|
連載:コーヒーについて その9 ---ヤグラでネルドリップ
本格的なネルドリップに挑戦したくてついてにヤグラを買った。こういうふうにネルフィルターをのせて使う。
購入は例によって「珈琲問屋」から。というわけで、そこのサイトから基本的な製品情報を転載しておく(ちなみに、ヤグラはわたしの見つけた限りでは「coffee ペルティアラ」でも購入可能で、こっちは一本柱のヤグラも売っている)。
| メーカー |
ボンマック(BONMAC) |
| 製品名 |
ボンマック 布フィルター用 やぐら(小) |
| サイズ |
180(高さ)×95(上径)×155mm(下径) |
| 定価 |
1,050円 |
| 補足情報 |
「上径」は、外径が95mm、内径が85mm |
「補足情報」というのは私が実際に測って付け加えた情報だ。そして、このヤグラの内径は85mmだから、このヤグラにネルフィルターをのせて使用する場合、フィルターの直径が85mmより大きければ使うことができるということになる。
次に、このヤグラと一緒に購入したネルフィルターだけれども、、、
| メーカー |
丸太(マルタ Maluta) |
| 製品名 |
丸太 ネルドリップ 3人用 金具セット |
| サイズ |
2〜3杯用 |
| 定価 |
577円 |
| 補足情報 |
金具サイズ:長さ179mm、幅102mm(内径96mm)
フィルターサイズ:(畳んだとき)縦117mm、横166mm、 (セットしたとき)深さ:87mm
|
で、淹れて飲んでみての感想だけれども、文句ナシにおいしい。前回の「コーノ式ネルフィルター」よりも美味しいような気がする(気のせいかもしれないが)。ネル生地がこちらの方が断然厚いんだけれども、関係があるのだろうか?・・・ところで、「コーノ式ネルフィルター」との比較といえば、あちらは取り替えまでの使用回数が20回ってなっていたのに、こちらの「ネルドリップ 金具セット」は同じマルタの製品でありながら60回となっている。どうしてだろう?(--; 生地の厚さが関係するのか?
不満は、ネルフィルターが大きすぎること。そもそも金具にフィルターをつける時点で、布がかなり余ってだぶついている感じだし、一回り径の小さいヤグラにセットすると布のだぶつき具合はもっと甚だしく感じられる。その結果どうなるかというと、珈琲の粉がフィルターの底の方で丸まってしまう。上からみるとこんな感じ(上がスプーン4杯:推定32gで、下がスプーン2杯:推定16g)で、さらに逆光で真横からみるとこんな感じ(左が4杯、右が2杯)。つまり、こういう風に、ドリップポットの注ぎ口から、ネルのなかの珈琲豆の表面までが遠いっていうのがわたしの不満点(写真は上の方から撮っているので、「遠い」っていうのがあまり伝わりにくいかもしれないけど)。
そこで、他のネルフィルターを試してみることにした。「珈琲問屋」の「器具>コーヒーフィルター>ネルフィルター」のコーナーで他の選択肢を探す。・・・でも、とりあえず、 ハリオ(HARIO)の「DFN-1 DPW1用ろか器(1〜2人用)」と「DFN-3 DPW3用ろか器(3〜4人用)」は端っから除外する。というのも、取っ手の部分が木製だから、よけいに保存が面倒になっちゃう。前にも書いたようにネルフィルターは乾燥しないように水に浸けて冷蔵庫の中にでもいれて保存するんだけど、金具の柄の部分が木でできていたら、使い終わるたびにネルだけ外して水に浸け保存し、使用するたびにネルを金具に取り付けなくてはならなくなる。あるいは、しゃもじ立てのような容器に立てて(つまり柄だけ水から出して)保存しておけというのだろうか?(実際、密封できない容器で冷蔵庫に保存する場合、冷蔵庫内の匂いが移るのではないかと心配してしまうし、それ以前に水を入れておくのだから、間違って倒しでもしたら冷蔵の中が水びたしになってしまう。)
そこで試してみたのがカリタ製(と言いつつ、実際に買ったのは家の近所の「珈琲の家」だったりするけど)。
| メーカー |
カリタ(Kalita) |
| 製品名 |
カリタ 濾布手付(小) |
| サイズ |
4〜5人用 直径98mmx深さ110mm (コーヒーの粉最大使用量40g) |
| 定価 |
682円 |
| 補足情報 |
金具サイズ:長さ162mm、幅96mm(内径90mm)
フィルターサイズ:(畳んだとき)縦126mm、横133mm、 (セットしたとき)深さ:100mm
|
まず、換えのネルフィルターが売ってなくて不審に思っていたら、買ってみて理由が分かった。ネルを取り替えるような構造になっていない。(--; つまり、ネルを取り替えるときは金具も一緒に取り替えるような仕様になっている。消費者をなめとぅ〜のか!って感じで、まず最初にわたしがしたのはペンチを取り出し、ハリガネを曲げて、再利用可能な仕様に変更すること(あ、改造前の画像も撮っておけばよかったけど、うっかり撮り忘れてた)。
さて、上記表の数値をみてすぐにわかることは、金具の径はヤグラにぴったりのサイズなんだけど、やたら深さがあるぞってこと。公称のサイズが110mmで、たぶんこれは金具にセットして一番上からネルの外側一番下までのサイズなんだろうと思う。で、内側の深さを測ったのがわたしの測った「補足情報」の方で100mm。マルタの87mmに比べ、かなり深い。案の定、いつも使っているコーヒーサーバーと一緒にすると下が三分の一くらい入ってしまう。それに、ネルの幅があまりなくて、深さがかなりあるということは、コーヒー豆の入っているドリップ部分が細長くなってしまう(左がスプーン4杯で、右がスプーン2杯)。確かにコーヒー豆の表面は上の方に来るので当初の目的は達するが、こんなに細長くてはお湯を注いでいくときにお湯が脇に逃げて、ドリップが難しくなっちゃう。案の定、淹れてみると、上記マルタほどには美味しくならなかった。
次は「珈琲問屋」からボンマックの金具付きフィルターを購入。ウェブ上にはサイズ等の表記はあっても画像がアップされてなかったのでどんなのかわからないままも、価格が安かったので試しに購入。(^^;;
| メーカー |
ボンマック(BONMAC) |
| 製品名 |
ボンマック 柄付布フィルターC 3人用 |
| サイズ |
容量:3人用 寸法:90x130(直径x深さ) |
| 定価 |
189円 |
| 補足情報 |
金具サイズ:長さ185mm(プラ部品外せば130mm)、幅93/97mm(内径88/92mm)
フィルターサイズ:(畳んだとき)縦132mm、横150mm、 (セットしたとき)深さ:116mm
|
まず上記の情報だけみてもフィルターサイズが、上記カリタ以上に細長いことがわかるだろう。そして実際に購入して分かったんだけど、ネルの生地がかなり薄く、あまり上等そうには見えない(たぶん価格の安さはこういうところを節約している?)いずれにしてもネルフィルターは使ってみるまでもなく戸棚の奥へ。(^^;
そして、次に金具の画像の表からと裏から。金具だけなら値段が3倍以上するカリタ製よりもかなりしっかりしている。で、長さが185mmと無駄に長いので(こんなに長いと保存時に入れておく容器に困っちゃう)マイナスドライバーで押し出して金具部分をプラスティック部分から取り外してしまう。多少、柄の部分が短いけれども、ハンドドリップでずっと手に持って使うのでないのならば、これくらい短くても不便はないだろう。
ところで、上記データ表で金具の外径と内径を各々二つずつ数値を書き込んでいるが、それはフックを右側にとめたか左側にとめたかの違い。まあ、どちらに止めても使用に支障はなさそうである。
ところで、上記カリタ製ネルフィルター&金具を「珈琲の家」で購入したとき、ふと目に入ったのがハリオの取り換え用ネルフィルター。実際に大きさと形を見て、「これは使えるんじゃないか?」って思った。で、買って帰って試してみると、カリタ( 濾布手付(小))とボンマック(柄付布フィルターC 3人用)はちょうどいいサイズ、マルタ(ネルドリップ 3人用 金具)はぎりぎりセットできるサイズだと判明した。
| メーカー |
ハリオ(HARIO) |
| 製品名 |
ハリオ 部品 FD-1 DFN1用ネルフィルター |
| サイズ |
1〜2人用 |
| 定価 |
630円 |
| 補足情報 |
サイズ:(畳んだとき)縦107mm、横140mm、 (セットしたとき)深さ:89mm
|
上記の「(セットしたときの)深さ」は、カリタの金具に取り付けたときの深さ。他の金具につけてもそんなには変わらないだろうと思う。
深さはマルタのときとあまりかわらないんだけれども、はばがそんなにないので、コーヒーが下のほうに行っちゃわないで、わりと上の方まで表面がくる。まず計量スプーン4杯分(推定32g)ならこんな感じ。さらに、2杯分(推定16g)ならこんな感じ。2杯分のときはもうちょっと上の方まで来てくれたほうがうれしいけど、贅沢ばかりも言えまい。おおむね、満足できるような環境が得られたと思う。
というわけで、私なりの結論。
「ボンマック 布フィルター用 やぐら(小)」には、「カリタ 濾布手付(小)」か「ボンマック 柄付布フィルターC 3人用」の金具を使い、ネルフィルターには「ハリオ 部品 FD-1 DFN1用ネルフィルター」を取り付けるのがベストの組み合わせではないだろうか。
(7/16/2005 追記:その後、数ヶ月使ってみての印象なんだけれどもやはり最初に使った「丸太 ネルドリップ」がおいしい、ような気がする(^^; 厚手の生地だからかなぁ?・・・それから「カリタ 濾布手付」の金具は造りがちゃちなのですぐに使う気がしなくなって「ボンマック 柄付布フィルターC」の金具ばかり使うようになった。・・・4ヶ月ほど試行した上での改めての結論。「ボンマック 布フィルター用 やぐら(小)」には、「ボンマック 柄付布フィルターC 3人用」の金具に、「丸太 ネルドリップ 3人用」のネルフィルターを取り付けるのがベストの組み合わせでありましょう。)
(3/8/2005のVOCES VOCALISとして)
|