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あれれ日記 2005年07月


2005.07.31 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-07.htm#2005.07.31

サントリーホール『プッチーニ・ガラ』を聴きに行きました。8月に上演されるヴィヴィアン・ヒューイット演出/ニコラ・ルイゾッティ指揮『蝶々夫人』の主役三人のお披露目といったところなのかな。プッチーニの有名楽曲中心に歌われるコンサート。出演はソプラノ/ドイナ・ディニートリュ、テノール/ヴィンチェントォ・スコーラ、バリトン/ガブリエーレ・ヴィヴィアーニ。人の声の魅力というものを堪能させていただきました。今まで生で聴いてきた歌手とは比べ物にならない声量と情感。

特に今日はソプラノのドイナ・ディニートリュの歌声が素晴らしかったです。トスカ『歌に生き、恋に生き』が特に絶品でした。この三人はまだこれからの若手らしいのですが、それでこんなに聴かせるんだからなあ…オペラの世界も奥深い。それにしてもやはり生で聴くと情感とか、歌声の振動とかが直接伝わってきて、CDを聴いた時の感動とはまた違うなあと、つくづく。あと、オペラは良い席で見たほうが絶対いいと聞いていたのですが、その訳もわかりました。歌声って前に響くんですよ。いや、たぶんそうだろうは思っていたけど今回、D席で歌手の斜め後方の席で聞いてほんとに実感しました。ダイレクトに声がこちらに伝わってこないんですよーー。もちろん声量があるのでかなり迫力のある歌声を聴かせてもらったんですけどね。それでも演技をしながらフト後ろのほうを向いて歌った時があったのですが、その時の声の聞こえ方の違いは相当なもんでした…。


2005.07.30 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-07.htm#2005.07.30

歌舞伎座『七月大歌舞伎 十二夜』昼の部、2回目の観劇。全体的な印象としては、2回目鑑賞で舞台美術や照明の新鮮さを感じられない分、前回以上に間延び感を感じてしまいました。特に1幕目、2幕目のテンポがちょっときついなあ。大詰は前回よりテンポが良くなっていてかなり楽しく飽きずに見られました。

役者さんたち関しては前楽ということもありノリやアンサブルが非常に良くなっていた。主演の菊ちゃんがかなり良くなっていた。でも突き抜けるまではいかなかったかな。あともう一歩、という感じなんだけどなあ。個人的には時蔵さんの姫ぷりと信二郎さんの殿ぷりに磨きがかかっていて、その部分できちんと笑わせていたのが印象的。それと亀治郎さんと松緑さんのはじけっぷりが凄かった。良くも悪くも目立ちすぎ(笑)。美味しい役をほんとに美味しい役にしてたと思う。私はこのくらいやってもらったほうが好きですね。

今回は歌舞伎鑑賞4回目の友人と。彼女の感想は「うん、まあまあ」。やはり演出の間延び感が今一歩の感じを与えてしまったよう。細かい部分では「今観ても通じるシェイクスピアの戯曲は凄い。織笛姫の姫様ぷりが説得力ある。丸尾坊太夫はもっと尊大さがないと…。安藤英竹はインパクトあって面白すぎ。麻阿はほんとに女性にしか見えない。お笑い4人組は『ヤッターマン』のドロンジョ一味のようだ。久里男はかっこいいかも(おおっ、そこに目をつけたか!)」。そして舞台写真売り場では買う気はないけどね、の前置きで「安藤英竹の舞台写真が無いのは解せない。あんなに大事な役なのにっ」ということでした…(笑)

そうそう、終演後、友人と舞台写真を見ながらあれこれ話していた時に、隣にいた歌舞伎初心者らしきおじさんが「獅子丸(琵琶姫)と主膳之助って一人二役って聞いてたけど、二人並んでいたシーンあったよね?二人でやってたの?でも似てたよなあ」と質問してきました。なので「二人並ぶ時は菊之助にそっくりのお面を付けた吹き替えの人がやっているんですよ」と教えると「ええっ〜、そうなの?気が付かなかった。お面かあ、だからそっくりだったんだ!」と驚いてました。それと菊五郎さんが一人二役やっていのもわかっていらっしゃらなくて、それにも驚いてました…。それで後からきた奥さんに意気揚々と教えてあげてたんですが、奥さんに「あら、わからなかったの?私、お面だって分かったわよ。」の一言。旦那さん、がっかり(笑)。そして奥さんも私に「あれはさすがにわかるわよねえ」と話しかけてきたので、このご夫婦とちょっと雑談。ご夫婦とも初心者らしく、役者の名前をご存知なくて、写真を指差しながら色々教えてあげることになりました。このご夫婦の『十二夜』の感想は「わかりやすくてよかった。麻阿の役者さんが凄く良かった」ということでした。


2005.07.28 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-07.htm#2005.07.28

『髑髏城の七人 アオドクロ』のDVDが到着。特典映像だけちょっと見ようと見始めたら結局本編も見たくなりついつい夜更かし…。さすがに全部は見なかったけど、好きなシーンを飛ばし飛ばし。ああ、やっぱり天魔王さま&捨之介はかっこよすぎ<あほ。メイキング映像は染ファンにとってはほんとに特典だよ(嬉)。しかし、染五郎の素の顔はそれほど好みじゃないけど、舞台上の役に作った顔はとっても好きだ。不思議。


2005.07.26 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-07.htm#2005.07.26

台風が近づいてきて、もしかしたら会社から「早めに帰宅してもいい」とのお達しが出ると思いきや、全然そんなことはなく、普通にお仕事。早く帰りたかったのに残業もしちゃったよ…がっかり。

浄瑠璃の床本が面白い。国立劇場で文楽のパンフを買うと出しものの床本が付いてくるのだけど読み込むと面白いのよね。歌舞伎の台本も読みたいけど売っているのだろうか?


2005.07.25 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-07.htm#2005.07.25

この時期は平穏無事な時期のはずなのになんか仕事が忙しいかも。

国立劇場『社会人のための歌舞伎鑑賞教室『義経千本桜』』感想を書きました。「どうなんだろう?私が素直に歌舞伎を楽しむことから外れてきちゃった?」と自問自答。


2005.07.24 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-07.htm#2005.07.24

色々とヘコみ中。

 ジャクリーン・ウィンスピア『夜明けのメイジー』(ハヤカワHM文庫)
1929年、ロンドンでメイジーは探偵事務所を開く。最初の依頼は上流階級の男性から妻の浮気の調査。だが夫人を追跡するメイジーが辿り着いた先は墓地であった。主人公のメイジーは下層階級の出身ではあるが、頭の良さをメイドとして働いた屋敷の夫人の目に留まり、援助を受けて大学生になり、そのさなか第一次世界大戦の拡大に伴い、年齢を偽り従軍看護婦として戦争の真っ只中へ身を投じた経験がある。

物語はメイジーの探偵としての現在とメイジーの少女時代から探偵になるまでの回想の二つが語られていく。戦争の傷跡が人々のなかで今だ癒えない時代。戦争によって体だけではなく心が傷ついた人々の物語でもある。声高ではなく静かに繊細に、だが正面から戦争の悲惨さを訴えていく。第一作で主人公や取り巻く人々の紹介という意味合いということもあるのだろうけど、いわゆる女性探偵物とは違う。謎解きがメインではなく、この時代に生きた人々を優しい目で活き活きと描き出していく。とても悲惨な話でもあるのだけど、人の再生する力を信じた未来志向の物語。アガサ賞、マカヴィティ賞受賞の謳い文句に惹かれて買ったのだが、これは予想以上の拾い物でした。

 『美と神秘のプリマ シルヴィ・ギエム』ビデオ鑑賞
「才能があるだけではダメ、努力しないと」。この言葉につきるかもしれない。突出した芸術家たるゆえん。それにしても身体能力の高さに驚いた。またあれだけの手足の長さを最大限美しくみせことができるバランス感覚の素晴らしさに圧倒させられた。確かにクラッシックよりモダンのほうがよりギエムの魅力が放たれるような気がする。素は非常にキュートな感じだけど舞台上で見せる狂気の狭間にある表情に惹きつけられた。


2005.07.23 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-07.htm#2005.07.23

夕方にかなり大きな地震が。茶碗がひとつ落ちて壊れましたがそれ以外は被害なし。余震もあってちょっと焦ってしまいまいました。

 ロビン・ボブ『ファーシーアの一族 帝国の陰謀』上下(創元FT文庫) 読了。
2作目も期待を裏切らない面白さ。ファンタジィー好きは表紙のまんがちっくなイメージに騙されないで読んだほうがいいですよ〜。詳細感想後日。


2005.07.22 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-07.htm#2005.07.22

急いで帰りたい時に限って忙しくなるのはどうしてなんでしょう。しかも色々と仕事上で落ち込むことがあったりして…いやん(涙)。でももういいやと早々に切り上げて国立劇場『社会人のための歌舞伎鑑賞教室『義経千本桜』』を観に行きました。

『社会人のための歌舞伎鑑賞教室』は昨年12月の『勧進帳』以来。どうやらこの企画、定着しそうですね。最初の『歌舞伎入門』では解説が物足りなかったのですが『鑑賞教室』と名前を変えただけあって「歌舞伎のみかた」と題した解説が工夫されていて楽しかったです。ただ非常に期待していた本編の『義経千本桜「川連法眼館の場」』がかなり物足りなかったのが残念です。猿之助さん直伝だし、ケレンたっぷりで楽しいだろうなあと思っていたのですが…。うーん、詳細感想書くべきか悩んでいます。今までも厳しいこと書いてきたんだし、ここで筆を甘くしてもとは思うのですが。


2005.07.20 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-07.htm#2005.07.20

冒険小説家のA・J・クィネル氏が死去。この訃報、なぜか全国紙に取り上げられていない。世界的なベストセラー作家だというのにいったいなぜにして。覆面作家として有名でしたが1999年に正体を明かしています。どうやら日本人青年のファンのせいだったらしい(笑)まだクィネル氏のプロフィールを知らなかった方はこちらへ。私はアメリカ人かと思っていました。ストーリー展開がハリウッド映画ちっくだなあと思っていたのでイギリス人だと知って驚いた記憶が。私は『燃える男』『ヴァチカンからの暗殺者』が好き。


2005.07.19 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-07.htm#2005.07.19

3連休中、本好きな皆様は横浜で開催されたSF大会『HAMACON2』へ参加された様子。ちょっと敷居が高そうと思って参加しなかったのだが有里さんのレポを読んだらとっても楽しそう。初日だけでも行けば良かったかも。『ライトじゃないファンタジィーが好き』の部屋に行きたかった。妹尾ふゆこさんオススメ作品は私読んでます〜、お友達だ(笑)。

↓マイケル・マーシャル『死影』(ヴィレッジブックス)の感想とDVD『勧進帳』感想を追加記入しました。マイケル・マーシャル『死影』はちょっとでも興味のある人は買って読んでくださいましーー。続編を翻訳してもらうためには宣伝しまくりたい。とりあえずM・M・スミスが好きな人は必読。『スペアーズ』が気に入った人は特にぜひ。


2005.07.17 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-07.htm#2005.07.17

 歌舞伎名作撰『勧進帳』DVD鑑賞。
昭和18年11月に歌舞伎座で上演された
『勧進帳』の記録映画。感想が長くなったので観劇感想ページに置きました。

 ポール・グリーングラス監督/マット・デイモン主演『ボーン・スプレマシー』DVD鑑賞。
『ボーン・アイディンティティ』の続編。続編ものの2番煎じな部分がなく、かなりクオリティの高い作品になっていた。しかし前作のヒロインをあっさり殺してしまい、そこからストーリーを転がしていくとは…お見事。

購入本: ロビン・ボブ『ファーシーアの一族 帝国の陰謀』上下(創元FT文庫) ディーン・クーンツ『サイレント・アイズ』上下(文春文庫)


2005.07.16 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-07.htm#2005.07.16

劇団☆新感線『吉原御免状』一般販売日のチケット争奪戦に敗れる。4回チャンスがあったプレオーダーに落選した時点でほとんど諦めていたけどね…。あとは戻りか、チケット譲渡に頼るしか。でも段々モチベーションが下がって取るのが面倒になってきた。でもここで「いのうえ歌舞伎」を逃すと新感染まで新感線の芝居を観なくなりそうで、それもなあ。せっかく歌舞伎以外で私好みのノリの芝居を見せてくれるとこなのに。

『吉原御免状』のチケットは取れなかったが『邦楽コンサート 獅子虎傅 阿吽堂 vol.1』は先行でGet。こちらはそれほど争奪戦にはならないと思っていたら、こちらもなかなか電話が繋がらず、1F席に良席は残っていなかった。社中のお弟子さんとか固定ファンとかに大半押さえられてしまっていたのだろうか。

 マイケル・マーシャル『死影』(ヴィレッジブックス)読了。
マイケル・マーシャル・スミスが別名義で出版したSF色がないサスペンスミステリ。SF色がないとはいえ、モチーフなど非常にマイケル・マーシャル・スミスらしい作品で、別名義にする意味があるのかなあと思ったら、あとがきにその事情が書いてあった。確かにミステリだからとわざわざ別名義にする気ならもっと違う名前にするわね。

両親を事故で亡くした元CIAのウォードは両親の自宅のソファから「ウォード、わたしたちは生きている」というメモを発見。家捜しをするうちに古いビデオを見つけそこに写されている映像から、両親の死にはなんらかの事情がありそうだと、友人とともに真相を探ろうとする。一方、元刑事ザントは連続誘拐犯を捜査している途中で愛娘を誘拐されてしまい、復讐すべく独自に調査を続けていた。なんの関わりもなかったこの二人の男が行き着いた先は…。

それぞれ別な事件を追うウォードとザントの物語は一見独立したストーリー展開をしていき最終章になって絡んでいく。二人の物語はどちらもかなり濃密に描かれおり、またそれぞれがミステリとして物語を引っ張っていくので読み応えがある。また所々にはさまれるマイケル・マーシャル・スミス独特の浮遊感のある幻想ホラーテイストな描写が読者に不安感を与えていく。ミステリとしてのストーリー展開としては目新しいものではないのだが、『スペアーズ』で描かれた、弱いものへ向かう人間の暴力性といった部分の問題意識が今回前面に出されているのが特徴。ミステリのあらゆる部分(サスペンス、サイコ、ハードボイルド、ホラー)をごった煮にした語り口の独特さが印象に残る。いつもの乾いたユーモアが無く、読んでいる最中は気が抜けないし、気分的に重いものがあるのだが、ラスト救いがあるのがいい。M・M・スミスということでもう少し、ぶっとんだものなのかと思っていたが、かなり端正なミステリとなっています。私としてはもう少し悪夢的なものを期待したが、3部作の1部なのでまだまだこれからかもしれない。また、内容的にも未解決なものがかなり残っているのでここは続編をどう持っていくか期待をしておこう。ただこの1作でもきちんとまとまっており、この余韻で終わらせても私としてはOKだったりもする。

 山田洋次監督/永瀬正敏・松たか子『隠し剣 鬼の爪』DVD鑑賞。
『たそがれ清兵衛』で時代劇初監督作品を成功させた山田洋次監督が前作に続き藤沢周平の原作を映画化。ストーリがかなり似通っており姉妹編といってもいい作品。『たそがれ清兵衛』ではかなり肩に力がはいってる感じがあり、そこがいい意味で作品の緊張感に繋がっていたと思うが、作品としてのまとまりが欠いた部分もあった。そういう意味では『隠し剣 鬼の爪』は肩の力が抜け、地味ながらもまとまりのある作品になったという感じ。ただ、あまりにも『たそがれ清兵衛』に似ているので新鮮味がなく割をくったような気もする。

主役の永瀬正敏が予想外に役にハマッていてよかった。スタイリッシュでどこかエキセントリックといったイメージがあった役者だが、まっすぐで不器用な田舎侍としての佇まいを見事に体現し片桐宗蔵というキャラクターにぴったりと沿っていた。また奉公人きえ役の松たか子も可愛らしく、宗蔵ときえのカップルにほのぼの。


2005.07.11 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-07.htm#2005.07.11

歌舞伎座『七月大歌舞伎 十二夜』詳細感想を書きました。今回は書くのが難しいなあと思っていたのですが昨日の蜷川さんを取り上げていた『情熱大陸』を見ていたら、なんとなく自分が書きたい部分がわかってきたので書いてみました。しかしやっぱり駄々漏れな文章だ…がっくり。

マイケル・マーシャル・スミスの作品で一番好きな作品は『オンリー・フォワード』。自分のツボ押されまくりな本なのですがなかなか賛同者は得られていません(涙)。もっと色々読みたいけど、それにはソニー・マガジンズの変わり種海外もの好きな編集さんの肩にかかっているようです。最近はヴィレッジブックスはロマンス系かロマコメ系ばかりで、変わり種系ミステリの出版が少ないです。海外ミステリ好きの皆様、新刊の『死影』(ヴィレッジブックス)をぜひ買ってやってくださいまし。現在読み途中ですが今のところサスペンスミステリとして面白いですよ〜。


2005.07.10 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-07.htm#2005.07.10

歌舞伎座『七月大歌舞伎 十二夜』昼の部を観劇。蜷川さんが歌舞伎初演出。シェイクスピア『十二夜』を日本に置き換えて歌舞伎に仕立てた演目です。外部の演出家が入るということでちょっと期待しすぎたかもしれない…。完成度の高い元の戯曲を忠実にそのまま舞台にしてあるのでそれなりに楽しめたのですが、あまりに無難にまとまりすぎて、物足りなさを感じてしまいました。わざわざ「歌舞伎」に仕立てるならもう少しはじけて欲しかったです。蜷川さん、遠慮しすぎたんじゃないかしらん?詳細感想は後日。

今、TV『情熱大陸』で蜷川さんの歌舞伎初演出のドキュメンタリーを見ています。うーむ、蜷川さん、悩んでますね。やはり菊之助さんの行儀のよさをなんとかしたがっていたんですね。残念ながら本日観た限りでは菊之助さんはそこから突き抜けられてませんでしたが。


2005.07.09 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-07.htm#2005.07.09

 ベルンハルト・ヤウマン『死を招くトラットリア』(扶桑社ミステリー文庫)読了。売れないドイツのミステリ作家がローマのトラットリアを舞台に自分が体験したことを基にイメージを膨らませて作品を書いていくが次第に虚と実が次第にオーバラップしていく。

文章の趣向は面白いのだけど、フィクションとノンフィクション部分がどちらも微細に渡るローマの観光案内的な文章になっていて読むのが面倒というか、ちょっとダラダラしすぎでキツかった。

購入本: マイケル・マーシャル『死影』(ヴィレッジブックス)


2005.07.07 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-07.htm#2005.07.07

七夕。織姫は彦星に会えたのでしょうか。

2012年開催オリンピックがロンドンに決定。その矢先にロンドンで同時多発テロ。オリンピック開催決定で?と思ったけど、あまりにもタイミングがすぐすぎる。どうやらサミットが標的らしい。イギリスでテロと言えばアイルランド紛争絡みだったけど、今回はアルカイダのようだ。日本も他人事じゃいられない状況かも。それにしても世界情勢がどんどん不安定になっているような…。

プレオーダーって当らないものだと思っていたら、初当選した。でも当選したのは「まあ行けなくてもいいや」と思っていたものでした。どうしても行きたいものは当ったためしがないよ。あっ、今日もオペラ『ニーベルングの指環』のプレ、全日程外れた(涙)。


2005.07.04 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-07.htm#2005.07.04

ようやく梅雨らしい雨空模様の一日。

『歌舞伎巡業 中村魁春襲名披露』詳細観劇感想書きました。

 ロバート・J・ソウヤー『ヒューマン -人類-』(ハヤカワSF文庫)読了。
前作『ホミニッド ‐原人‐ 』で開いたホモ・サピエンス世界とネアンデルタール人の平行世界を今回は行き来することになります。今回も主人公のポンターの視点から人間社会の批評(批判)が描かれます。またメアリとの恋愛が深まっていく過程が描かれていき、同時にメアリが受けた暴力の犯人探しといった部分も展開していきます。

うーん、相変わらずストーリテイリングは上手いし読ませるのですが…。最近のソウヤーさんはちょっと物語構成が荒いというか甘いなあという感じがします。世界観が非常に狭いのが一原因かもしれません。人間社会への批評はほとんどアメリカ社会へですし、宗教観がキリスト教以外のところに向いてないというのも。ネアンデルタール人社会の形態の面白さは前回で書き尽くした感もありますし。まあ三部作の二部ということで繋ぎ的な部分で中途半端なのかもしれません。最終巻までちゃんとした評価は待つべきかな。


2005.07.02 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-07.htm#2005.07.02

大宮まで行ってまいりました…暑かった〜。はい今日もなぜか?歌舞伎鑑賞です。ええっと7月はさすがに大人しくしてようかなと思っていたのですが、なんだかんだ予定が…。おかしいなあ、大阪遠征を諦めたのは失敗だったかも。<いやだから失敗とかそういうことじゃないから。

今回は『歌舞伎巡業 中村魁春襲名披露』観劇です。私が住んでいるところから近い場所での巡業もあったのですがその日は別な予定がすでに入ってしまっていたので大宮まで行ってまいりました。しかし大宮だけ巡業のなかで突出してお高めの値段なのがチト解せないっ。でもお気に入り役者が揃っているので頑張って行ってみました。

私の隣に歌舞伎はお初かな?の高校生らしき2人づれ。反応が素直で面白かった。最初はイヤホンガイドも借りてて、会話から察するに観る気満々だったんだけど『義経千本桜 吉野山』の踊りでは途中から思いっきり爆睡して「事前にストーリーを把握してないとダメだ〜」と嘆いたり、『口上』では「口上でにらみやるんじゃないの?」とヒソヒソ。色々レクチャーしたくなったけど、怪しいお姉さんと思われてもと黙ってた。でもストーリーがわかりやすい『与話情浮名横櫛』では頑張って起きていて、「源氏店の場」でのちょい色っぽいシーンでは前ノメラーになってたりもしてました。

しかし、今回の座組みでこの演目並びは初心者にちょっときつかったかなあと。あの子たち、これで歌舞伎に懲りないといいんだけど。私の詳細感想は後日。ですが一言、芝雀さんがすっかりドラえもん体型になっててプチショックでした。せめて金毘羅の時程度までに抑えてほしいというのは我侭かしら…。演技がとても良かっただけに…ううっ(涙)。

購入本: ロバート・J・ソウヤー『ヒューマン -人類-』(ハヤカワSF文庫) ポール・アンダースン『折れた魔剣』(ハヤカワSF文庫) 恩田陸『図書館の海』(新潮文庫)


2005.07.01 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2005-07.htm#2005.07.01

7月です。もう半年が終わってしまった。今年前半は芝居鑑賞、音楽鑑賞ばかりに気持ちが向いて読書がほとんど進まず…。うーむ、もうちょっと読書もしていきたいなあ。時間の使い方がヘタすぎ。私にとっての読書は「思考する」ことの助けでもあるから。自分的に読書している時が一番頭を働かせているような気がするのよね…。仕事は?とは聞かないで(苦笑)