FIRE (The Elements)

 地・風・火・水四つの基本元素をテーマにした 「The Elements」 のうち、 「火」 の部分にあたる曲のこと。 「The Elements」 は四つの元素に該当する四つの曲から構成されただろうと考えられ、 それぞれの元素にどの曲があてはめられるのか議論は重ねられてきたが、 「The Elements」 そのものが未完成のまま放棄されたため、 決定打となる確証は無いままである。

 「The Elements」 の中で、唯一該当する曲が確実にわかっているのが 「火」 である。 「Mrs. O'Leary's Cow」 がそれで、実際にはそのタイトルは正式なものではなく、 ブライアンが予定していたタイトルであって、 セッション等ではこの曲をそのものずばりで 「Fire」 と呼んでいる。 (このサイトでは、あえて 「Mrs. O'Leary's Cow」 と呼ぶことにします。) SOT 『SMILE SESSIONS』 収録の 「Mrs. O'Leary's Cow」 セッションでは、 エンジニア?が 「The Elements Part One, Fire」 と言っているのをはっきり聞き取ることが出来、 この曲が 「Fire」 であることを裏付けている。
 ただ、この 「Part One」 というのが、 「The Elements」 の中の順序で 「Fire」 が一番最初に来るという意味なのか、 「Mrs. O'Leary's Cow」 一曲の中での最初のセクションという意味なのか、 あるいは 「The Elements」 の曲の中でセッションの順番が最初だったからそう言ったのか、 定かではない。
 もし 「Part One」 が、 「The Elements」 の曲の中で 「Fire」 セッションが一番初めに行われたことを意味すると仮定した場合、 「Mrs. O'Leary's Cow」 は1966年11月28日に最初のセッションが行われているので、 これより前にレコーディングされたものは 「The Elements」 には関係ないと考えることが出来る。 すると、 「Wind Chimes」 「Look」 「Holidays」 などは、 「The Elements」 とは関係ないことになる (あくまで仮定の話であるが)。

 詳細は 「Mrs. O'Leary's Cow」 の項を参照していただきたいが、 このセッションでのショックはブライアンにもヴァン・ダイク・パークスにも大きかったようで、 そのために 「The Elements」 に手をつけることにプレッシャーがあり、 結局完成できなかったのかもしれない。

<関連項目>
 → The Elements
 → Mrs. O'Leary's Cow