方が少数派なんですよ。ですから、これを知らない人が東大に行ったとしたら、少数派の方に行ってしまうという、そういう世界なんです。

 当然、読書量が多いのは当たり前で、そこから吸収する量も莫大なんです。そこが成績上位者には欠かせない部分で、やはり、そういう世界に入っていなければならないんですよ。簡単に言ってしまうと「世界観が違う」ということでしょうか。それで、前項の漢字検定で行けば「準1級とか1級なんて、受からなくたっていいや」と言うような考え方の人には、こういう世界は、たぶん、分かりません。

 自分だと、結構、クイズとかパズルとかが好きで、本棚の一角がクイズ・パズルコーナーだったりします。おそらく、思考力系のクイズ・パズルだと、問題自体をだいたい知っているので、それだったら即答出来るものが多いんですが、それが全般的な、ちょっと突っ込んだ雑学になると、さすがに、難しいかな、と思っています。

 ただ、こういう知識をしっかり持っていると、例えば、学校の先生の説明でおかしな所にすぐに気づいたり、知ったかぶりをして調子のいいことを言っているような人の嘘もすぐに見抜けます。だから、騙されなくなるんです。

 例えば、小学校の段階で、先生のミスを指摘して正しい説明を出来る子って、やっぱり賢いでしょ。こういう子って、上位大学に行ったりしますよね。ただ、勘違いして欲しくないのは、理解力が不足していて頓珍漢な事を言い出すのは、単なるおバカさんで、賢いのとおバカさんの違いは、賢い子は、きちんと履修済みで、正確な知識を持っているということ。その場の思いつきで適当な事を言うのは、賢いとは言いません。当然、おバカさんタイプは、理解力が不足しているので、結果、上位にはいけません。
 ここの見極めが出来ていない人は、結構、多くて、特に、何でも「考えることが大事」と言っている人に見極めが出来ていないケースが顕著だと思います。

 ということで、上位に行くために「とりあえず、テストで点数を取れればいい」と、単純に学校の勉強だけを考えている人は、どこかではまります。最終的には、資質とか世界観の問題になってきて、こういう雑学的な事でも、正確に細かく把握できるような子が上位に行くんです。

 それでは最後に、おそらく上位層はみんな知っているのではないかと思われる問題を一つ。
「第二次世界大戦中、ヒトラーはバカだ、と言いふらしているドイツ人が捕まりました。そのときの罪名は何でしょう?」
(2019/11/21)

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漢字検定で上限が分かる


学力の上限は、やはり国語力で決まる

 子供達を教えていると分かるのですが、漢字検定の級と学力レベルがほとんどの子で等しくなります。例えば、漢字検定で5級に受かっている子は、小学校のレベルであれば、理解して把握出来るようになります。ですから、中学校の勉強でも、普通の小学生でも勉強したら分かるだろう、と思われる内容は理解出来るんです。

 そこで、自分の方では、漢字の練習を欠かさないようにしていますし、大抵の子は、少しずつ練習しながら、徐々に漢字を覚えていき、そういう事を繰り返しながら、少しずつ学力が上がっていくようになります。
 ただし、これを逆に捉えると、いくら練習しても、漢字が身について行かない状況になると、そこが学力の上限になってしまうんです。

 漢字というのは、まず、細かな違いなどを把握してきちんと書く練習をしますから、物事の区別がきちんとつくようになっていきます。
 もう一つは、短文の意味を理解して、適切な漢字を書く練習をしますから、文章を読んで意味が理解できなければならないんです。
 ところが、級の上限が来てしまうと「それ以上、区別が付けられない」とか「文章を読んでも、意味が把握できない」という状況になっていると考えて良いんですね。実際に、子供達の答えを見てみると、線の数が足りないとか、読み方は同じでも文章の意味とは全く違う漢字を書いていたりするんですよ。
 そうなると、それ以上、「物事を覚える」ことや「理解する」ことができなくなっていくんです。

 そして、国立大を狙うとか、将来的に、そのような事を考えている場合、最低でも「2級」に届かないとかなり辛いです。これも逆に言うと、国立大に進学している子は、あまり苦労せず「2級」をクリアしているんです。そのくらいの国語力が下地にある、ということなんです。
 もっと言うと、難関大学に合格している人って、準1級とか1級に合格していたりしますよね。そういう内容を身につけるだけのものを持っている人が難関大学に受かるレベルなんです。
 ですから、漢字検定で3級くらいのレベルで「北大に行きたい」とか、無理ですからね。そんな虫のいい話は無いですから、小学校・中学校の段階から、漢字の練習をしっかり進めておいて、国語力をしっかりさせるようにしてください。
 ちなみに、最近、この漢字力が全体的に落ちてきているように感じます。
(2019/11/21)

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近視防止には?


1000ルクスが基準

 これも、NHKのテレビネタなんですが、7日のクローズアップ現代で扱っていたのが近視。
 その番組で、最新の研究内容を紹介していたのですが、近視というのはそもそも、眼球の網膜側の方が奥の方に伸びていき、そこで網膜に焦点が合わなくなって起きる現象なんだそうです。そして、この縦長に伸びる現象を抑えるのがドーパミンなんだそうで、このドーパミンを出すのに有効な手段が、明るい場所で過ごすことなんだそうです。

 ところが、室内だと明るくても900ルクスくらいで、室内で過ごしていたのでは、なかなかドーパミンが出てこない。それで、一応、基準は1000ルクスとか1100ルクスくらいなのですが、それ以上の明るさの場所と言うと、それは屋外なんだそうです。屋外だと木陰でも基準をクリアしていて、要するに、天気の好い日に外で遊ぶことで、近視を抑制出来るんだそうです。
 海外では、台湾の例が紹介されていましたが、ここでは、国が積極的にこの近視防止に取り組んでいて、学校でも屋外の活動を奨励しているんだそうです。ただ、日本では、まだまだ、そこまで行っていない。

 それで、ドーパミンだのルクスだの、そういうのが出てくると面倒な話に感じる人は、簡単に「天気の好い日は、外で2時間以上遊ぶ」というふうに考えておいてくれればいいと思います。

 逆に、この近視を放っておくと、症状が進んだ場合、緑内障とか網膜剥離になりやすい状況になっていく、ということですから、子供のうちから近視が進んでいる状態は、ある意味、非常に危険である、ということでした。

 ということで、こちらの話も、学校では、あまり積極的に取り組んでいる状況ではないということですから、こちらも家庭で出来るだけ気を付けて上げて欲しいと思います。
(2019/11/09)

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少年野球 6割がひじに何らかの問題


全国大会参加チームの調査

 今後、高校野球でも導入されるという話が出ている「球数制限」などにからんだ調査ではないかと思うのですが、昨日のNHKのニュースで報道していましたが、全国大会に参加しているチーム(いわゆる強いチーム)の全選手を対象にして、ひじの状態の調査を行ったところ、参加選手の6割でひじに何らかの問題がある事が分かったそうです。さらに、全選手の17%は、早急に医師に診てもらう必要があることが判明。その中では、軟骨の剥離などの重症になっているケースもあったんだそうです。
 原因は、いわずと知れた「過度の練習」。中には、年間350試合も練習試合を行っている少年団もあったそうで、この数字だと、休みの日には、ダブルヘッダー(1日2試合)とかトリプルヘッダー(1日3試合)くらいのことはやっているんでしょうね。

 それで、文武両道のところで、お話したことがありますが、スポーツを一生懸命頑張るのは、それは悪いことではありません。ただ、行き過ぎると問題なんです。そして、子供達は、そう言うことは分からないですから、周りの指導者がきちんと子供達を管理してあげないとダメでしょ。しかし、それが出来ていないから、こういう問題が起きてくるということなんでしょう。

 だけど、こういう事って人ごとじゃなくて、釧路でも危ないんじゃないかと思うんですね。野球でもサッカーでもホッケーでも、一日いっぱい練習しっぱなしとか、学校で練習した後、一度家に帰ってから、また、別の場所で練習とか。それでいて、1年中、ほとんど休みなしとか。こういった話は、毎度、出てきます。おまけに「練習を休むとレギュラーになれない」と言って、親も子供も、急な予定の変更などにあたふたしていたり。これって異常ですよね。

 そして、文部科学省などは、こういう部分の調査などは、かなり遅れをとっていて、学校側からの指示が出てくるなんて言うことは、今の段階では、ほとんどあり得ない、と思っていた方がいいと思います。
 となると、子供達を管理するのは、保護者しかいない、ということになりますね。

 もちろん、保護者の中には「人よりたくさん練習して、試合に勝て」というタイプの人もいるとは思いますが、そういう人も交えて、子供の健康の事について話し合う機会が持てれば、本当はいいと思います。ただ、そういう機会もうまく作れないといいう場合は、子供さんの状態を見て、ひじやひざの調子がいまいち、というような話が出てきたら、一度、お医者さんに見てもらうなどの対応はしていてもいいと思いますよ。
(2019/11/08)

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受験生の○つけ


やり直して○にはなりません

 今まで、何度か「自分で問題集を解いて○つけをするときの注意」を書いてきましたが、特に、中学受験や高校受験を控えている子についての話です。

 入試は、一発勝負で、後で間違えていることが分かっても、それを直したりすることは出来ません。ですから、受験生は「最初に書いた答えで合っていなければ、全部、赤ペンで直すだけ」です。おそらく、未だにいると思うのですが、やり直して合っていれば○にしてしまっている子や、色を変えて○をつけているなんて言うことをやっていては、実力がしっかりつきません。

 受験に関係ない小学生や中学生でも最初のうちは、きちんと復習する癖をつけるために、やり直したものに○をつけるような指導もありますが、受験直前になって、それをやっていては、結局、ゆるい感覚のまま受験することになってしまいます。

 ですから、受験生であれば、一発目で何点取れたとか、正答率がどれくらいとか、そういうところを基準にして、勉強を進めていってください。
(2019/10/30)

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進路指導が緩いところ


面談だけが進路指導じゃありません

 進路指導と言うと、一般的には二者面談や三者面談を思い浮かべる方が多いと思うのですが、実際は、単にそれだけではありません。例えば、学力テストが行われた場合、だいたい、このくらいの点数が○○高校のボーダーになってくるよ、とか、定期テストで○○点くらいだと通知表の結果は○になるよ、というように、実際にはどのくらいの学力が必要か、内申ランクを上げるにはどのくらい勉強しなければならないか、という事も進路指導の一環になるんです。

 生徒が「このくらいの点数だったら、周りの人も○○高校に行くっていっているから、たぶん、自分も行けるだろう」と勝手に思いこんでしまって、いざ、三者面談になったときに「この高校は、ちょっと難しいよ」と突然言われてショックを受けたり、「いまさらそんな事言われたって」というような事が起こった場合、これ、進路情報をきちんと提示していなかった学校の責任ですよ。いわゆるコンプライアンスの問題になります。

 そして、本来であれば、今年の全体的な状況が掴めていなかったとしても「昨年は、この点数で、進路指導しているから、今の段階では、その点数を目標に頑張ってください」くらいの情報は出せるはずなんです。もっと言うと、毎年ほとんど同じくらいのボーダーで進路指導が進んでいますし、もし仮に変動があったとしても、せいぜい5〜10点程度の違いなんです。ですから、昨年の進路指導を行った点数を目安にして生徒にお話ししても、そんなに支障は無いんです。

 そして、釧路の場合、そういう事をきちんと行っている学校って、すごく少ないですよ。そしていくら勉強しなさいと言っても全くやらず、最終的に志望校変更になってしまったり、とりあえず明輝に願書を出しておきましょう、というおかしな話になってしまったりするんです。これ、要するに「三者面談でいきなり思っていたのと違うことを言われて、最終的に判断がつかなかった」という場合によく起きることなんです。

 ですから、三者面談でいきなり「え?」ということが無いように、今の子供さんの学力や内申をきちんと把握して、志望校決定に支障がないように心づもりしていてください。
(2019/10/19)

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身につくまで反復練習


勉強法以前の問題

 何度か同じ内容を書いてはいるのですが、まだ、うまく出来ていない人もいるようですから、ここでもう一度書いておきます。

 物事を身につけるとか覚えるというのは、やはり個人差があって「一回見ただけですぐに覚えることが出来る」という子もいれば「何回読んでも書いてもなかなか身につかない」という子もいます。
 また、覚える内容や度合いにもよるのですが、小学校のように覚える内容が少なく、うろ覚えでも何とか点数を取れるようなテストであれば、それでも大丈夫なのですが、中学校になると覚える量も増えたり、身につけなければならないものもパターンが多く出てきますから、小学校のような勉強のやり方では通用しませんよね。

 それを「小学校のときはこれで出来たから」と言って、そのまま小学生と同じ事をやっていては、身につきません。漢字や英単語についても、すぐに覚えられる子もいれば、そうでない子もいますし、単語によっても、1回書けば大丈夫というものもあれば、何回書いても何となく頭に入らないという単語があったりします。

 ですから、覚えるのが得意な子、苦手な子でも、練習量は変わってきますし、たとえ覚えるのが得意であっても、ものによってはすぐに覚えられる物とそうでないものがあって、その内容によって練習量が変わってきます。

 ところが、物事が覚えられない、と言っている子の大半は、覚えきるまで練習していません。要するに勉強法云々ではなく、それ以前に「覚えるまでやっていない」というのが実状です。そして、この逆のパターンがあって、不得意だと思って練習をしっかりやっていたら、いつの間にか得意になっていた、というもの。これ、結局は「覚えるまできちんと練習したら出来るようになった」ということですね。

 ということで、もしも「覚えるのが苦手」で「どうしたらいいか分からない」と悩んでいる人は、単純に練習不足なだけですから、例えば、単語テストなどを自分で用意して「それを100%完全に覚えるには、どのくらい練習が必要か」という事を実感させてみてください。覚えられないと言っている子は、上っ面を撫でるようなことしかせず、それでテストを受けて出来ないと言っているケースが多いと思ってください。
(2019/10/05)

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全国学力テストの結果が出ています


各学校で確認をしっかり

 4月に行われた全国学力テストの結果が出てきていて、中3と小6で、学年便りなどで状況が伝えられていると思います。自分も共栄小学校の結果をたまたま見ることがあったのですが、どうやら、共栄小はすべてにおいて、全国平均を上回っているとのこと。みなさんの学校ではどうですか?

 こういうデータについては、一番良くないのが「隠そう」というような感じで報告されているもの。良くても悪くても、子供さんの通っている学校の情報は親にきちんと伝えるのが義務。一部抜粋でコメントが書いてあるだけとか、「上回ってる・下回っている」という言葉だけでお終いになっている学校は、ちょっと注意していてください。ちゃんとした学校やグラフや図をいれて、きちんと保護者に伝えようという内容になっているはずです。

 それともう一点、今の中学校3年生の生徒さんは小学校6年生のときの学年便りを、本当は確認出来るようにしておいて欲しいんです。そして、小学校のときと比較して「良くなっている」のであれば、中学校の先生方が頑張っている、「悪くなっている」のであれば、中学校でボヤッと過ごしているということになります。こうやって、中学校の状況が把握出来るんですね。

 ちなみに、今の小学校6年生の生徒さんは、中学校3年生になって確認出来るように、今回の学年通信を保存しておいてください。そして、中学校3年生になって見比べてみてくださいね。
(2019/09/27)

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学校の勉強 やるのが当たり前


塾に通っても効果の無い子

 自分もちょくちょく宿題をやっていない言い訳で聞くことがあるのですが「学校の宿題をやっていて塾の宿題やってません」という話。これ、明らかにおかしいでしょ。

 というのは、学校の勉強はみんながやることなので「やって当たり前」。それで足りないから塾の勉強をするんですよね。「学校の宿題をやっていて塾の宿題をやっていません」は「塾に通っていない子と同じ事しかやっていません」ということです。それじゃ、成績は上がらないですよね。
 こういうふうに、塾に通ったらどうしなければならないか、が分からない状態で塾に行っている子って結構多いような気がします。おまけに塾の方でも「それじゃ、仕方がないな」になっていたりすると、何のために塾に行っているのか分からないですよね。

 こういう「感覚のズレ」が当たり前のようになっていること、釧路では結構多いような気がします。こういう所が治らない限り、釧路全体の学力は上がっていかないように思うんですが。
(2019/09/07)

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附属の数学 怪しいようです


単元内容が飛んでいるようです

 以前に「気になる情報」の方で「附属の中2数学で、教科書内容が飛んでいる」というお話を書きましたが、今度は単元がまるまる飛んでいるようです。飛んでいるのは「一次関数の利用」とのことです。
 現在、附属では関数の単元が終了し、図形の単元に入っているようで、こういう「急に単元が切り替わる事」は、以前は「教習生」が来たときによく起こっていましたが、今回は、教生の先生などは全く関係なく、単元が飛んでしまっているようです。

 一部の情報ですが、中2数学の担当教師は、以前、小学校にいた先生のようで、それで、中学校の学習内容を良く知らないまま授業をしているのではないかということです。

 あくまで確定情報ではないので、通わせている保護者の方は子供さんに確認して欲しいのですが、もしも、この状態で今後進んでいくと、かなり数学の学力が落ちてくると思います。今までにも附属の数学についてはいろいろ書いてきましたが、今回はその中でも最悪のケースになりそうです。
 これが、もし、本当に起こっているなら、道教委に直接話を通さなければならないレベルの内容です。保護者の方が直接連絡をしても構いませんし、状況がハッキリした場合は、こちらの方からも連絡を入れることが可能ですから、その場合は、こちらに連絡をしていただいても構いません。

 とにかく、早急に確認してみてください。
(2019/08/29)

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中3 6月学力テストの明暗


やっていないところが多いようです

 中3で、6月学力テストをやっている学校が少ないようですが、皆さんの学校はどうですか? 

 それで、まず、試験範囲から確認しますが、4月学力テストは中2の3学期内容が中心。これからやる8月学力テストは1学期の内容が中心になります。
 それに対して、6月学力テストは「中1・2の全範囲」。要するに、入試に向けての対応力があるかないかがハッキリするテストなんです。ということは、6月学力テストを行っているところでは、入試に向けた対応力が薄い子が思いっきり点数を落として、ここから本気モードになっていくんですよ。また、全体的に「範囲の広いテストで得点が伸びない」という子が多くなるので、学校全体の勉強に向けた意識が高まる、と思ってください。

 ところが、4月の次の学力テストが8月学力テスト、という学校だと、目先の勉強だけでとりあえず得点出来ますから、実際に、入試の対応力があるかないかが分かるのが9月の学力テスト〜いわゆる総合Aということになります。

 そして、ここで考えて欲しいのですが、夏休み前に意識が変わって勉強している子供達と、夏休みが明けてから「まずい」と言うことに気づくのでは、学力の差が埋まらないまま入試を迎えると思った方がいいでしょう。

 最悪なのは4月・8月の2回しか学力テストを受けていないこの中には「今まで学力テストで点数が取れていたんだから、今回の総合Aはちょっと失敗しただけ」と自分の実力を過大評価し、結果を軽く考えてしまう子が出てくるということなんです。
 これが6月学力テストを受けていたら、9月学力でも点数が取れないと「自分は範囲の広いテストでは点数が取れない」という傾向を知ることになりますから、勉強に向かう気持ちが変わってきますよね。

 ということで、6月学力テストをやっていない学校では、子供達の勉強に向かう気持ちが、なかなか上がっていかない状況になりやすいので、まだ、ダラダラしているような場合は、カツを入れて夏休みを過ごさせてください。
(2019/07/27)

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先生の説明を途中で遮って「わかんない」と言い出す子、いませんか?


学力低下のホンボシ

 学力が全体的に低い学校に居がちな生徒の話です。
 先生の説明を最後まできちんと聞けず、わからなくなったら、すぐその場で「わかんない〜」と言い出す子。実は、こういう子が、クラス全体の学力を低下させてしまうガンなんです。

 当然、こう言いだしている本人は国語力が低い〜理解力が低いというのは当たり前なのですが、先生がその子に振り回されてしまうと、結局、勉強内容が中途半端なところで切れてしまいますから、周りの子もダメになっていってしまうんですね。
 そして普通は「分からないところがあったら、先生の話を最後まで聞いて、そのあとで質問しなさい」という約束をして勉強を進めるのですが、釧路の場合、そういう子に流されてしまう先生が多いようで、結果、授業中の私語が増えたりしていくんですね。そうやって、最後まで話をきちんと聞けない子を量産しているようなんです。

 それに加えて「わからないところを質問するのはいいことだ」と言い出している教師もいるようで、そういう「授業を乱す子を野放しにしている」ケースもあったり、場合によっては奨励しているように思われるようなことを言っている教師もいるようなんです。これ、まずいですよ。

 一番まずいケースは、「分からない」と言い出すような国語力の無い子が、「よく質問しました」と質問したことを誉められたりしていると、実力が全然無いのに、自分は出来ると勘違いするようになっていきます。そうなると調子にのって、授業をどんどん乱していきますから、周りの子が被害を被って、ドンドンできなくなっていってしまいます。そして、周りの子の学力が低くなっていきますから、常に「分からない」と言っているような学力の低い子でも「普通」とか「自分は出来る方だ」と思いこんで、勘違いの悪循環が生まれてしまいます。

 授業中の様子など、上記のような悪循環になっていないか、子供さんに確認してみてください。学力の低い学校では、ありがちな話だと思います。
(2019/07/26)

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デジタル授業を行っている方が学力が低い!?


まだ、不確定情報ですが・・・

 一部のデータが出ていますが、そこでは「デジタル教材を使って勉強している学校の方が学力が低くなっている」という結論になっているんだそうです。
 まあ、当たり前と言えば当たり前なんですが、そもそもの一番の原因は、授業内容がしっかりしていないのに、とにかくデジタルを使え、という感覚で捉えている教員が多いのではないか、ということですね。

 これ、プレゼンなどをやっている人なら分かると思うのですが、いくらパワーポイントを使ったところで、肝心のプレゼンの内容がしっかりしていないと話になりません。授業もそれと同じで、授業内容がきちんと整えられていないのに、デジタルだけ使ってみてもあまり意味はありません。

 もう一つは、デジタルを使って授業をやったところで、それほどレベルの高いことは出来ません。内容を見てみると分かると思うのですが、誰でもすぐ出来るようなことをご大層にデジタルを使っている、というレベルになっている場合も少なくないと思います。

 デジタルを使ってきちんとした授業を行えるようになるまでには、まだまだ時間がかかると思いますから、今の段階では、あまりデジタルに頼らず、ノートに鉛筆で字を書く、というパターンの家庭学習をしっかり行ってください。
(2019/07/14)

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定期テスト 鳥取中の中3理科について


やっと、こういうテストを作ってくれる先生が出てきました

 少し前の項目で「区別がつかないと学力が高くならない」という話を書きましたが、中学校のレベルで、きちんと区別がつけられるかどうか確認しようと思ったら、このくらいのテストになります。教科書に載っている説明をそのまま答えれば、それなりの点数になるはずのテストでした。

 ただ、釧路のレベルで考えると、おそらく30点未満(100点満点中)の生徒が大量に出ているのではないかと思います。そして、生徒の印象はただただ「難しい」というものでしかないだろうと思います。本来であれば、こういうレベルのテストでしっかり点数を取るために、家でもきちんと勉強しなければならない、という流れになるはずなんですが、釧路の場合「周りがみんな出来ていないから、出来ないのが当たり前」となって、結果、勉強しなくなって行くんですね。ここが他の地域と違うところなんです。

 それで、これも以前書いたのですが、定期テストは学校単位で作成しますから、学校の状況をふまえて平均点予測をし、その状況に合わせたテストを作らなければならない、という側面もあるんですね。
 そして、そうしないと「出来ないのが当たり前」となって「勉強に取り組む姿勢」という視点で考えると逆効果になってしまうんです。

 そうなると、学校の生徒のレベルで「それなりに勉強して、それなりに点数になる」という問題を少しちりばめて行くとか、もしくは、入試の形式に合わせて「基本的な問題」を大問の1番でまとめて扱うとか、そういう部分が必要だったのではないか、と思います。

 いずれにせよ、本来、中学生のレベルであれば、このくらいのテストできちんと答えられるように勉強するのが筋ですから、鳥取中の3年生は、ただ、単純に「難しかった」で終わらせないようにしてください。
 また、このテストで単に「難しい、難しい」と連呼するような塾は、学力上位層をきちんと鍛えられない塾ですから、ある程度、塾のレベルを見切って、自分なりの勉強を進めていかなければならないと考えてください。特に、将来的に国立大を目指しているのであれば、市販の難易度の高い問題集などで勉強を進めていった方がいいと思います。
(2019/07/08)

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授業・生徒対応の問題点


「出来ない」という教師は伸ばせない

 以前、「裁量問題は難しいからやめてくれ」と道教委に進言していた校長の話を書きましたが、基本的に、こういうスタンスの校長や教師がいると、学力は伸びません。釧路の全国学力テストの結果を見ても分かると思いますが、小学校のときはそこそこの状態であっても、中学校に入るとガクンと下がる一つの原因が、この「教師の意識の低さ」です。

 そして、意識が下がると、二つの面で「対応レベル」が低くなります。
 一つは授業そのもの。もう一つは生徒対応です。

 授業そのものについては、このコーナーで何度か書いていますが、中学校の授業が小学生の焼き回しみたいなものになっているんですね。自分はよく「附属の教師の真似をするな」と書いていますが、附属がやっぱり酷いです。というのは、附属では小学校でまともな授業をやりませんから、中学校で小学校のような事をやり出すんです。それを研修で市内の先生が真似をするわけですから、市内全体で、どんどんレベルが低くなってしまう。数学に至っては、かなり悲惨です。

 もう一つの生徒対応についても、似たような事が起きていて、よく幼児や小学校の低学年くらいだと、そんなに難しいことで無くても「よくできたね〜、すごいね〜」とか言ってあげたりしますよね。それをそのまま中学生でもやっていたりします。ハッキリ言って、中学生でそれは無いでしょ。
 こういうふうに一事が万事で、扱いが全部小学生のようになっているんです。

 ですから、まとめると「全般的に、学力の低い幼児のような扱い」を中学校で行っているんです。こうなると、子供達は学力も意欲も上がりません。そうなると、出来るはずの子も出来なくなってしまうんです。
 ですから、裁量問題が無理だからやめてくれ、という話が出てくるのは、教師が中学生を出来ない子供達のように扱っているところに原因がある〜子供達の責任ではなく、指導している学校の教師の方に原因がある、ということなんです。
 こうやって、学力も意欲も低く押さえて育てている〜これが抑制栽培状態〜というわけです。
(2019/07/05)

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上位層の通知表評価


上位層の評価がぬるい

 以前、学力の下位層が良くなってきているという話を書きましたが、残念なことに上位層は旧態依然で、全然伸びていません。そして、下位層に関しては、通知表評価がしっかりしてきている、という話も書きましたが、上位層については、甘甘なんです。これが釧路で上位層が伸びない一つの原因になっています。

 それで、数学を基準にしてお話をしますが、
 通知表で「3」の場合は、学校の教科書の基本レベルがきちんと出来る。基本例題レベルであれば確実にこなせる。
 通知表で「4」の場合は、学校の教科書内容全般がこなせる。準拠問題集なども確実にこなせる。
 通知表で「5」の場合は、学校の教科書内容に留まらず、教科書外の発展的なものまでこなせる。
という具合です。これが一般的な基準だと思います。

 ところが、釧路の場合、教科書内容が8割程度こなせれば、完全に「5」です。ですから、他地域から転勤してきた方の子供さんで、前の学校は「3」や「4」だったのに、釧路に来たら「5」がついた、なんていうのが当たり前だったんですね。ですから、定期テストなどをみてみても、上位層で差がつく問題などは一切出題されていません。
 となると、子供達の意識は「なんとな〜く、タラタラやっていても5がつくし、俺って天才!?」みたいな、実力も無いのに思い上がってしまう子が出てきて、結果、全然、勉強をしなくなって行くんです。そして「しないから出来ない〜出来ないからしない」の悪循環に入っていく。当然、学力は上がらない、ということです。

 それで、実際に、釧路から札幌南を受けたい、とか、帯広の柏陽を受けたい、という子がいたら、普通、それなりの学力があったとしても、かなり頑張って勉強するでしょ。地域のトップの進学校って、そうやって勉強をきちんとやっていなければ入れないということをみんな知っているんです。でも、湖陵を受けると言って、そんなに必死になって勉強している子ってあんまりいません。湖陵のレベルって、その程度なんです。

 そうやって、甘い通知表評価にして、中学校の段階で「勉強なんか、やらなくても大丈夫」という空気を作ってしまうから、高校入試で本気で勉強に取り組む子が極端に少ない。塾などでも学校の教科書内容からはみ出た難易度の高い問題を取り扱わない。釧路の塾で、中学入試に対応できるところもほとんどない。
 正直に言うと「宝の持ち腐れ」になってしまっている生徒ってたくさんいますよ。もっときちんとした内容で勉強を進めてあげると、まだまだ伸びる子ってたくさんいますからね。

 ですから、釧路で「5」は、他地域の「3」や「4」くらいの実力。そのくらいに考えておいてください。そして、将来、大学進学を目指すのであれば、たとえ、高校は湖陵に行くとしても、札幌南を受ける、とか、帯広柏陽を受ける、という気持ちで勉強を進めてください。そこに合格できるだけの実力を持って、湖陵に行ければ、高校の勉強内容にもしっかりついていけるし、大学ももっともっと近寄ってきます。
(2019/07/02)

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中3 数学の学校進度、遅くなっていませんか?


最低でも1学期中に「二次方程式の計算」まで

 数学の学校進度については、以前、基準となる進度を毎月書いていたのですが、ある程度、進度が通常通りに近い形で進められるようになっていたので、お休みしていました。ところが、最近の学校の進度を聞くと、微妙に遅い感じがします。
 サブタイトルにも書きましたが、普通は二次方程式が終わるくらい。遅くても二次方程式の計算に入っていなければならないのですが、全体的に、最低限の進み具合。場合によっては、ちょっとそれよりもちょっと遅め、という感じで、この調子だと、ちょっと難易度が高めの内容の「演習」は「ほとんど無し」で終わってしまうのではないかと思います。

 そして、こういう遅れ気味の傾向になると、端折って飛ばされてしまうのが「二次方程式の文章問題」。釧路の教師って本当に文章問題の説明が下手で、そのせいか、本人もやりたくないんでしょう。中1の「方程式」、中2の「連立方程式」、中3の「二次方程式」の文章問題が思いっきり手薄になってしまうんです。

 さらに言うと、数学の入試では、中1〜3の方程式系統の文章問題は、レベルで言うと「中程度」。釧路の高校で言えば北陽から上の高校に行くくらいのレベルの子なら、本来、普通に出来なければならないレベルなんです。ところが、この辺りの子供達の数学のレベルが圧倒的に低いんです。だから学力テストでも平均点が低いんです。

 ですから、例によって例のごとく「端折られた〜」「飛ばされた〜」「教科書を読んでお終いになった〜」「教科書の内容をちょっと扱っただけで、ほとんど練習しなかった〜」という状況が学校で起きていた場合、これは大ピンチですから、家庭でしっかり勉強させておきましょう。
(2019/06/26)

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中2 連立方程式の文章問題の確認を


伝言板の「算数・数学の問題に挑戦30」も見て下さい

 中1の「方程式」と合わせて、中2の「連立方程式」の文章問題に関しては、教科書の例題をサラッとやってすぐに次の単元に入っていく中学校が多いんです。おそらく、学校の教師がうまく説明出来ないため、端折って誤魔化しているのではないかと思います。
 プリントを用意して、ちゃんと時間をかけて練習問題をこなしているという中学校の話は、ほとんど聞きません。過去に自分の方で押さえている分に関しても、1、2校程度。ひょっとすると、同じ先生が転勤してやっているだけで、実質、まともに生徒に練習させている教師は釧路で1人だけなのかも知れません。

 そして、今がちょうど、中2の「連立方程式の文章問題」に入っているところだと思います。ですから、子供さんに聞いて「何か、ちょっとやっただけで、次の一次関数に入っちゃった」ということであれば、明らかにおかしいですから、学校がそういう状況になっているようであれば、学校の勉強内容と平行して、連立方程式の文章問題も自力で勉強を進めてください。
 ちなみに「食塩水の問題であれば、どのレベルまで扱わなければならないか」ということに関しては、伝言板の「算数・数学の問題に挑戦」のコーナーでも触れていますので、具体的な内容に関しては、そちらも参考にしていただくといいと思います。
(2019/06/23)

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2022年度から裁量問題廃止


入試が元に戻ります

 道教委の発表によると、2022年の3月に実施する入試から、裁量問題を廃止し、以前のように全員同じテストを受験する方式に変わるそうです。ですから、今の中学校1年生から入試が変わるということになります。
 個人的には、理科・社会が標準入試に難易度を合わせていて易しすぎですから、これだと高校の理科・社会に対応できないだろうと思っていたので、いいことだと思います。英語・数学でも、標準問題では「これが高校入試?」と思うような問題もでていましたから、おそらく、そういう問題が無くなってくるだろうと思っています。

 そして、道教委がこういう入試を行うというようになった背景には、北海道全体で、学力の低い層がかなり減ってきたことがあるのだろう、と思っています。少し前に書いた釧路の現状のお話で「Iランク」や「Jランク」の子でも、以前よりきちんとしてきているという状況が、全道的に広がってきていると考えていいのではないかと思います。
 表向きは「指導内容が変わる」というような話ですが、実際は、この学力状況の影響が大きいだろうと思います。

 逆に言うと、旧態依然の状況が続いている地域では、今後、さらに悲惨になるということ。学校によっては、まだ、指導内容がしっかりしていないところもありますから、学校の様子を注意してみていてください。
(2019/06/22)

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宿題をやらない子の真意


できる気でいたいから

 ここでは「学力が高め」で「ボク、できるもん」と思っていて、それでいて宿題をやりたがらない子についての話です。

 過去にそういう子、何人もいました。そういう子って小学校や中学校の1・2年生くらいまでは、成績上位の方にいるんです。ところが、中3になってバタバタ〜と成績が落ちてきて、結局、受験校を下げることになってしまう子の多いこと。特に、総合ABCなどの試験範囲の広いテストからガタガタになってしまうケースが圧倒的に多く、そういう状況になってから頑張っても手遅れになってしまうんですね。中1の頃は湖陵を狙っていたのに最終的には江南にしたなんていうのはざらで、場合によっては北陽まで落ちます。
 それで、今回は、そういうふうにならないように気をつけよう、という話です。

 実は、これ、ハッキリしていることがあって、その一つが「出来る気でいたい」というものなんです。というのは「自分は勉強が出来るんだ」と思っていたいので、基本的な内容の宿題が出たときに、万が一出来ない物があったら「自分は出来る」という根拠のない自身が崩れてしまうからなんです。だから、敢えて見て見ぬ振りをする。

 そして、もう一つは「実は、できない」ということ。
 基本的な内容の宿題でも、内容を見てみたら「出来ない問題」が結構あって、実際に手を着けようと思っても、手が着けられない。だから、敢えて「サボった」ということにして、自分の実力のないのを誤魔化しているケースなんです。

 大きく分けると、この2つ。当然、実力が無いのが暴露される中3の後半当たりからガタガタになってしまうんですね。

 この中3から著しく学力が低下してくる原因の一番は、物の考え方が「小学校レベル」のまま、というもの。
 これを見抜くのに一番適しているのが中1の「方程式」。式をきちんと作らずに小学校の計算で解いてしまっている子、いませんか? こういう子って「答えがあってるからいいじゃん」という感覚で、中学校のいわゆる「数学の考え方」を理解せず、算数感覚のまま過ごしてしまうんです。こういう子は中2までは何とかいけますが、中3になってからボロボロになっていきます。なぜかというと、中3の内容は、いわゆる「算数ではなく、数学の考え方で問題を考えて解く」という内容になってくるからです。

 もう一つは、国語力の問題。国語のテストの調子があまり良くない。実際に字に書いてあることだけでしか判断できない。こういう子は、今まで書いてきましたが「理解力・判断力」が低く「その場で考えて問題を解く」ということが出来なくなっていきます。そういう子が一番ピンチなんです。

 ただ、本当は、こういう子は高校入試の段階で発覚する事が多いのですが、釧路の場合、上位校の倍率が低く、場合によっては定員割れを起こしたりしますし、また、こういう実力が伴わないタイプの子が多いので、周りが落ちてくれて自分が助かるというケースもあり、高校だと湖陵あたりにスッと入ってしまうケースも少なくありません。
 そうなると、高校にすんなり入ったことで、さらに勘違いが進み、北大でもどこでも受かるような気分になってしまう子も多く、結果として、思ったような大学に全く手が届かず、思いっきり大学のランクが下がってしまうというのが現実です。

 ですから、基本的な宿題だと、サッと余裕で終わらせられるのが、本当に実力のある子ですから、そこを目指してください。
 大人になってからだと、どんなレベルの仕事でもサッとこなせる人が実力のある人ですよね。実際に仕事をやらせて、簡単に済むことをモタモタやっているような人は、実力があるとは言いません。あくまでも仕事がきちんと出来る人を目指しましょう。
(2019/06/19)

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マンガでお勉強


昔から学習マンガというのがありましたが

 ゆとり教育が終焉を迎え、学生の学力レベルが徐々に回復してくると、マンガの質も向上してきます。お父さん・お母さんの頃で言うと「ガラスの仮面」を読むのに「たけくらべ」や「若草物語」「嵐が丘」などの文学の知識があった方が楽しく読めたと思いますし、「めぞん一刻」でも五代君を八神さんが問いつめるときに題材にしていたのは夏目漱石の「こころ」だったりします。何気なく読んでいるマンガでも、それを読むのに必要なものは、ある程度身につけていましたよね。

 それが最近では、だんだんマニアックになってきていて「はたらく細胞」だと高校の生物の知識がちょっとあった方がいいと思いますし、「ヘタリア」だと、こちらも高校の世界史の知識があった方が楽しく読める。「聖☆おにいさん」だと、ブッダ・キリストに関する知識があった方がいいと思います。
 もちろん、こういうマンガをきっかけにして、知識を広げていくなんていうのも、いいのではないでしょうか。

 それで、個人的には、よくある学習マンガのように、結局は学校の学習内容をマンガでただ追いかけているようなものよりは、そのものを題材にしてお笑いにしているようなものの方が、より、本質を理解できるように思います。

 ちなみに、上記のマンガではアニメになっているものもありますから、アニメから入ってもいいでしょう。「ちはやふる」で、百人一首に触れるのもいいのではないでしょうか。
(2019/06/18)

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最近の釧路の状況について


底辺層が少なくなっています

 最近の釧路の状況で一番顕著なのは、一時の内申インフレが収まったということ。まだ、一部の中学校では残っているようですが、少し前の「かけ算の九九が満足に出来なくても通知表が3」なんていう内申の付き方で「Gランク以下の子がほとんどいない」という状況からは抜け出したようです。ですから、相対評価のときにいた「Hランク、Iランク、Jランク」などの子供達が復活してきています。要するに、学力の低い子にはきちんと「1」とか「2」とかがつくようになってきて、評価がだんだんしっかりしてきた、ということですね。

 また、相対評価のときの釧路の状況だと「H・I・Jランク」の子供達の学力レベルは、場合によってはアルファベットが裏返しになる、とか「小学校1・2年生の漢字すら全然ダメ」というような、小学校の低学年以下のレベルだったのですが、最近は、同じ「H・I・Jランク」でも、小学校3・4年生の漢字までついて行けるレベルになってきています。
 要するに、本当の下の層のレベルが底上げされてきている、と考えていいと思います。以前の「かけ算の九九が満足に出来ない」というレベルの子は通級とか特別支援の方で指導を受けている、という話も出ています。ですから、無理して通常クラスにいてチンプンカンプンなまま、ただ座っているということも回避されているよううですね。
 そして、こういう学力の極端に低い子というのは、どこの地域でも一定の割合は出てくるので、学校1つにつき、やはり数人はいると思います。そういう意味では、かなり他地域に近づいてきていると思ってもいいでしょう。

 上記のように、学力保障条例が出来てから、学力の低い層についてはかなり改善されてきています。ということは、高校入試で考えた場合、明輝より下のレベルの学校は、今までのような感覚では受験できません。一昨年では武修館でも不合格者が出たという話がでてきていますし、学力下位層の底上げがかなり進んでいると考えた方がいいでしょう。
 また、未だに内申のインフレが治っていない学校では、内申点が高いから大丈夫と思っていたら、学力テストで点数が取れずに残念な結果になる、という可能性も高まっています。学力が一番低い子のランクが「G」や「H」という学校は、注意が必要です。
(2019/06/15)

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「判断力がない」=「国語力が劣る


読めない・聞けない子供達

 よく「私語をする子供」っていますけれども、その中には「話を聞いていても分からない」から「面白くない」となっていて、そこから「私語に走る」というケースも少なくありません。結局は理解力が劣るということになるんですが、その前提は前項で書いた「国語力」ということになりますね。

 それで、国語力の無い子を見つける方法をここで書いておきます。

 その1つ目は、よくお父さん・お母さんからも聞く話なのですが「うちの子、聞かれたことにきちんと答えられない」というもの。これは、すぐに分かりますよね。前項で書いた「遅刻の理由」を聞いたときに「遅れました」と答える子というのは、完全に国語力が欠如しています。
 そして2つ目。これ、テストの解答をみて下さい。「〜というのはなぜですか?」と聞かれて、普通「〜だから」や「〜のでという答え方をする、ということは、お父さん・お母さん方だと小学校の頃に習っていますよね。でも、それがちゃんと出来ない子ってすごく多いんです。もちろん、中学生でも高校生でも。

 それで、こういうふうになっていく原因として、例えば「この本を読んで面白かったところは、どんなところですか?」というように子供さんに聞いたときに「○○のところ」と答えるように、最初の段階では「聞かれたことにきちんと対応する答え方」を勉強するんですが、それがおろそかになっているのではないかと思います。こういう子の場合、テストの問題を解かせても、文末がしっかりせず、ただ、単に、文章の中に書いていることを写しているだけ、という答え方になっています。そして、文面から内容を判断して答える、という内容に関しては、全く手が出なくなっていきます。要するに「書いていないことは分からない」ということ。

 また、読書の仕方も「ただ、声に出して読めばいい」というようになっていて、声に出して読めても中身が分からない、というふうになっているケースも多いのではないかと思います。要するに、今、目の前にある字を読むことだけに集中するようになってしまっていて、次から次と、今まで読んでいた内容が頭から抜け落ちて行き、結局、全体を把握できない読み方になっている、というケースですね。

 読書の仕方については、別の項目で「朗読」について書いていますから、ここでは割愛しますが、こういう「きちんとした読み取りが出来ない子」の場合、結局、問題を解くときに、文面の中から内容を判断して答える、ということが出来ず、単に書いてある「単語」や「フレーズ」だけを見て、勝手な判断をしてしまうという現象が起きます。これ、単に「語彙力」の問題ではなく〜中学生に「小学生用の言葉の意味が分かっている問題」を解かせても、こういう現象が起きます〜文章を読んできちんと中身を把握する「読解力」の問題なんです。言葉の意味が分かっているから中身も分かっていると思ったら大きな間違いで、言葉のつながりから、何を言いたいのか、という部分が理解出来ない、と考えておくといいと思います。
 こうなると、正しい理解が出来ない、正しい判断が出来ない、ということになるんですね。

 そして、この一番の原因は、問いかけに対して「きちんと答えることが出来ない」。実際に、きちんと答えられない子に多く見られる現象なんです。
 これ、実は、一度癖がついてしまうと、直すのに時間がかかります。要するに「頭の中が判断出来ないようになってしまっている」から。そうなると、脳は楽な方に向かいますから、面倒な作業を入れるのに苦労する、ということです。ですから、なるだけ早いうちに手を打ってください。

 よく、女子高生で「っていうか〜」式に全然関係ない話をし出すとか。そして、大人でもいるんですけれども、こちらからの問いかけに全然関係ない話をし出す、国語力の低い女子高生レベルの人とか。でも、正直、大人になってこの状況だと、もう、治らないかも知れません。
(2019/06/11)

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「区別がつかない」=「判断力が劣る


「判断」の基本は「判別」と「基礎知識」

 前項の続きですが、勉強でも日頃の行動でも大事になってくるのは「判断力」です。例えば、掲示板に載せている食塩水の問題なども、結局は「どこをどう変えれば正答できるか」という「判断力」の問題と言ってもいいでしょう。そして、この判断力を身につけていくためには、前項で書いた「区別をつける」ということが大切になってきます。

 例えば、社会科を例にとると、テストの問題を読んで「何を答えればいいか」ということを考えるときに、まず「基本的な知識がきちんと区別されて頭に入っていること」が要求されます。中学生の問題でよく出題される例で行けば、歴史の「日宋貿易・勘合貿易・南蛮貿易・朱印船貿易」の4つのワードが、ちゃんと区別されて頭に入っていれば、設問に対してすぐに答えを書くことができます。逆に「分からない」と言っている子は、この区別がついていない子なんです。
 当然、この基本的に知識が無ければ、何を答えに選んでいいか「判断」が出来ない、ということになります。

 進学先の高校を選ぶときも同じですね。この内申とこの学力であれば、この高校、というふうに普通は判断します。ところが、きちんとした入試の情報が学校側から伝わっていないとか、何でも安易に考えてしまって「私、この高校くらいなら行ける」という判断をしてしまったり、自分の実力を過大に評価して「勉強なんかしなくても、このくらいの高校だったら行ける」とか、そういうケースの場合、大抵「物事の区別がつかない子に多い」んです。だから、誤った判断をしてしまう。例えば「この内容は勉強しなくても大丈夫だけど、この内容は練習しないと危ないな」とか、そういう区別が出来ないため、何でもかんでも「勉強しなくても大丈夫」と考えてしまう、そういう思考形態をしている、と考えるといいでしょう。

 そして、前項で書きましたが、数学の基本的な概念に関して「直線と線分で定義が違う」というような、本当に基本を突っ込んで考えると、それなりの理解力や国語力が必要になるんですが、その辺が薄い。さらに言うと、その理解力が無いので、話を聞いても「なんだそんなことか」くらいにしか考えず、何でも分かったような気になってしまう。でも、ちょっと突っ込んで話をすると、すぐに頓珍漢な話にしかならない、ということになります。
 子供達の身近な例で行くと、遅刻して「どうして遅刻した?」と聞いて「遅れました」と平気で答える子、いまだにいます。理由を聞かれているのに、理由にならない答えを言ってくる、という状況になるんですね。自分が言っていることが理由なのか何なのか区別がつかない子なんです。でも、それが遅刻の理由になっていると思っているんです。

 ですから、小学校や中学校の段階で、物事の区別をきちんとつけられるように。そして、その区別が日常生活できちんと出来るようになるためには、基本的な知識をきちんと覚えると言うことと、読書などを通じて、国語力を鍛えておくということが大事になります。

 単純な見方としては、日頃話している内容や、国語のテストの点数などで判断です。そして、それで「危ないな」と思ったら、物事の区別をつける習慣をつけておこう、と考えてみてください。
(2019/06/09)

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「区別がつく」=「学力向上への第一歩」


より細かな区別ができるように

 社会科の歴史などを例にとると分かりやすいのですが、小学校のときには「ざっくりとした全体の流れ」だったものが、中学校では、それがもっと細かくなりますよね。そして、高校に入ると「覚える量がものすごく多くなる=それだけの量を区別して覚える」ということになります。
 要するに、学力が高くなればなるほど、細かな区別が必要になるということです。

 逆に学力が低い子になると、こういう区別がつかず、何となくボンヤリと覚えている、という状況になっています。例えば、英単語のhereとherが一緒とか、theseとthereの区別が曖昧とか、そういうふうになってくるんです。

 ですから、区別をつけるということを少し意識すると、物事がハッキリしてきたり、勉強がスムーズに進むようになってくるので、まだ、中学校1年生になったばかりの生徒だと、この「区別」というのを曖昧にしないようにしてください。

 また、以前には「角錐に母線がない」などと平気で言い出す人がいたりして、掲示板にはまだ母線の説明を載せていますが、結局、この人、物事の基本的な区別がついていない人だったんです。というのは、この人、「どこの長さが母線の長さになるんだ」と言い張っていたんですね。それで、そもそも「母線」と「母線の長さ」というのは定義が違うんです。「母線」は「直線ないし半直線」の定義ですし「母線の長さ」となると、これは長さがある以上「線分」の定義なんですね。こういう区別がつかないんです。
 それで、なぜ、このような例を書いたかというと、実は、これを言っていたのは塾の講師です。ですから、学校の教師や塾の講師でも、こういう基本的な区別を知らずに教えている人がいるだろう、ということなんですね。
 そして、こういう人に習ってしまうと、結局、上っ面だけ「覚えろ」という話になりがちですから、子供達の基本的な理解力が劣ってしまうことになります。

 ですから、学校の先生や塾の先生が「怪しい」と思ったら、自分で事典などを調べて、きちんと勉強するようにしてください。
(2019/05/31)

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結局、端折っているのと同じ


計画が立てられないのは、生徒も教師も

 5月19日付けで書いた「進度の遅い学校」、突然、時間数が増えて教科書内容を終わらせました。それで、なぜ、こんなことが起きるかという話。

 これ、結局「教科書内容をやりました」という既成事実作りなんです。授業進度について、細かくチェックが入るようになったため、それを追及されてもごまかせるようにと、教師が自分の保身のためにやっているだけで、生徒の事は全く考えていないと思った方がいいです。

 というのは、特に、数学のような積み重ね科目は「学校で習う〜家で復習〜前回までの内容を身につけた状態で次の内容を学校で進める〜」という「学校と家庭学習の往復」を作って子供達の学力を高めて行くんですね。ところが、比較的身につきやすい内容で日数をかけ、見につきづらい内容は、短い期間で終わらせてしまう、ということをやると、家庭学習期間は「簡単なところに家庭学習の日数が多く、練習が必要なところに家庭学習の日数がかけられない」ということになります。
 これが無計画授業の最大の欠点なんです。塾に通っている子などは、塾の進度と学校の進度が合わずに、結局、苦労してしまう、ということも起きます。

 以前、学校の先生と思われる人が、ここの掲示板に書き込みをしていましたが、その方もやはり「家庭学習との連動」に関しては、ほとんど考慮されていませんでした。すなわち、無計画に「ただ、教科書が終わればいいんだ」ではない、ということ。時間数をまとめて進度を取りました、というのは、単に端折ったのと同じです。
 学校でそういう状況になっていないかどうか、確認してください。
(2019/05/25)

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キリッとしない生徒達


やることをきちんとやらない子が多い

 これも極々基本的なことなのですが、まだ、きちんと出来ない子供達が多いので、書いておきますね。

 宿題や課題はもちろん、予定がちゃんと立てられないとか、基本的な「やらなければならないことがきちんと出来ない子」って、釧路ではすごく多いんです。
 そして、なぜ、そうなるかという理由も簡単なんです。「甘やかす大人がいるから」なんです。そうやって甘やかされているから、厳しく言うと「厳しく言う人がおかしい」という感覚で物事を考える生徒が多くなってしまうんです。

 この甘やかす場所、当然、学校がそうなんです。宿題をやってもやらなくもオーケー。忘れてもおとがめ無し。怒られる訳でもなんでもないんです。当然、塾もそう。生徒から嫌われたくない一心で、やっていなくても、うやむやにしてお終い。最悪は、注意して嫌われたくないから宿題を出さない、なんていうところもあるんです。
 だから、結局学力が上がらないんです。

 最近、ちょくちょく「宿題を出さずに成果を出した」という学校の話もありますが、これ「意識面を生徒に依存している」学校です。例えば、首都圏で進学意識が高く、学校で宿題を出さなくても通っている塾で宿題が出ているとか、そういうところで効果が上がったような気になっている、というだけ。こんなこと、釧路でやったら、みんな附属のような事になりますから。

 逆に学力の高い地域というのは、こういう「やらなければならないことをきちんと徹底してやらせているところ」なんです。宿題のチェックなどもかなり厳しいんです。お父さん・お母さん方と話をすると、やはり、学力が高い保護者ほど、こういう家庭での勉強させることへの意識が高い。子供がサボってると怒りますよね。
 ですから、宿題を通して、子供達をキリッとさせてあげてください。
(2019/05/22)

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「ぼく、できるもん」の勘違い


いつでも「できる」が本当の「できる」

 極々基本的なことなのですが、まだ、勘違いしている子供達が多いので、書いておきますね。

 学校で「習ったその場」では、誰でも出来るんです。大事なのは一週間経っても、一ヶ月経っても、それが出来るかどうか。しばらく経ったあとでもきちんと出来る状態になって「身についている」という判断です。漢字や英単語、計算などは特にそうですん。

 それで、実際に子供達が「ぼく、出来る」と言っているのでやらせてみても、実は全然出来ていない、ということが結構あります。「出来る」という意味が分かっていない子が、まだまだ、たくさんいるということです。
 そして、たぶん、教えている側も、その場で出来れば「出来ている」という判断なんだと思います。要するに教えている先生が、その場で出来れば「出来ている」という判断をしているので、子供達もその気になっているんだと思います。

 ということは、子供達が、きちんと身についていないのに「出来る」と思いこんでいるということは、教えている側の意識が低いかしっかりしていないことの表れなんです。

 ですから、学校の先生もお父さん・お母さんもそこから一歩感覚を進めていかなければなりません。テスト前になって慌てて勉強しなくても済むように、先生も保護者も、その点を子供さんにきちんとお話ししていってください。
(2019/05/21)

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数学 中1・2の進度はどうですか?


進度が遅い学校が出始めているようです

 中1は「正負の数」が終わって「文字式」へ、中2は「式の計算」が終わって「連立方程式」に入っていく頃になっていますが、どうですか? 最近、また、以前のような「進度の極端に遅い中学校」が出始めているようです。教育長が替わって、ちょっとだらしなくなってきているのではないでしょうか? 

 そして、進度もそうですが、学習内容も大丈夫でしょうか? 
 中1で言えば「正負の数」の四則混合計算。誰でも出来るような簡単なところにダラダラと時間をかけてしまい、四則混合のような、それこそ練習が必要な計算は、ほとんど練習せず、飛ばしたようになって進んでいませんか?

 また、中2では「式の計算」の後半で「等式の変形」や「整数の証明」というところを習うのですが、それが適当に扱われてお終いになっていませんか? 

 学校の教師が言う「学力の低い子に合わせて勉強を進めています」というのは「学力の低い子が出来ない所は適当にやって誤魔化します」と言っているのと同じ。当たり前の事ですが、学校で行われる授業時間数は一定ですから、その時間数で学力の低い子に合わせたら、当然、難易度の高い問題は扱いません、と言っているのと同義なんです。
 こういう発言をしている教師がいたら要注意です。

 そして、学校の進み方が遅かったり、難易度の高めの問題をきちんと扱わなかったりしている学校であれば、自分で勉強しなければなりませんね。ですから、学校の進み方というのは、やはり、お父さん・お母さんの方でも、チェックを入れなければならないんです。他の地域では学校に任せていて心配ないところが多いと思うのですが、釧路ですから、お父さん・お母さんに余計な負担がかかってしまうのは、ある程度、しょうがないと思って、子供さんの勉強の状況などを確認してみてください。
(2019/05/19)

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中1数学 「正負の数の計算」、どうなってますか?


手順がおかしい釧路の数学

 釧路の子供達は「計算力が極端に劣る」んです。これ、ご存じの方も多いと思いますが、附属小中出身者って計算が極端に不得意で、ちょっと複雑な計算になると、正答率が50%近くになることもあるんです。要するに「半分、計算間違い」。
 それで、自分は、釧路の子供達の計算力が低いのは、この附属のおかしな計算指導が蔓延したため、と考えています。

 特に「正負の数」の単元で怪しいのは「乗除混合〜四則混合」にかけて。四則混合に関しては生徒の計算手順もおかしく、順序通りの計算ではなく、先にグチャグチャに符号をいじってしまったりします。

 そして、おそらくは、こんな計算をしていると教師自体も計算ミスがかなり多いのではないかと思うんですね。そうなると、教師が黒板に書いて計算すると、もたついたり、ミスを生徒に指摘されたりして、どんどん生徒の信頼を失っていく。結果、教師自体が黒板にきちんと計算を書かなくなっていく、という流れになろうかと思います。
 ですから、途中の計算を書かない教師は要注意ということですね。

 ちなみに、自分は、学習塾時代、生徒のアンケートに「先生の計算を見ていると、なんか楽しそう」とか「計算が好きになった」と書かれたことがあります。なんのことはない、単に元気良く計算式を書いているだけなんですが、それでも、生徒に聞いてみると、学校の教師はイヤそうにダラダラと計算を書くようなんですね。おまけにすぐに間違える。生徒は、そういうところに不満があるようですね。

 それで、やはり、小学生や中学生に教える場合、基本は「元気良く」だと思いますし、そんなに面倒な数字も出てこないわけですから、ちゃんと手順通りやれば、ミスは極端に減らせます。
 ですから、子供さんがグチャグチャな計算をやっているようであれば、きんとした手順通りの方法を教えてあげてください。そして、どれだけ計算をきちんと教えているかも確認してみてください。
(2019/05/07)

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中1 数学の授業、どうなってますか?


算数から数学に変わる、大事な通過点

 前回は英語について書いたので、今回は「中1 数学」。この4月の時期の数学は、小学校の算数から中学校の数学へ頭を切り換える時期です。この時期でまずやらなくてはならないことは、考え方の基本。

 ここが大事なのですが、数学は「最初の約束事(後に定義・定理として習いますが、中1の段階では、その用語を習っていないので、生徒に説明するときには「約束事」という言葉を使います)」を基準にして、そこから物事を考えていけるかどうか、という事なんです。そして、それを身につけるために、まず中1の最初に「自然数」「絶対値」という用語が出てきますから、それを使って考え方の基本を身につけていこう、ということになるんです。

 それで、ここでは「自然数」を例にとりますけれども、「自然数」の約束は「物の個数や順位を表す数」ということになっているんですね。そこから「1は自然数か?」「2は?」「100は?」「小数は?」「分数は?」「負の数は?」「0は?」ということを考えていって、最終的に「自然数とは具体的にどういうものか、把握する」というスタイルになります。
 ところが、それが分かっていない教師に当たると、単純に「1,2,3,4,5・・・っていう数字。0は入らないから間違えないように」でお終い。要するに「約束事を覚えるのではなく、数字を覚えろ」という指導になっています。こういう感覚のズレが、後々、数学の伸びない子を育ててしまうんですね。

 よく「神は細部に宿る」といいますが、こういう細かい部分の違いが、3年も過ぎると大きな差になって表れます。釧路の数学が出来ないのは、こういう細かな不備の積み重ねなんですよ。

 ということで、もうすでに「自然数」などの用語は習っていると思います。ですから、子供さんに「自然数ってどんな数字?」と聞いてみてください。きちんと「約束事」を答えてきた子はオーケー。数字を答えてきた子は「数字じゃなくて、言葉で習った約束事の方だよ」と確認してください。それで、答えてきたらオーケー。「え〜、そんなの習ってない〜」と言ってきたら、これから、数学は苦労しそうだ〜、と思ってくださいね。
(2019/04/23)

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英語の授業、どうなってますか?


ここを見ると、英語の教師レベルが分かる

 しばらく、この項目で、英語の話を書いていますが、今回は「この辺を見てくれると英語の教師の指導レベルが分かる」という内容です。

 ご存じのように、釧路の英語の状況は、前項で書いたように平均点などが壊滅状態。授業の話を聞いても「単語の練習は全然しない」「教科書の訳はプリントを配ってお終い」。結局、授業で何をやっているの? という状況なんですよ。
 それで、そういう教師って、古くさい、旧態依然の英語の教え方だったりします。勉強不足なのか、進歩が無いんですよ。ところが、全国的に見た場合、これ、今のところ、大学の予備校が主導しているようなんですが、相当、英語の指導の仕方が変わってきています。なので、お父さん・お母さん方が習った頃と違っているところを2つほどピックアップして、旧態依然の指導をしているかどうかを見極めてもらおうというのが、今回の主旨です。

 そこで、まず、1つめ。「on」です。
 これ、スマホのコマーシャルでも見たことがあると思うのですが、今、onは「上」というふうに習いません。基本は「接触」です。それで、学校の教科書でも、onが出てきた場合、何でもかんでも「上」にしないように、
I'm on the rugby team.(ラグビーチームに入ってるんだ)
のような使い方を早い段階で入れています。

 もう一つは「any」。anyは、今は「いくつかの」という意味で習いません。基本は「どんなものでも」という意味です。
 たぶん、お父さん・お母さんの頃は、
I don't have any books.
という文が出てきた場合、この場合は「いくつか」という意味ではなくて「not〜any」で「一つも持っていない」と訳すんだよ、と習ってきたと思いますが、本来の意味は「私はどんな本であっても、持っていない」と言う意味なので「not〜any」で「一つも持っていない」という訳をつけるんです。
 もちろん、疑問文のときも「どんな本でもいいから、持ってるかい?」と聞いているのでanyを使っているんです。ですから、someの疑問文・否定文用の単語ではないんです。

 ちなみに、カシオの電子辞書を持っている方は、実際に調べてみてください。ジーニアス英和辞典では、すでに「いくつかの」という意味は、削除されていて、載っていません。

 ということで、英語の指導内容は、今までとかなり変わってきていますから、そんなときに「ディッチュウ」とかやられた日には、ひっくり返ってしまいますよね。もちろん、ちゃんとやっている先生もいますから、そういう先生の当たりはずれで子供達の学力に大きな差が出る、ということになるんです。

 そして、こういう語学に関する意識の薄さが、どういう影響を与えるか、というと、例えば、少し前に「釧路にカジノを誘致する」なんていう話がありました。でも、もし、これが釧路に来たところで、海外観光客向けのインフラが整っていないでしょ。少なくても、海外観光客の受け入れ態勢を整えているところを比較すると、ビックリするくらい立ち後れています。
 要するに、語学の意識が薄いと、海外の人に対してどのような事をしなければならないか、という意識が薄くなってしまうんです。街の発展にならないですよね。

 ですから、街を発展させたいと思ったら、まず、教育の現場を見直すということなんですよ。
(2019/04/19)

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英語の平均点


学力テストの英語の平均点って、だいたいこうなります

 前項で英語について書いたので、その追加です。実は、北海道は英語のレベルが低くて、かなり易しい。ですから、学力テストの場合、普通は、国語と同じくらいの平均点になるんです。昨年度では、阿寒中で英語の平均が国語の平均より高かったりしているんですね。本来、そのくらいなんです。

 そして、もう一つ、英語は、小学校の影響をほとんど受けない科目なんです。例えば、数学だと「小学校で習った計算」ができなければ中学校の数学も出来なかったり、漢字がダメだと国語がダメになったりするんですが、英語だけは、中学校からスタート。それも幼児レベルの「基本中の基本」から始まるわけですから、余計な復習なども必要ないんです。そう言う意味では、一番、指導しやすい科目なんですよ。
 これ、裏を返すと、中学校の指導状況の善し悪しが直接テストの点数に影響が出る科目とも言えるんです。

 そういう中で、こんなことあり得ない、と思われるような事を平気でやる教師がいた場合、それは、子供達の英語の習得の足を引っ張っている教師ということにしかならないんですよ。

 子供達にきちんと英語を身につけさせられないから、教科書の訳を配ってお終い。単語の練習は「勝手にやっておけ」。教科書を読ませれば「ディッチュウ」。こんなことやっている教師って、完全にアウトじゃないでしょうか。

 そして、こういう雑な感覚で授業を進めて行った結果がどうなっているか、というと、中1の教科書の訳がきちんと出来るようになるまでに2年の終わりくらいまでかかってしまったり。湖陵に行っている子でも、中3の教科書の訳を最後まできちんと出来無い子は、かなりいると思いますよ。

 ところが、前項でも書きましたが、2020年に向けて外国語を強化しよう、なんていうふうに取り組んでいる所では、会話形式でかなり練習をしているという話も聞きますし、大学進学などを狙っている中高一貫校などは、中学生までの授業内容を2年半くらいで終わらせて、高校の内容に早いうちに入っているという話も聞きます。

 ですから、少なくとも、英語の平均が国語の平均より大幅に低いという段階で、危機感を持って取り組むくらいの感覚でなければならないんですよね。
 ちなみに、まだ、音別に大塚さんがあったときには、首都圏との転勤の関係で、特に英語の学力差が酷い、ということで、保護者からの要請があったため、英語の指導レベルがかなり高く、子供達も英語の学力がかなり高かったんです。ということは、音別で出来るなら、釧路市内でも出来るはずなんです。それをやらないようにしているのは誰なのか、ということですよ。
(2019/03/17)

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「ディッチュウ」、やめてくれ〜!


どうやら、附属発祥のようです

 タイトルの意味が分からない人もいると思うので、一応、説明します。「ディッチュウ」というのは、英語の「Did you〜?」の発音。それで、意味が分からなかった人というのは、そもそも、今まで、そういう読み方をしたことが無いっていうことですよね。でも、こういうおかしな読み方が、釧路全体に蔓延しつつある(!?)、というか、複数の学校で、こういう読み方で指導しているんですよね。これ、下手をしたら釧路の恥になりますよ。というのは、どこの地域も外国人観光客を呼び込もうとか、英語に力を入れているところが多いわけで、そこに来て、これじゃあ「あんた達、何習ってきたの?」ということになるでしょ。

 それで、現段階では、一番怪しいのは附属。今の中1は「ディッチュウ」です。鳥取も怪しいです。過去では大楽毛でもありました。

 そもそも、英語には、小さい「ッ」の発音はありません。アクセント+短母音です。これ、前に書いたのですが、「good」は「グッド」とは言いません。「グド」、もしくは「グード」に近くなります。幼児教育用の本でも「犬」は「ドッグ」とは表記されず、今は「ドグ」もしくは「ドーグ」です。また、「Did you」自体も、こんなふうに強調されて発音することは、ほとんどありません。

 入試では聞き取りテストなどもありますから、おかしな読み方で覚えてしまうと、かえって分からなくなってしまいますから、子供さんの読み方を確認して、おかしかったら直して上げてください。
(2019/03/16)

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定期テストの平均点に変化が


評価・進路指導の適切な学校が学力を上げる2

 以前「評価・進路指導の適切な学校が学力を上げる」というタイトルでこのコーナーに書きましたが、その続きです。

 実は、自分の受け持っている生徒の得点通知表を見てみると、学校の定期テストの平均点に変化が見られます。というのは、最近になって、今まで100点満点で70点以上の平均点が当たり前だった中学校で、平均点が50点強から60点弱の間におさまるようになってきているんです。
 これ、非常にいい傾向なんです。

 今までは、中学校も小学校のような通知表の付き方で、テストも小学校のようなカラー刷りのテストと同レベル。通知表に「5」がついていても、小学校の評価の「たいへん良くできました」みたいなもので、結果、ほとんど5がついていて、普通だったら「湖陵の理数科を狙うか」というBランクの生徒でも、蓋を開けると「北陽の推薦をとる」という状況になっていたりしました。
 そして、最近では、この「目線の低い小学校レベルの通知表」から、少しずつ脱却しつつあるようなんです。

 これも以前書きましたが、定期テストの場合、平均点というのは高すぎても低すぎてもダメ。子供たちの評価がきちんとバラけるように作らなくてはダメで、それが徐々に学校の平均点に反映してきているようなんです。
 実際は、今のところ「絶対評価」に切り替わっていますが、本来の「絶対評価」で生徒の成績をつけるとしたら、市内なら市内で統一テストにして、その点数できっちり評価する、ということになるんですが、それはちょっと無理。となると、以前の相対評価のように、学校内でバラけるようにテストを作って、きちんと点数を取っている子を「5」、というふうにしていかなければならないんです。
 子供達にとっても、他校の生徒の状況は分かりませんから、ちゃんと身の回りにいて日頃見ることができる生徒の中で「きちんと勉強を頑張っているやつが成績がいいよね」というふうになっていかないと、全体が良くなっていきません。

 この辺は、学校の方が良くなっていて、塾の方が感覚がおかしかったりします。旧態依然の「釧路感覚」でいるのは、むしろ塾の方ではないかと思いますよ。
(2019/02/24)

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数学は「目先を追わない」


「目先を追う」と遠回り

 自分が授業をする際、例えば中学生であっても「小学校内容から復習をする」という前提で話を進めています。数字で計算をして答えを出せないものは、文字が入ると、もっと分からなくなるという現象にもなります。特に、今の中学校は、小6から中1へ〜「算数から数学への頭の切り替え」という点が全くうまくいっていないようで、その中1での挫折が、高校入試まで影響を与えているちう状況です。

 ですから、例えば「関数が出来ない子」というのは「関数の意味が分からない」というよりも「文字を使った式になると、代入や方程式を使った計算が分からない」というケースの方が圧倒的に多く、特に釧路の子はここで出来なくなっている、と思って間違いないです。
 それで、これは昨年の例ですが、やはり「今、やっている内容で点数を取れるように、今習っている内容をやって下さい」という話があったのですが、自分の方で、お母さんに「数学だけは目先を追ったらぜったいダメですよ」という話をして、中学校1年生内容の文字式の代入の計算や方程式の計算の符号の扱い方などをしっかり練習させたところ、中3で習う「二次関数」のテストで90点という点数を普通にとってきたんです。

 そして、中3で習う内容に関しては、実は、二次関数からあとは、ほとんど、新しく出てくる内容はありません。二次関数に例をとると「式・変化の割合・変域」だけ。あとは、中1・2で習った関数や図形の内容と合体させて、そこで考えさせる、という内容になって行くんです。
 となると、中3で今習っている内容を勉強しようとすると、その都度、中1・2の復習をしなければならない訳ですから、それであれば、最初に、中1・2の内容をしっかりやって、その後で中3の内容を一気にかぶせて行った方が、明らかに時間短縮になりますし、理解も伴いやすくなるんです。

 ですから、入試に向けての勉強という視点でみると、目先の内容を追いかけて焦ると、かえって逆効果だと考えてください。ただ、そういう勉強を中3になってからしっかり出来るようにしておくためには、数学以外の自分で勉強して内申点を確保できる科目でしっかり内申点を稼いでおいて、余裕を持って勉強できるようにしておきたいですね。
(2019/01/18)

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「○つけ」の意味


どうなったら○なのか、ということをきちんと考えてみましょう

 よく言う「○つけ」ということ。いろんな方法が語られていたりしますが、そもそも「○をつける」ってどういうことなのか、をしっかり認識しておかないと、間違えた指導をしてしまうんですね。
 ですから、ここでは「○つけ」の意味について、お話しておこうと思います。

 「○がつく」というのは、単純に「合っている」ということではありません。「学習内容をきちんと身につけた」という証なんです。そして、その「学習内容をきちんと身につけたかどうか」を見るのが「テスト」ですよね。
 こうやって書くと、当たり前ですよね。

 じゃあ「学習内容をきちんと身につけた状況」というのは、どういう状況か、というと、これも簡単です。「一発目できちんと物事が出来る状態」「いつでも、どこでもきちんと答えられる状態」になっているということです。
 ここも当たり前ですよね。

 ということは、本来、テストで一発目に答えられたものしか「○」ではないんです。これを別の言い方をすると「やり直して合っていたものは、本来、○では無い」んです。
 ここから、指導の仕方に関わってきます。

 小学校でも低学年あたりでは「きちんと間違えたところを直す」という癖をつけさせるために、敢えて「やり直して持ってきたものに○をつける」ということは、もちろんあります。中学生であっても、よほど、学力的に問題があって、それこそ、小学校の低学年に近いレベルの子であれば「やり直して○」というのはあるでしょう。
 でも、最低限、中学生で、物事が普通に出来る子に対して「やり直して持ってきたら、何でも○」ということは無いんです。一発目できちんと答えられるレベルになっているかどうかを見極めて、それで出来ているものに対して、初めて「○」、なんですよ。

 また、自分が書いているやり直しの○の話は、自学に関してです。それも、覚える内容についてで、社会科や英単語などのときの話です。数学などの考える問題ではありません。
 そして、そこでは、一旦問題集を解いて、最初に出来ていたところは赤ペンで○なんです。そして、もう一度勉強し直して、同じ問題を解いたときに「新たに一発で答えられるようになったものについては赤以外の色で○をつけましょう」という話なんです。
 要するに、自学自習であっても、一発できちんと出来るというレベルになっていて、初めて○に出来るんだよ、ということを書いているんです。

 ところが、意味が分かっていない所では、何をやり出すかというと、きちんと身についていない状況でも、やり直して持ってきたら、何でもかんでも○なんです。それも、自学でやるのではなく、先生が生徒の目の前で○をつけて、結果、身についていなくても、やり直して持っていけば○になる、という誤った感覚を生徒に植え付けてしまっているんです。だから、子供達は「きちんと物事を身につけよう」という習慣が無くなってしまうんです。
 そして、こういう指導をやっているのは、おそらく釧路近辺だけではないかと思います。少なくても、自分が北見にいたときには、そういう○つけを行っている先生はいませんでした。

 さらに、ここから何が起きるかというと、きちんと身につけなければ○にしない、という意識で物事を進めていた子が、何でもかんでも○にしてしまう教師や塾講師にあたったとすると、きちんと物事を身につけなくても大丈夫なんだ、という意識になり、その結果、学力的な結果がグンと一気に下がるという現象が起きます。きちんとやらせれば出来る子がズルズル落ちていってしまうんです。

 ということで、例えば、小学校のテストで「間違っていたところを直して持っていけば、○にして点数を上げてもらえる」という指導を受けたら、どうなるか。これ分かりますよね。
 同じようにして「最初は赤ペン、やり直して持ってきたら別の色のペンで○」なんて、本質が分からず、上っ面だけ真似して、結局「何でもかんでも○」にしているような塾に通ったらどうなるか、も分かりますよね。

 ましてや、自分は、数学などの問題に関しては、同じ問題を解いて合っていても○にはしません。最低限、数字を変えて、それできちんと出来るようになっていなければオーケーは出さないんです。「子ども未来塾」でやっている「算数検定もそういうシステムです。それを、社会だろうが、数学だろうが、とにかく「やり直して合っていれば○」になっているような指導になっているところでは、特に数学の学力は向上しません。だから、釧路では、塾に行っても数学が出来るようにならないんです。根本が分かっていないからです。

 そして、ここが、子供さんの学力を上げられる所かどうかの見極めのポイントなんです。
(2018/12/27)

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「インプット不全」と「アウトプット不足」


覚えられないのは どこに問題があるか

 基本的に単純に「覚える」ものが不得意、という話であっても、その原因がどこにあるのか、ということが分からなければ、対処のしようがありませんね。ということで、今日は、そのお話。

 タイトルにもあるように「インプット不全」というのは「覚え方が悪い」、「アウトプット不足」というのは「覚えた物を頭から引き出す練習が足りない」ということです。当たり前ですが、大きく分けるとこの二つの理由があるんですね。
 そして、指導する側から言えば、インプットがしっかりしていて、単に「アウトプット不足」だけであれば、普通に問題を解かせていけば改善されます。ここは誰でも出来る非常に楽なところなんです。

 ですから、問題なのは「インプット不全」なんです。
 この「インプット不全」になる一番大きな理由は、適当に答えたり、どこかに書いてあることをこっそり盗み見して、それを答えたりしているうちに、きちんと頭に物事が入らなくなっていく、ということなんです。そして、その呼び水になっているのが「アクティブラーニング」。きちんとやっているならいいんですが、適当に答えても、ちょっとずるい事をやっても、何でも「いいですね」にしてしまっていると、この「インプット不全」の子が大量に出てくるようです。

 そして、こういう「インプット不全」になっている子は大抵、単語だけを覚えていて、その区別がついていないというのが一般的です。例えば、よくある例としては、英語のhe his himを単に「彼」とだけ覚えていて、どこでどの単語を使うのか区別が出来ていないような状況になっているんです。社会・理科で、そういう現象が顕著でしょう。例えば、山脈を例にとると、単に「山脈がある」とだけ覚えていて、どこがロッキーなのかアンデスなのか、ヒマラヤなのかアルプスなのかが区別がついていなかったりするんです。

 となると、指導する立場としては、こういう子は、まず一番最初に「インプット」をすべて総ざらいして、区別をつけたり、関連づけた覚え方を身につけさせたり、単に語呂合わせにしたり、と、もう一度、正確な形で頭に入れ直す、ということが必要になります。

 ところが雑な指導をしているところは、単に「練習をすれば何とかなる」式で、ただプリントをやらせるだけ。そして、間違えたところを直すだけ、それだけにしかなっていないので、インプット不全を起こしている子は伸びていかないんです。むしろ、上記に書いたように「適当に答える」という癖をつけさせてしまうだけ。そして、これをやってしまうと、全体的にどの科目も、適当に答えるようになってしまい、総合的な順位などが下がってしまう、という現象が起きます。

 逆に、雑に練習だけで伸びていったとしたら、それは、インプット不全が解消されてきていると思った方がいい。

 それで、自分の手の内を明かすようで、あまり好きでは無いのですが、アウトプット不足を解消するには1ヶ月あれば充分なんです。ですから、中3の子でインプット不全を起こしている子は、ギリギリまでインプット不全解消を行うようにして、その後、演習をたたみかけるんです。そうなると、社会・理科は「入試が一番出来た」というふうになっていくんですね。

 ということで、今年の年度始めのあたりに書きましたが、こういう雑な指導で適当に答えを書くような癖をつけさせるような塾から、不合格者が出るんです。不合格を出すのには、ちゃんと理由があるんですよ。
(2018/12/12)

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国語で「時間が足りなくなる」というケース


文章の読み方

 国語で「時間が足りなくなる」となると、単に「読むのが遅い」などと思われることも多いのですが、実は、そこではありません。単純に「問題を解くときに余計な時間がかかっている」と思ってください。

 例えば、よくある問題パターンで「○○と同じ意味を差す言葉を文中から選びなさい」というものがありますが、この問題、どうやって解いていますか?
 最初から、もう一度読み直して、どこに書いてあるか一生懸命場所を探す、なんていうことをやっていませんか?

 何となくサラッと読んだだけで、内容は分かった、という気持ちになってしまっていて、結局、飛ばし読み状態になっていませんか? 
 こういうケースの場合、一つ一つ字を追っていようが、速くサッと読めていようが、どちらであっても、結論として「きちんと文章を読めていない」ということなんです。実は、ある程度のペースで本を読めるようになると、その段階で「本くらい普通に読める」と思ってしまうのですが、本当は、それが一番怪しい。上記の問題は、そういう怪しい読み方をしている人を「ふるいにかける問題」だと思っておけばいいんです。これに引っかかると、なんどもなんども読み返しているうちに時間がかかってしまうでしょ。そこで「時間が足りなくなってアウト」ということになるんですよ。

 そして、これが他の問題であっても、結局、もう一度読み返して、それを何度も繰り返しているうちに時間がかかる、というのが、国語で時間がかかってしまう、一番の問題なんです。

 そして、実際には、本を読むときに、こうやって繰り返して読む、なんていうことは、あまりしないのではないでしょうか。そうなると、結局、そういう人は、きちんと本を読めていない、ということになるんです。

 今まで、国語は大丈夫、と思っていた方も、もう一度、自分の本の読み方を確認してみてください。国語の問題って、そういうところを突いているんです。
(2018/12/12)

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「意識付け」と「緊張感」と「学力」


「生徒管理」を知らないという罪

 以前からお話をしている「生徒管理」という話についてです。この点に理解の無い塾に行くと、学力が上がらないという話です。

 実は、この「生徒管理」の中で大切になるのは、やはり「生徒の意識付け」なんですね。生徒が勉強に向かってどういう姿勢で取り組むか、ということが重要になってきて、その姿勢が良くないと結果的に「学力が上がらない」ということになっていきます。
 そして「勉強に向かう意識がしっかりしている子」というは、自然に勉強に集中するようになりますから、授業でも、良い意味での「緊張感」が生まれるんです。この緊張感が出てきたときに成績が伸びて行くんですね。

 それで、釧路の場合、学校も塾も、この「緊張感が全くない」というところが多いですから、学校と塾を行き来しても、雰囲気的にそんなに変わらない。まあ、塾に通った分、成績が上がったとか、そういう話が出てくることはありますが。ですから、釧路から出たことが無いという人は、この辺のニュアンスが分かりずらいと思います。

 これがハッキリ認識できるのは、転勤族などの「他地域から来た人」。「塾でも宿題が出ないし、釧路の子って全然勉強しないですよね」と言うのが他地域から来た人。そうなんです。勉強に向けての意識付けが全くないからなんです。学校でも塾でも同じなんです。そして、他地域から来た人が一番心配に思うことは「うちの子、この雰囲気の中にいて、勉強に取り組む姿勢が悪くならないかしら〜ドンドン、勉強しなくなっていくのではないかしら」ということなんです。

 それで、もしも、きちんと意識付けされている子が、この緊張感の無い塾に通ったらどうなるか。答えは明白。ドンと学年順位などが落ち込んでしまうような事がおきます。いくら、勉強をきちんとやっているような感じであったとしても、意識付けが出来ず、緊張感の緩いところに行った場合、本人や周りが気づかないうちに、その雰囲気に染まって、今まで積み上げてきた物を全部台無しにしてしまったりします。

 これが釧路の学力が低い、一番の原因なんです。塾に通っている子がそれなりにいるはずの市内の方が、郡部よりも全国学力テストの結果が悪い、という現象になってあらわれるのは、そういうことなんです。
 ですから、子供さんを塾に通わせようと思った場合、キリッと緊張感を持った塾に通わせなければ、成績向上は望めないと思っていていいと思いますよ。
(2018/12/12)

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「食塩水の問題」で見る数学の格差


昨日の「食塩水の問題」を見てください

 12月4日付けで掲示板の方にアップした「食塩水の問題」を見て、その後で、この内容を見ていただくと、釧路の状況が見てきます。それで、特に裁量問題の学校を受験しようと思っている人は、しっかり確認しておいて欲しいと思います。

 それで、まず、食塩水の問題にはどういうものがあるか、という話からですが、これは問題を見てもらえれば分かるように
「食塩水に食塩水を混ぜて新たな食塩水を作る」
という問題が基本パターンです。ここが第一段階。

 そして、そこから派生して
「食塩水に食塩を混ぜて新たな食塩水を作る」
「食塩水に水を混ぜて新たな食塩水を作る」
というところまでを掲示板に示しました。この他に「水を蒸発させる」などもあるのですが、このように、基本パターンに少しずつ変化を付けていくようになっているんですね。ここが第二段階

 そして、その次の段階としては
「食塩水を取り出して混ぜる」
「食塩水の一部を取り替える」
というふうに発展していきます。ここを第三段階としておきましょう。

 それで、自分が以前いた北見やその他の釧路以外の大手学習塾のある地域では、方程式の文章問題を扱うときに、ほとんどの学校ではプリントを用意して、最低でも第二段階までは学校の授業で扱っていたんです。ところが自分が釧路に転勤してきて驚いたのは、釧路では第一段階ですら怪しい状況だったんですね。
 そして、通知表についても、他地域では第二段階や第三段階までクリアしなければ「5」はつかないのですが、釧路では第一段階をクリアしていると「5」がついていたんです。差は歴然としていますよね。
 そして、方程式の単元で「プリントで問題の練習をしたかい?」と生徒に聞くと、大抵は「してない」「教科書の問題だけをやって終わった」と答えます。すなわち、釧路では、文章問題に関しては、こういう「プリントを用意して練習する」という感覚自体がない学校が圧倒的に多いようです。

 じゃあ、釧路の塾ではどうなのか、という話ですが、実は、釧路は塾でも第一段階までしか扱わないところが圧倒的に多い。なぜなら、学校の定期テストで出題されないから。これも塾に通っている子供さんに聞いて欲しいのですが、学校と同様に「塾でこういう問題、練習したかい?」と聞くと、大抵「してない」と答えます。
 最悪は、塾で教えている講師ですら、こういう「類別」を知らない、なんていうところもあります。問題研究が圧倒的に緩い。だから、食塩水の問題であれば、どのレベルをどの子にやらせるのか、という指導上の配慮は一切無い、と考えていていいと思います。だって「そういう配慮があれば、ちゃんとやっているはず」ですから。

 もう一つは感覚がずれている講師が多いということです。

 どういう事かというと、食塩水の問題では、第一段階で基本パターンを見せ、図や表の書き方を確認して、次の第二段階に行くんです。そうすると「図や表」があった方が「どこに違いが出てくるか分かりやすい」ため、この第二段階までやったときに、生徒が「図や表でビジュアル化することが大切だ」ということが分かって来るんです。その方がスッキリ考えやすく、問題を解きやすいから。ですから、まとめると「図や表は難しめの問題を解くときに非常に有効なツールになる」と教えるわけです。

 ところが、釧路では第一段階までしか教えず、そこで図や表を書かせるということをやるわけですから、結果、基本パターンを身につけさせるために「図や表」を書かせるという感覚でいます。ですから、まとめると「図や表の書き方を覚えて問題を解け」ということになっています。要するに「考えろ」ではなく「覚えろ」で教えているということです。何のための数学なのか。

 ですから、ここで「図や表」の扱いに差が出てきます。「上のレベルの問題を解くための考えるツール」として与えるべき物が、ただ単に「覚える道具」にされてしまっている。こんな事をやっていても学力は上がりません。だから、塾に通う子がいくらいても、釧路全体の学力は上がらない、ということになります。

 そして、こういう事を自分は塾にいたときに、学生アルバイトや新人講師に研修として行って来ていたんですが「こういう違いを認識出来る講師」は指導力が伸びていきますが、「さも、最初から出来ていた」ようなそぶりで、いい気になったことを言う講師は、全然使い物になりません。「いい気になっているやつ」というのは、実は「分かっていないやつ」と同義です。釧路は、そういう講師も多いと思いますよ。

 そして、最後に、こういう問題を扱ったときの生徒の姿勢ですが、これも他地域と差があります。
 他の地域ですと、第一段階が出来ていたとしても、第二段階で分からない問題が出てきたら、全部、赤ペンで直して来るだけです。○にはしません。ところが釧路の子は、解答を見て、写し書きをして○をつけます。

 ○つけについては、また別の機会に書こうと思うのですが、要するに「出来ていない物は出来ていない」とハッキリさせなければならないのが「出来なくても出来たふり」をしてしまうのが釧路の状況と考えてください。もちろん、出来たふりをしていても点数は取れないですよね。何となく、講師の姿勢が生徒の姿勢に反映されていて、分かっていなくても分かっているふりをしろ、みたいな感じに見えるんですね。

 このように、学校・塾・生徒の悪い癖が抜けない限り、釧路の学力は上がっていきません。そして、圧倒的にダメなのは、学校・塾の認識不足や勉強不足だと思いますよ。知ったかぶりをして、出来ているふりをしていたところで何の意味もありません。
(2018/12/05)

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更新2019年 11月 26日 (火)

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