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あれれ日記 2006年8月


2006.08.31 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-08.htm#2006.08.31

当分、色々と落ち着かなさそうです。まあ、なるようになれなんですけど…。最近、だらけ気味だったので、ちょうどいいのかもしれません。とりあえず頑張れ、自分。

歌舞伎座『納涼歌舞伎』の第二部&第三部の感想書きました。一応、8月中に書かないとと思ったんですが三部が書き途中だったり、二部が手抜き感想だったりしてます。でもとりあえずup。

歌舞伎座『納涼歌舞伎 第二部』感想★(8/20観劇)
歌舞伎座『納涼歌舞伎 第三部』感想★(8/26観劇)


2006.08.29 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-08.htm#2006.08.29

購入本: ピーター・ストラウブ『ヘルファイア・クラブ』上下(創元推理文庫) ジョージ・R・R・マーティン『七王国の玉座W』(ハヤカワSF文庫)ブランドン・サンダースン『エラントリス 鎖された都の物語』上下(ハヤカワFT文庫)トルーマン・カポーティ『カポーティ短編集』(筑摩文庫)トルーマン・カポーティ『遠い声遠い部屋』(新潮文庫)


2006.08.27 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-08.htm#2006.08.27

昨夜、いきなり友人と約束して本日、東京都現代美術館『ディズニー・アート展』を観に行きました。取り上げられた作品は『眠れる森の美女』までの初期作品群。これが想像以上に良かったです!かなり充実していて、特にコンセプトアートやストーリースケッチ、背景原画が素晴らしかったです。それとサルバドール・ダリとウォルト・ディズニーがコラボレーションした短編映画『Destino』が面白かった。ディズニーってああいうのも手がけたんですね。メアリー・ブレアのアリスは飾っておきたいくらい気に入りました。可愛いんですよ〜。グッズのなかにポストカードがなく、額入りカードの値段に躊躇して買わなかったけど、今更ながら買えばよかったと後悔中。ディズニーアニメが好きじゃなくてもアニメ好きなら観ておいたほうがいい展覧会じゃないかな〜。


2006.08.26 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-08.htm#2006.08.26

納涼歌舞伎千穐楽のこの日、第三部『南総里見八犬伝』を観てきました。歌舞伎blog知り合い数名の方にお会いできて嬉しかったです〜。先日拝見した時よりもますます纏まっていて終始楽しく観ました。簸山宮六@亀蔵さんのハンカチ王子ぷりがGJ(笑)さすがネタを仕入れるのが早い。がんどう返しの信乃@染五郎×現八@信二郎対決?は染ちゃんの勝ちでした。

『南総里見八犬伝』は千穐楽も三津五郎さんらしく丁寧にすっきりとした芝居を貫いたものでした。物語性という部分を求める観客が多くなっているようなので、この手の『南総里見八犬伝』は次回見られるかどうかかな。舞踊的な動きが基本の今回のお芝居、私はとっても好きなんですが。でも物語性豊かなものも確かに観たいとも思います。もし変えていく必要があるのなら、外部の演出家に携わって欲しいですね。私の一押しはいのうえひでのり氏です。


2006.08.25 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-08.htm#2006.08.25

覚えるのは「水金地火木土天海」まででよくなりました。冥王星が惑星じゃなくなってしまったんですね。なんだか寂しいような。星が消えてしまうわけじゃないんですけど。


2006.08.24 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-08.htm#2006.08.24

ちょっと贅沢な一日を過ごしました。会社を休んで友人と恵比寿のシャトーレストラン『Juel Robuchon Restaurant』でのんびりランチ。ワインも料理も美味しかった〜。うさぎの肉が柔らかくクセがなくて美味しかった。友人と「可愛いうさちゃんを食べるなんて私たちって非道よね」と言いつつありがたくいただきました。お料理は勿論のことパンとチーズも激うまでした。大満足。

ランチ後は『Toshi Yoroizuka』でケーキを買って帰りました。友人いわく、週末は大行列でなかなか買えないお店だそう。今日も平日だというのにやはり並んでいて驚きました。見た目はそれほど美しいケーキという感じではないのですが食べてみるとかなり凝ったケーキで上品なお味。並んだ価値はあったかな。


2006.08.23 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-08.htm#2006.08.23

夏ばてになる一歩手前のような感じ。体がどろっーとしてる。なんとなくテンションが上がらない。10月の国立大劇場の弁慶2態、観たいなー、どうしようかなあ。


2006.08.22 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-08.htm#2006.08.22

歌舞伎座『納涼歌舞伎』の第一部&第三部の詳細感想書きました。久しぶりにまともに観劇感想を書いたような気がする。ちょっと最近、書くのが面倒で…。とかいいつつ長文なんだけどね。

歌舞伎座『八月納涼歌舞伎 第一部』感想★(8/13観劇)
歌舞伎座『八月納涼歌舞伎 第三部』感想★(8/19観劇)

あれ?ル=グィンさまって結構大人気ない?。サイトでご自分の感想をupは当然してもいいし、きちんとした感想で素敵だと思ったんだけど。自分で収集できない日本での映画の反応についての一方的なファンからのメールを載せるのはどうかと思う。恣意を感じる…。


2006.08.20 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-08.htm#2006.08.20

本日も歌舞伎座へ。『納涼歌舞伎 第二部』を観劇。華やかさという部分はあまりない第二部でしたが楽しかったです。人情ものの『吉原狐』では女形さんたちがはっちゃけてました。先代勘三郎さんに当てた演目で45年ぶりの再演だそうですが、福助さんがハマリ役。こういう役だとちょっとやりすぎかなあ…な、はみだし感はあるのですがそれもまた「おきち」という役の個性にも見える。期待?の橋之助さんの女形がでかいけど綺麗だった。すっきりした美女ですよ、素敵。声がお父さんの芝翫さんにそっくりでした。孝太郎さんも可愛かったなあ。遊郭の女のふわふわ感があって。染ちゃんの品がありつつちょっと高慢で崩れた旗本の殿様も美しくってよかったわ。ワルになりきれない加減さが染ちゃんらしいっす。この演目は登場人物、全員キュート、というとこが良いですねー。

踊り三種は踊り手の個性の違いを楽しみました。『団子売』は扇雀さんと孝太郎さんが非常に丁寧に踊っていたという感じだけどあんまり夫婦の情感がなかったような…。孝太郎さんの表情がかわいらしかったです。いつもより綺麗にみえました。『玉屋』はかなり地味な振り付けで踊り手の風情でみせるものなので、染ちゃんはそういう部分ではまだかなーと思うけど、手捌きの美しさにはうっとり。私、やっぱ染ちゃんのクセのないしなやかな踊りが好きみたいです。『駕屋』は三津五郎さんらしいメリハリのある踊り。犬の小吉くんがしっかり踊っていて感心。


2006.08.19 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-08.htm#2006.08.19

皇居の三の丸尚蔵館の展覧会『花鳥−愛でる心、彩る技 <若冲を中心に>』の第5期を見ました。若冲の『動植綵絵』30幅のなかの6幅だけなんですが狭いところに密接に展示してあると、空間が濃すぎてなんかこう「ここはどこ?」状態になりますね。極楽浄土というか、悪夢というか(笑)。にしてもあの密度の濃さはなんですかね。描き込まずにはいられないって感じの描き込み方で、すごーく楽しい絵なんですけどちょっと不安定さを感じたりして。や、好きですけどね。それに較べたら細密的な絵という部分では変わらないのに丸山応挙の安定感はすごいわ。余白の使い方も見事だし。

夕方からは歌舞伎座で『納涼歌舞伎 第三部』『南総里見八犬伝』を観劇。楽しいっ!周囲の歌舞伎ファンやら劇評の評判がいまひとつだったので期待してなかったんですが、うそおお、これ面白いよ。これなんであんまり評判良くないんだろう??不思議不思議。かなり楽しいじゃないですか!見所満載。あの長大で枝葉満載の入り組んだ物語『南総里見八犬伝』のエッセンスをうまーく取り出して絵巻物として歌舞伎らしい一場一場見所主義でまとめたエンターテイメントとしての歌舞伎の基本の芝居じゃん〜。楷書中の楷書の歌舞伎だよ、これ。『八犬伝』のエッセンスを歌舞伎のセオリィに丁寧に当てはめて演じるとこうなるという見本のようなお芝居。これが評価されない、ということは「歌舞伎」に今求められてるものが「物語」であり「演劇」になってきているということだろう。物語性を重要視せず、ストーリーのうねりより、場ごとの様式を求めた今回の『南総里見八犬伝』。舞踊を基礎とした動き、様式、固定されたキャラクター、ケレン、舞台美術、等々、歌舞伎というものの基本ラインがほぼ入っている構成でかなりお見事と思ったんですけどねえ。転換の間、多さも気になる構成じゃないと思うし。うーん、まあ新本格ミステリに慣れきってしまった人にアガサ・クリスティやエラリー・クイーンを読ませているようなものなのかしらね…。でも楽しいと思うんだけどなあ。

あっ、ちなみに私『南総里見八犬伝』の原作ヲタでございます。ああ、ここはこう変えたのか、とかこのシーンをこう見せたか、とかまあそういう見方をしていたのも楽しめた一因かもしれませんね。最初からあの膨大な伝奇モノを3時間で纏められるとは到底思っていなかったので、絵面を綺麗に上手く見せてくれただけで満足だったりしたのかもしれません。八犬伝ヲタとしては猿之助さんの『八犬伝』も観てますけど、三津五郎さんと猿之助さん、方向性が全然違うなあと思いました。確かに「みせる」という部分ではスピーディさ物語性のダイナミズム等、猿之助さんのほうが吸引力はあるとは思うのですが、私は三津五郎さんの方向性も必要だと思うんですよね。とか、あれえ、色々考え始めてるよ私(笑)まっ、とりあえず詳細感想は後日に!


2006.08.18 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-08.htm#2006.08.18

 アレクサンドル・ソクーロフ監督『太陽』
銀座シネパトスに観に行きました。これは一見の価値あると思います。日本人では作れない映画だなと思いました。感想書くのが難しいですね。色々考えさせられました。

引っ張りますが『ゲド戦記』。なんだろなー、やっぱ気になるんですよね。結構引きずる映画だなあと思うわけです、色々と。ストーリーだけじゃなく、まあ手法とか、諸々。で、やはり検証している方々はいて、読んでいて楽しかったのでLink。基本的に好意的なとこを集めようかと。そういえばアーシュラ・K・ル=グウィン氏が映画に関してコメントを出したことで、原作は原作通りに映像化するべきという論調が多いので、それはどうよ?と思います。今回、私は1巻から丁寧に映画にして欲しいとは思いましたがまったくの原作通りにやってほしいとは思いません。活字と映像では表現方法が違いますし、私はただの挿絵的な映画だったら見たくないですね。

★空飛ぶ教授のエコロジー日記:http://d.hatena.ne.jp/yahara/
7/29の日記から断続的に語っていらっしゃいます。

★renkonnの日記:http://d.hatena.ne.jp/renkonn/
7/29の日記から毎日のようにかなり詳細に検証されてます。原作ファンの方ですが映画にもかなり愛情入ってます。

と集めようとしたらすでに集めている方がいらした。
★Kawakita on the Web:
http://d.hatena.ne.jp/kwkt/20060730

TV『下北サンデーズ』、かなりゆるいドラマだなと思いつつ、ちょこちょこと見ているわけですが、昨日、下北伸朗@古田さんが「おまえ、エル・ポポラッチの人だろ?」と言われる台詞があって思わず吹きそうになりました。NHKの『エル・ポポラッチがゆく』を見て無いとわからないネタだよねー。回想シーンでの下北伸朗@古田さんの舞台姿は目張りバッチリの浪人姿でかっこよかった。私的に結局は古田さん目当てになってるドラマだ(笑)


2006.08.17 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-08.htm#2006.08.17

ゲド戦記で検索してくる人の多いこと、多いこと。話題になるのは悪いことじゃないですけどね。今回の件で、原作も読まず、映画も観ずに語ってる人も結構いますね。私はそういう人にはならないようにしようと思いました。

映画を「うーん、思っていたほどは悪くはないけど…違う…」と言っていた『ゲド戦記』原作ファンの友人から映画のイメージボード集をぜひ見てくれと言われて探してるんですが近所の本屋に置いてません。友人はイメージボード集はかなり気に入ってるらしい。いったいどこが良かったんだろう。気になる。まあ、私も吾朗氏のラフ画は詩画集で見ていて、特に上手い絵だとは思わないけど素朴なタッチで描かれたゲドが月夜を舟で海を渡るイメージ画は気に入ってたりはするのですが。とはいえ、その絵を見た瞬間は「なぜ素直にこのイメージ画を元に映画を作らなかったんだ」とちょっと怒ったんですけどね(笑)

平成18年度文化庁芸術祭参加公演だそうです。10月大阪松竹座の『染模様恩愛御書』が。へえ〜、いやだからどうってわけじゃないんですが。

本日、amazonから本とDVDが届く。『歌舞伎たいそう いざやカブかん!』のDVD来た〜。さっそく観ていますがかなり細かい振り付けがしてあった…難しいよ〜。運動神経が鈍い私にこれを覚えきれるだろうか?でもやっぱりこの踊り、楽しいよ。染ちゃんはすっかり体操のお兄さん(笑)

購入本: ジョン・ランチェスター『最後の晩餐の作り方』(新潮社文庫) ジョージ・プリンプトン『トルーマン・カポーティ』上下(新潮文庫) トルーマン・カポーティ『カメレオンのための音楽』(ハヤカワepi文庫) カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』(早川書房) 

購入DVD: NHK DVD『歌舞伎たいそう いざやカブかん!』(ポニーキャニオン) 


2006.08.16 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-08.htm#2006.08.16

スタジオジブリ製作の映画『ゲド戦記』についてアーシュラ・K・ル=グウィン氏が公式サイトにてコメントしています。予想通り、映画への不満が満載です。しかしこれを読む限り、ジブリ側と作者側の思惑の差が思っていた以上に違っていて正直驚きです。アーシュラ・K・ル=グウィン氏が希望していたことを宮崎吾朗氏はきちんと把握していたんでしょうか?ここまでの要望が出されていて、なぜ原作に沿ったものを作ろうとしなかったのかが不思議です。どこが行き違いがあったとしか思えない。初期のラフ画を見る限りですが最初の頃に吾朗氏が考えていたイメージはもっと原作に沿ったもののようですし。にしてもル=グウィン氏の最初の要望の「第一巻と第二巻の空白の時間を宮崎駿氏のオリジナル・ストーリーに任せる」という希望を駿氏が引き受けてくれていたら、と思わずにはいられません。ちなみに私は吾朗監督の映画は嫌いじゃありません、むしろ買ってる部分があります。ただ、『ゲド戦記』を名乗る映画という意味では力量不足と言わざる負えません。原作者にこのくらいハッキリ言ってもらったほうが彼の為になるでしょう。真摯に受け止めるだけの度量があると信じたいです。それとこのくらいで挫折してほしくないです。

★アーシュラ・K・ル=グウィン氏のコメント
http://www.ursulakleguin.com/GedoSenkiResponse.html
★究極映像研究所の日本語要約
http://bp.cocolog-nifty.com/bp/2006/08/ursula_k_le_gui.html
★Wikiに直訳、意訳、中立的な訳の3種類が載っています。
http://hiki.cre.jp/Earthsea/?GedoSenkiAuthorResponse

11月新橋演舞場で公演される『花形歌舞伎』詳細演目が発表になっていました。個人的に昼の部のほうが魅力です。なんといっても『番町皿屋敷』でしょう。えっ?だって 芝雀さんがお菊ですよ〜。女のいやらしさがあまり無い健気系のお菊ちゃんです。青山播磨の松緑さんは純情すぎな播磨になりそうな予感(笑)『弁天娘女男白浪』の弁天小僧は時分の華まっさかりの菊之助さんですから大期待です。


2006.08.15 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-08.htm#2006.08.15

10月大阪松竹座で上演される『染模様恩愛御書』の詳細情報が松竹演劇サイトに載りました。チラシ画像も2種類upされています。松竹、何気にリキ入ってません??

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十月花形歌舞伎
『通し狂言 染模様恩愛御書 』
平成18年10月2日(月)〜26日(木)
 配役:
  大川友右衛門-----染五郎
  横山図書---------猿弥
  腰元あざみ-------春猿
  細川越中守-------段治郎
  細川奥方照葉-----吉弥
  印南数馬---------愛之助
http://www.shochiku.co.jp/play/shochikuza/0610/index.html
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高麗屋さんのBlogがいつの間にか開設されていた。管理者は番頭さんかな?最新の記事はなーんと紀保さんの納涼歌舞伎観劇レポですよ。私はこのレポを読んでトンボ玉アクセサリーのお店を知り、第一部観劇の時さっそくGetしにいった(笑)。おそろいだったりして?
『高麗屋ニュース&レポ』
http://blogs.yahoo.co.jp/koraiya_dream_news

■ クライヴ・パーカー『ウィーヴワールド』上下(集英社文庫)
正統派のダークファンタジィーでした。パーカーは悪夢系キャラを描かせたら絶品ですな。後半、少々ネタを拾いきれずな部分があったけどイマジネーション豊かな物語で面白かったです。


2006.08.14 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-08.htm#2006.08.14

東京が一時、大停電に見舞われました。家も被害にあいましたが私はといえば体調が悪く一日寝ていたので事の重大さを把握できてませんでした…。


2006.08.13 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-08.htm#2006.08.13

歌舞伎座に『八月納涼歌舞伎 第一部』を観に行きました。なんとなくあっさりした感じもありましたが楽しく拝見。詳細感想は後日。一言感想を。

『慶安太平記』は前半がどうもピリッとしないかな。橋之助さんの丸橋忠弥は人が良すぎて幕府を転覆させようという人物にはチト見えませんぬ。しかし後半の体を張った激しい立ち回りは素晴らしかったです。立ち回りに関しては三階さん達の頑張りも盛大に褒めたいです。染ちゃんは立ち姿が美しくすっきりとした所は良いのですがいかんせん貫禄不足。

『近江のお兼』は福助さんと馬の絡みが可愛かったです。でもあんまり素朴な怪力娘には見えなかったかな〜。色気がありすぎるのかな。白布を操るところはちょっとヒヤッとさせる場面もありましたが華やかで見ごたえがありました。

新作の『たのきゅう』、楽しみにしていましたが少々勢いに欠けていたような。子供が楽しめるような可愛らしい舞台でほのぼの感はありましたけどちょっと物足りない。舞台の作りが小さいんですよね〜。もっと大きく使ってほしかったなあ。せっかくの歌舞伎座の舞台を小さく小さく使ってどうする。小劇場系の演出家さんだから持て余したんでしょうか?むーん。


2006.08.12 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-08.htm#2006.08.12

ロイス・マクマスター・ビジョルド『メモリー』上下(創元SF文庫)
前作
『ミラー・ダンス』から2年半ぶりの邦訳。待ちに待ったヴォルコシガン・シリーズです。で、やっぱり面白いです。長いシリーズものはどうしても惰性に陥りクオリティが落ちたりしますが、ヴォルコシガン・シリーズはほとんどそれが無いです。作品によって雰囲気をがらりと変化させることを厭わないのがビジョルドの作家としての力量でしょうね。それぞれのキャラクターに愛情を持ちつつも甘くなる一歩手前で押さえて描いているのがとても好き。人物像の長所と欠点のバランスが良いのが非常に魅力的なんです。

今回の作品はストーリー的にはバラヤーの帝国機密保安庁での事件が中心になりミステリSFといった趣です。ミステリとしてはかなり甘いですが(私は犯人が即効わかってしまいました)人間模様が細かく描かれかなり楽しかったです。この作品でマイルズの環境が一転します。絶えず自分の居場所を探してきたマイルズの決断。ネイスミス提督としての物語はここで区切りがつきます。マイルズのシリーズとしてはこの作品で終わらせていいくらいですね。今までの物語に印象深く登場してきたキャラクターたちが再登場し、それぞれの行く末が提示されていますし。ちょっと哀しい部分もありますが爽やかでもあります。


2006.08.11 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-08.htm#2006.08.11

歌舞伎座『芸術祭十月大歌舞伎』詳細演目が正式に発表になりました。やはり玉三郎さんの名前がありませんね。玉三郎さんがいたら夜の部は『仮名手本忠臣蔵』の七段目、九段目あたりも出来たんじゃないかとか思うんですけど…。それにしても10月もせっかく役者は揃っているのに、大顔合わせが『熊谷陣屋』だけとはちょっと寂しいですね。ほんとはこのメンバーだったら『新薄雪物語』あたりかなと期待してたんですけど。團十郎さんがまだ万全じゃないようなので無理だったのかなとか。今回、台詞も動きも少ない演目ですものね。リハビリを兼ねてということろでしょうか。

ま、それでも演目は好きなのばかりだし観にいく気満々です。個人的には昼の部はやはりなんといっても『熊谷陣屋』です。芝翫さんの相模がどれだけ充実しているか、幸四郎さんが直実をどう切り取って演じてくるか、楽しみ。それに團十郎さんが義経で付き合ってくださるなんて、嬉しいじゃないですか。懐の深い義経を演じてくださるでしょう。

夜の部はやはり歌舞伎座久しぶりの『仮名手本忠臣蔵』です。仁左衛門さんの勘平は評判良いですからね。私は仁左衛門さんの勘平は拝見したことないので楽しみ。お軽はなんと菊之助さんです。頑張って欲しいですね〜。定九郎の海老蔵さんはピッタリですね。凄みのある美しさを見せてくると思います。幸四郎さんの『髪結新三』はかなり意外。このところ意欲的に取り組んでいる世話物シリーズの一環ですね。これも初役なんじゃないかしら??新三はいつか染ちゃんにやってもらいたい役のひとつですがまさかお父さんがやるとは思ってもみなかった(笑)勝奴は誰がやるのかしら??

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歌舞伎座
『芸術祭十月大歌舞伎』
 平成18年10月2日(月)初日→26日(木)千穐楽

  【昼の部】(午前11時開演)

  一、『芦屋道満大内鑑』「葛の葉」
     葛の葉、葛の葉姫--------魁春
     安倍保名---------------門之助
  二、
『寿曽我対面』
     工藤祐経---------------團十郎
     曽我五郎---------------海老蔵
     曽我十郎---------------菊之助
  三、
『一谷嫩軍記』「熊谷陣屋」
     熊谷直実---------------幸四郎
     源義経-----------------團十郎
     弥陀六-----------------段四郎
     藤の方-----------------魁春
     相模-------------------芝翫
  四、
『お祭り』
     鳶頭松吉---------------仁左衛門

  【夜の部】(午後4時30分開演)

  一、『仮名手本忠臣蔵』
     五段目 山崎街道鉄砲渡しの場 同 二つ玉の場
     六段目 与市兵衛内勘平腹切の場

    
 『五段目』
     早野勘平----------------仁左衛門
     斧定九郎----------------海老蔵
     千崎弥五郎--------------権十郎
     
『六段目』
     早野勘平----------------仁左衛門
     女房お軽----------------菊之助
     千崎弥五郎--------------権十郎
     不破数右衛門-------------弥十郎
     一文字屋お才-------------魁春

  二、
『梅雨小袖昔八丈』「髪結新三」
     序幕: 白子屋見世先の場  永代橋川端の場
     二幕目:富吉町新三内の場  家主長兵衛内の場  元の新三内の場
     大詰: 深川閻魔堂橋の場
 
     髪結新三----------------幸四郎
     家主長兵衛--------------弥十郎
     手代忠七----------------門之助
     
お熊--------------------高麗蔵
     弥太五郎源七------------段四郎

  http://www.shochiku.co.jp/play/kabukiza/0610/index.html
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2006.08.10 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-08.htm#2006.08.10

左目をちょっと傷つけてしまい、眼鏡っ娘でいます。眼鏡っ娘というよりは教育ママ系な気もしますが(笑)なーんとなくテンションがあがらずというか、気分だけ夏休みモードでだらけ気味。

今、ビジョルド『メモリー』上巻を読み中。作者の主人公に対する容赦のなさが好き(笑)シリーズものにありがちなダレをほとんど感じさせないのもすごい。


2006.08.07 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-08.htm#2006.08.07

 トルーマン・カポーティ『冷血』(新潮文庫) 
ノンフィクションとしてどうか?という部分はどう考えたらいいのかわからない。作者が取材対象にした人物たちを自分のなかに完全に消化してしまっている。でも小説としては傑作。活き活きと立ち上がってくる人物描写の見事さに胸が衝かれる。ノンフィクションだからこそ、カポーティのすべてが出てしまった小説なのかもしれない。被害者になった家族への憧憬と犯人への同調。とても切ない。


2006.08.05 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-08.htm#2006.08.05

 宮崎吾郎監督『ゲド戦記』
色んな意味で話題の
『ゲド戦記』を観てきました。「もったいない出来!」それがまず最初に出た私の感想。絶賛は出来ないけど悪くは無い。良いパーツはあるのに表現しきれてないし纏めきれてない。1巻から4巻までのエピソードやテーマを全部入れようとしすぎてテーマが散漫になり人物像が薄くなってしまったというところだろう。どう考えても1巻から4巻までをたった115分に詰め込もうということ自体が無謀すぎ。素直に3巻だけで映画作ればいいのに。なんでこんなことをしちゃったのよ。おかげでゲド戦記のなかのアースーシーという世界がどういうものなのかが抜け落ちてしまっている。そして一番残念なのがキャラクターの肉付けの薄さ。それぞれのキャラクターの人物像がどういうものなのかが表現されていないんですよね。あれもこれも欲張りすぎて薄くなってしまったとしか思えないです。なんというか42話のアニメを無理矢理映画にしてみました、という感じなんですよ。だから説明不足になり、言葉に頼るハメになり、またその言葉が説明的になりすぎ、物語不足。

素直にまっすぐに作ったんのだろうという感じは伝わってきて、その強さは映画にはあったと思うのです。だからこそ第一巻から三巻まで三部作で丁寧に映画を作ったら良かったに、もったいないと思いました。そのほうが絶対に良かった。演出の稚拙さ、キャラクターの表情の稚拙さはありましたけど、ダメな映画にはなっていない。良いとは言い難いけど悪くはないんですよねえ。もっと監督&作画監督が経験を積んでいけば良いものを作ってくれそうな雰囲気がある。吾朗監督のほうは経験不足ブラス、アニメの演出ではなく実写の演出をしてしまってる。作画監督(どなたなんでしょう?パンフを買わなかったんで分らない。たぶんハウルの一部分を演出をした人だと思うんですよ)はキャラクターの表情が硬すぎ。でも両方とも宮崎駿氏とはあきらかに違う方向性を持って表現できるだけの力はあるような気がする。

評判が良くない理由は色々ありそうですが私が思うに物語性の薄さだけじゃなく、萌えキャラが一つもないってとこじゃないかと。オタク心や子供心を誘うものがまったくないんですよね。それと宮崎駿氏が得意とする躍動感、飛翔感が無いってところかな。ジブリアニメにはどうしてもそこを求めますからねえ。とりあえず一箇所も宮崎駿氏の手が入ってなかったのにはちょっと驚き(笑)少しは演出に口出ししてるかと思ってました。個人的に一番ガッカリしたのはロークの魔法使いが全く出てこなかったのと竜のカレシンが出なかったことです!うわーん(涙)好きな部分は竜の造詣が結構好みで、あとは背景が良かったです。色遣いとか素朴さと力強さがあって。あとは歌は文句無く素晴らしい。手嶌葵の声の良さ、曲の良さ、歌詞の良さ、三拍子揃ってる歌だと思う。


2006.08.04 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-08.htm#2006.08.04

休暇明けの昨日、会社の同僚数人に「ゆっくり休めた?どこか行ったの?」に聞かれたので「上野に若冲展を観に行ったの〜。良かったよ」と答えたわけです。そしたら若干2名ほどから「えっ?瀬戸内寂聴展?何やってるの?」とか聞かれました(笑)いや、違うから…「じゃくちょう」じゃなくて「じゃくちゅう」ですってば。で、説明するために携帯にダウンロードしていた『若冲と江戸絵画展』携帯待ち受け壁紙を数点見せてみる。「えっ?これ日本画?えっ?江戸時代の作品?うそお」と驚く、驚く。かなり興味を惹かれた様子だったのでオススメしておきました。

私の今の携帯待ち受け画像は芝雀さんの静御前なんですが、同僚はその画像と江戸絵画の画像をしげしげと見た後、「雪樹さんておたく?」とぼそりと呟きました…。ええっと、どういうオタクに見られたんでしょう私(^^;)。まあオタク体質なのは自分で認めてるんで反論しませんけど。そういや「BL」という言葉はBLは読まないけど一般教養として知ってるつもりでしたが、まだ「一般的」な言葉じゃないらしいのも気がつきました。どうも私のアンテナはどこか偏っているらしいです。

 ジョナサン・ケラーマン『マーダー・プラン』上下(講談社文庫)
アレックスシリーズ14作目。安楽死の幇助を行うため「ドクター・死(デス)」と称される医師メイトが惨殺され…。ということで、安楽死問題を語るのかと思ったんだけど、そうではなくて残された家族の物語でした。小児心理医のアレックスが主人公だもの、そりゃそうだ。それだけでなくて色々な話が絡んでくるのですがその部分も「家族」がテーマ。リーダビリティは相変わらず高いですがまあまあというところかな。シリーズものも長くなると、作品としての勢いはなくなってきますねえ。


2006.08.03 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-08.htm#2006.08.03

8月1日に大阪松竹座10月公演『十月花形歌舞伎 染模様恩愛御書』の製作発表があったようです。103年ぶりの上演なんだそうです。若手の復活狂言の話題にしてはあちこちで取り上げてくれたようだけど、やはり題材が面白いからでしょうかぁ(笑)見出しが凄いことになってます…。男色が題材だから上演されなかったのではなく、本物の火を使う舞台装置のせいで上演されなかったはずですが。100年前は男色はまだそれほどタブー視されてないと思うんだけどね。にしても、染ちゃん、BLって言葉分かって言ってる?何か微妙に使い方のニュアンス間違ってる気がするんですけど。記事のなかで一番まともなのがデイリースポーツ。BLの説明のフォローがあるし(笑)写真に共演の澤瀉(おもだか)屋の三人も写ってるし。

そうそう、上村吉弥さんも共演決定です。吉弥さんのBlogで発表になってました。わーい、嬉しい。

●デイリースポーツonline「市川染五郎&片岡愛之助でW主演」
   
http://www.daily.co.jp/gossip/2006/08/02/0000082044.shtml
●スポーツ報知「市川染五郎、男色を歓ゲイ」
   
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20060802-OHT1T00074.htm
●スポニチアネックスOSAKA「“禁断”男同士のラブシーン、大阪松竹座10月公演」
   
http://www.sponichi.co.jp/osaka/ente/200608/02/ente195868.html
●ニッカンスポーツ「市川染五郎の恋愛相手はオ・ト・コ」
   
http://osaka.nikkansports.com/news/p-on-tp5-20060802-69565.html


2006.08.02 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-08.htm#2006.08.02

思い立ったが吉日、ということで会社を休んで東京国立博物館『プライスコレクション「若冲と江戸絵画」展』を観に行きました。プライス氏の600点以上もの江戸絵画のコレクションのなかから選りすぐった106点が展示されています。思った以上に素晴らしく充実した展覧会。江戸時代の絵師の色彩感覚やデザイン感覚にちょっと圧倒されてしまいました。ほんと凄い。大胆な色使い、構図、筆使い、そして生き生きとした対象物。日本画ってこんなに幅広い感覚のものだったのかと驚きました。

鈴木其一、酒井抱一、円山応挙、長沢芦雪、曽我蕭白など素敵な絵ばかりが並んでいます。それでもやはり伊藤若冲の絵が一際印象深いです。今回の目玉作品の『鳥獣花木図屏風』のポップさはいったい…。見ててとにかく楽しすぎます。桝目描きという技法の細かさにはとにかく圧倒させられました。とても密な書き込みをする絵師なのかと思えばさにあらず。『鶴図屏風』『花鳥人物図屏風』などの水墨画での簡略化された描写の見事さにも感嘆しきり。それにしてもこれが個人蔵ということにビックリします。しかもこの素晴らしい日本画が全部アメリカにあるということに、ちょっと複雑な気分。今回の展覧会では展示に工夫があり、最後のコーナーで特別展示室が設けられ「光と絵画の表情」と題し、照明を変化させながら絵画を見せる試みがあった。ガラス越しではないということだけでも感激だったんですが、光の当て方によって絵の表情とどんどん変化していく様を観て大感動。光の具合でここまで絵の表情が変わるとは思ってもみませんでした。これは見ごたえありました。事前にららさんからまずはこちらのコーナーを先に観てからというアドバイスを貰っていたので、まず最初にこの部屋に直行したのですが、大正解でした。ここは疲れてない時にじっくり見るべき展示ですよ。

本当に楽しい展覧会でした。私は朝早い時間に入ったのですが、平日だというのに混んでいました。行きたい方は今のうち早めに行かれたほうがいいかもしれません。

『若冲と江戸絵画展』を堪能した後は疲れたのと腰痛も若干ぶりかえしてきたので無理せず同じ敷地内にある法隆寺宝物館1階の「ホテルオークラ ガーデンテラス」でランチ。席数が少ないのでちょっと並ぶけどわりと美味しいしなかなか良いかも。ランチを食べて気力が戻ったのでせっかくだからと法隆寺宝物館の展示物も鑑賞。地味だろうなと思ってたけど観てみたら案外面白かった。今度じっくり観てみよう。

購入本: L・M・ビジョルド『メモリー』上下(創元SF文庫) スティーブン・キング『ダーク・タワーY スザンナの歌』上下(新潮文庫) ジョージ・R・R・マーティン『氷と炎の歌1 七王国の王座V』(ハヤカワSF文庫)


2006.08.01 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-08.htm#2006.08.01

ようやく梅雨明けをして夏本番かと思いきや、夏を通り越して秋のような涼しい天気。暑いのは苦手だけどもう少し夏らしい天気になってほしい。

8月の観劇は納涼歌舞伎のみの予定。あとは映画『ゲド戦記』『太陽』を観に行くつもり。展覧会も一つ二つ観に行きたいなあ。『若冲と江戸絵画』が第一候補。でも混んでそうですねえ。

<<8月鑑賞予定>>
歌舞伎座
『八月納涼歌舞伎』第一部
歌舞伎座
『八月納涼歌舞伎』第三部
歌舞伎座
『八月納涼歌舞伎』第二部
歌舞伎座
『八月納涼歌舞伎』第三部

■今後の歌舞伎公演情報
都民劇場の下期ラインナップが出たのでその他情報を加えてリスト化してみました。玉三郎さんの名前が無いのが気がかりです。体調が悪いのでなければいいのですが。それとも自分がやりたいことだけしかやる気がなくなったとか?役者として芸を極める気ならこれからが大事だと思うんですけど…。以前、50歳になったら役者を引退すると宣言していらっしゃいましたが50歳すぎても頑張っていらっしゃるのでその考えは撤回したのかと思っていました。うーん、杞憂ならいいんですが…。舞踊公演はとりあえず今年は予定に入ってるようですね。

http://blog.goo.ne.jp/snowtree-yuki/e/70ed675d9b359935a8fa31d6bd955c98