You're Welcome
Brian Wilson
(1:06)

<session date>
 ・1966/12/13
 ・1966/12/16

 結局 『SMILEY SMILE』 期になってから発表されたシングル 「Heroes And Villains」 のB面に収録された、ほとんど歌詞をそのままくりかえすだけの小曲。 「Well, You're Welcome」 とも呼ばれた。ブライアンのソロでの多重録音のようである。
 『SMILE』 レコーディング真っ最中の1966年12月に録られているが、 この頃ブライアンがキャピトル側に提出したトラックリストにはこの曲の表示が無く、 『SMILE』 用の楽曲として録音されたかどうかは定かではない。

 当初 『SMILE』 期の1967年 1月に発売予定だったシングル 「H&V」 ( 「cantina」 ヴァージョン) のB面に、 何を収録すべきかブライアンは悩んでいたようである。 (AB両面にわたり 「H&V」Part1,2 の二曲が収録されるはずだったと長い間考えられてきたが、 近年 「H&V Part2」 は無かったと考えられている。)
 ブライアンが1967年 1月にNME誌の記者に語ったところによると、 A面のファイナル・ミックスは終えるけれどB面をどうするか決められず、 『PET SOUNDS』 から曲を持ってくるのは簡単だけれどレコードを買う人たちをだましているみたいで (ビートルズの影響?)、 だけど一方では 『SMILE』 での驚きをできるだけ保っていたいし・・・などと言っている。 結局 『SMILE』 期にシングル 「H&V」 が出ることはなかったが、 はじめからシングルB面に収録するために 「You're Wellcome」 をレコーディングしたのではないようである。 試験的なトラック、あるいはブライアンが考えていた 「ユーモア」 の一つだったのかもしれない。

 演出として、この曲をアルバム冒頭の 「Prayer」 と呼応させて、 アルバムの最後、最終曲 「Surf's Up」 の前後に収録するはずだったとする説がある。 実際 『SOT SMILE』 ではそのような曲順になっているが、 ほんとうにそのような意図があったのかどうかはわからない。

 近年のブライアン・ウィルソンのソロ・ツアーでも、演奏されている。

<公式音源>


 * 『RARITIES』
 * 『SMILEY SMILE / WILD HONEY』 2on1

<非公式音源>


 * Vigotone盤などにフェイド・イン効果がないものを収録

<関連項目>
 → Heroes And Villains
 → Our Prayer