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あれれ日記 2005年03月


2005.03.31 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-03.htm#2005.03.31

えーーー?まじっすか?激震走る。どうりでなんとなく周囲でバタバタしていたわけだ。かなり仕事上でお世話になった人の話を聞いて思わずもらい泣きする私。異動されてもこれからもお世話になると思うのでよろしくね、と言うしかない。人生どう転がるかわからないものだよなあ。社会の厳しさを突きつけられ結構ブルー…。


2005.03.29 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-03.htm#2005.03.29

仕事が忙しくわたわたしている。気だけ焦ってなかなか進まない。落ち着いて間違いのないようにしないと。

『三月大歌舞伎 中村勘三郎襲名披露』の観劇感想、ようやく書きあがりました。ふう、やっぱり長くなってしまった。感想はこちらへ昼の部夜の部

購入本: パトリシア・A・マキリップ『影のオンブリア』(ハヤカワFT文庫) ジャクリーン・ウィンスピア『夜明けのメイジー』(ハヤカワHM文庫) ヴァル・マクダーミド『過去からの殺意』(集英社文庫) 西原理恵子『毎日かあさん 2』(毎日新聞社)


2005.03.27 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-03.htm#2005.03.27

お出かけするも、花粉症の症状悪化。早々に帰宅し寝込む…ほんとに辛い〜(涙)。こんなにしんどいのは何年ぶりかしら。

しかし観劇感想を早く書かないと溜まってしまいそう。


2005.03.26 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-03.htm#2005.03.26

4月の琴平旅行のチケットを受け取りがてら吉祥寺の友人の旅行会社へ遊びに行く。ちょっとユニークな高松〜尾道旅行のコースを聞き興味。でも体力がないとダメかも…。途中友人の旦那さんを呼びつけ遅いランチ。本の話題はネタばれしないでするのは難しいっすね。

夕方は新宿へ移動しタカアキラさんの送別会に参加。非常にひさびさな方々ばかり。色んな人とお話できなかったのは残念だったけど、タカアキラさんの新しい仕事の話を聞いただけでも楽しかったよ。


2005.03.25 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-03.htm#2005.03.25

会社を休んで、両親&叔母と歌舞伎座『三月大歌舞伎 中村勘三郎襲名披露』昼の部を鑑賞。平日も満員御礼の賑わい。夜の部もおめでたい気分で観たけれど、口上を見たら「ああ、襲名披露なんだなあ」と特別な感慨が。襲名披露はいくつも観てきましたが、どこか今までと違う空気を感じました。「襲名おめでとう」というおめでたい部分以上に「これからもっともっと歌舞伎を盛り上げていこうな」という役者同士のエールみたいなものがヒシヒシと。そうなんだよね、あそこに並ぶあの年代の役者たちは「今の歌舞伎」を模索せざるをえない時代を通ってきて、今も戦ってる人たちなんだよなあと。一時期のがらがらの歌舞伎座を知っている歌舞伎ファンの感慨でもありました。

夜は叔母と別れ、両親とフレンチ『アルペッジオ』でディナー。相変わらず質のいい丁寧な料理を提供してくれる。わりとあっさりめのフレンチなので普段は頼まないチーズもいただき最後のプチフールまでしっかり食べてしまいました。


2005.03.21 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-03.htm#2005.03.21

このところの暖かさで花粉症が悪化してきたなとの自覚もあり、かなり対策をしたつもりだったけど、いきなり勃発しましたよ、ええ(涙)。昨晩、歌舞伎座のなかで結構やばいかなという傾向はあったけど…朝起きたら、「なんですか?これ?」という体調の悪さ。色んなところが過剰反応おこしてる感じで熱ぽい。予防のために2月中旬から薬を飲んでいたのに役に立たなかったということですか?大ショック。勃発しはじめが一番ひどいので家のなかに篭っておりました。

 吉田蓑助『頭巾かぶって五十年−文楽に生きて』(淡交社)読了。
雀右衛門さんのときにも感じたけど芸一筋に生きてこられた方の謙虚さとひたすらの努力に、ただ敬服するのみ。そして本当に好きでやってらっしゃるんだなあと、言葉の端々から伺える。それにしても、古典芸能というのはやはり積み重ねが基本なんだよねえ。50年超えてなお修行中の世界に生きているとさらりとおっしゃる。そういう風に生きてこられた方々の芸を観ることの幸せをかみ締めるべきだろうなあ。たぶん、この世代がいなくなったらこの世界は少し変容していくかも、とも少し思ってしまいました。でもまたそうやって変容していくことも生き延びるすべではあるのだけど。


2005.03.20 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are.htm#2005.03.20

歌舞伎座『三月大歌舞伎 中村勘三郎襲名披露』夜の部を鑑賞してまいりました。やはりいつもより歌舞伎座のなかは華やかで観客もなんとなく浮き浮きとしている感じ。夜の部は3階席での鑑賞でしたが後ろのわりに花道七三での芝居が顔だけはかろうじて見える場所でラッキーでした。それに、襲名披露などでよく見かける興味本位で来たと思われる「何しにきたの?」なマナー悪い客も見当たらず気持ちよく鑑賞できたのも良かった。

演目も内容が重い『盛綱陣屋』からちょっと気分を変えてくれる『保名』で、あとほのぼのハッピーエンドの『鰯賣戀曳網』といった組み合わせもよかった。最後がほのぼのした演目だったので、素直に「勘三郎襲名おめでとう。これからも頑張ってくださいね」という気持ちに心からさせてもらえた。しかし三島由紀夫がこういうほのぼのな歌舞伎を書いていたのには驚いた。詳細感想は後日。


2005.03.19 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-03.htm#2005.03.19

A・B・コックス『プリーストリー氏の問題』読書会に参加。考えたら読書会はとっても久しぶりだったかも。参加者の大半がSF読みかノンジャンル読みだったため「A・B・コックス=アントニイ・バークリー」の図式すら成り立ってない、いやそれ以前の問題でバークリーの名を知っている人のほうが小数派の中での議論はかなり面白かった。そんななかでかなり苦労された感じだったけど、お題リーダーの牧人さんのミステリ読みとしてバークリーへの愛が「勉強会」として成り立たせ、かなり有意義だったです。そもそも、『プリーストリー氏の問題』はバークリーを知らない人たちに最初に読ませて、面白い本か?といえばちょっと違うかな?だったしね。でも取っ掛かりとして、作家へと話題が広がったという意味ではかえって『プリーストリー氏の問題』で良かったのかも。それでももう少し援護するミステリ読みが必要だった感じも(笑)。OKさんが昼に来られなかったのは痛かった。

私としてはユーモア小説としては時代が時代のお話だけに白黒映画のようなほのぼの感があって楽しめるけど小説としてはそこそこの出来という感じだった。けど、枠組みのなかで話を転がしてオチをうまくつけたうまさと、作家本人のアンチ精神がすでに微妙に萌芽しているあたりで、わりとミステリジャンル読みとしての部分が刺激され、その部分でわりと好ましく読んだのだ。いわゆる翻訳調の訳文も気にならないし、説明過剰の部分でどこか伏線がないか確認しつつ読むっていう部分が苦にならないことも再発見できたし(笑)。なんというか枠組みがかっちりしてる海外本格ミステリをまた再読したいなあとか。でもってそこを逆手にとったバークリーなどのアンチミステリを面白がることに繋がってるのかなと思ったりも。とりあえずまずはもっとバークリーも読まないと。

しかし、ミステリって時代性がやはり大切なんだなんというのもあらためて思ったのと、このあたりの海外ミステリ読みが全国でたった3000人だろうという数字には大ショックな私でした。夕方はそのまま流れて飲み。すでに花粉症悪化でちょっとぼけぼけだった私は早めに帰宅。もう少し海外ミステリや映画の話をしたかったと思ったけど後の祭り。


2005.03.17 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-03.htm#2005.03.17

ようやく丸の内TOEI1に映画版『髑髏城の七人 アオドクロ』を見てきました。本編が200分あるから終演時間が遅くなってしまうとはいえ始まる時間が18:30というのはちょっと早すぎのような。

さて、舞台を映像化し大スクリーンにかけるという試みはどうなんでしょう。前作の映画版『アカドクロ』を見損ねているのでゲキ×シネは初鑑賞です。結果は思っていたより臨場感があるし、なにより役者の細かい表情がハッキリわかるので、生の舞台を観る楽しみとは別な部分で楽しめました。それぞれの役者がかなり細かい部分で表情を作っていたんだとか、視線が向いてる先がそこだったのかと分って、その場が生で観た時よりすごく切なく見えたりとかして。映像ならではのシーンもあったし。とりあえずこの舞台を見られなかった人に是非観てほしい。劇団☆新感線初見の人を連れて行ったら、いたく感激していた。終盤は泣けたとまで言ってくれた。映像でも十分面白さ良さは伝わったようだ。(公式サイトに予告があるので興味のある方は見てみて→予告)

そりゃあ、やはり生舞台のほうが何十倍も良かったという思いはあるけど、ゲキ×シネという別物として見ればかなりの出来だったのではないだろうか。唯一残念なのは生で観るときの役者と観客の一体感といった熱気というものは映画館では味わえないというところだろうか。それでもエンドクレジットが終わりきるまで誰一人立った人がいなかったのには驚いた。それだけ観客が集中して楽しんだということかもしれない。

ああ、でも個人的にはやはり編集の人の好みの視点なので、私が大好きだった捨ノ介が狭霧をなぐさめる小芝居がカットされてたりとか、無界屋襲撃後、仲間の死体を皆が片付けていくシーンなどはすごくいい場面だったのに画面が暗くて人が写ってなかったりとか、天魔王の舞のシーンがアップが多くての優雅な舞の美しさが半減されてたりとか細々不満はありますが…。それと、なにより立ち回りが、この100倍は迫力あったのにという思いがぬぐいきれない。全体を引いて撮ると迫力が出ないんだろうけど、アップにされると体全体のキレのある動きがわかんないじゃーん、とか。100人斬りの捨&カンテツ、そして敵との絶妙コンビネーションがわからないよー(涙)とか。あと楽近くに観た染@捨ノ介の表情が本当に私にはツボで、そのツボな表情がまだ映画版ではまだまだ表面に出きってない時のだったのが本気で残念。

にしてもアオドクロの役者陣はみんなビジュアル系というか綺麗な顔の人ばかりだったんだと改めて。池内くんの綺麗さには改めてビックリで、杏ちゃんの瞳はバンビのように可愛らしく、アツヒロくんはゴテゴテメイクなのにハンサムだし、聖子さんはドアップのほうが美人だったとか。そしてやっぱり染五郎@天魔王さまのサディスティクな美しさに見惚れちゃう。でも実は染@捨ノ介がかなり大好きだったのを自分のなかで発見(笑)。またもやアオドクロ熱に浮かされ始めた。でももう生ではアオドクロは観られないんだよなぁ〜。

そういえば、おまけで映画開始前と終了後に染ちゃんから観客へのアナウンスが流れました。終了後、さっさと帰らないほうが楽しめますよ。結構おちゃめなコメントが楽しめます。というかあのアナウンスボイス欲しいんですけど(笑)。


2005.03.13 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-03.htm#2005.03.13

昨日とうって変わって寒いと思っていたら雪がちらちらと降ってまいりました。


2005.03.12 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-03.htm#2005.03.12

4月のような暖かい一日。今年の花粉量は例年の20倍だか30倍というだけあって、いやほんといつも以上に辛いわ…(涙)。恥ずかしくて今まで着けたことがなかった立体マスクを着用することにいたしました。もう格好悪いだの恥ずかしいだの言ってられる状態ではありません。

BS2で中村勘三郎襲名披露公演での『口上』と『一条大蔵譚』を放送したらしい。放送するのを知らないで外出してしまってビデオに取れなかった…。まあどうせ観るんだからいいんだけど『口上』は日によって少し変わるからなあ。しかもTVが入ると役者も張り切るからね〜。

公務執行妨害で逮捕され、3月公演の出演が取りやめになっていた勘三郎の次男、七之助が4月公演より復帰。松竹からの正式発表。復帰といっても主役するはずだった昼の部の出演は無し。夜の部の『口上』で皆に謝って、少しづつ復帰するという形にしているようです。

購入本: メルヴィン・バージェス『ブラッドタイド』(ハヤカワFT文庫) ベルンハルト・ヤウマン『死を招く料理店』(扶桑社ミステリー文庫) アントニイ・バークリー『毒入りチョコレート事件』(創元推理文庫) 『かぶき手帖 2005年版』(伝統歌舞伎保存会・松竹・日本俳優協会) 藤田洋編『文楽ハンドブック』(三省堂)


2005.03.09 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-03.htm#2005.03.09

急なぽかぽか陽気で花粉が一気にきたらしく、早めに薬を飲んでいたにも関わらず肌はちりちりするし目がしょぼしょぼで鼻詰り。これから花粉症の人間にとって辛い日々が始まります。うきっー!

 ロバート・J・ソウヤー『ホミニッド -原人-』(ハヤカワSF文庫)読了。
ネアンデルタール人が進化し文明を持った地球から平行宇宙のホモ・サピエンスが文明を持つ地球へ物理実験の事故で移動してきてしまう、といったソウヤーらしい壮大なファーストコンタクトのお話。

実験途中にホモ・サピエンス世界へ移動してしまったポンターの視点から現在の地球や人を描き、また一緒に実験をしていたアイデッカーの立場から突然消失したポンターへの殺人容疑をかけられてしまい裁判にかけられてしまうその過程でもしもネアンデルタール人が進化したら築いたかもしれない世界を生活、社会環境、法律といたった部分を微細に渡って描写していく。

二つの地球を交互に描き、世界を構築していく部分の物語がソウヤーらしく読み応えがある。人同士の感情のありかたは同じながら社会規範の方向性が違っているという世界観がわかりやすく、登場人物たちが活き活きと立ち上がってくるかのよう。一応第三部のお話ながら、第一部のなかでもある程度の解決をさせているため急ぎすぎた感じで物足りなさが残るものの、第二部、第三部と続くのを楽しみにさせます。

ただ、ホモ・サピエンス側のキーとなる女性の冒頭のショッキングなシーンは必要なのか?と。男性への不信感からポンターに興味を持つという設定は安易すぎるように思う。また「宗教」も大事なポイントになるのだが、やはりキリスト教が主たる宗教のように扱われるのには多少違和感も。


2005.03.06 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-03.htm#2005.03.06

3日続けて古典芸能関連三昧。

寒さのせいか、体がだるかったので貸していただいたビデオ『玉三郎の古典芸能図鑑』を一気見。疲れたけど面白かった〜。「能」、「文楽」、「歌舞伎の衣装」、「歌舞伎の鬘」、「歌舞伎座」の全5回。その道一筋にやってきている方々って本当にすごい。そして一流になるためには才能だけじゃなくて努力なんだとも思った。もっと裏方の職人さんたちにも光があたってくれるといいなあ。私は以前、たまたま歌舞伎の鬘を結い上げる床山さん(古典芸能図鑑にも出演されてた!実際はもっと意気でかっこいいおじ様でした〜)のお話を伺う機会に恵まれた。その時に思ったけど、こういう職人さんの存在を知る機会がもっとあって、大事な仕事だということを知らせないといけないんじゃないかと。こういう裏方さんたちがいてこその古典芸能なんだよねえ。


2005.03.05 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-03.htm#2005.03.05

父親がサッカーを見る気でつけたTVから聞こえてきた謡うような台詞を耳ざとく聞きつけた母が「歌舞伎っ」とわたわたとTVがある部屋へ。「やっぱりーー、チャンネルまわさないで」と父に言っている声を聞き、私ものぞきこんでみると『三人吉三』のお坊が自分の罪を嘆き腹を切ろうとするシーン。橋之助と福助だし、舞台がどう見ても歌舞伎座らしからぬセット。「これ、たぶんコクーン歌舞伎だよ」と私も座り込む。2対1での強みで父の「サッカー…」という声を無視(笑)

どうやらちょうどNHKBS『待ってました!中村屋!・十八代目中村勘三郎・ここに誕生』をやっていた模様。コクーン歌舞伎は観たことがなかったので初鑑賞。ダイジェストだったけど、いやああ面白いわ、これ。橋之助と福助が生き生きとして、非常に毒気のある色気を出している。それとやはり和尚役の勘三郎さんが上手い。端正な純歌舞伎の演出よりもっと現代劇に近づけている演出。こんなに面白いものだったんだー、とコクーン歌舞伎を観たくなった。行く気がなかった6月のコクーン歌舞伎『桜姫』にすっかり行く気満々。ああもうこうやってずぶずぶとハマっていくのね。

そのまま番組最後まで見ちゃったよ。ニューヨーク公演の『夏祭浪花鑑』のダイジェストも面白かったなあ。さすがというしかない。義平次の笹野高史が信じられないほど良かった。あの味は歌舞伎役者では出ない味。今までコクーン歌舞伎を観たことがなかったので、なぜ歌舞伎役者ではない人を選んだんだろうと不思議に思っていたんだけど、見事なキャスティングだと思いました。

コメントのなかでは野田秀樹さんの十八代目勘三郎評が面白かった。5月の『研辰の討たれ』、絶対見たい。1階席がいいなあああ。ううっ、どこかツテが欲しい。


2005.03.04 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-03.htm#2005.03.04

初回から欠かさず見てきたNHK金曜時代劇『華岡青洲の妻』の最終回と重なって非常に悩んだあげくフジ『涙の襲名完全密着・勘九郎から勘三郎へ!!家族の絆・試練と挑戦18年全軌跡』のほうを見てしまった。七之助のこともきちんと取り上げていたのが良かった。しかし、勘三郎さんて涙もろいというか感激屋さんというか本当にストレートな感情の持ち主なんですね。一生懸命で前向きで、そんなところが人を惹きつけるのでしょう。愛嬌のある明るい華は勘三郎さん独特のもの。映像を拝見するにお父様の十七代目勘三郎さん譲りなのかな。襲名披露初日に行きたかったなあ。私は後半に昼夜行く予定。


2005.03.02 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-03.htm#2005.03.01

ひさびさに映画館で映画鑑賞。最初は『オペラ座の怪人』を観るつもりでマリオンに赴いたのですがレディースデイということもあったのか全席指定のチケットが売り切れ。開演30分前に行ったのに…ショック。せっかくここまで来たのに〜と友人がこうなったら何か違う映画でもいいと言い出したので日比谷まで足をのばしジョニー・デッブ主演『ネバーランド』を観ました。

 マーク・フォスター監督/ジョニー・デッブ主演『ネバーランド』
J・M・バリがデイヴィズ家の4人兄弟と知り合い、子供たちの交流から『ピーターパン』を書き上げることになる経緯が描かれた映画なのですが、現実の世界とイマジネーションの世界を境界線を作らずひとつの画面で表現した映像が素敵でした。

バリを演じるジョニー・デッブのちょっと神経質な雰囲気が劇作家としての佇まいがあってぴったり。無神経すれすれの無邪気さとか彼だからイヤミなく演じられたんじゃないかな。それとデイヴィズ家の4人兄弟の子役が皆、可愛い。三男ピーター役の男の子も良かったが私は断然長男ジョージがお気に入り。鮮やかに大人になったシーンの切なさよ。ケイト・ウィンスレット演じるデイヴィズ家の母シルヴィアも母として、一人の女としてのプライドが感じられるまなざしが良かった。空想の世界の一緒に入り込んでしまえる精神の柔らかさがもう少し感じられるともっと良かったけど、ラストのシーンは綺麗でしたねえ。

普通はパリやピーターに感情移入するところなんだろうけど、私はパリの妻メアリーや、ピーターの祖母モーリエ夫人、劇場の興行主らの大人でしかない彼らのほうに、より親しみを感じながら観ていた。彼らの存在感は大人であることの悲しみを乗り越えてきた美しさのようなものがあった。役柄だけでなく彼ら役者自身としての美しさでもあったとは思うのだけど。だから実のところ途中はすごく泣けたんだけど、二人がピーターパンとしてネバーランドに残ることにしたあのラストは泣けませんでした。大人になる切なさを選んだ人々のほうに私は泣けるみたい。「子供」の部分を素直を受け止められなくなっている自分がちょっと残念(笑)

そんな「大人たち」に感情移入する私でもやっぱり『ピーターパン』という戯曲にはわくわくし、そしてティンカー・ベルの為に拍手を送るのだ。そして劇中劇での役者たちにも拍手。ピーターパン役の女優さんは素敵だった。ワンちゃん役の俳優も。


2005.03.01 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-03.htm#2005.03.01

言葉がとっ散らかっているのはいつものことですが、いつも以上に言葉をまとめることが出来ていません…。単に頭に浮かぶ言葉を置いてるだけです。でも載せちゃいます。

文楽鑑賞の感想を書きました。私のような初心者で積み重ねのない人間が感想を書くのもおこがましいのですが、とにかく感動した気持ちを忘れないようにと思ったままに書いてみました。歌舞伎の感想を書くより難しいです。どこをどう見て書けばいいのか皆目わからないんですもの。

 岡真理『記憶/物語』(岩波書店)読了。
私に語る言葉はあるのだろうか?そんな想いを抱いてしまった本でした。まともな感想が書ける状態ではないのです。取り上げられている事柄を受け止めるだけで精一杯。そこからどうしていかなければいけないのか、考えるしかないとしか今は言えない。考えないよりは考えろ、そう自分に言い聞かせる。

何かを伝えようとする「言葉」が伝える相手と完全に共有できるという幻想は抱いてはいない。それでも語らなければ進まない。語ることで物語を作ることは必要だと私は思っているのです。だからこそ、とても複雑な読後感でした。提示していることと、岡さんが言いたいことの両方を繋げていけない自分がいます。

岡さんの記憶を物語ることへの懐疑はとてもキツイ。真実はひとつではない。体験した人すべて数だけある。それをある物語に集約することは確かに危険だ。そこに安住してはいけない。でも彼女のいう「分有」、あまたある記憶ひとつひとつを分かち合うことなどできるのだろうか。そしてそのひとつの記憶ですら「本当」に伝わってくるものではないと知りながら。人は物語を作る。それは記憶をダイレクトに伝えられないからこそ、「物語」として印象を深める作業をするのではないのだろうか。