トップイントロオレコンチャートオンバンショウカイハーボットビビエスリンク ア〜サタ〜ハマ〜オニムバス A〜EF〜JK〜OP〜TU〜ZV.A. FRANCEITALYGERMANY / POLANDUK / US 序章第一章第二章第三章コラム ニッポンノアングラロック'70年代'80年代'90年代〜

depot ckb tune

第一章 音盤紹介−CKB仕様

現在所有しているCKB関連の音源を紹介します。

 横山剣 自宅録音シリーズ 第一集 シャリマール
 Side A
 1.シャリマール 2.プーナ 3.長者町ブルース 4.本牧ビーチフィールド
 Side B
 5.本牧ソウルレディ 6.踊り子 7.空っぽの街角 8.ホリデーイン中華街
 その名の通り剣さんによる宅録カセット。横山剣自らの作詞・作曲、唄、演奏の音源を発掘しては発表していく、といういわば公認海賊盤のようなシロモノです。で、第一集の本作は剣さん曰く“裏横浜的な曲”を集めたものだそうです。まあ、宅録カセットってこともあって音はかなりチープですが、曲のクオリティは高いです。実際本作に収録されている曲のうち半分以上は後にCKBの1stに収録されていますしね。
 本シリーズはCD作品を聴いて、若しくは剣さん最高!って思った方にお薦めします。
 横山剣 自宅録音シリーズ 第二集 スゥイート・ヴァイブレーション
 Side A
 1.スゥイート・ヴァイブレーション 2.セプテンバー 3.タイトル未定 4.黒猫のファンク
 Side B
 5.黒猫のファンクパート2 6.女は見かけによらぬもの 7.横顔 8.矢沢ゴールドレイン 9.渦
 剣さん自主制作カセット第二弾。テーマは特にないそうです。
 とはいえあの名曲「セプテンバー」収録。でもよく聴くと歌詞が微妙に違っていたりします。また、「黒猫のファンク」は『円楽のプレイボーイ講座 12章』を思わせるような、プレイボーイとは何たるかを語った感じのなかなか聴きごたえのある(?)曲に仕上がっています。
 横山剣 自宅録音シリーズ 第三集 香港的士
 Side A
 1.香港的士 2.深夜的中華街 3.退屈な日曜日 4.ヨコハマ少年グレン隊
 Side B
 5.となりのねえちゃん 6.大好きロドリゲス 7.ウォーカーヒルズ・ブーガルー
 8.きちがい・ザ・ナイト・クラヴ
 続いて第三弾。いかにもCKB印といった感じの曲を集めたそうです。で、これがシリーズ中一番ポップな曲が集められている気がするんですよ。「大好きロドリゲス」なんかはちょっとCKBっぽくないかな、とか思えるぐらいです。まあ剣さんが歌ってる時点でもうCKB印の音楽に聴こえてしまうんですけど(笑)。それから1曲目の「香港的士」もけっこう良い曲ですね。ライブで聴いて改めて思いました。
 ポンチャック・ディスコ 第一集 パチン!パチン!パチン!
 KENCHAN SIDE
 1.パチン!パチン!パチン!(ポンチャック メドレー) 2.たすけて! 3.あるレーサーの死
 4.Les Choujamachi Blues 5.パチン!パチン!パチン!
 NOSSAN SIDE
 1.葉山ツイスト(カリアゲ・モミアゲレスVer.) 2.イカ釣り船(ゲーセン ジャンキー・チューン)
 3.ハーレー野郎の草レース(Soul Type) 4.金魚鉢(無国籍) 5.ラゴン(セカンド・テイク)
 6.珈琲キャンディー(グッドナイト・アンビエント)
 まあ要するにリミックス集ですね。ポンチャックというのは簡単に言えば韓国版チープなユーロビートって感じの音楽です。この“チープ”ってのがポイントで、かなり胡散臭いんですよ。もちろんいい意味で、というか面白いという意味で。ファミコンのゲームのBGMみたいで笑えます。
 KENCHAN SIDEでは剣さん以外に誰!?な、かな〜り胡散臭い声で歌ってる人もいますし。ちなみにNOSSAN SIDEは全曲インストで、こっちはチープながらごまかし(?)がうまく、けっこうそれなりに聴こえます(笑)。CKBのアルバムを一通り聴いた人にはぜひ聴いてもらいたいですね。
 最後に、本作のクレジットについてですが、クレイジーケンバンドではなくクレイジーケンチャナヨバンドになってます(笑)。
 CRAZY KEN’S WORLD
 1.ワイキキ大作戦 2.BELLETT1600GT 3.サマーピープル 4.黒猫のファンク 5.本牧ビーチフィールド
 6.中華街大作戦 7.スージー・ウォンの世界 8.涙のデイライト 9.愛の世界 10.ブライト・スパークス 11.渦
 12.BELLETT1600GT ラッキー仕様 13.中華街力拉OK大作戦 14.スージー・ウォンの世界(Coaster's dub)
 昭和73年発表。正確には本盤は再発で、初出は昭和70年です。剣さんのソロ作ですが、すでに廣石恵一さん、小野瀬雅生さん、洞口信也さんが参加してます。
 内容的にはまだ昭和歌謡的な要素は薄く、「渦」(名曲!!)なんかを聴いてるとむしろブラックな要素が強いR&B歌謡って印象ですね。「黒猫のファンク」に至ってはヒップホップですよ。とはいえ「ベレット1600GT」や「スージー・ウォンの世界」といったCKBの代表曲も収録されており、今のCKBの源流を知ることができる内容になってます。
 PUNCH!PUNCH!PUNCH!
 1.PUNCH!PUNCH!PUNCH! 2.暴動 3.踊り子 4.長者町ブルース 5.プーナ 6.葉山ツイスト
 7.ヒュードロ・ツイスト 8.EYE CATCH 9.イカ釣り船 10.けむり 11.そこまで云わせといて
 12.SEXY SEXY MAMA 13.右手のあいつ 14.イヤッ! 15.珈琲キャンディー 16.EYE CATCH
 17.空っぽの街角
 昭和73年発表。CKBとしてのデビューアルバム。一発録りだけあってアルバム全体に勢いがあり、緩急もついていてあっという間に最後まで聴けてしまいます。
 また今までのCKBのアルバムの中では最もロック色が濃い作品でもあります。特に前半「けむり」までは一息で聴けてしまいます。しかも「長者町ブルース」、「葉山ツイスト」、「イカ釣り船」、「けむり」とライブでも必ず演る曲ばかりで聴き手に休む暇など一切与えません(笑)。
 後半は前半に比べるとややゆったりした感じで、剣さんののどが目一杯堪能できます。で、曲名からも何となく分かると通り歌詞がエロい!でもメロディーが良くて、剣さんの唄も最高なので歌詞をあまり意識せずに聴くとけっこういい感じ聴けるはずです。まあさすがに「右手のあいつ」はそうもいきませんが(苦笑)。
 まさに笑いあり、涙ありの一品でございます。
 goldfish bowl
 1.金魚鉢 2.昼下がり 3.龍鳳閣 一樓 4.ウォーカーヒルズ・ブーガルー 5.インターナショナル・プレイガール
 6.箱根パノラマ・ゴーゴー 7.ハワイの夜 8.ある晴れた悲しい朝 9.OH!LANGFANG 10.龍鳳閣 二樓
 11.SEX WAX 12.松並木ストラット 13.ハーレー野郎の草レース 14.黒いオートバイ
 15.ベレット1600GT−CKB仕様 16.龍鳳閣 三樓 17.夏の谺 18.LOVE UNLIMITED
 昭和74年発表。なんとも心地良いインスト曲「金魚鉢」から始まる本作、全体的に亜細亜の空気が流れていて、今のCKBにかなり近い感じに仕上がってます。
 特に濃厚ムード歌謡「ハワイの夜」はこれが昭和でなくて何やねんってぐらい濃いぃ世界が広がってますし、さらに「ある晴れた悲しい朝」は切ない歌詞もさることながら、見事に歌い上げる剣さんの歌唱力にただただ圧倒されてしまいます。かっこいい。
 もちろん「SEX WAX」や「黒いオートバイ」など、ロック寄りの曲もあります。「ベレット1600GT−CKB仕様」は『CRAZY KEN'S WORLD』に収録されていたもののバンドヴァージョンでライブでの演奏に近い感じですね。
 そしてもう一つ。アルバムの流れをうまく繋いでいるインスト曲も聴き流すにはもったいない良い曲ばかりなんですよ。本作では、「金魚鉢」の他、「ハーレー野郎の草レース」がありますが、そのどちらも小野瀬雅生さんが作曲しています。ちなみに『PUNCH!PUNCH!PUNCH!』では「イカ釣り船」がそうです。さらに「夏の谺」では歌まで披露しています。
 そんなわけで本作は剣さんとのっさんの書く曲を聴き比べても面白い、一粒で二度美味しい一品でございます。
 ショック療法
 1.ハンサムなプレイボーイ 2.あるレーサーの死 3.発光!深夜族 4.コロ 5.プレイ・スポット第一区
 6.太陽のプレイメイト 7.たすけて 8.ショック療法 9.世界の半魚人 10.プレイ・スポット第二区
 11.本牧仕様のサーファーガール 12.シスター・リー 13.BOMB!CUTE!BOMB! 14.プレイ・スポット第三区
 15.レッドライト・ヨコハマ 16.大人のおもちゃ
 昭和75年発表。元ピチカート・ファイヴの小西康陽さんのレーベル524レコーズから。本作が出たのをキッカケに僕はCKBを知りました。実際本作が発表されて以降知名度がかなり上がったと思います。少なくともこれまでは大阪までライブしにほとんど来てなかったはずです。多分。
 3作目となる本作は、前作までの昭和歌謡+ロックという要素がうまく溶け合ってCKBサウンドの完成形と言えるぐらいの仕上がりです。ボッサな「発光!深夜族」、泪なしには聴けない「あるレーサーの死」、「コロ」。そしてあの頃が懐かしい(笑)「太陽のプレイメイト」、「本牧仕様のサーファーガール」。さらにはちょっとGSっぽい大人な恋愛模様を描いた「たすけて」、「シスター・リー」。しっかりエロティックな歌もあります(曲名でわかるでしょ)。個人的には「レッドライト・ヨコハマ」がお薦め。ぃよぉ〜、ポンッ。
 ちなみによゐこがやってた深夜番組“よるこ”のオープニングに「大人のおもちゃ」が使われてました。
 青山246深夜族の夜
 1.ハンサムなプレイボーイ 2.箱根パノラマ・ゴーゴー 3.シャリマール 4.葉山ツイスト 5.メラメラ
 6.マリリン・モンロー・ノー・リターン 7.野坂説法(前説) 8.終末のタンゴ 9.野坂説法(後説)
 10.ヴァージン・ブルース 11.黒の舟唄 12.ウォーカーヒルズ・ブーガルー 13.セプテンバーCKB仕様 14.コロ
 15.発光!深夜族 16.いかつり船 17.けむり〜ざくろ 18.真夜中のエンジェル・ベイビー〜ドリームランド入り口
 19.BOMB!CUTE!BOMB! 20.レディー・マスタングCKB仕様〜フィナーレ
 
 昭和75年発表。ライブ盤です。しかもゲストとして野坂昭如が出演しているというオマケつき。さらには周富輝のコメントつき(笑)。
 曲目を御覧の通りCKBクラシックスが並んでますが、「メラメラ」や「真夜中のエンジェル・ベイビー」といったカバー曲からも目が離せません。それぞれザ・スパイダース、平山三紀のカバーで、「真夜中〜」は橋本淳&筒美京平のゴールデンコンビによる作品。こりゃ悪くなりようないですよ。他にも今のところライブでしか聴けないレアな「ざくろ」や「ドリームランド入り口」、「レディー・マスタングCKB仕様」といった曲も必聴の名曲です。
 さらになめてはいけないのが野坂先生の唄。もう降参!許して!って感じです。「マリリンモンロー・ノー・リターン」、「黒の舟唄」。渋い。そして怖い。
 CKBのアルバム何から買えばいいか、と迷ったらぜひ本作がお薦めです。僕もこれから買いました。
 肉体関係
 1.肉体関係 2.ベレット1600GTヨコスカ仕様 3.肉体関係各位 4.ウォーカーヒルズ・ブーガルー
 5.発光!深夜族Honmoku'69 Tune 6.金魚鉢 L.B.B.'S DUB SIESTA 7.狂剣的世界 8.パパ泣かないで
 9.スージー・ウォンの世界 山下町 mix 10.かっこいいブーガルー
 11.葉山ツイスト(a)the readymade ye ye track 12.大人のおもちゃ(a)歌舞伎町 mix
 13.長者町ブルース AUDIOMUSICA N゜10 14.あるレーサーの死 AUDIOMUSICA N゜12
 15.ショック療法 激情 mix 16.ハンサムなプレイボーイ readymade 524 mix
 17.大人のおもちゃ(b)歌舞伎町 mix 18.葉山ツイスト(b)the readymade ye ye track 19.M.C.C.K.
 20.また逢いましょう 21.肉体関係各位2
 昭和76年発表。新曲「肉体関係」+新曲(?)やセルフカバー、リミックスなどのボーナストラック14曲のマンモスシングル(笑)。なんじゃそれって感じですがそういうことらしいです。要はベスト盤なんですけど、マンモスシングルなんです。でもお値段はアルバムといっしょであります。ケンチャナヨ。
 「肉体関係」、タイトルはちょっとエグめかもしれませんが、曲はかっこいいです。全体の構成としては1〜10が剣さん自らによるリミックス&セルフカバー、11〜18が小西康陽さんらによるリミックスの剣さんによるノンストップミックス(ややこしい)。そして19〜21はジングルとのっさんの歌とジングル。以上のような三部構成になっております。 で、「肉体関係」以外の新曲ですが、「パパ泣かないで」、「かっこいいブーガルー」、「また逢いましょう」の3曲で、「かっこいいブーガルー」は下で触れるとして、ここでは「パパ泣かないで」を。菅原愛子という女性とのデュエットで、レコーディング当時19歳だったとは思えない堂々とした歌いっぷりです。剣さんに負けてません。離婚して離ればなれになる父親とその娘の機上での最後の会話が歌詞になっていて、これがまた切なくて泣けるんです。ええ曲やぁ。
 確かにジャケもタイトルもレジに持って行くのは恥ずかしいかもしれませんが、『深夜族の夜』を上の載せて2枚一緒に買えば大丈夫!この2枚はマストです。

 せぷてんばぁ
 1.せぷてんばぁ 2.夜のエアポケット 3.かっこいいブーガルー 4.せぷてんばぁ/カラオケ
 5.夜のエアポケット/カラオケ 6.かっこいいブーガルー/男のカラオケ 7.かっこいいブーガルー/女のカラオケ
 8.かっこいいブーガルー/男と女のカラオケ
 昭和76年発表。ファンの間でも自宅録音シリーズ、ライブで大好評だった大名曲のの待望のCD化。初のマキシシングルでもあります。
 これが掛け値なし、文句なしの名曲!店頭でのコメントにこれで紅白狙うみたいなことが冗談で書かれてましたけど、ぜんぜんありです。メロディもボッサな感じで親しみやすいし、歌詞もいかにもな歌謡曲ですごく聴きやすい。和モノボッサとしては間違いなくこれの右に出る曲はないでしょう。もちろんこれからも。
 これ以外にも2曲収録されていますが、そのどちらにも渚ようこが客演しています。2曲目の「夜のエアポケット」は彼女のまるでエッダのようなスキャットが魅力的なモリコーネからの影響!?なムード歌謡です。3曲目の「かっこいいブーガルー」は剣さんとのデュエット曲。この曲はライブでは二人でボックス踏んだりして踊ってるのがいい感じですね。もちろんすごく盛り上がりますしね。
 まっぴらロック
 1.まっぴらロック 2.お・ん・な 3.ABCからZまで 4.CRAZY KEN BAND's Infomation
 5.まっぴらロック(KARAOKE) 6.お・ん・な(KARAOKE) 7.ABCからZまで(KARAOKE)
 昭和77年発表。メジャー配給第一弾シングル。マキシシングルですがやはり各曲のクオリティは非常に高く、買わんとどーすんねん!?って感じです(笑)。
 まずはタイトルの「まっぴらロック」。ロックといいながら、英題では「Bossa Mappila」と表記されているように、いわゆる一般的に言われるロックではなく、ボッサな歌謡曲って感じ。しかも演歌的な要素も含みつつ。なんせ歌詞の内容が、1人の女性が生まれて大人になって恋に破れて夜の世界に足を踏み入れ最終的に自分の店を持つまでを描いた物語ですからね。
 こういう曲こそまさにCKBの面目躍如たるヤミ鍋音楽ではなかろうか、とか思います。それと、この曲のもう1ついいところは短いことです。3分弱ぐらい。大西ユカリさんもよく言われていますが、歌謡曲は3分以内という原則ですね。パッと始まってパッと終わる。これはなかなか重要ですよ。
 カップリングの「お・ん・な」、「ABCからZまで」もそれぞれジャズ歌謡、メロウでスウィートな良質のポップスとホント充実の内容です。個人的には「お・ん・な」の虎児さんのあえぎ声が聴きどころですかね。ライブでもやってて面白かったですし。
 GT
 1.GT 2.香港グランプリ 3.監督 Light!Camera!!Action!!! 4.CRAZY KEN BAND's Information
 5.GT(KARAOKE) 6.香港グランプリ(KARAOKE) 7.監督(KARAOKE)
 昭和77年発表。『まっぴらロック』に続く本作はもうこれ以上にない、というぐらい夏向けの曲ばかりが詰まった楽しすぎる1枚です。車で聴いてたらブレーキ踏むタイミングも遅れますよ(実話)。
 タイトル曲の「GT」は剣さんの言葉を借りれば軽快なポップンロールということで、“GT”というフレーズとホーンセクションだけでもヌケの良さは文句なしですね。この曲についてはあまり多くを語る必要はないので、とにかく夏を満喫したかったらこの曲を聴いて下さい!ってことだけは声を大にして言っておきます(笑)。2曲目の「香港グランプリ」は3分弱で走り抜けてしまう、まさにGTスポーツカーな短い曲ながら爆発力は十分でついついアクセルを踏み込んでしまいます。そして3曲目「監督」はのっさん作詞作曲で剣さんが歌ってます。前2曲が勢い良すぎるので少し落ち着いた感じに思えますが、これも解放感があって、また、いかにものっさんらしいアメリカンな雰囲気が心地良い仕上がりですね。
 本作の中では、特に「GT」に関してはCKBのメンバー以外の参加メンバーもいるためか、今までのようなバンドっぽさが少し薄れている感じがします。でもこれが剣さんが最近よく言ってる、“参加した人みんながCKBのメンバー”ということなのかな、とも思ったり。何にしてもみんなで盛り上がる、って感じのパーティー感覚があって僕は好きですけどね。
 GRAN TURISMO
 1.GT Gran Turismo 2.GT Giant Trevally 3.スポルトマティック 4.昭和レジデンス 5.Drivers Salon #1
 6.夜の境界線 7.太陽のモンテカルロ 8.PIZZA 9.アメ車と夜と本牧と 10.透明高速 11.珈琲ブーガルー
 12.Drivers Salon #2 13.ヒルトップ・マンション 14.薄幸!深夜妻 15.ゲバゲバ90秒 16.お・ん・な
 17.Crazy Ken Band's Information 18.M.C.C.K. 19.新・イカ釣り主義
 
 昭和77年発表。ついに出ました2年ぶりのブラン・ニューニューニューニュー・アルバム!!相変わらずのとっ散らかりっぷりですが曲単位での完成度は音響面を含めても文句ナシの出来!メジャーデビューして初のアルバムということで勝負パンツ的な作品のはずなのに、その完成度の高さゆえか全体的に落ち着きすら感じてしまいます。まさに大人の余裕。イイネ!イイネ!イイネ!
 個人的にまず気になったのはG-FUNKでP-FUNKな6曲目の「夜の境界線」。ブラックなノリが『狂剣的世界』に入ってそうな印象を与えますが、まさかこんなもろDR.DREな曲がCKBのアルバムで聴けるとは思いませんでした。僕自身中学の頃G-FUNKの中でも特にN.W.A.やスヌープあたりをよく聴いてたのでなんだか懐かしかったです。その他では「PIZZA]とか「スポルトマティック」がいい味出してますね。聴き流してるとかっこいいな、と思うのに歌詞をよく聴くとものすご情けない。まさにCKBの王道のような曲です。そして個人的ベスト曲は「ヒルトップ・マンション」。これは今までのCKBの曲を含めてもトップクラスの出来では!?と思います。歌謡曲のようでいて同時にそんな古臭さを感じさせない、ダサかっこいいなんて一言では片付けられないギリギリのかっこよさ。まあこんな御託を並べるまでもなく、バブリーな男と女の別れを歌い上げる尾崎紀世彦を思わせる情感たっぷりの剣さんの声を聴けばもう即撃沈です(笑)。
 全体的には本作は今までのタイトなバンドサウンドとは違って、剣さんが理想とするP-FUNK的な大所帯による曲がメインになっていることが最大の特徴でしょう。そういう意味ではある種パーティー感覚さえ感じてしまいます。ピチカートファイヴの『東京』にも似た雰囲気に感じられるんです。『東京』が多くの人がゲスト参加しながらも小西康陽という柱に支えられていたように、本作もどれだけ人が加わってこようがどんなジャンルをやろうがしっかり横山剣というキーワードでまとまってるんです。
 タイガー&ドラゴン
 1.タイガー&ドラゴン 2.ヨコスカン・ショック 3.ファイアー・クラッカー 4.eye catch(虎)
 5.アメ車と夜と本牧と[Mo' Mansfield Roc Mix] 6.eye catch(龍) 7.タイガー&ドラゴン[Karaoke]
 8.ヨコスカン・ショック[Karaoke] 9.ファイアー・クラッカー[Karaoke]

 昭和77年発表。始め出ると決まった時はアルバムリリースの後、秋ぐらいには出るとライブの時剣さんが言ってたような気がしてたのでかなり待たされた感はありましたね。しかしスカジャンをモチーフにした曲だってのになんやこのジャケ写わ(笑)。PVではスカジャン姿の剣さんはあるにはありましたが、その前にこのジャケ(てか、尻)には驚かされました。
 それにしてもこういう情念系の曲はかなり久しぶりなんじゃないでしょうか。『グランツーリズモ』も全体的にスタイリッシュな仕上がりでしたし。最近ディープな濃い目の歌謡曲が好みの僕にはコブシが効いたこんな曲はまさにストライクなんですよね。大西ユカリと新世界でもライブでカバーしてるそうなのでこっちもぜひ聴いてみたい!いや、こないだ聴ける予定ではあったんですけどね・・・トホホ。
 カップリングの2曲「ヨコスカン・ショック」、「ファイアー・クラッカー」もいいですね。「ヨコスカン・ショック」はライブでもやってますが、これ、中盤の英詞のとこ(洞口さんのパート)なかなか面白い内容だったんですね。歌詞見て笑ってしまいました。「ファイアー・クラッカー」はメリークリスマス&ハッピーニューイヤーでハート&ソウルなナムバー。軽快なリズムとスピード感が心地いい曲です。
 ところで、ジャケの「Tiger & Dragon」の‘&’の字体がピチカートの『the international playboy & playgirl record』の‘&’の字体と同じなのはCKBのピチカートへのオマージュなんでしょうか。いや、たまたま僕の部屋にそのピチカートのアルバムのポスターが貼ってあるので気になっただけですが。やっぱ変に深読みしすぎかな・・・いやいや、意外とホンマやったりするんちゃうかなぁ・・・。ま、ええか。
 クリスマスなんて大嫌い!!なんちゃって
 1.クリスマスなんて大嫌い!!なんちゃって 2.コマーシャルでス。
 3.クリスマスなんて大嫌い!!なんちゃって(KARAOKE)
 昭和77年発表。J-PHONEのCMでもお馴染み、CKB初のクリスマスソングで御座います。てかこれ書いてる時点ですでに同じくJ-PHONEのCMで2月19日発売の新曲が流れてるんですけどね(苦笑)。
 僕、この曲初めて聴いた時はCKBらしい濃さみたいなものがあまりなくて、そんなに良い曲だとは思わなかったんですが、聴いてるうちにだんだん好きになっていったんですよね。具体的に何処が良いとかではなく、曲全体の雰囲気が良くて剣さんの歌声をじっくり楽しめるってのが良かったのかな。例えば「シンデレラリバティ」とかのCKB以前に作られた曲のように、メロディが綺麗な良質ポップスって感じの印象で、その上CKBらしさもうっすらではありますが残ってるって感じなんでしょうか。CKBらしさとCKBらしくないの境界線上の雰囲気を持った曲のように思うんです。これが一般受けするギリギリのところなのかな。コマソンだしそういう譲歩みたいなものも必要だったはずですしね。
 それと、ジャケのブーツィー・コリンズな剣さんのグラサンとトン子ちゃんなるブタさんも良い味出してて個人的にはけっこう好きです(笑)。
 甘い日々/あ、やるときゃやらなきゃダメなのよ。
 1.甘い日々 2.あ、やるときゃやらなきゃダメなのよ。 3.Let's Go! Crazy Ken Band
 4.あ、やるときゃやらなきゃダメなのよ。(KARAOKE) 5.甘い日々(KARAOKE)
 はい、CKB昭和78年一発目のシングルです。キャロルのカバーとJフォンCMイメージソングの両A面。去年はシングル、アルバム、そしてライブなど結構慌ただしかったですけど、本盤はそんなフルスロットルで駆け抜けてきた今までのペースを一端落ち着けるかのようなリラックスムードがいい感じの仕上がりですね。
 まず、1曲目の「甘い日々」。こんな難しい曲どんなふうにカバーするんだろう、と思いましたが、かなりオリジナルに忠実でしたね。でも、こういう曲をストレートにカバーできるところに何気にCKBの懐の深さ、バンドとしての安定感を感じました。剣さんは中学生の時にこの曲をカバーしようとしたそうですが、中学生にしてこんな曲を選ぶセンスも、さらにそれをカバーしようとするところもとても子供とは思えませんね(笑)。さすが小学生で『円楽のプレイボーイ講座12章』を聴いていただけあります。僕が同時期にこの曲聴いたら絶対前半のボッサなパートを退屈に思ったでしょうね。
 で、続く2曲目『あ、やるときゃやらなきゃダメなのよ。』です。英題が『Ah Means I Love You』ってことでリズミカルな“あ”が印象的ですね(笑)。これは「アメ車と夜と本牧と」のジャッカル氏の声のサンプリングなのかな。曲のタイプとしては「パパ泣かないで」や「ABCからZまで」と同系列のスウィート&ソウルなさわやかなナムバーです。この曲聴くと準メンバーとして高橋利光氏を迎えたことでアレンジの幅が広がったなぁ、とつくづく思いますね。そうれはそうと、この曲のPVです。なんじゃありゃ!?老若男女が晴れた公園で体操してる映像でCKBメンバー全く登場せず。話には聞いてましたが、実際見てみるとホントにそうでした。シュールと言うか出オチというか最後まで体操だったのはちょっと衝撃でしたね。とか何とか思いながらもあの体操を憶えようとしてる自分がいたんですが(笑)。とにかくあのPVのおかげでこの曲のイメージがちょっと変なものになってしまってます。
 さて、本盤でCKBも昭和78年のスタートを切ったわけですが、今年は一体どんな曲を発表してくれるんでしょうね。アルバム2枚出すってのはホントなのかな。何にせよ楽しみです。

('03/03/13)
 777
 1.7時77分 2.BRAND NEW HONDA 3.I LIKE SUSHI 4.爆発!ナナハン娘 5.赤と黒
 6.eye catch/世界にひとつのCKB 7.夜のヴィブラート 8.夜のヴィブラートKQ仕様 9.私立探偵マヒマヒ 10.美人
 11.eye catch/あなたとわたしのCKB 12.真夜中のストレンジャー 13.涙のイタリアン・ツイスト 14.Surf Side 69
 15.パナールの島 16.金龍酒家 17.eye catch/The Sound of Yokohama Yokosuka 18.横顔
 19.ボサボサノヴァノヴァ 20.eye catch/Let's Go CKB
 21.あ、やるときゃやらなきゃダメなのよ。〜Sunaga t Experience's du bop remix〜
 さすが剣さん、仕事がはやい!ってなわけでファンをじらすことなく新作が出ましたね。しかし、ジャケが前作同様、てか増してる?って感じであっち系の匂いが・・・(笑)。いずれはDr.DREとかと競演するつもりなのか!?なんて思ってみたり。ありえないですね、はい。とはいえ、そんなCKBのおかげで、最近何年ぶりやってぐらい久しぶりにスヌープの新作とか聴いてる今日この頃なのです。
 さてさて、話が脱線しかけなので本題に戻して・・・と。本作は全体的な構成としては前作とあまり変わらず、前半はブラックに、後半は歌謡テイストにって感じですね。ただ、中盤ちょっと環太平洋周遊ってな具合の曲が混じってて、これは新機軸?かな。剣さんご本人の解説によると、今回のテーマは“目眩”だそうですが、確かに1曲目はミディアムスローが心地いい白昼夢のようなナムバー。セルフライナーにはディアンジェロなんかの名前も出ていますが、個人的にはこの曲に黒さは感じませんね。日本の蒸し暑い路上に立ち上る陽炎のようなイメージデス。2〜8曲目までは「爆発!ナナハン娘」を除いてはアイキャッチをはさみつつブラックな展開。菅原愛子嬢の成長振りと色気に魅せられつつ、「BRAND NEW HONDA」の最後で剣さんが“ダックスフンド!”って言ってるのは聴き逃しませんでしたよ(笑)。ライムスター参加の情念系ヒップホップ(笑)「夜のヴィブラート」に至っては完全にバンドというよりCKBクルーってな感じです。改めてこの2組の相性の良さが分かる1曲ですね。しかし、KQ仕様はラップじゃないと思ったのは僕だけですか?(笑)
 その後、やたら80年代の匂いのする小野瀬雅夫ショウが続き、いよいよ後半突入デス。個人的にはここから好きな曲が連発でうれしい展開なのですヨ。例えば深夜族仕様のロックナムバー「真夜中のストレンジャー」やオリエンタルソウルな「金龍酒家」はいかにもCKB印なナムバーだし、前述の新機軸ナムバー「パナールの島」や、個人的にかなりヒット・ミーなラッツ・アンド・スターを彷彿とさせる「涙のイタリアン・ツイスト」。そして極めつけはついに日の目を見たという不遇の名曲「横顔」まで(笑)。ホント70分を越える収録時間にもかかわらず、聴き手をまったくダレさせないですニャー。特に「金龍酒家」は、剣さんの好きそうなサザンソウルとオリエンタルな味わいが旨く溶け合った、本作で一番CKBらしさが出た曲じゃないかな、なんて思ってます。
 てなわけで、全21曲という膨大さのためにちょっと最後駆け足になってしまいましたが、まあ、相変わらずCKBは新作が常にベスト盤だぞ、ってことで(笑)。うーん、もしかしてこれはレビュー書く人間としては書いてはいけないことか(汗)。

('03/08/30)
 CRAZY KEN BAND BEST OLDIES BUT GOODIES
 DISC 1
 1.OLDIES BUT GOODIES 2.CKBB 3.透明高速 4.発光!深夜族 5.昼下がり 6.長者町ブルース
 7.ある晴れた悲しい朝 8.OH!LANGFANG 9.香港グランプリ 10.ABCからZまで
 11.あ、やるときゃやらなきゃダメなのよ。 12.Let's Go CKBB 13.タイガー&ドラゴン 14.せぷてんばぁ
 15.ハンサムなプレイボーイ 16.インターナショナル・プレイガール 17.スポルトマティック 18.葉山ツイスト 19.GT
 20.実演!夜のヴィブラート 21.まっぴらロック
 DISC 2
 1.CKBB-D2 2.空っぽの街角 3.ブラジルの神 4.いいね!横浜G30 5.かわいいかわいいかわいいベイビー
 6.プチッ!チュウ!カフェフレッソ(type T) 7.プチッ!チュウ!カフェフレッソ(type U)
 8.プチッ!チュウ!カフェフレッソ(type V) 9.プチッ!チュウ!カフェフレッソ(type W)
 9.OLDIES BUT GOODIES -CD EXTRA-
 以前マンモスシングルという形でベスト盤っぽいものは出してましたが、本作は正式なベスト盤(?)です。どうせ全曲持ってるしなぁ、って思って発売前は買うつもり無かったのですが、JBマナーなこのジャケ見たら我慢できず買ってしまいました(笑)。この剣さん渋すぎです。
 DISC 2は初回盤のみのボーナスCDなんですね。DISK 1の方は「実演!夜のヴィブラート」がボッサな仕様にリアレンジされてることを除いては、既発曲ってことでここでは省略します。選曲的には5枚のオリジナルアルバムからバランス良くセレクトされていると思います。個人的には「パパ泣かないで」も入れて欲しかったかな。
 ということでDISC 2。「空っぽの街角」はDISC 1に入っていてもおかしくない名曲なんですが、クレジットを見るとLP収録の曲のようですが、これって確かリミックス盤だったような。軽く聴いた感じでは違いが分からなかったんですがミックス違いなんでしょうかねぇ。「ブラジルの神」はあのマルコス・バーリのカバー。CKBのボッサ志向が如実に出た選曲&アレンジですね。
 Brown Metallic
 1.Barrino Chino 2.ロサンゼルスの中華街 3.El Diablo 4.True Colors 5.Midnight Cruiser
 6.ボックスフィッシュ・パラダイス 7.万漢全席 一楼 8.レコード 9.殺したいほど好き 10.大電気菩薩峠 11.息子
 12.万漢全席 二楼 13.☆☆☆☆☆ 14.あぶく 15.Catwalk 16.OOPS!KITTY CHANG 17.木彫りの龍
 18.万漢全席 三楼 19.いいね!横浜 G30(Sunaga t Experience "Rebirth" RMX)
 気がつけばもうメジャー3作目。はやいものですニャー。もともとは機動力を高めるため、CK'Sを軽量化して生まれたCKBだったのに、メジャーデビュー以降徐々に人数を増やし、今やまた大所帯バンドにプチッ!チュウ!カフェフレッソ(type T)全に逆戻り。やっぱり剣さんにとってのクレイジーケンバンドの理想形はこういうグループだったんでしょうね。
 で、本作はそんな“今”のCKBの充実振りが窺えるような内容になってマス。外注もゲストもなし(前作同様最後にリミックスが収録されてるのはご愛嬌)、CKBファミリーのみで作り上げた本作のコンセプトは、ギラギラしたGファンクノリは抑え目に、チカーノカルチャーがちょっとしたキーワードになってるようデス。チカーノってなんとなくの雰囲気しかわかりませんが、CKBのラテン仕様曲に捨て曲無し、という過去のデータ(笑)が示すとおり、1曲目「Barrino Chino」なんかはかなりグッとくるイイ曲&イイ滑り出し。イントロ始まった瞬間CKB的宇宙に一気に引きずり込まれる感じですね。そして、中華街、ィ横浜、長者町などなど、お決まりのコースをクルージング。乗り心地は最高デス。どの曲からも濃厚なCKB汁が今まで以上にドバドバ出ていて、“横山剣”ではなく“CKB”という枠でまとまってきたって感じですね。で、それがアルバム全体の安定感につながり、ほとんどコンセプトアルバムと言っても良いような一貫性が生まれたのだと思いマス。特にそれが感じられるのがのっさん作の楽曲のなじみ具合です。違和感全く無しにアルバム1枚聴き通せるこの抜群のトータル感は今までのCKBのアルバムにはなかなか無かったと思いマス。まさに居住性抜群のジャケのローライダーみたいな感じ?こんなクルマ乗ったこと無いから全然想像つかんですが(苦笑)。
 ただ、曲ごとに見ていくと、どれもうまくまとまっているが故に、なんとなく聴いてるとコレって耳に引っかかる曲がちょっと少ないような気もします。歌詞見ながらじっくり聴くとイイ曲だったりするものでも、運転しながらだと聞き流してしまったりね。そういうところが『Brown Metallic』な渋さってことなのかな(笑)。個人的には地味なアルバムって好きなんで、僕はCKBの作品の中ではコレが一番好きになれそうなんですけどね。ちなみに前半のユルめの流れや、定番スウィートソウルな「レコード」、CKBらしさ満開のある意味定番曲な「☆☆☆☆☆」、そして「まっぴらロック」の人力サンプリングな「木彫りの龍」あたりはかなり好きですね。
 毎度毎度、CKBは新作出すたびにベストな出来ですが、今回はバンドとしての完成度というか充実度がよく感じられて、初めて新作聴きながらも、さらに次の作品が楽しみになりました。名実ともにCKB黄金時代がやってくる予感(笑)。

('04/06/27)
 Soul Punch
. 1.男の滑走路 2.本牧パレード -eye catch- 3.魂拳 -Soul Punch- 4.逆輸入ツイスト 5.京浜狂走曲
 6.Sweet Seoul Tripper 7.37℃ 8.Loco Loco Sunset Cruise 9.American Dream 10.横山自動車
 11.Almond Jerry 12.ロドリゲス兄弟 13.フジヤマ・キャラバン 14.本牧通りのCKB -eye catch-
 15.Transistor Glamour Girl 16.Summer Freeze 17.Chatango Cha Cha Cha 18.タイガー&ドラゴン -完全版-
 19.本牧埠頭にクルマを捨てないで! -eyecatch- 20.流星ドライヴ 21.California Roll
 '05年発表。メジャーデビュー以降大所帯化してきたCKBもメジャー4枚目にして安定期に入ったかな、と思わせる本作。もちろん今までの作品と変わらないサービス精神とボリュームなんですが、良い意味でちょっとユルさも感じられるんですよね。サウンドにも詰め込み感がなくてシェイプアップされてるような気もします。ブックレット表紙にあるULTRA SUPER CKB(←公式ミネラルウォーター)じゃないですが、今までのCKB作品の中では最も爽やかな聴後感を味わえる仕上がりデスネ。
 そんな本作の聴きどころ、と言うかクライマックスがいきなりドアタマからやってきマス。「マイ・ウェイ CKB仕様」と言いたくなるニュースタンダードなマイスタンダード「男の滑走路」。流麗なオーケストレイションのイントロで離陸し、いざ大空へ!ビッグバンド調のサウンドをバックに機上で人生を見つめなおし、目の前の現実に振り回されながらシナトラを夢想しつつ短いフライトは終わりを告げ着陸するのデシタ。そして、果たして着いた先は・・・"お前の上"だった。アイキャッチを挿んでタイトル曲「魂拳(ソウルパンチ)」へ。機上から太平洋を見下ろしていた男は今、ぱっつんぱっつんのホットパンツとカンフーファイティン!!しかも負けて夜空に吹っ飛ぶヨコワケカツラ!この出だし3曲目(アイキャッチ含む)までの流れで想像できるトホホな男の姿にCKBらしさがすごくよく出てると個人的には思うんですよね。きっとこの男の口癖は"俺の話を聞け"に違いない(笑)。
 で、4曲目以降は、ロカビリーの女王ワンダ・ジャクソンが憑依した(?)「逆輸入ツイスト」と「横山自動車」以外は情念渦巻く「京浜狂走曲」、愛子ちゃんとデュエットする剣さんがゲンズブールみたいな「37℃」など、前半は甘茶ソウルな曲が並んでマス。そんな中、風刺チックな歌詞がCKBとしては珍しい「American Dream」は中々聴き応えある曲ですネ。ヴォコーダー過ぎて聴き取ることはちょっと難しいですが、"セカイニホコレルニホンノヘイワケンポウ ツクッテクレタノハアメリカ"というフレーズによって本編の歌詞の意味合いがガラリと変わるんですよ。あと余談ですが、ステッカー貼って車検証入れまで搭載のマイ愛車は外見だけは横山自動車で買ったことになってマス。まあ、横山自動車ではカローラなんて愛すべきダメ車は扱ってないと思いますがネ。
 後半はTOKIOに提供した「Transistor Glamour Girl」のセルフカバーや「タイガー&ドラゴン」の完全版など、トピックとなる聴きどころもありますが、個人的には「ChatangoCha Cha Cha」や「California Roll」が好きですね。文字通りチャチャとタンゴをミックスした「Chatango〜」は軽いラテンノリが心地よく、メロディ聴くだけならみんなのうたでかかってても全然アリな親しみやすさ。これもニューリズムというやつなのかな。「California Roll」は最後を飾るに相応しいメロも歌詞も甘酸っぱいCKBお得意のナンバーデス。"カリフォルニアむぁきぃ〜"のねちっこい歌唱がとにかく印象的でした。
 こういうCKB的ハイブリッド音楽ってJ-POPって言うよりやっぱり歌謡曲って言った方がしっくりきますね。昭和歌謡ならぬ平成歌謡。いや、21世紀歌謡の方が宇宙的でイイネ!なんちゃって。それはそうと、ジャケットの剣さんの衣装、着こなしが渋すぎてポールスミスに見えません是。

('06/03/04)



 客演仕事、その他(ソロ、プロデュースetc)編〜

 とりあえず持ってる分だけ。

 さ・え・らジャポン / PIZZICATO FIVE
 スキヤキ・ソングに剣さんがゲストボーカルで参加
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 あの鐘を鳴らすのはあなた / What’s Love?
 1.あの鐘を鳴らすのはあなた(by What’s Love?と横山剣)
 2.あの鐘を鳴らすのはあなた(by What’s Love?と小島麻由美)
 3.あの鐘を鳴らすのはあなた(by What’s Love?)
 4.あの鐘を鳴らすのはあなた(by What’s Love?とあなた)
 5.あの鐘を鳴らすのはあなた(by あなた)
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 肉体関係 part 2 / Rhymester 逆featuring クレイジーケンバンド
 1.肉体関係 part 2 2. 肉体関係 part 2 (instrumental)
 昭和77年発表。逆featuringって一体・・・なキング・オブ・ステージ、ライムスターによる一応カバーってことになる(のか?)CKBの楽曲のラップヴァージョン。もう巷では有線とかでちょっとしたヘビーローテーション状態だったりするので聴いたことある人もかなり多いかもしれませんね。
 以前クイック・ジャパンって雑誌でCKBが特集された時にライムスターの宇多丸氏がコメントを寄せていて、そこでも“肉体関係にラップのせてみたり”なんてこと書いてたのでこの競演は嬉しくもあり、同時にいつやるねん、と思っていたので本作のリリースは密かに心待ちにしていました。ライブでの競演とかでなくリリースまでするとは思いませんでしたけどね(笑)。それにしてもこの曲がこんなにヒップホップと相性がいいとは思いませんでした。ライムスターのウマさももちろんあると思いますが、もともとインストナンバーだったとはいえ楽曲自体がバックトラックとしてまったく違和感なく馴染んでいるのはちょっとしたカタルシスさえ覚えてしまうほどです。もともとライムスターのフロウって日本語映えするなぁ、と思っていたのでこういうリズム的にはシンプルな楽曲にはすごく相性いいんでしょうね。剣さんの濃厚なラップ(?)もいいアクセントになっていてポップミュージックとしてもかなり性能高いです。
 この曲、ぜひともライブでも見たいですね。でも大阪じゃちょっと無理かなぁ。東京なら両者のスケジュール次第ではなんとか実現するかもしれませんね。

('02/11/13)
 奇蹟 / Duck Tails
 DISC-A
 1.スーパー・ダック 2.パーティー・バンプ 3.香港野郎 4.ベイビー・ベイビー 5.よそ行き顔のビー・マイ・ガール
 6.恋の第三京浜 7.街 8.ハレルヤ横須賀 9.本牧'66 10.ぴりぴり 11.ミー&ミセス・ジョーンズ
 12.ザ・プレシャス・モーメント 13.甘酸っぱいウォウ・ウォウ
 DISC-B
 1.グッド・ナイト 2.セックス・イン・バス・ルーム 3.アイリーン 4.シェビー・マイ・ラブ 5.ファニー・ガール・チャチャ
 6.ゴー!ゴー!ゴー! 7.サンシャイン・デイ 8.ウォー・アイ・ニー 9.横須賀のゴー・ゴー・ガール 10.プリーズ
 11.アーモンド・アイズ 12.彼女はバージン 13.ファンキー・ナッソー 14.シンデレラ・リバティ
 15.本牧ソウル・ナイト〜サテン・ドール(SE)
 世間のCKB熱急上昇のおかげなのか、とにかく出てくれました!東洋一のサウンドマシーン、ィ横山剣が80年代に元シャネルズの山崎廣明尊師とともに結成したダックテイルズ。そのィヨコハマのスーパーバンドが'97年9月15日クラブチッタ川崎において一夜限りの復活を遂げた際のライブを収めた2枚組の実況中継盤が本作です。
 CKBにちょっと詳しくなり始めた頃からずっと気になっていたこのバンドの、初めて触れる音源である本作のリリースは、僕の中で音盤関連のニュースとしては今年最大級の関心事でした。で、実際聴いてみるとやっぱり予想通り、いや、予想以上にハンサムな音楽(笑)。ィヨコワケハンサムではないところがCKBとの相違点かな。要するにCKB同様歌謡曲的要素は含まれていますが、幾分かブラックミュージック、特にJBにより近い感じなんですね。剣さんの黒い部分がCKB以上に浮き彫りになっていて、また、曲も今ほど練りこまれていないのかすごくプリミティブな印象で、これはこれでカッコイイな、と思いました。
 もちろん全曲大好きなんですが、その中でも特に個人的に気に入った曲はDISC-Aの「ハレルヤ横須賀」〜「本牧'66」の流れやDISC-Bの「横須賀のゴーゴー・ガール」、そして言わずもがなの大名曲「シンデレラ・リバティ」ですかねぇ。「真夜中のゴーゴー・ガール」は、本作を聴く前に大西ユカリさんのラジオでスタジオ音源を先に聴いていて、そっちではほぼギター1本をバックに歌う感じのかなりシンプルなアレンジだったんです。なので本作を初めて聴いた時はそういう渋さを期待していたのでちょっと意表をつかれましたが、ライブの方のアレンジも色気があってこういうのもイイネ!って感じですね(笑)。また、数曲剣さん以外のメンバーがメインボーカルの曲もあるんですが、それらの曲もソウルフルな感じで、ライブの全体的な流れの中に変化を与えていて聴き逃せません。DISC-Aの「ミー&ミセス・ジョーンズ」なんかはすごくムードがあって聴き入ってしまいました。
 ・・・はあ、勢い余ってごちゃごちゃと書き過ぎてしまいましたね(苦笑)。では最後に気になったことを一つ。DISC-Aの最後に剣さんがステージで1人(?)で中華街大作戦とかを歌ってる時に矢沢永吉さんの歌を歌ってるんですが、この曲って何て曲なんでしょうか?もしご存知の方がいらっしゃれば教えてもらえませんか?すごく気になってます。

('03/01/05)
 ZAZOU *BEST*
 1.おしゃれ泥棒 2.JOY HOUSE 3.僕のクリスマス 4.SWEET POP MUSIC 5.彼女はゴージャス 6.天使と戦士
 7.狂った太陽 8.オールド・アパートメント・ハウス 9.続・卒業 10.夜景 11.Down Town Express 12.アデュー
 13.橙色の時間 14.ラヴ・コミュニケーション 15.愛しの帰国子女(MODEST) 16.ノイローゼ・ベル
 17.DO THE JOY STYLE
 ィ横山剣 from CKBが'90年代前半頃までやっていたバンド、それがこのザズーです。ZAZOUってのは簡単に言うと'40年代あたりのフランスのモダンな若者のことデス。
 音の方はどんなにモダンか楽しみに再生してみると・・・のっけから薄っぺらいスカスカのメロディとドッカンドッカンてないかにもなハンマービートの曲から始まって正直めちゃビビリました(笑)。予想以上に'80年代真っ只中!?でも、ギターリフとかベースラインが黒っぽくて、ライナーにも書いてたんですが、ちょっとプリンスっぽいんですよね。そのせいで、苦手分野ながらも当時の日本にこんな音出してるグループもいたのかぁ、とプリンス好きとしては妙に感慨深く聴いてしまいました(笑)。また、歌や歌詞の世界観は、時代を反映したバブリーな印象もありますが、根幹はまさに横山印といった感じ。この人、ホンット変わってないなぁって思いましたヨ(笑)。あ、決して悪く言ってるわけじゃないです、念のため。
 そんなモロ'80年代な本作中、「狂った太陽」というボッサな曲があるんですが、これがとんでもない名曲でした。ライナーによると今でもフライデーで演奏してるらしいですが、これは僕もぜひとも聴きたいですねぇ。CKBにもボッサといえば「せぷてんばぁ」がありますが、あの曲は楽曲自体なかなか本格的なボサノヴァだったのに対して、こっちは歌謡曲的なアレンジがちょっと胡散臭くて、それがすごく時代を感じさせてくれて面白いんですよね。今、ボサノヴァベースのポップスや歌謡曲を作っても絶対こうはならないように思います。
 全体としては、何を言ってもやっぱり古臭い音楽という印象はぬぐいきれず、狂剣患者向けのコレクターズアイテムかな、と思えなくもないですが、剣さんの書く曲の歌謡曲としての普遍性はしっかり確認できるのもまた確かだと思いまス。

('04/06/27)
 ルンバでブンブン / 和田アキ子
 1.ルンバでブンブン 2.史上最悪の夜 3.タイガー&ドラゴン 4.リズム&ブルースの女王
 5.ルンバでブンブン(オリジナル・カラオケ)
 ついに出たか、てな感じのィ横山剣プロデュース作品。この人はたまに興味深い人選で作品を出しますが、いつまでも気は若いってことなんでしょうかね(笑)。『DYNAMITE SOUL WADA AKIKO』なんて作品もありましたしね。
 まず1曲目「ルンバでブンブン」。タイトルからもわかる通りいかにもなラテン歌謡ですね。しかも編曲にコモエスタ八重樫氏が起用されており、パノラママンボ度(謎)もアップしてクラブ仕様にドレスアップされてますデス。トラック運転手のシングルマザーって歌詞の設定がなんとなくアッコのイメージから連想しやすいのが面白いですね。それにしても、こんな人選でなかったら絶対こういう世界観の歌は歌わないだろうなぁ・・・。
 続いて2曲目の「史上最悪の夜」。これは作詞作曲横山剣というのはもちろん、編曲横山剣・小野瀬雅生、そして演奏はCKBというまさに鉄壁の布陣です(笑)。しかも曲自体も筒美京平っぽい軽快なブラスがスカッと気持ちいいど真ん中な歌謡曲。「ルンバ〜」よりも僕はこっちの方が好きですね。ていうか、この曲かなり好きです。こういういかにもな歌謡曲っていい意味で単純で親しみやすいんですよね。今年の紅白この曲でいいんじゃない?なんちて(汗)。新曲ならどうせ某缶コーヒーの歌の方が可能性高いでしょうけど。
 3曲目はCKBでもお馴染み「タイガー&ドラゴン」です。この曲が出たときもアッコや永ちゃんが引き合いに出されていたので、このカバーは当然の流れですよね。演奏もおそらくオリジナルのままなこともあって、これがオリジナル?てな印象です。もう言うことなしですよ。
 で、4曲目にアイキャッチが収められてるんですが、これが聴き流せないカッコよさ!剣さんが“元祖、クイーン・オブ・リズム&ブルース、アキコ・ワダ!”って歌っててめちゃ渋です。正直、「史上最悪の夜」の次ぐらいにこの曲が好きかも(苦笑)。
 本作を聴いてみて、改めてこの人の声はすごい!って思いましたね。若い頃に比べるとどうしても声に歳を重ねたことを感じざるを得ませんが、それでもこの迫力、ダイナマイトっぷりは他の人にはない魅力ですよ。ボックスセット欲しいなぁ(笑)。

('03/08/30)
 小野瀬雅生ショウ
 1.TURN ME ON 2.MOTTO WASABI 3.世界の半魚人 PartU 4.チーズ・バーガー・パトロール 5.M.C.C.K.
 6.クレイジー・ピロシキ・No.1 7.アンスリウム 8.熱海マル・ダムール 9.プラムのしずく
 10.The Land Of Sleeping Waters 11.M.C.C.K. 12.Destroy All Monsters 13.リュウグウノツカイ
 14.クレイジー・ピロシキ No.2 15.悲しき宇宙人 16.おんぼろロケットの漂着
 昭和75年発表。CKBのライブでも必ず小野瀬雅生ショウはありますが、その魅惑のショウタイムが1枚のアルバムになりました。
 ギターはもちろんベース、ドラムetc...と多数の楽器の他、プログラミングものっさん自らこなし、サポートもほとんど無しのまさにソロアルバムと呼ぶに相応しい本作は、音楽的にもやはりCKBではなかなか見ることの出来ない仕上がりになっています。まず、のっさんの声って見かけに寄らず(ごめんなさい)、すごくジェントルで爽やかなんですよね。例えば「クレイジーピロシキ」とかはハードロック調のインストで「イカ釣り船」にも近い感じですが、「アンスリウム」などは海岸に吹く爽やかなそよ風のような聴き心地です。で、CKBのような濃さはないですが、のっさんの歌声、のっさんの奏でるメロディーはやっぱりどこか懐かしい、昭和を意識させるんですね。
 正直、ボーカルの人以外のバンドメンバーのソロ作ってどうなんかな、って思ってましたが、これはすごくいい作品です。“古くて新しい”音楽が詰まった良作。いやホントに。
 Little High Big Now / 小野瀬雅生ショウ
 1.Happy Switch Overture 2.Happy Switch 3.Outer Space Iron Horses 4.Lotos 5.M.C.K.S.
 6.The Last Madman 7.Rambling Prayer 8.Mezzanotte 9.the echose of summer
 小野瀬雅生ショウ第2作目は、様々な楽器をのっさん一人が駆使して作り上げた前作とは違って、4人編成のバンドで作られた作品。そういうことでは前作と比べて勢いというかまとまりがよくなっていて、ロックアルバムとしてはすごく聴きやすくなってると思います。
 のっさんは当然ギタリストで、その人がアルバムを作るのだからギターのソロとかが多いような曲が当然たくさん本作には入っています。で、これは僕の思い込みなんですが、ギターの早弾きとかソロパートが分かりやすく盛り込まれているような曲ってすごくハードロックっぽいし、言葉は悪いですが古臭い、もっと言うとダサいんですよね(HR好きな人スンマセン)。したがって、何が言いたいかっていうと、本作はダサい。具体的に言えば、80年代のアメリカンロックって感じの今聴くとちょっと気恥ずかしささえ覚えてしまう部類の音楽なんです。にも関わらず、なぜ僕は本作を気に入って聴いているかというと、それはのっさんの人柄による部分が大きいと思います。曲自体は底抜けに明るい雰囲気で聴いていて楽しくなるし、目を閉じればのっさんが気持ちよさそうにギターを弾きまくる姿が容易に目に浮かぶんですよね(笑)。こういうのっさんらしさが存分に感じられるところが本作の最大の魅力だと思います。
 先日小野瀬雅生ショウのライブ行ってきたのですが、ベースの人のいかつさにかなりビビってしまいました(笑)。ノースリーブのシャツにやたらぶっとい腕、長髪でグラサン。コ、コワイ・・・。それが、ライブ始まって演奏している彼を見てみると、すっごい楽しそうにベース弾いてる。良い人そうでした(笑)。

('03/12/13)

トップイントロオレコンチャートオンバンショウカイハーボットビビエスリンク ア〜サタ〜ハマ〜オニムバス A〜EF〜JK〜OP〜TU〜ZV.A. FRANCEITALYGERMANY / POLANDUK / US 序章第一章第二章第三章コラム ニッポンノアングラロック'70年代'80年代'90年代〜