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あれれ日記 2005年06月


2005.06.27 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-06.htm#2005.06.27

『六月大歌舞伎 昼の部』4回目の詳細感想書きました。相変わらず染五郎@忠兵衛&孝太郎@梅川のことばかりだし、前回以上に長いんですが…。なぜにこんなに書くことがあるのだ、という感じです。我ながらちょっと駄々漏れしすぎかも…。とりあえず興味のある方しか読んでもわからないと思う。今年の観劇感想のファイルがすでにかなりの分量だ、7月からのは別ファイルにしよう。


2005.06.26 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-06.htm#2005.06.26

私の観劇趣味に引きずりこみ最近はすっかり歌舞伎にも目覚めてきた友人の結婚式にお呼ばれ。今働いている会社の同僚同士の結婚式だったので半分以上が知り合い。普段見られない女性陣のドレスアップ姿がなかなか見ものだったけどなんだかこれから会議が始まりそうな気もしたりした(笑)。私は派遣社員だが友人は社員さん。披露宴で友人のプロフィールを聞いて改めて相当なエリートさんなんだと知る。一見そう見えないところが彼女の素敵なところのひとつだ。しかし才能ある人ってほんと多才なんだよなと改めて思う一日であった。

教会式から出席したのだが牧師さんがまだ日本語があまり話せないようでほとんど英語で式を執り行っていた。そしてふと気が付いた。聖書の文章は英語で聞いたほうがよりストレートで美しいなと。英語が全然出来ない私だけど耳に心地よく入ってくるのだ。


2005.06.25 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-06.htm#2005.06.25

梅雨を一気に通り越して夏ですか?凄まじい暑さでしたね。ちょっとぐったり。

本日も歌舞伎座詣(笑)。『六月大歌舞伎 昼の部』4回目鑑賞です。今月は毎週通ってしまいました。最初はこんなに観る気はなかったはずなんですが…でもこうやって観てきて、毎週通って良かったなあと思っています。今日はようやく一等席での観劇でしたが、やはり三階で観るより満足度が違いますね。『恋飛脚大和往来』はすっかりハマりこんで観てしまいました。それと染五郎@忠兵衛&孝太郎@梅川に思い入れが深くなっている自分に気が付きました。『封印切』のラストで忠兵衛&梅川と一緒に泣きそうになっている私がいました。ああ、もうなんだろこれ?染忠がどうやっても一番目当てで目で追ってしまってるんですが、でも今回は気持ち的には梅川も一緒じゃないとダメなんですよ。やっぱり私のハマりかたってちょっと普通のファンとは違うのかな。今日でこの二人に逢うのが最後と思ったら『新口村』でもこの二人ばっかり観てて、仁左衛門@孫右衛門の嘆きにではなく去っていく切ない二人にやはり涙しそうになってしまいました。今回も詳細感想書くと思うけどかなり冷静じゃないものになりそうな。ダメな部分もやはり見えちゃったんだけどそれ以上に観てきてよかった〜という想いのほうが強い。


2005.06.22 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-06.htm#2005.06.22

『六月大歌舞伎 夜の部』詳細感想書きました。『盟三五大切』の感想に苦労していつも以上に書くのが時間がかかってしまった。特に仁左衛門大好き人間としては、物足りないのが不思議で不思議で。でも正直に書きましたよ。やはり私は基本的な部分で役者目当ての人じゃないんだなーと。それで、最近、染好き〜と騒いでいるけど、ほんとの染ふぁんにしてみればわりと厳しい書き方をしてるのかもなあともちょっと思った。こういうスタンスの人間なのです。


2005.06.21 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-06.htm#2005.06.21

おおたさんshakaさんから「Musical Baton」が渡されました。ありがとう〜。でも実はすでに私のところに渡されていて別名義サイト『黄菜子の散歩』で答えているのでした。「MusicalBaton」の回答はこちら

このサイト『黄菜子の散歩』は当初、仕事が忙しくてかなりダウナー入っていた時期に開設し、黄菜子という名前で少しばかり毒を吐いておりました。また同時に演劇関連情報も載せていて、現在は完全に鑑賞系情報の備忘録になっています。隠すこともないのでこちらでも公開。まあ、わかる人にはわかるサイトでしたが(笑)。ちなみに毒吐き文章は消してあるので期待しないでください(笑)

『六月大歌舞伎 昼の部』3回目の詳細感想書きました。ほとんど染五郎@忠兵衛&孝太郎@梅川のことばかりです(^^;)。自分でもなんでこんなに細かく書いてるんだろう?と疑問に思う…(笑)


2005.06.20 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-06.htm#2005.06.20

コクーン歌舞伎『桜姫』の感想書きました。結構キツい感想になってしまったかな。それなりに愉しんだですけどね。感想はこちらへ


2005.06.19 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-06.htm#2005.06.19

午前中は甥っ子と未来少年コナンごっこ。甥っ子一号がコナンで二号がジムシー。私は悪役つーことでモンスリーとダイス船長。ラナはいらないらしい…。弟家族は用事があるとのことで昼前には帰ってしまった(寂)。

夕方からは歌舞伎座前で叔母と待ち合わせ『六月大歌舞伎 夜の部』を鑑賞。歌舞伎座内はなぜか小さい子連れの奥様方が大勢。人間国宝ご子息の大ちゃん&愛子ちゃん兄妹目当てかな。皆様、きちんとマナー良く観劇してらしてちょっと感心。しかし南北の『盟三五大切』を子供に観せちゃっていいのか?夜うなされてないといいけど。


2005.06.18 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-06.htm#2005.06.18

弟家族が泊まりにやってくる。甥っ子一号、二号の成長ぷりにニコニコしてしまう。家には子供が遊ぶ道具がなにも無いのでとにかく身体を使った遊びでお相手。もう走る走る、疲れを知らない子供たち。伯母さん(私)、汗びっしょり息も絶え絶え…。でももっと大きくなったら「遊んでネ」なんて可愛くおねだりなんかされないだろうから今のうち遊んでおいてあげたいわ。

劇団☆新感線『吉原御免状』のプレオーダー、ぴあもイープラスもカード先行も全滅でした(涙)。私ほんとにプレオーダー運が無い。一度も当ったことないんだけど。一般で取れるだろうか?配役が魅力で一度は絶対観たいんだけどな。


2005.06.17 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-06.htm#2005.06.17

本日、歌舞伎三昧Dayでした。会社の創立記念日でお休みだったので、歌舞伎初観劇の友人を連れて歌舞伎座で『六月大歌舞伎 昼の部』をまたもや鑑賞。夕方は別な友人とシアターコクーンで『桜姫』を観劇。さすがにちと疲れた。歌舞伎ってなんだかんだ中身が濃いから観るのに体力だけでなく精神力も必要なのよね。

さて、歌舞伎座昼の部ですが歌舞伎初の友人の感想は「思ってたより楽しめた。『輝虎配膳』はThe歌舞伎って感じでいい!『恋飛脚大和往来』はいかにも関西的ノリで笑える。染五郎が顔ちっちゃくてキレイすぎ。相手役が可愛そう。染って女形やらないの?似合いそう」となかなかストレートな感想でした(^^;)。つーか、だんだん染忠がなぜかまじで美人になってるんだけど…。柔らか味がでてきたせいかしら?コクーン歌舞伎『桜姫』のほうは期待したほど玉三郎版?『桜姫東文章』から逸脱していなかった。詳細感想は後日。


2005.06.15 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-06.htm#2005.06.15

歌舞伎座の『八月納涼歌舞伎』演目と配役が。普段の歌舞伎座は昼夜二部制ですが八月は若い人や初心者にも観てもらおうと三部制で値段も安めです。興味はあるけどなかなか行く機会が、という方におすすめです。

昨日の予告?通り読了本感想を書いてみました。

 ヴァル・マクダーミド『過去からの殺意』(集英社文庫)
冬のある日、大学生の友人4人は飲んだ帰り道、若い女性の死体を見つける。彼らは色々な要因が重なり周囲から疑惑の目で見られしまうことに。この不運に見舞われた彼らの日常は4人の結束をばらばらにしていく。そして25年後、未解決の事件を再調査すべく警察が動き出したとき、彼らの身に不穏な影が覆っていく。

青春ものの形態をとったミステリ小説。事件に巻き込まれたときの4人それぞれの描写が細やかで読み応えがある。また読者に、もしかしたら彼らが事件に関連しているのではないかと疑惑を持たせるつくりなので、主人公とともに真相を探りたいという欲求が湧いてくる。かといって感情移入させることも拒む。非常にうまいストーリテイリングだ。少しばかり無理のあるキャラクターも出てはくるのだが青春ものは大好きなので今回のこの作品は多少ミステリとして伏線が荒くてもかなり好きです。

 ピアズ・アンソニィ『魔法の国ザンスXVI ナーダ王女の憂鬱』(ハヤカワFT文庫)
私、コンピューターゲームって苦手なんです。確かにザンスシリーズは剣と魔法(最近は魔法ばっかだけど)の主人公成長譚の冒険ものなのだしゲーム的て言えばまあ確かにそうなんですが…。実際にゲーム的お話なんだとを突きつけられ、実際にPCゲームと連動させたお話にしてしまうというのはどうなんでしょう。私はもうがっかりですよ。

最近のザンスシリーズはいまひとつワクワク感が無くなって、おなじみのキャラと、それに絡む新しいキャラの行く末だけを楽しみにというシリーズもの特有の惰性に陥ってはいたけどねー。今回は完全にサイドストーリーとして読めばいいんでしょうがいまいち私の好みじゃなかったわ。先がみえみえなんだもの。途中からもうほとんど惰性で読みました。こんなサイドストーリーを書くんだったらジェニーとナーダの行く末をきちんと書いてよー。

 津原泰水『少年トレチア』(集英社文庫)
緋沼サテライトという新興住宅地を舞台に繰り広げられる少年少女たちの残酷な所業の数々。それを取り巻く大人たちの不安定な闇。

萩尾望都さんのイラストに惹かれて買いました。幻想もので評価の高い作家だし、前から読んでみたかったし。でもあまり幻想ホラーぽくはなかったなあ。題材は面白いし、ところどころに描かれる幻想イメージはなかなか良いのだけど、もっと混沌とさせてもよかったような。リアルさと幻想が融合しきれてないと思う。もっと「少年トレチア」の部分に焦点をあわせたほうが良かったのでは?とか。なんだか視点が定まらないのはいいとしてもすべて中途半端な投げ出し方になっている気が…。個人的に都市伝説に振りまわされていく、という部分だけでよかったなあー。オチも必要ないし。ちょっとこの作家の本の選択を間違ったかな?もっと幻想にはしったものが読みたい。


2005.06.14 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-06.htm#2005.06.14

観劇のほうにかなり意識がいってしまってるけど本もゆるゆると読んではいます。今はカフカ『カフカ短編集』(岩波文庫)を読書中。カフカの短編はひさびさに読んだけど物語の最後の投げぷっりがすごいわ。で、どういうことなわけ?!とストレスが溜まること請け合い。学生時代、大好きだったんだけど…私わかってて読んでたのかしらん。いや、今でもとてつもなく面白いと思いますけど、学生当時、どの部分を面白がっていたんだろうなあ。


2005.06.13 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-06.htm#2005.06.13

12日に鑑賞した『六月大歌舞伎 昼の部』の詳細感想を書きました。『恋飛脚大和往来』だけやたらと長いし細かいです(笑)。詳細感想はこちら。実は昼の部はあと2回観ます…(^^;)


2005.06.12 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-06.htm#2005.06.12

友人夫婦と歌舞伎座で『六月大歌舞伎 昼の部』鑑賞。私は昼の部、2回目です。今月昼の部は初日近くでもわりときちんとまとまった見ごたえのあるものを見せてもらったのですがやっぱり日を追うごとに進化するんだなあと。『恋飛脚大和往来』の染五郎さんと孝太郎さんの若手コンビの成長が著しい。それにともなって、仁左衛門さんが本気を出してきたような。あれはやっぱりまだまだだったんだと。2度目鑑賞のほうが緊張して観てしまったよ。それにしても後半が本気で楽しみだ。詳細感想は後日。


2005.06.11 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-06.htm#2005.06.11

恵比寿ガーデンプレイスに出掛けたのでランチをシャトーレストラン1F『ラ ターブル ドゥ ジョエル・ロブション』で。昨年店を閉めた『タイユバン・ロブション』の後、ジョエル・ロブション氏監修のレストランに様変わり。タイユバンの名前が外れただけで、ロブション氏監修は変わらないが料理コンセプトは変えてきたようだ。価格設定はほぼ以前のままかも。今回はカジュアルレストランのほうに入ったが内装はかなり変わっていた。以前よりモダンでちょっと高級感を出していた。料理も以前よりハイグレードだった。魚が美味しかった〜。ワインのセレクトはやはり上手だし、この手の店にしては安い。今度は2Fの高級レストラン『ジョエル・ロブション』のほうをトライしたいなあ。


2005.06.09 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-06.htm#2005.06.09

サントリーホール『ミハイル・プレトニョフ ピアノ・リサイタル』を聴きにいきました。私にとってこの方は意識してCDを聴いたことがないピアニストでした。曲目が良かったのとロシアのピアニストということだけでチケットを取りました。調べたらかなり有名なピアニストで、最近では映画『戦場のピアニスト』の劇中のピアノの音色がこの方のものだったようです。今回、私はチケットを取ってからあえて音を聞き込まないまま聴きに行きました。ここ最近、行く演奏会は当りばかりなのですが今回も「よくチケットを取る気になったよ、私」と自分を褒めたいくらい素晴らしい演奏を聴かせてもらい、ただただ圧倒されて帰宅しました。こういうピアニストもいるのか、と。詳細感想はこちら


2005.06.08 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-06.htm#2005.06.08

映画女優のアン・パンクロフトさん死去のニュースが。一般的には『奇跡の人』のサリヴァン先生役と『卒業』のミセス・ロビンソン役が有名ですね。私はハーバート・ロス監督『愛と喝采の日々』のバレエダンサー役とアルフォンソ・キュアロン監督『大いなる遺産』の老女役がとっても好きでした。もう一度観直したいなあ。

サッカー日本代表がワールドカップ出場を決めました。おめでとう〜!サッカー観戦にはだいぶ興味が薄れていますがやはりうれしい。


2005.06.07 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-06.htm#2005.06.07

歌舞伎感想の文章をちょっとだけ手直し。今月は先月に引き続き怒涛の鑑賞の日々が…。しかもこれが今月だけで済まさなさそうなのが自分で恐い。

歌舞伎会会報『ほうおう』が届いてました。『七月大歌舞伎』『十二夜』の配役が。予想していた配役とかなり違っていた。若手三人を主役に持ってくると思ってたのだけど…うーん手堅くいったか。でもなあ、かえって出来が予想ついちゃうのが。もう少し冒険してもよかったのではとか…。


2005.06.06 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-06.htm#2005.06.05

『六月大歌舞伎 昼の部』の詳細感想を書きました。まるで推敲せずに書いてるので文章がいつも以上にメタメタかも。明日きちんと見直しますがとりあえずUP。感想はこちら。


2005.06.05 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-06.htm#2005.06.05

歌舞伎観劇となると俄然元気になる私であった。本日、歌舞伎座に『六月大歌舞伎 昼の部』を観に行きました。先月観た文楽『冥土の飛脚』の余韻があるうちに『恋飛脚大和往来』を観ようと早めの日程でまずはチケットを入手しました。早い日程でどの程度の完成度なのか不安もありましたが昼の部に関しては3演目(『輝虎配膳』『素襖落』『恋飛脚大和往来』)ともなかなか見ごたえのある出来に仕上がってました。6月はちょっと地味かなと思っていたのですが演目並びもバランスがよく、これはなかなか。昼の部に関しては思った以上に初心者でも楽しめるかもしれません。今月はこれから初心者2組を連れて行く予定なのでちょっと安心。

今回の一番の目当ての『恋飛脚大和往来』ですが心配していた染五郎がかなり頑張っていた。昨年12月に挑戦した上方和事『乳貰い』に較べたら段違いの進歩。初日あけて間もない時点であの出来だったら褒められる。所作、台詞回しとも硬いには硬くて上方の雰囲気が足りない部分多々ですが忠兵衛らしさはきちんと出せていたと思う。孝太郎さん@梅川も「忠兵衛が大好きなの」な可愛らしさがありましたし、今のところ芸の未熟さが悪い方向にはいってなかったかなと。詳細感想は後日。

今日は10分足らずですが歌舞伎好きプチオフをさせていただきました。そのうち75%が染ちゃんファンでしたが(笑)。今度ゆっくりお話したいですね。

歌舞伎後、お茶しに入ったお茶処がなかなか素敵でちょっと隠れ家ちっく。マスターが人懐こいおじさんで玉三郎写真集と吉右衛門写真集を見せてくださいました。


2005.06.03 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-06.htm#2005.06.03

健康診断をしてもらい、その後映画でも観る予定で会社を休んだつもりだったわけですが病院でなぜか抗生物質とか風邪薬を貰ってうだうだと寝込んでいるのはどういうことなんでしょう。


2005.06.01 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-06.htm#2005.06.01

幻想文学評論家の東さんがなんと映画『阿修羅城の瞳』をご覧になったようだ。わりと愉しまれたようでどうやらパンフもお買い上げ?そうか、そうか〜、あれを愉しめるんだったら舞台版ももっと気に入りそうな気がする。『アテルイ』のほうも好きそうな予感。DVD貸してあげたいわ。

朝日新聞夕刊にどこかで見たようなお顔が、と思ったらミステリ作家、乾くるみさんのインタビューがっ。すごいなあ、全国紙にインタビューが載るようになるなんて。これからも頑張ってくださいね〜。

ようやく先月読了した本2冊の感想をup。他にはヴァル・マクダーミド『過去からの殺意』読了しているので近いうちに感想を。3冊とも非常に面白い本でお勧めです。それにしても1ケ月でたった3冊か…いくらなんでも少なすぎだなあ。どうも読書意欲が低下ぎみ。

 メルヴィン・バージェス『ブラッドタイド』(創元FT文庫)
ダークファンタジィーという括りでいいのかな?舞台は近未来でや遺伝子工学で造られた獣人がいたり、クローン人間を造ることのできる世界。北欧神話を題材に取ったというだけあって血を血で贖う悲劇の物語が展開される。また近未来なのに神が実際に姿を現し災いの元を置いていくのがちょっと不思議な感覚の世界観を生む。神話を再生させる手段として女性の視点に重きを置くという手法をとっており、同等の立場としてみてもらえない叫びが少々フェミニズム的かもしれない。だが最終的に彼女は「狂う」ことで精神の安定を見出す。英雄譚になりそうな物語を微妙にずらしている感じがした。非常に陰鬱で救いがなく読むとどーんと暗くなれます。

 ミネット・ウォルターズ『昏い部屋』(創元推理文庫)
面白かったけど、すごーくイヤンな気分にもなった。うーん、読後感としてはデニス・ルヘイン
『ミスティック・リバー』(ハヤカワHM文庫) に少し似ているかな。ウォルターズは人間の根本的ないやな部分を懇切丁寧に描くのがほんと得意だよね。

この本の主人公はジンクスという名。この名前からして物語が一筋縄ではいかないことを暗示させる。とにかく登場人物すべてが怪しい。主人公すら自らを信用できてないのだから、語るすべてが信用ならない。だが勿論真実もそこにはある。完成させなければいけないパズルに余計なピースが混じっている感じ。またその余計なものが正しいように見えてしまう。よくもまあ、ここまでバラバラにして「真実」を埋め込んだものだ。きちんと拾い出せば、なるほど確かに絵はできる。でもピースが一つ欠けている絵でもあると思う。いやはやお見事。これは近いうちに再読したい。真実がわかっていても、そのうえで更に楽しめるミステリだ。