Cool, Cool Water
Brian Wilson / Mike Love
(5:02 / 1:11)

<session date>
 ・1967/10/26
 ・1967/10/29
 ・1970/01
 ・1970/07

 『SMILE』 関連曲として、とくに 「The Elements」 の 「水」 にあたる部分として考えられ、 さまざまなブートに収録されてきたが、 実際には 『WILD HONEY』 期の録音であり、 『SMILE』 の曲ではない。 『SUNFLOWER』 にて正式に発表され、のちにシングルカットもされている。

 もともとは、 『SMILE』 末期に 「The Elements」 の 「水」 を想定してレコーディングされたと思われる、 「I Love To Say Da Da」 「Water」 が原型。 「I Love To Say Da Da」 に登場するクラリネットのフレーズを元に、 『WILD HONEY』 期にショートヴァージョン (1993年 『GOOD VIBRATIONS』 ボックスに収録) をレコーディングしたが、 『WILD HONEY』 には収録されなかった。
 のち 『SUNFLOWER』 期になって、 前出のショートヴァージョンと 「Water」 に新録部分を加え、 五分ほどの曲に仕上げられ、 『SUNFLOWER』 に収録された。 ショート・ヴァージョンにオーヴァーダビングしたパートから始まり、 不気味な 「Water」 のコーラス部分を挟んで、歌詞のついた新録部分で静かに終わっていく構成。 丁寧に織り上げられたコーラスが素晴らしい。 シングル・ヴァージョンはさらに短く編集されている。

 後年のインタヴューによれば、 1967年 3月下旬、ベル・エアーの新宅に引越した当日、 ブライアンはふと着想を得て、ピアノに向かいこの曲の原型 ( 「I Love To Say Da Da」 ?) を書いたという。
 『WILD HONEY』 期に録音されたショート・ヴァージョンは、 歌詞がタイトルの 「Cool, Cool Water」 しかなく、 それを繰り返すコーラスのみの曲で曲じたいも短かく、 さらにちょうどよく 「The Elements」 の 「水」 部分にもあてはまることから、 『SMILE』 期のものと混同されて考えられたものと思われる。

 自叙伝の中でブライアンは、 この曲を「コカ・コーラのコマーシャル・ソングとして書いた」と言っているが、 ほんとうなのだろうか。ただのジョークだろうか?  また、ビデオ 『ENDLESS HARMONY』 の中では、 この曲を軽くピアノで弾き、 「いい曲だ」 と言っている。 わりとお気に入りなのかもしれない。

<公式音源>


 * 『SUNFLOWER』
 * 『GOOD VIBRATIONS』 Box disc 3 (short version)

<非公式音源>


 * Vigotone盤他、各種ブートレグに収録
 * SOT vol.19 disc 1 にセッション収録

<関連項目>
 → All Day
 → I Love To Say Da Da
 → In Blue Hawaii
 → The Elements
 → Water
 → WATER