Can't Wait Too Long
Brian Wilson
(5:35 / 3:50)

<session date>
 ・1967/10/28 (track)
 ・1967/11/01 (vocal)
 ・1968/07/25
 ・1968/07/26
 ・1968/07/30
 ・1979-80

 「Been Way Too Long」 を原型として発展した曲。 ベースラインが 「Wind Chimes」 の一部に酷似していることや、 曲の雰囲気が 『SMILE』 期の楽曲のように静かでクールな感触を与えることから、 いくつかの 『SMILE』 ブートレグに収録されたが、 実際は 『WILD HONEY』 〜 『FRIENDS』 期の録音のもので、 『SMILE』 の曲ではない。

 もともとは 『WILD HONEY』 期に作られた 「Been Way Too Long」 が原型で、 『WILD HONEY』 収録予定曲としても挙げられていたが、 ブライアンは曲を完成させることが出来ず、先送りされる。 その後、 『FRIENDS』 の後の1968年 7月に再びセッションが行われており、 「Can't Wait Too Long」 とタイトルも改められたが、結局完成せず、曲は放棄された。

 1979年10月および12月、当時 『KEEPIN' THE SUMMER ALIVE』 のプロデュースを行なっていたブルース・ジョンストンは、 過去の未発表曲から 「Cat't Wait Too Long」 「When Girls Get Together」 の二曲を選び出し、 8トラックから24トラックへとテープのダビング作業を行なった。 翌年 2月11日には 8人のミュージシャンを使い、 オーヴァーダブのレコーディングも行なっている。 しかしその後セッションは行われず、 「When Girls Get Together」のみがアルバムに収録されることとなる。

 「Can't Wait Too Long」 が公式発表されたのは、 1990年 『SMILEY SMILE / WILD HONEY』 の再発 2on1 のボーナストラックにおいてで、 ブライアンが完成できなかった曲の断片を、エンジニアの Mark Linett が再編集したもの。 1993年リリースの 『GOOD VIBRATIONS』 ボックスには、 さらにコーラスがオーヴァーダブされより短くまとめられた別テイク、 2001年のレアトラック集 『HAWTHORNE,CA』 には、 一分にも満たないが美しいアカペラの断片が収録された。 また、2008年リリースのブライアンのソロ・アルバム 『THAT LUCKY OLD SUN』 にて、 この曲の一部が 「Excerpt」 として一分弱再演収録された。

 1999年リリースの SOT vol.17 『SMILE SESSIONS』 の中で、 「Heroes And Villains」 セッション中に、 「Can't Wait Too Long」 の最後に現れるフレーズとよく似たベースラインが登場する。 両曲の関係は定かではなく、 SOT の編集ミスとも考えられるが、 前述のように 「Wind Chimes」 や他の曲に似ている部分も見うけられ、 雰囲気も受け継いでいることから、 この曲の原型の一部が 『SMILE』 期にあったものとも考えられる。

<公式音源>


 * 『SMILEY SMILE / WILD HONEY』 2on1
 * 『GOOD VIBRATIONS』 Box disc 3
 * 『HAWTHORNE,CA』 disc 2 に a cappella mix 収録
 * 『THAT LUCKY OLD SUN』 に Excerpt として再演収録

<非公式音源>


 * 各種ブートレグに収録
 * SOT vol.19 disc 1 にセッション収録

<関連項目>
 → Been Way Too Long
 → Wind Chimes