結婚したい男

「今年の目標は?」
「そうだね、結婚して所帯をもつことかな」
「それは自分だけの努力でどうなるものでもないね」

去年の5月に
旅行先で知り合ったTさん(男性40歳独身)、
その時持っていた携帯のストラップに、
縁結びのお守りがついていて、
この人切に結婚したいんだ
と思った。
それからお互い東京に住んでいたこともあって、
今度遊びにいきましょうという話になり、
7月に映画をみにいった。
映画を見終わった時点で17時を過ぎていたので、
飲みにいくことにした。
「映画(69)はどうでした?」
「僕には難しすぎてわからない」
「?」
この人、もしかしてそんなに頭が良くないのかな?
それから、私の出身校を聞かれた。
「僕は短大卒だから、、、
 どんなに三流でも大学には行っておけばよかったな
 今は女性でも大学でてて、
 学歴で結婚がだめになるということもある」
「大きな会社に勤めているOLさんは違うな、
 年収400万の男なんて相手として考えられるか」
こんな事を話題をするようでは、
その時点で結婚などできないだろう。
大体、コンプレックスの塊男の話を聞いてるほど、
苦痛なことはない。
男は、堂々としているべきだ。
しかも、旅行の時も今も頭にターバンを巻いている。
もしかして頭がはげているのではないか?
「そんなことないですよ、
 学歴とか年収とか、ぜんぜんこだわりませんよ」
と、笑顔で心にもないことを話しながら、
私は上記のようなことを冷静に感じていた。
しかも、飲み代は割り勘。
年も少し上だし、誘っておいて、
男のプライドてっものはないのだろうか。
その後、飲みに誘われたが、
時間の無駄と思い、
口実をつくって断った。

今年になりそのTさんから連絡がきた。
私の社労士合格と誕生日のお祝いをしたいという。
会社帰りに会うんだから、
ターバンは頭に巻いてないだろう。
髪はどんな感じなんだろう。
そんな興味も手伝い、
今日会うことにした。

待ち合わせ場所で見た彼は、
そこらへんにいる40男だった。
しかし、ダブルのスーツを着込んで、
お洒落はしてきてくれたようだ。
頭の毛は、
あきらかに カツラ と判別できるものだった。
飲んでる最中も、
結婚したい光線がとんでくる。
私と結婚したいんじゃなくて、
とにかく結婚したいんだな、この人という感じ、、、

35歳以上の男性の独身率は25%

収入も学歴もない男は、
理想を下げて相当な努力をしない限り、
結婚できないと思う。
女よりもそこら辺はシビアだ。

しかもTさんはハゲだ。

それから携帯にメールが入った。
スーツ姿素敵ですね(ハートマーク)

これ以上、
気をもたせるのはやめよう。
会うのはやめよう
と心に誓った私であった。

<2005年1月14日 ブログ日記より>

                                     
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