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あれれ日記 2006年12月


2006.12.31 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-12.htm#2006.12.31

よいお年をお迎えください!

甥っ子旋風に巻き込まれ、怒涛の時間を過ごしております。落ち着く暇がほとんどなし…って昨年の12月31日も書いているような気が(笑)年々、ちびっ子達が大きく体力も増してきているので私の体力の限界ぎりぎりでお相手をしております。体力まかせの遊びしか思いつかない自分が悪いんですけどね。ということで大晦日という感じがしていません。

それにしても今年も観劇に明け暮れた1年でした。会社で色々ストレスがかかったりもしましたが概ね楽しい1年を過ごせました。人の縁というものは大切です。今年も色んな方にお世話になりました。どうもありがとうございした!皆様良いお年をお迎えください。来年もどうぞよろしくお願い致します。


2006.12.29 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-12.htm#2006.12.29

2006年観劇総括。今年は歌舞伎45回、文楽6回、演劇7回、クラシックコンサート8回のトータル66回です。ほとんど歌舞伎ですね…。今年1年を振り返って印象に残ったことを。役者の敬称は略。

【1月】
なんといっても歌舞伎座の坂田藤十郎襲名披露の『伽羅先代萩』が素晴らしかったです。坂田藤十郎の底力を思い知らされた感じ。これぞ丸本物という醍醐味を味あわせていただきました。「床下」の荒獅子男之助@吉右衛門と仁木弾正@幸四郎の対決も見ものでした。また、NODA MAP『 贋作・罪と罰』が言葉の力、美しさを感じ、印象深く残りました。

【2月】
私的に2月は歌舞伎座の幸四郎につきる。『一谷嫩軍記』「陣門・組打」と『梶原平三誉石切』の解釈と演出が非常に面白かった。また座組みのバランスをよく考えているなとも思った。舞台の空気がとても密だった。

【3月】
良くも悪くもPARCO歌舞伎『決闘!高田馬場』に振り回された月だった。出演している役者全員のことが大好きで、しかも大の贔屓の染五郎が座長の芝居なのに「好き」になりきれない歌舞伎でした。そういう意味では「どうして大好きになれないだろう」といまだに喉にトゲが刺さってる感じ。歌舞伎座では福助と幸四郎の『義経千本桜』「吉野山」が印象に残っている。「みせる」ことのできる二人の役者のみせた踊りだった。絵面の押し出しが強かったなあ。

【4月】
コンテンポラリーダンスがこんなに面白いものだったなんてと『ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団』に衝撃を受けました。とても刺激的だった。名古屋御園座『勧進帳』の義経@芝雀が素晴らしく役者として一皮向けたと確信。

【5月】
新橋演舞場の染五郎と亀治郎の舞踊『寿式三番叟』が面白かった。歌舞伎舞踊でこれほど気持ちが昂揚したのは初めてだったかもしれない。染五郎と亀治郎の丁々発止のテンションの高さ。また竹本、鳴り物の演奏者たちの気合の入り方も半端じゃなかった。なんだったんだ、あれは!という感じ。福助の『京鹿子娘道成寺』、亀治郎の『火の見櫓の場』の情念溢れる舞踊も印象的。文楽『生写朝顔話』の蓑助さんの深雪のほとばしる情念も凄かった。男が踊り、操る「女の情念の深さ」に女の私が共感を覚える、その伝統芸能の不思議さよ。

【6月】
歌舞伎座の『暗闇の丑松』がかなり好みでした。フィルムノワールを観てる感じがした。幸四郎と福助コンビ、もしかして好きなのかもしれない。また照明の使い方とセットは一見の価値ありだった。『双蝶々曲輪日記』の染五郎の放駒長吉がキュートすぎてツボに入りまくり。

【7月】
ヤン・ファーブル演出『主役の男が女である時』に感覚的な共感。すこんと何かが突き抜けた感じがしました。

【8月】
それなりに楽しんだんですがこれぞ、というものが無かった月でした。

【9月】
歌舞伎座の秀山祭に燃えに燃え(萌えに萌え)ました!『寺子屋』の幸四郎、吉右衛門の兄弟ガチンコ勝負。あの緊迫感溢れる舞台は見事でした。幸四郎の表裏含んだ台詞回しの巧みさに惚れ惚れ。『籠釣瓶花街酔醒』の福助の哀れな八ッ橋は絶品だった。吉右衛門の次郎左衛門の鬱積した怒りには鳥肌が立たった、まじで怖かった。芝雀の3役(お早、皆鶴姫、九重)すべてが目を見張るほど可愛らしく素敵すぎで萌えまくり。染五郎の松王丸→文屋→虎蔵→更科の前の4役の変身振りにも萌え。特に更科の前の姫ぷりに落ちました…萌え。

【10月】
なにはともあれ、マウリッツオ・ポリーニのピアノ・リサイタル。音、音、音。音楽は喜びだ、と心から感じさせてくれる演奏家。そして大阪松竹座『染模様恩愛御書』、とにかく楽しかった。楽しすぎて私のどこかが壊れました(笑)『弁慶二態』の吉右衛門の弁慶は今までの吉右衛門弁慶のなかでは一番の出来かと。弁慶そのものといった気迫。

【11月】
ロシアパワーにやられました。ワディム・レーピンのヴァイオリンの音色に惚れました。サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団の演奏にはただただ圧倒させられました。ビバ!クラシック音楽。巡業『勧進帳』が思っていた以上に面白くて満足。信二郎があれだけやれるとは、予想以上の出来。幸四郎の弁慶はMy Best弁慶ではないのだけど観てるうちに愛着が出てきてしまった気がする

【12月】
歌舞伎座の菊五郎のお玉がツボ。もしかして私の好きな菊五郎が戻ってきたかも〜〜〜。こんなことなら11月の政岡も見るべきだったかも、と後悔。10月〜12月の3ケ月通し上演『元禄忠臣蔵』を完走し満足。国立劇場、頑張ったねえ!


2006.12.28 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-12.htm#2006.12.28

購入本: ジョン・ハート『キングの死』(ハヤカワHM文庫) グレッグ・イーガン『ひとりっ子』(ハヤカワSF文庫) スティーブン・キング『ダーク・タワーZ 暗黒の塔』上中下(新潮文庫) 『國文学「特集:歌舞伎ーかぶきの春」』(學燈社)


2006.12.25 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-12.htm#2006.12.25

 ジェフリー・ディーヴァー『エンプティー・チェアー』 上下(文春文庫)
リンカーン・ライムシリーズ3作目。シリーズものの常として物語が少々大味になっているかなという印象。私はライムの頭脳戦の方向でいってほしかったのだけど、どちらかというとアメリアの比重がかなり大きくなってアクションものの方向に行っている気が。面白いにはかなり面白いんですけどね。読み始めると止まらない。キャラクターの幅もあるし、エンターテイメントとしてはかなり上等だとは思う。次作も手に取ろうという吸引力はあります。


2006.12.23 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-12.htm#2006.12.23

国立大劇場『元禄忠臣蔵』第三部を観劇しました。第三部は討ち入り直後から切腹に至るまでの赤穂浪士の心情を淡々と見せていきます。大きな事をやり遂げた充足感と虚脱感とを、また死へ向かう浪士の覚悟と揺れを同時に描いてみせ、人間群像としてのドラマがありました。最終章として非常にまとまった良い芝居を観たという感じです。この第三部は役者のアンサンブルがうまくかみ合い、終始舞台上の空気が締まっていたように思います。あだ討ちという熱が冷めた後の静かな冴え冴えとした空気感とうねり。

普段は前へ前へと芝居していく幸四郎さんが抑えた芝居で重量感をみせ、またほんの少しの表情動きで大石の心持をみせていく。揺れがありながら、初一念を通した芯の強さがある大石でした。また、大石内蔵助という人物がリーダーとして傑出たりえた部分であろう目配りのうまさがよくみえ、とても納得のいく人物像としてありました。それにしても今月の幸四郎さんは白鸚さんをかなり彷彿させました。今まであまり似てるとは思ったことないのですが、姿といい台詞廻しといい、私が拝見した舞台上の白鸚さんが一気によみがえってきました。たぶん、幸四郎さんがお父様のことをかなり意識されていたのではないでしょうか。

幸四郎さんの大石を核として、 周囲の役者が本当によく揃っていたなと思います。なんというか、大石が「人の支えあってこそ」と思うに至る心情とこの舞台とがリンクしていたような感じ。詳細感想別途書きます。ほんとそれぞれの役者さんが持ち味を生かしていい出来だったと思う。

10月から始まった『元禄忠臣蔵』、三ヶ月の通しという国立の試みは成功でしたね。あまり華やかさのない演目ではありますが通しで見る意義は十分ありました。また吉右衛門さん、藤十郎さん、幸四郎さんの大石のリレーも非常にうまく嵌まっていたなと思います。三ヶ月通ったご褒美の手ぬぐいをしっかりいただきました。


2006.12.22 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-12.htm#2006.12.22

来年の5月も『キッチー演舞場(吉右衛門さん座頭の歌舞伎公演)』です!座組みに富十郎さんが入ってる〜。亀治郎さんは大河ドラマだからお休みね。それにしても、もう演目発表とはかなり早いですね。チラシも出来てるようだし新橋演舞場、リキ入ってますねえ。

昼の部最初の演目が『鳴神』でなんと配役が染ちゃんの鳴神上人に絶間姫が芝雀さん(感涙)。それとお客様サービスでしょうか、『鬼平犯科帳』が演目に入ってますよ〜。夜の部はぜひ観てみたかった吉右衛門さんの『法界坊』。しかも野分姫が染ちゃんだって〜〜。「双面」では吉右衛門さんではなく染ちゃんが「法界坊の霊/野分姫の霊」を踊る。『妹背山婦女庭訓』の福助さんのお三輪も楽しみだ。ああ、もう来年も観劇三昧決定だ。

新橋演舞場『五月大歌舞伎』演目詳細は

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新橋演舞場『五月大歌舞伎』
平成19年5月1日(火)〜25日(金)
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/shinbashi/2007/05/post_3.html

<昼の部>
一、『歌舞伎十八番の内 鳴神』
  鳴神上人-------------------染五郎
  雲の絶間姫-----------------芝雀

二、『鬼平犯科帳「大川の隠居」』
  長谷川平蔵-----------------吉右衛門
  船頭友五郎-----------------歌六
  長谷川久栄-----------------福助
  同心酒井祐助---------------信二郎
  与力佐嶋忠介---------------歌昇
  小房の粂八-----------------段四郎
  岸井左馬之助---------------富十郎

三、『釣女』
  太郎冠者-------------------歌昇
  上-----------------------芝雀
  大名某---------------------信二郎
  醜女-----------------------吉右衛門

<夜の部>

一、『妹背山婦女庭訓』「三笠山御殿の場」
  杉酒屋娘お三輪-------------福助
  烏帽子折求女実は藤原淡海---染五郎
  入鹿妹橘姫-----------------高麗蔵
  豆腐買おむら----------------歌六
  漁師鱶七実は金輪五郎今国---吉右衛門

二、『隅田川続俤「法界坊」』

  聖天町法界坊---------------吉右衛門
  娘おくみ--------------------芝雀 
  若党五百平-----------------歌昇
  手代要助-------------------信二郎
  息女野分姫-----------------染五郎
  永楽屋おらく----------------吉之丞
  大阪屋源右衛門-------------歌六
  道具屋甚三-----------------富十郎

  『浄瑠璃 双面水照月』  
  法界坊の霊/野分姫の霊-----染五郎
  渡し守おしづ----------------福助
  手代要助実は吉田松若丸-----信二郎
  娘おくみ--------------------芝雀

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中村信二郎さんが2007年歌舞伎座『四月大歌舞伎』にて二代目中村錦之助襲名をします。今日、その記者会見がありました。とても端正でいい役者さんです。襲名を機にもう一回り大きな役者さんになっていただきたいです。シアターガイドに大きな写真が載っています。こうしてみると時蔵さんと信二郎さん、兄弟だなあって思いますね。やはり似てます。

シアターガイド:二代目中村錦之助襲名披露 記者会見
毎日新聞:
歌舞伎俳優:中村信二郎さんが錦之助襲名へ
スポニチ:
中村信二郎が「二代目錦之助」襲名
日刊スポーツ:
中村信二郎が2代目中村錦之助襲名


2006.12.21 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-12.htm#2006.12.21

ジョン・ランチェスター『最後の晩餐の作り方』(新潮社文庫) 
イギリス人なのにフランス贔屓なタークィン・ウィノットは南仏で短い休暇を楽しんでいるその道すがら自分の思い出の食べ物について書き留めていく。その料理エッセイ風な文章で食に関する豊富な薀蓄と自らの過去を饒舌に語るうちに…。

ひとつの文章のセンテンスが異常に長いです…私も人のことは言えませんけど…。だらだらと書き綴られる薀蓄が少々うっとおしいと思う向きにはオススメできません。食に纏わる薀蓄はお見事なのに描かれている食事が美味しそうに感じられない、喜びに満ちていない。料理エッセイとしては失敗だろうと思っていると、なるほど主人公タークィンは一筋縄ではいかない捻くれぶり。何か変?そう感じ始める頃に物語は一気に進んでいきます。ほとんどブラックジョークなミステリ風味の物語。ミステリ読みにはオチはすぐに知れるでしょうがクセのあるお味がお好きな読書人にオススメです。


2006.12.20 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-12.htm#2006.12.20

来年二月の演目が正式発表になりました。『通し狂言 仮名手本忠臣蔵』です。今の歌舞伎座最後の年ですから三大義太夫狂言のうち何か通しをやるんじゃないかなと思っていたのですが、とりあえず当たり。松竹100周年記念の時のように三演目一挙上演はさすがに無いかなぁ?

今回の配役で注目は塩冶判官の菊五郎さんと寺岡平右衛門の仁左衛門さんでしょうか。塩冶判官は梅幸さんのを覚えていますので較べてみたいかなと。寺岡平右衛門は芝居のしどころがあるお役なので、仁左衛門さんがどう演じるのか楽しみ。平右衛門、お軽の兄妹では勘三郎さん(勘九郎時代)と玉三郎さんの組み合わせが今のところMy Bestです。

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歌舞伎座『二月大歌舞伎』
平成19年2月1日(木)〜25日(日)
「通し狂言 仮名手本忠臣蔵」
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2007/02/post_7-ProgramAndCast.html

<昼の部>
大序  鶴ヶ岡社頭兜改めの場
三段目 足利館門前進物の場
    同 松の間刃傷の場

  高師直-------------------富十郎
  桃井若狭之助-------------吉右衛門
  顔世御前-----------------魁春
  塩冶判官-----------------菊五郎

四段目 扇ヶ谷塩冶判官切腹の場
    同 表門城明渡しの場

  塩冶判官-----------------菊五郎
  石堂右馬之丞-------------梅玉
  顔世御前-----------------魁春
  大星由良之助-------------幸四郎

浄瑠璃 道行旅路の花聟

  早野勘平-----------------梅玉
  腰元お軽-----------------時蔵

<夜の部>
五段目 山崎街道鉄砲渡しの場
    同 二つ玉の場
六段目 与市兵衛内勘平腹切の場

  早野勘平------------------菊五郎
  斧定九郎------------------梅玉
  不破数右衛門--------------左團次
  女房お軽------------------玉三郎

七段目 祗園一力茶屋の場

  大星由良之助--------------吉右衛門
  女房お軽------------------玉三郎
  寺岡平右衛門--------------仁左衛門

十一段目 高家表門討入りの場
     同 奥庭泉水の場
     同 炭部屋本懐の場

  大星由良之助---------------吉右衛門
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女優の岸田今日子さんが亡くなられたとのこと。独特の存在感がある女優さんでしたよね。ムーミンの声としてもなじむが深かった。大好きな女優さんでした。ご冥福をお祈りします。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20061221k0000m060074000c.html


2006.12.19 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-12.htm#2006.12.19

購入本: グレイグ・ラッセル『血まみれの鷲』(ハヤカワHM文庫)


2006.12.17 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-12.htm#2006.12.17

シアターコクーンにNODA・MAP『ロープ』を観に行きました。びっくりするほどストレートな芝居でした。最初のほうは面白くてアハハと笑って観ていられたのですが後半になって主題がハッキリしていくうちにヒリヒリとした痛みが伝わってきてしんどくて、辛くなった。そして切なかった。タマシイの母を演ずる宮沢りえちゃんを抱きしめてあげたくなった。野田秀樹さんはどうしてここまでストレートに描くことにしたのだろう。もうここまでしないと「わからない」と、そう思ったのだろうか。作品全体に「憤り、怒り」が溢れていた。私は美術館に行っている人でありたい。

以下、ネタばれになりますのでこの芝居をこれから観る人は読まないでください。

以下反転:実況中継で語られたことは本当にあったこと、そして舞台美術の碑は実際にあるものを写したものでした。
http://www.jca.apc.org/~yyoffice/Son%20My/A%20look%20back%20upon%20Son%20My.htm#目  次:title=ソンミを振り返る]


2006.12.16 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-12.htm#2006.12.16

松竹の歌舞伎公式サイトにスペシャル・インタビュー「市川染五郎がいまを語る(後編)」が載りました。『葉武列土倭錦絵』のハムレット(葉叢丸)とオフィーリア(実刈屋姫)の写真がある〜。これ再演してくれないかしら。観てみたいのよねえ。

松竹:市川染五郎がいまを語る(後編)


2006.12.15 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-12.htm#2006.12.15

雑誌『國文学』の最新版は「特集:歌舞伎ーかぶきの春」だそうです。染ちゃん関連では「市川染五郎×大笹吉雄の対談「次世代を担う」」と、「現代花形役者評判八人集」のなかで取り上げられています。評判記ではいのうえひでのり氏が染五郎さんのことを書いているようです。「現代花形役者評判八人集」では他に玉三郎さん、勘三郎さん、三津五郎さん、福助さん、橋之助さん、海老蔵さん、菊之助さんが取り上げられています。これは買いかな。

『國文学』:特集:歌舞伎ーかぶきの春


2006.12.14 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-12.htm#2006.12.14

『朧の森に棲む鬼』の出演に関する染五郎さんのInterviewを見つけました。そろそろ宣伝のためメディア露出が多くなっていくでしょう。雑誌では阿部サダヲさんとの対談が多そうなので楽しみです。染ちゃんとサダヲちゃん、この二人の会話、かみ合うんでしょうか(笑)

読売:染五郎とことん悪役 「朧の森に棲む鬼」新年2日から


2006.12.13 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-12.htm#2006.12.13

松竹の永山会長が亡くなられたそうです。戦後の歌舞伎を守ってこられた一人。歌舞伎興行の演目や座組みについて話題にする時、歌舞伎ファンのなかでよく「永山会長にファンレター送ってみる?」なんて戯言を言っていたのですが言えなくなりました。一度くらい本当に手紙を送ろうと思ったこともありました。送っておけば良かったかな。寂しいです。ご冥福をお祈りします。

毎日新聞:訃報:永山武臣さん81歳=松竹会長、文化功労者
朝日新聞:
松竹会長の永山武臣さんが死去 戦後の歌舞伎界をリード


2006.12.09 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-12.htm#2006.12.09

寒くて出かける気力が半減していたけど頑張って歌舞伎座に向かい『十二月大歌舞伎 夜の部』を観劇してきました。お目当ては菊五郎さんの『出刃打ちお玉』。池波正太郎さんがどんな歌舞伎を書いたのか観たくて。落としどころが池波さんだなあってちょっと思いました。面白かったです。『神霊矢口渡』は菊ちゃんが頑張っていました。『紅葉狩』は海老蔵さんはコミック歌舞伎道邁進中なのね、という感じでした。

歌舞伎座『十二月大歌舞伎 夜の部』詳細感想


2006.12.08 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-12.htm#2006.12.08

会社帰りに国立小劇場に『社会人のための文楽鑑賞教室』を観に行きました。かなり面白かったです。若手公演だからとあなどってはいけない。

『伊達娘恋緋鹿子』「火の見櫓の段」です。短めだし八百屋お七のお話だしわかりやすい演目、というのが初心者にはいいのかも。歌舞伎でもかなりの見せ場になるシーン。とはいえ力量もすぐわかってしまう場でもありますね。演奏も人形もいかにも若手だなあ、という感じでした。人形の動きが硬くて柔らかさがあまりないというか。そのせいか娘の情念はあんまり伝わってことなかったかも。人形をどうやって櫓に昇らせるんだろう?と思っていたのですが、見事な演出。へええ、すごいな。ここの演出には素直に感嘆。

『文楽のたのしみ』義太夫を相子大夫さん、三味線を龍聿さん、人形を紋臣さんとそれぞれに解説。これが面白いんですよ。相子大夫さん、龍聿さんはいかにも関西のノリでネタを含めつつ楽しくわかりやすく解説。紋臣さんはマジメなんですけど人形の遣い方自体が面白いのでやはり聞いていて楽しい。このくらい楽しいものを『歌舞伎教室』でもやれないのかしら?とちょっと思いました。

『恋女房染分手綱』「道中双六の段」「子別れの段」、これがとても良かったんですよ〜。「道中双六の段」はちょっと全体的にワサワサっとした感じではあったのですが呂勢大夫さんの語りは非常にわかりやすかった。玉翔さんが遣う三吉が大人びた子供といった風情が良く出ていてとても良かったです。そして「子別れの段」が語りも人形もどちらも非常に良くて、切なさが胸に沁みて泣けちゃいました。津駒大夫さんの語りがこの段にピッタリ、特に最後の馬子唄が素晴らしかった。また清之介さん操る重の井は「女」と「母」の情の部分がよく出ていて、かといって品を崩すことなく、重の井の哀しさがよく伝わってくるものでした。また玉翔さんの三吉の熱演がうまくハマって本当に見応えありました。


2006.12.07 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-12.htm#2006.12.07

えっーと、なんといいますか自制心が切れまして、染五郎後援会「その字組」に入会してしまい、年1回行われるというその字組パーティに昨日6日の夜、参加してきてしまいました。生来が人見知りなタイプなので(嘘でしょ、と突っ込みが入ると思いますが本当なんです)いつもの染友たちに引っ付いておりましたがそれでもいつも拝読しているブロガーさんにご挨拶したり少しだけ染ファン仲間の顔見知りを増やせました。お話していただいた染ファン仲間の方々、ありがとうございました。

んで、肝心の染ちゃんとファンの集いなんですが、「トークショー1部〜染ちゃんと立食〜トークショー2部〜ジャンケン大会」という構成でした。ファンとして盛り上がるのは勿論、「染ちゃんと立食」なお時間なわけです。最初は隅っこで大人しくしてようかなぁなんて殊勝な気持ちでいた私。ですが、ですがっ、図らずも乾杯の時に染ちゃんの目の前の位置をGetしてしまい、カーッと頭に血が上ってしまいまして食事もそこそこに(というか並ぶの大嫌いだし食事する気になれなかったというのが本音だったりも)会場を動きまわる染ちゃんの傍をウロウロ。だって、生染はやっぱり素敵なんですもの。目がとーっても印象的で見つめていると吸込まれそうになります。精一杯の勇気を出して握手してもらい質問も投げかけさせていただきました。うわあ、私、染ちゃんと会話してるよ〜どうしよどうしよ。もうなんといいますか、この時だけは私10代の乙女でした<自分で言うなっ。

パーティの染ちゃんトーク部分は公開していいのかわかりませんので割愛させていただきます。ごめんなさい。今までの染パーティ参加者いわく、今回の染ちゃんはちょっと大人な感じでいつもよりははっちゃけていなかったらしいです。でも、相変わらずのすっとぼけぶりが可愛らしく、また芝居への情熱がキラキラしているとーっても楽しいお話ぶりでした。今は『朧の森に棲む鬼』の稽古でいっぱいいっぱいのようでもありました。染ちゃん、頑張ってくださいまし〜。

ちなみに下に感想をあげたマンガ『大奥』は私的に今回のパーティの伏線だったりしました。うふっ。


2006.12.03 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-12.htm#2006.12.03

■よしながふみ『大奥』1〜2巻(白泉社コミックス)
友人に強力オススメされて手に取りました。男女が逆転した江戸時代の「大奥」を描いたマンガです。正直、最初のうちは絵柄が好みではなく(しかも顔の描き分けがあまりできてないように思えるんですけど…)て読むのがきつかったのですが、読み進んでいくうちにどんどん惹きこまれていきました。歴史変革ものとしては細かい部分でツッコミどころはあるのですが、主題のあり方、物語の展開が本当に上手いです。わりとジェンダーな部分で重いテーマを扱ってたりはしますが基本はきちんとエンターテイメントなラブストーリー。1巻は主人公たちの女気(吉宗)、男気(水野)のかっこよさで爽快感があります。2巻は男の大奥が作られる過程が描かれていきますが、こちらは主人公たちが「自分」を殺して生きていかねばならぬ状況の哀しさが描かれておりちょっと読んでて辛いです。

購入本: よしながふみ『大奥』1〜2巻(白泉社コミックス)


2006.12.01 http://www002.upp.so-net.ne.jp/snowtree/are2006-12.htm#2006.12.01

12月の観劇は少なめです。その代わりに国立西洋美術館『ベルギー王立美術館展』と上野の森美術館『ダリ回顧展』を観に行きたい。クラシックコンサートを一つくらい入れとけば良かったかな。まあ来年早々に怒涛の観劇生活が待っているのでのんびりしておくか。

追記:NODA・MAPをすっかり忘れてました。少なめ、でもないじゃん…私。

<<12月鑑賞予定>>
国立劇場小劇場
『社会人のための文楽鑑賞教室』
歌舞伎座
『十二月大歌舞伎 夜の部』
シアター・コクーン
『NODA・MAP ロープ』
国立大劇場
『元禄忠臣蔵 第三部』