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あれれ日記 2006年5月


2006.05.30 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-05.htm#2006.05.30

ジェイムズ・パタースン『翼のある子供たち』(ランダムハウス講談社)
施設から逃げ出した翼のある美しい少女。白と金の翼を使い自在に空を飛び追っ手から逃げていた少女を助けた女性獣医フラニーとFBI捜査官キットは遺伝子操作にまつわる陰謀の真相に辿り着く。

翼ある子供たちは美しい風貌をもち力と知性も持ち合わせる。飛翔する姿はとても美しく、まさしく「天使」のイメージ。遺伝子操作にまつわるサスペンスはよくあるが、遺伝子操作で生まれた子供を美しく描いたというところにパタースンの上手さがあるような気がする。もちろん、その裏にはそれだけで済まされないものがあるのだが…。サスペンスとしてはかなり甘いし、いかにもハリウッド的なエンターテイメントで終わっているのが残念だ。映画化されるそうだがさもあらん


2006.05.28 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-05.htm#2006.05.28

先日サントリーホールに聴きに行ったツィメルマンさんのCD、バーンスタイン指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/ツィメルマン(pt)『ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番&5番(皇帝)』を久しぶりに聴く。うーん、やっぱり素晴らしいなあ。このピアノの音色の美しさといったら。いかにも端正に弾いていて、美しい曲想を際立たせてると思う。先日のリサイタルはとてもいい演奏会ではあったのだけど、ちょっとばかり物足りなかった。CDのほうが断然いいなあ…。あの日は調子悪かったと思うことにしよう。

 マイクル・スワンウィック『グリュフォンの卵』(ハヤカワSF文庫)
わりとバラエティ豊かな10編が入った短編集。SF力がなくてもそれなりに咀嚼できるものが多かったです。ちょっと幻想系が入った感じのものもあるし。物語性はそれほど無いような気がしますが状況設定が面白いものが多かったです。「絵」がイメージしやすい。人としての「規範」というか「生死」をテーマにしたものが多い感じ。

購入本: ジョン・ハーヴェイ『血と肉を分けたもの』(講談社文庫) ジョージ・R・R・マーティン『七王国の王座T<氷と炎の歌T>』(ハヤカワSF文庫) カズオ・イシグロ『わたしたちが孤児だったころ』(ハヤカワepi文庫)


2006.05.27 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-05.htm#2006.05.27

国立小劇場に『五月文楽公演 第二部』を観に行きました。面白かったです〜。演目は『義経千本桜』「椎の木の段」「小金吾討死の段」「すしやの段」と『生写朝顔話』「明石浦船別れの段」「宿屋の段」「大井川の段」。『義経千本桜』では床が充実してて聞き応えがありました。そのなかでも住大夫さんの細やかな情感ある語りに惚れ惚れ。『生写朝顔話』はなんといっても蓑助さん操る深雪でしょう。もうほんと別格ですねえ。

J・K・ローリング『ハリー・ポッターと謎のプリンス』上下(静山社)
ネタばれなしにすると大した感想がかけない。最終巻に向けての序章という感じです。どんどん悲惨な状況になっていくんですねえ。1〜3巻の気楽な学園ものだったハリポタからは想像がつきません。私はご贔屓のスネイプ先生の行く末を見守りたいと思います。ロンとハーマイオニーは期待通り。ハリーくんのお相手が彼女になるとは思ってなかったな。なるほどね、家族に憧れるハリーらしい選択ともいえます。


2006.05.26 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-05.htm#2006.05.26

てぬぐいさんのBolgで知りました!NHK教育の子供番組『からだであそぼ』で染ちゃんが子供を率いて踊っている『いざやカブかん!』がなーんとCD&DVD化されるそうです。きゃー、ほんとに?CD&DVD化の予定はありません、だったはずですが要望が多かったんでしょうか。子供たちにもお母様にも、もちろん独身の女性(笑)にも人気ですからね。CDが7/19発売、DVDが8月発売予定だそうです。両方とも買ってしまいそう。あっ、甥っ子のためにですよ(嘘かも…)

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『市川染五郎(仮)NHKからだであそぼ 歌舞伎たいそう いざやカブかん!』
出演・振付・台詞は市川染五郎、長唄の村治崇光氏が歌舞伎の名曲を和楽器でアレンジして曲のエッセンスに、歌舞伎研究家の鈴木英氏一が作詞を担当。「いざやカブかん!」のフルバージョン、カラオケバージョンに加えてボーナストラックも収録予定。

http://hp.ponycanyon.co.jp/pchp/cgi-bin/PCHPM.pl?TRGID=PCHP_SKH_1010&CMD=DSP&DSP_SKHBNG=200600000682&DSP_SKHKETSEQ=001
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ひさびさにキツイ偏頭痛に見舞われております。普通の頭痛薬じゃ効かないんだよね…。昨日よりは全然マシですが。今日は友人と映画『間宮兄弟』に行く予定なんだけど大丈夫かしらん。この映画の公式サイトがどうにも私のおたく心を刺激するのよね。

で観てきた感想↓

■ 森田芳光監督・佐々木蔵之介/塚地武雅主演『間宮兄弟』
恵比寿ガーデンシネマで観ました。混んでいるとの噂でしたが金曜の夜は6割程度の入りでした。あら?と拍子抜けしましたが、確かに会社帰りのOL向けの映画では無いかも。ほのぼのとした笑いを求めて行ったのですが、思ったほど笑えなかったですねえ。おとぎ話に昇華しきれてない映画でした。

原作は読んでないのですが、たぶん女性の視点で30代独身仲良しオタク系兄弟を可愛らしく描いてるんだと思うんですよ。どーみても女視点での「兄弟像」で、まあありえないだろ、と思うところを上手く描写してるんだろうと。ところが映画は監督が男性なんですよね。そこで男性視線で「この兄弟はありえない」という「違うよなあ」という視点が入ってきてしまっているんですよね。だからほのぼのになりきらない。こういう兄弟がいたら普通キモいだろ?と問われてるような気分になるんですよ。これではあんまり笑えませんね。劇場の空気が最初は暖かい笑いに包まれているんですがだんだん笑いがなくなり冷めた空気が流れはじめていくのがよーくわかりました(笑)主たる客層20代後半〜30代OLが萌えない男性像だもんねえ…。もう少しなんというか兄弟の距離感とかそういう部分をオブラートに包んであげたらいいのにとか思いました。あれじゃ、ホモカップルにみえますがっ。まあ、もっと若い女性には案外受けるような気がします。男性にはどうでしょ?さて?

キャステングはとてもよかったです。佐々木蔵之介さんが目当てだったりしたんですが塚地武雅さんがとても良い味を出されていました。女性陣は皆、可愛い〜。


2006.05.23 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-05.htm#2006.05.23

5/21(日)に観劇した『五月大歌舞伎 昼の部』2回目の詳細感想を書きました。今回はちょっとあっさりめな感想かな。新橋演舞場での五月大歌舞伎は来年以降も続いていくといいな。次回は若手中心の芝居をひとつくらい入れて欲しいですね。

ソニー・マガジンズがアニメ企画制作のウィーヴに出版事業を譲渡だそうです。がーん、ヴィレッジブックスは今後どうなるの?一般受けしそうにない面白い翻訳ミステリを細々ながら出してくれてたけど…。主力の恋愛小説ものと映画のノベライズだけになりそうな予感。うわーん、マイケル・マーシャル・スミスが読めなくなったら泣く。マイケル・マーシャル名義の『死影』の続き出して〜。
http://www.nikkei.co.jp/news/tento/20060523AT2E2301B23052006.html


2006.05.23 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-05.htm#2006.05.23

5/20(土)に聴いた『ツィメルマン ピアノ・リサイタル』詳細感想を書きました。最近、ピアノ・リサイタルを聴きに行くことが多いのですが続けて聴いていると演奏者によっての音の作りの違いが明確にわかりますね。同じ楽器なのにここまで個性の違いが現れるとは…とついついコンサートに足を運んでしまうのよね。

先週20日(土)のスマステで松本幸四郎さんをゲストに迎えて歌舞伎特集。ちょうど幸四郎さんの『弁慶のカーテンコール』を読んでいたので重なる話あり、初めて聞く話あり。本を読んだ時の印象と同じだなあ。ほんとの役者バカだ(笑)「話始めると止まらなくて森に彷徨い出て帰り道がわからなくなる」と染五郎さんが言っていたけどまさしくそうかも。娘二人の娘ならではの厳しいコメントは笑えました。三津五郎さん、海老蔵さん、勘太郎くんもビデオ出演して幸四郎さんについて語ってました。今週土曜に続くらしいので楽しみ。三津五郎さん、海老蔵さんから暴露話なるか!

それにしても九代目松本幸四郎襲名時の『暫』『助六』の幸四郎さん、超カッコイイ〜。えっ誰?えっ、幸四郎さん?え?まじ?ってくらいカッコイイ。あの写真欲しい


2006.05.21 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-05.htm#2006.05.21

新橋演舞場『五月大歌舞伎 昼の部』2回目観劇です。後半日程だけあって芝居にまとまりとメリハリがつき非常に面白かったです。満足。詳細感想は後日。最初『ひと夜』が始まってすぐに、女性の怒号が聞こえビックリ。それがなかなか収まらない。どうやら老婦人が一人で騒いでいたようなのだけど係員がロビーまで連れ出してなだめた模様。いったい何だったんだろう。でもそのせいか観客全体が今日は意地でも?楽しんで帰るぞというような雰囲気の一体感に包まれる(笑)

前回、自分的にかなり微妙な演目だった『ひと夜』を気持ち的に引かないでかなり楽しんで見られた。芝雀さん、かなり色っぽくなってました。テンポが良くなっていた感じがしたのだけどどこか変えたかな?

『寿式三番叟』はやっぱり楽しい。今回は前回以上に染ちゃんに目がいってしまった。踊りが大きくなって広がりが増した。染ちゃんの踊りってほんとに音のど真ん中に入っていくんだよねえ。鳴り物のメリハリのある音と完全にシンクロしてる。やはり空に向かっていく感じがする。神を迎えて踊るという感じがあった。というか実はトランス状態?表情が無いようで微妙にお澄まし顔ではなかった。亀ちゃんはやはり粘り気のある柔らかい踊り。染ちゃんとは反対に人としての喜びみたいな感情を爆発させてみせる。前回よりは顔の表情を抑えてたみたいだけどニンマリ顔は見逃さなかった(笑)

『夏祭浪花鑑』はかなり締まった芝居になっていました。段四郎さん、台詞さえ入ればほんと良い三婦なのよね、とあらためて惚れ惚れ(段四郎さん、何気に大好きなのだ)。信二郎さんに存在感が出てきた。体のキレが良いですねえ。芝雀さんのキッパリしたメリハリある台詞も素敵でした。そして何より色んな部分で大きすぎるのは否めないけど吉右衛門さんの団七に説得力がでてましたねえ。唯一、福助さんが甘えた感じが前面に出てしまい気風のよさが無くなっていたのがかなり残念。調子悪いのかな?台詞に力がなかったし。


2006.05.20 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-05.htm#2006.05.20

サントリーホールに『クリスチャン・ツィメルマン ピアノ・リサイタル』を聴きに行きました。とても華やかかつ繊細さのある優しい音でした。CDで聴く音から想像するに華やかでもっと鋭く広がるように響かせるタイプなのかと思っていたのでかなり意外でした。微細に音をコントロールしつつも非常にまろやかで全体的にはふわっとした感じの音。演奏はかなり緊迫感のあるものでした。ピアノに対する集中度がとてつもなく高い。わりと1曲目は音が硬くなりがちな演奏家が多いなかで1曲目からとても滑らかに音を作りこんできているのには驚きました。曲ごとにかなり世界観を変えているのが印象的でした。自分の感性に引き寄せるというより曲想に自分の感性を入り込ませる感じ。わりとテンポはゆっくりめに丁寧に演奏していたような。休止符の部分をかなり溜めて演奏するんですよね。それが緊張感を増す原因だったかも。

ツィメルマンさんは以前はツィマーマンと表記されていましたので私的にはツィマーマンと言うほうがしっくりくるなあ。ところで一緒に行った友人に嘘つきました。ツィメルマンさんはショパンコンクール優勝者でした。<母に聞いた。他のコンクールで優勝していた記憶があったのですが別なピアニストと勘違いしたかも。ちゃんと調べてみます。


2006.05.19 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-05.htm#2006.05.19

購入本: J・K・ローリング『ハリー・ポッターと謎のプリンス』上下(静山社)


2006.05.18 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-05.htm#2006.05.18

「演劇ぶっく」という雑誌があるのですが最近たまに読んでます。今月号にPARCO歌舞伎『決闘!高田馬場』の記事が載っていました。染五郎、亀治郎、勘太郎のインタビュー記事。このPARCO歌舞伎で染ちゃんがこだわったのは「音楽」だそうです。どうしても音楽も新曲でやりたかったとのこと。歌舞伎は音楽も重要ですからねえ。『決闘!高田馬場』という芝居のノリが歌舞伎になったのは音の力も大きかったかなと思う。

インタビューで私的に驚いたのは亀ちゃんが自分は「女形」という認識をしていること。へえ、そうなんだ〜。「兼ねる役者」という認識でいるのかと思った。猿之助さんを目指しているんだろうし、いずれは立役中心にするんだろうなと思っていたし。「僕は女形なのになぜ立役(右京)なんですか?(うろ覚えなので正確な台詞ではありません)」と三谷さんに文句を言ったからホリちゃんもやることになったんだそうで。私的に20ヘエですわ。

右京の釘踏みは三谷さんのこだわりだったそう。あそこで「笑い」にはしったのは三谷さんだったか…。うーむそこは感性がチト合いませぬ(−−;)

水曜放送のTVドラマ『プリマダム』、古田新太さんが出演というだけで見ていますが加藤雅也さんより古田さんのほうがかっこよく見えるんですけど…。私の目がどーかしてますか?先週から古田さん、バレエ踊ってます(笑)特技がバレエなのは知っていましたが、踊ってる姿が意外すぎて笑ってしまいます。最終回にはタイツ履くそうですよ。笑い死にしたらどうしてくれる。練習風景の古ちんは真剣そのもののお顔でしたが…。そういえば来年の『朧の森に棲む鬼』ではどんな役なんだろう?染ちゃんが悪役だから反対に正義のヒーロー?


2006.05.17 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-05.htm#2006.05.17

5月13日に観劇した新橋演舞場『五月大歌舞伎 夜の部』詳細感想を書きました。この日は周囲にいた歌舞伎初心者らしき20歳代前半女性グループの「うわ〜、すごい」的なストレートな反応が楽しかったです。それと「お土砂」で膝を叩きながら大笑いしてたのが印象的。役者さんたち、頑張っていまどきのネタをやったかいがあったってものでしょうね(笑)私的にはネタすべってない?とか思いながら観てたんですけど…<私がおばさんってことか…。

5月12日の『女形の夕べ』レポもupしてみました


2006.05.16 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-05.htm#2006.05.16

次回の柝の会セミナーのゲストは福助さんです。このセミナー、大抵日曜の夜に行われることが多くて都合が合わなかったり月曜のことを考えてなかなか参加できないでいるのですが土曜にやってくださると私的には行きやすい。今月の三津五郎さんのセミナーも行きたかったなあ。

第198回柝の会セミナー『成駒屋の女形の重み・中村福助』
日時:6月24日(土) 開場:午後6時、開演:午後6時30分
場所:日本橋社会教育会館
一般・3000円
問い合わせ:
日本伝統芸能振興会


2006.05.15 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-05.htm#2006.05.15

マイクル・スワンウィック『グリュフォンの卵』を読み中。おおっ、SFだ〜と思いながら読んでます。ちゃんと理解できるかな、SF力が下がってないといいけど。まだ2編だけど今のところまだ付いていけてます。イーガン『ディアスポラ』は結局途中挫折しました(苦笑)

 松本幸四郎『弁慶のカーテンコール』(知恵の森文庫)
立ち読みで済ますつもりが途中で流し読みできなくて買ってしまいました。いや、だって歌舞伎に関する話がこんなに載っているとは思わず…。にしても幸四郎さんが歌舞伎原理主義者(笑)だとは正直驚きました。歌舞伎、ミュージカル、ストレートプレイと縦横無尽に活躍されているので芝居に対してはボーダーレスな感覚の持ち主かと。「「歌舞伎は歌舞伎」「ミュージカルはミュージカル」「演劇は演劇」それぞれまったく別物です」と言い切る。幸四郎さんは「歌舞伎役者がやれば歌舞伎」なんてことは絶対言わない人でしょうね…。とにかく芝居に関する思い入れやいわゆる芸談がかなり面白いです。最近演じた役に関しても書き下ろしで書いているので自分が観た時の感想と幸四郎さんが演じようとした意図を比べてみることもできる。

それにしてもなんというか非常にストイックでよく人を見ている方だなあと。またなんというかまっすぐで純粋で結構、無防備な人かも(^^;)いわゆる芝居バカなんでしょうね。ちょっと手塚治虫さんを連想させた。ある種の人間独特の感性が見え隠れ。


2006.05.14 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-05.htm#2006.05.14

購入本: 松本幸四郎『弁慶のカーテンコール』(知恵の森文庫) 西原理恵子『毎日かあさん3 背脂編』(毎日新聞社)


2006.05.13 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-05.htm#2006.05.13

本日は昨日の夜に引き続き新橋演舞場へ。久しぶりに叔母と両親とで歌舞伎観劇です。『五月大歌舞伎 夜の部』は5/1初日に3階席から拝見していますが今回のほうが断然良かったです。席が良かったせいもあるとは思いますがやはり芝居がこなれてくる頃に観たほうが良いですねえ。かなり満足度が高かったです。昨夜、『女形の夕べ』で素顔を拝見している芝雀さん、福助さん、亀治郎さんの舞台上の顔が素とはまったく違い、素の姿を連想させなかったのも素晴らしいと思いました。

今回、吉右衛門さんがかなり良かったです。五右衛門ではますます大きさが出ててやはり貫禄。また長兵衛に洒脱さが出てきた。福助さんの花子、私は好きですねえ。蛇身に変化する途中の目つきが凄かった。苦しみのなかで少しづつ蛇の目になっていき、その奥底に悲しみがあるのです。『娘道成寺』は一人で踊るほうが好みです。玉さまも一人で踊った時のほうが断然素敵だったものなあ。亀治郎さんの「火の見櫓の場」のお七には情念が体から出てきていました。それと非常に色気がありました。染ちゃんは声が少々お疲れだったかな。でも必死に吉右衛門さんに喰らいついている前のめりな姿がかっこよかったです。詳細感想後日


2006.05.12 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-05.htm#2006.05.12

昨夜(5/11)、東京オペラシティに『ニコライ・ルガンスキー ピアノ・リサイタル』を聴きに行きました。やっぱりコンサートは楽しい。ルガンスキーさんはピアノの音量が凄まじいです。力任せに弾いてるわけじゃないのに、なんであんな音が出るんでしょうか?先日、同じ若手のキーシンさんを聴いたばかりだったし、比べて聴く面白さもありました。やっぱりピアニストによってまるで音作りが違いますねえ。詳細感想はこちら

本日夜は新橋演舞場に芝雀さん、福助さん、亀治郎さんのトークショー『女形の夕べ』を聞きに行きました。開場15分前に着いたらもうかなりの人数が並んでいました。しかも着物姿の方までいるし。うわああ、皆さん気合入りまくり。なんだか熱気が凄かったです。参加者は想像以上に多かった。年齢層も幅広かったです。トークショーのお話も楽しかったです。福助さんは飛ばしまくりで、芝雀さんはおっとりのんびり、とんでもない服装(笑)の亀治郎さんはお疲れ気味のようで質問には短めにハキハキと(芝雀さん比で言えばですが…)。最後に舞台上で記念撮影がありました。まさしく舞台裏を見る事ができて得した気分。

詳細レポは参加された皆さんがすでに書いてらっしゃるのでどうしようかなあと思いましたが少しづつ思い出しながら後ほど書きます。歌舞伎ブロガーの皆様にお目にかかれてお話できたのもとても楽しかったです。


2006.05.11 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-05.htm#2006.05.11

歌舞伎座『團菊祭五月大歌舞伎』詳細感想書きました。自分の感覚を信じるしかないのよねえと今回もどう書こうか少々悩んだ…。やっぱり私って一般的感覚からは少々ずれてるのかも。

新感染が決定〜!!噂があった劇団☆新感線と染五郎のコラボレーションが来年1月新橋演舞場〜2月大阪松竹座で上演決定です!題は『朧〈おぼろ〉の森に棲む鬼』だそうです。ぎゃー、やっぱりやるんだ。染ちゃんはアオドクロで一段落のつもりだったから受けるのを少々悩んだらしいですね。歌舞伎にこだわりたいと言っていたし。でもいのうえひでのりさんは染の色んな魅力を引き出して主役オーラを際立たせてくれる人だし、体がめいっぱい動くうちは新感染はやってほしい。それといつかいのうえさんには古典歌舞伎を演出してほしいし、タッグを組んで色んな可能性を広げてほしい。

今回はリチャード三世モチーフの悪役だって。わーい、染の悪役は観たかったから嬉しい。しかも共演者が古田新太さんと阿部サダヲさんだよ。どうしよ〜、新橋に通ったあげくに大阪まで行きそうな勢いの私ですよっ。

SANSPO:「悪にドップリ染まりたい」染五郎、悪役に本格初挑戦
(http://www.sanspo.com/geino/top/gt200605/gt2006051103.html)


2006.05.09 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-05.htm#2006.05.09

4日に観た新橋演舞場『五月大歌舞伎 昼の部』詳細感想を書きました。この日は偶然、染友と近くの席で染ちゃんの素敵な三番叟の踊りを語り合えました。私的に昼の部は芝雀さん目当てだったんですが染ふぁんとしてかなり美味しい部でした。後半行くのが楽しみだ〜。

演舞場の今年後半の詳細ラインナップが出てきました。歌舞伎ファンにとっては9月〜11月でしょうか。もしかしたら秋の演舞場に橋本じゅんさん出演かもと聞き及び、『魔界転生』かなと思っていたのですが『森の石松』のほうにご出演決定。えええっ〜こっちなのぉ。獅堂さん主演かあ…いや嫌いじゃないんですけどね…。じゅんさんだけじゃなく他の共演者も芸達者な人ばかりでやたらと良いんですよねえ…うーん悩む。

09月 橋之助さん主演『魔界転生』http://www.shochiku.co.jp/play/enbujyo/0609/index.html
10月 獅堂さん主演
『森の石松』(http://www.shochiku.co.jp/play/enbujyo/0610/index.html)
11月 松緑さん、菊之助さん、海老蔵さん
『花形歌舞伎』


2006.05.08 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-05.htm#2006.05.08

GWが終わり日常が戻ってきました。GWの疲れが抜けないままなので月曜から少々バテバテ。今週もイベント盛りだくさんなので体調に気をつけなければ。

1日に観た新橋演舞場『五月大歌舞伎 夜の部』詳細感想をようやく書きました。初日観劇はバタバタ加減を楽しめるかどうかで評価が分かれるかな。複数回観るなら初日もいいけど1回勝負の場合は中日以降のほうがやはりいいような気がする。


2006.05.07 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-05.htm#2006.05.07

体力、気力ともバテバテでGWラスト2日は家で朦朧として過ごしてしてました(笑)このところ暇がなく散らかし放題の部屋の片付けと冬物と夏物の入れ替えはなんとかやりました。

宮部みゆき『模倣犯』全5巻(新潮文庫)
ようやく読み終わりました。宮部さんはやはり筆力のある作家ですねえ。人の対する洞察力が見事だと思う。この本に関しては犯罪のシーンがちょっときつくて読むのがしんどかったです。読みながらどうしても怒りに駆られてしまって。後半、犯人たちの言い訳なんか聞きたくない(読みたくない)って感じでした。宮部さんとしてはバランスを取りたかったのでしょうけど犯人側の都合を書かれてしまうとねえ…複雑。解決編の後半はちょっと失速ぎみな部分があったかな。落とし方が難しい題材だから仕方ないですかね。


2006.05.05 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-05.htm#2006.05.05

4月29日の甥っ子たちの相手から始まり会社に行きつつ観劇し、5月3日から私的GWに入って3連ちゃんお出かけというのは、私の体力では少々無理があったようで今クタクタに疲れています(苦笑)。本日は歌舞伎座『團菊祭五月大歌舞伎 昼の部』観劇でした。

とりあえず、団十郎さん復帰おめでとうございます。ただ、本日拝見する限り体調が完全に戻られたようには見受けられず、おめでたい気分半分、心配半分というところです。ご本人としては舞台に立つのが気持ちの張りとなるのだと思うので無理しない程度に少しづつ復帰していって欲しいです。団十郎さんのおおらかな大きさというのは貴重な存在だなあと感じ入った『外郎売』でした。

『江戸の夕映』では松緑さんが断然光っていました。昨年あたりから成長著しいと思います。また歌舞伎外での『夏ノ夜ノ夢』を体験したのも大きかったかもしれません。感情表現が一際良くなっていましたし男ぶりもあがりました。菊之助さんはイナセな芸者ぶりがなかなか素敵でした。歌舞伎座久しぶりの海老蔵さんは痩せて美男子ぶりをみせましたがちょっと元気がないような感じ。痩せすぎかな?オーラがいつもよりちょっと薄め。前半はまっすぐな気性が良く出てて良かったけど後半がちょっと…もう少し考えてほしいかなあ。個人的に萬次郎さんのおきんがツボでした。

『雷船頭』は松緑さんがイナセで粋な感じをよく出してきて大人の色気が出てきたかも。でも踊りはもう少し頑張ってほしい。『権三と助十』では私の体調のせいもあり集中力が切れました…。三津五郎さん、太った?台詞回しやちょっとした間が勘三郎さんに似ててビックリしました。遠目から見ると時々「あら、勘三郎さん?」と勘違いしそうになる場面も。詳細感想後日。


2006.05.04 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-05.htm#2006.05.04

本日は新橋演舞場『五月大歌舞伎 昼の部』の観劇です。色んな意味で面白い昼の部でした。

『ひと夜』はなんだかとんでもないお話です。子供に見せちゃいかんと思いました(笑)。しかし、なんでも歌舞伎でいいじゃんと思ってる私でも歌舞伎なの?と思いました。宇野信夫はやっぱり苦手…(TT)。芝雀さんがファムファタル的な女性かああ…まあ芝雀さんだからそれほどいやらしくみえないともいえるが…。信二郎さんがなんつーかすんごい役でした。似合ってるとこがまたなんとも。バカップルに振り回される歌昇さんが可哀想。

『寿式三番叟』は素晴らしかったです。なぜに新橋演舞場には幕見が無いの〜〜〜〜。これ通いたいんですけどっ。染五郎さんと亀治郎さんの二人の勢いある三番叟は見事でした。鋭さとキレのある染五郎と柔ら味と粘り気のある亀治郎の対照的な二人の踊りが見ものでした。二人とも見事な舞いっぷり。踊りとしては品格があり、軸がぶれない端正な染ちゃんの踊りが好きですが。それにしても染五郎ファンという贔屓目抜きでも『寿式三番叟』という演目自体ほんとに良い舞踊だと思う。曲も良いんですよ〜。新作ですがこれは定番舞踊になるでしょうねえ。にしても染ちゃんにうっとりですよ、ええ。

『夏祭浪花鑑』はやはり義太夫狂言のなかでも面白い芝居のひとつだなあ。まだちょっとこなれてないというか、少々テンポがまだろっこしいのが残念。役者それぞれに適役でいい感じなんですが。とくに段四郎さんに頑張っていただきたいかな。女形さんたちが皆さん素敵だわ〜。あれ?私ったらそろそろ初心に戻りつつある?綺麗だわ、カッコイイわ、可愛いわで満足なところが今回ありました(笑)

詳細感想後日。


2006.05.03 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-05.htm#2006.05.03

最近読書モードが低下ぎみなのでちょっと刺激を受けようとSFセミナー本会に参加。久しぶりな方々のお顔を拝見して妙にホッとした気分になる。SFセミナーという場の独特の空気に「あ〜、これこれ」と懐かしかったりも。体調がすぐれず途中脱落しましたが調子が良ければ合宿へなだれ込みたいような気分でした。

『超SF翻訳家対談』
朝倉久志さんが素敵なおじいちゃまでほのぼの。翻訳にも人柄って出るのかしら?と思いながら拝聴しておりました。大森望さんは大先輩を立てて控えめにされていましたが所々でのフォローの的確さに感心。高橋良平さんの質問も聞いてみたい部分にうまくハマっていて良かったです。

『異色作家を語る〜国内作家編〜』
牧眞司さん、長山靖生さん、日下三蔵さんのお三方の読書の豊富さにただただ圧倒されました。ここまで極められるってすごいよなあ。海外編も聞きたかったなあ。国内編はわりと知った作家が多かったけどそれほど読んではいないので気になった作家のを少しづつ探して読んで行こう。

『ウブカタ・スクランブル』
ライトノベル作家の冲方丁さんと企画統括プロデューサー(いわゆる欧米でいうエージェントの人という理解でいいんかしら?)柴田維さんのお話。ライトノベルにあまり興味がないので途中で抜けるかもと思っていたけど、話が面白くて最後まで聞いてしまった。作家自身の創作の裏話を聞かせるのかと思いきや、なんだか作家らしからぬ発想の持ち主で最後まで面白く聞いてしまった。小説を書くことは共同作業だと認識している時点でいわゆる「作家」ではない人なんだろうな。なんというか企業家タイプの人という感じですね。まあ、わかりやすくいうと書生制度をいまどきにあわせ、それを商売として成り立たせたいというお話。元来は編集さんあたりが考えるべき問題だと思うのだけど…。それほどライトノベル業界の環境が悪いということなんだろうな。しかし信念を持って行動に移せるのが凄いやね


2006.05.02 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-05.htm#2006.05.02

昨日観劇した新橋演舞場『五月大歌舞伎 夜の部』。初日ということもあり、まだ色々段取りを追っているなあという感じ。特に大道具さんなどの裏方さんがバタバタワタワタしていました(笑)夜の部は狂言立てのバランスが良く、こなれて締まっていくとかなり良くなりそう感じを受けました。全体的にいかにも「歌舞伎」のおおらかでまったりとした空気が流れていたように思います。吉右衛門さんの陽の部分の空気がそのまま劇場内の空気に繋がったような感じかな。

私的に夜の部のキーワードは「可愛い」でしょうか。役者さんたち、皆がとっても可愛いかったです。『石川五右衛門』は吉右衛門さんが五右衛門を稚気溢れるおおらかな雰囲気で演じ、染五郎は凛々しくもそこはかとなく若い野心を垣間見せる。『京鹿子娘道成寺』では福助さんが終始「娘」から外れることなく一途な恋心を表現し、とても可愛らしい色気をみせ、また御曹司勢ぞろいの小さい所化さんたちは一生懸命で可愛らしかった。『松竹梅湯島掛額』では亀治郎さんが可愛らしくも強気な一途な娘心を演じ、染五郎がどっからどうみても16才な前髪若衆をたおやかに品良くちょっと反則ぎみなくらい初心な可愛らしさ。また吉右衛門さんはじめ役者さんたちの若者ギャグを一生懸命勉強してきましなネタ芝居も可愛らしかったです(笑)

3階席なのに双眼鏡を忘れた私。視力がよくないのでハッキリと顔の細かい表情が見えなかったのですが体全体の雰囲気が皆さん「可愛いんですけど〜」でした。次回、近くの席でじっくり見させていただきますわ。詳細感想は後日。


2006.05.01 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-05.htm#2006.05.01

GWですがカレンダー通りということで出社日。早退をして本日初日の新橋演舞場『五月大歌舞伎 夜の部』を観劇します。歌舞伎座も初日開幕で昼の部は団十郎さんが9ヶ月ぶりの舞台出演。

5月は予定をめいっぱい入れすぎた…。まずは体調管理をしっかりと。プラド美術館展に5月中に行けるかなあ。歌舞伎座の夜の部も行きたいし、困った。

<<5月鑑賞予定>>
新橋演舞場
『五月大歌舞伎』夜の部
全電通労働会館
『SFセミナー 本会』
新橋演舞場
『五月大歌舞伎』昼の部
歌舞伎座
『團菊祭五月大歌舞伎』昼の部
東京オペラシティ
『ニコライ・ルガンスキー ピアノ・リサイタル』
新橋演舞場
『女形の夕べ』
新橋演舞場
『五月大歌舞伎』夜の部
サントリーホール
『クリスチャン・ツィメルマン ピアノ・リサイタル』
新橋演舞場
『五月大歌舞伎』昼の部
国立小劇場
『五月文楽公演』第二部