| EARTH (The Elements) |
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地・風・火・水四つの基本元素をテーマにした 「The Elements」 のうち、
「地」 の部分にあたる曲のこと。
「The Elements」 は四つの元素に該当する四つの曲から構成されただろうと考えられ、
それぞれの元素にどの曲があてはめられるのか議論は重ねられてきたが、
「The Elements」 そのものが未完成のまま放棄されたため、
決定打となる確証は無いままである。
「The Elements」 の中でも、 「地」 にあたる部分は非常に推測しにくい。 該当しそうな曲がなかなか無いからである。 「地」 としてもっとも有力視されているのは、 「Vega-Tables」 である。 『SMILE』 用カラーブックレットに描かれたイメージイラストのひとつに、 「Vega-Tables」 についてのものがあるが、 そのイラストに添えられたキャプションには 「"My Vega-Tables" The Elements」 と書かれている。 このことから、 「Vega-Tables」 が 「The Elements」 の一部、 曲の内容から 「地」 を構成するものと考えられ、今なお根強い。 しかしその反面、 アルバムのバックカヴァー用にブライアンがキャピトルに渡したトラックリストには、 「The Elements」 と 「Vega-Tables」 は別個の曲として書かれている。 時間的に考えてみると、ブックレット用のイラストを用意・製作し始めたのは、 ブライアンがトラックリストを渡したのが12月中旬以前であることから、 もともとブライアンは (あるいは、イラストはヴァン・ダイク・パークスの歌詞を元に描かれているので、 ヴァン・ダイクは) 「Vega-Tables」 を 「The Elements」 の中の一曲として考えていたのかもしれない。 だが、のちに考えが変わり、 「Vega-Tables」 は単独の曲として扱われることになったのではないか。 実際に 「Vega-Tables」 のレコーディングが本格的に始まったのはずっと後の1967年 4月のことであるが (その頃ブライアンは、次のシングルは「Vega-Tables」になるだろうとまで語っている)、 イラストがすでに12月の時点で描かれていたということは、 曲自体の構想はかなり前からあったわけである。 果たして 「Vega-Tables」 はほんとうに 「The Elements」 なのだろうか? 「地」 としてもう一つ考えられているのが 「Look」 である。 『SMILE』 セッション初期に録られたこのインスト曲は、 他のどの曲ともさほど深い関わりを持たず孤立しているために位置づけしづらく、 そのためぽっかりと穴の開いた 「地」 の部分にあてはめることもできる。 たしかに 「地」 っぽいといえばそんな気もするが、 そうでもないといわれればそうでもない。 また、 『SMILEY SMILE』 収録の 「Fall Breaks And Back To Winter」 が、 「地」 にあたるという説もある。 この曲と 「Mrs. O'Leary's Cow」 との類似は指摘されているが、 もし「The Elements」が小組曲として意図されていた場合、 各曲が類似・一貫性を持っていた可能性も考えられるので、 もっともらしい説ではある。 だがいずれにせよ、 「地」 が何であるかを確定できる証拠は無い。 ブライアンが 『SMILE』 を完成させるというルイス・シャイナーのSF小説 『グリンプス』 では、 「The Elements」 の 「地」 には 「グランド・キャニオン」 という曲があてはめられている。 もちろん架空の曲なのだが、 「真のアメリカへの旅」 がコンセプトの 『SMILE』 にとっては、 なかなかうまいタイトルでもあり、ちょっと聴いてみたくもある。 |
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<関連項目>
→ The Elements → Look → Vega-Tables |
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