| あ | い | う | え | お |
あ
アーボア cf.シェルター
アール メートル法の面積の単位で、1A=100u。
アイ cf.アイスプライス
あい 敷き石などで、石の一辺と対する他の石の一辺が作り出す状景。「―が良い」または「なじみが良い」という。
あいおい【相生】樹幹の形や数による名称参照。
アイ・エム・ピー IMP Integreted Pest Managementの略で総合的病虫害防除のこと。化学農薬は便利だが、さまざまな
弊害あるので、化学的防除、生物的防除、物理的防除、生態的防除を組み合わせて使い弊害を少なくし効果をあげようする考え方。
アイグロ アカマツでもクロマツでもない、その中間のマツ。
アイスプライス ワイヤロープの先端に輪を作って、ストランドがほぐれないように処理すること。この輪を「アイ」または
「蛇口(へびくち)」と呼ぶ。ワイヤロープにおいて、アイスプライスは、クリップ止め、編込み、圧縮止めがありるが、圧縮止め
が最も一般である。
あいづあかいし【会津赤石】新潟県阿賀野川上流で産出する赤紫色の光沢ある石で、石質はチャート。用途は景石、玉石。
あいもち【相持ち】 木や石を運ぶとき、道具を使わず、二人以上の人の手で動かすこと。「せりもち」ともいう。
また、八人の肩で運ぶのを「はってん」という。
あいば 石組で石と石の接合部の表面に近い部分。
アウトリガー outrigger 移動式クレーンなど、クレーン作業時の円滑な旋回と安定性を保つために、2本又は4本の脚を張り
出す。この張り出す脚のこと。アウトリガーの地面に接する部分を、アウトリガーフロート(又はジャッキ)といい、左右フロート
中心間の距離が、アウトリガー張出し幅で、これが大きいほどクレーンの安定性が増す。
アウトリガー・フロート outrigger float cf.アウトリガー
あえんてっぱん【亜鉛鉄板】cf.トタン
あおいし【青石】青色を呈している石で、緑泥片岩(りょくでいへんがん)、絹雲母石英片岩(きぬうんもせきえいへんがん)、
輝緑岩(きりょくがん)、緑簾片岩(りょくれんへんがん)などのこと。産地による分類では次のものが有名。
伊予青石(いよあおいし):愛媛県で産出する海石。緑泥片岩。青緑色の中に白筋が入り、美しい皺がある。石組みや景石に用いら
れている。青石中最も珍重されている。
紀州青石(きしゅうあおいし):南紀地方で産出する海石。古くから庭石として利用されている。
秩父青石(ちちぶあおいし):埼玉県の秩父川で産出する川石。鮮やかな青色のものと紫がかった色調のものがある。石組みや景石
に用いられている。
あおがみ【青紙】cf.はものこう【刃物鋼】
あおがれびょう【青枯れ病】細菌により葉・茎が急速にしおれて緑のまま枯死する病気。
あおりどめ【あおり止め】cf.ふりはなし【ふり放し】
あかいし【赤石】飾り石として使われる赤みがかった肌の石で、佐渡の赤石が有名。他に、京都の加茂石(かもいし)、岐阜県
郡上郡の郡上赤石(ぐじょうあかいし)、北海道の十勝赤石(とかちあかいし)、愛知県犬山市の犬山赤石(いぬやまあかいし)が知
られている。
あかだまいし【赤玉石】新潟県佐渡島で産出する赤石で、飾り石として珍重される。
あかだまつち【赤玉土】関東ローム層の赤土を加工し、粒状にし通気性を向上させた園芸用土。硬質と上質があり、硬質は粒が
崩れにくく、上質は崩れやすい。植物によって使い分けする。
あがたそうち【縣宗知】幕府お抱えの庭師で小堀遠州の弟子。新発田市の清水園や五十公野(いじみの)御茶屋の日本庭園作庭
の指導をおこなった。
あかつち【赤土】地表の黒土の下にある褐色の土層。B層位。
あかなわ【赤縄】cf.シュロなわ【棕櫚縄】
あかぼしびょう【赤星病】植物の病害。葉の表面に赤褐色で星状の斑点が生ずるものの総称。ビャクシン類(カイズカイブキ等)
やネズミサシ類は赤星病の中間宿主なので、ナシ、ボケ、カリンなどの近くに植えないようにする。
あかみ【赤身】cf.しんざい【芯材】
あがる【上がる】樹木が病気で枯れるときに下枝から順に枯れが進行する状態をいう。
あき 鉄筋コンクリートにおいて、平行に設置した鉄筋の間隔で、狭いとコンクリートが全体に回らず、鉄筋とコンクリートの
付着力が落ちる。
あき cf.ふところ
あきのななくさ【秋の七草】cf.ななくさ【七草】
あきひ【秋肥】花芽の充実や耐寒性を付けるために行なう施肥。
アクアプランツ aqua plants 水草など水生植物のこと。
あげすど【揚簀戸】cf.はじとみ(半蔀)、はねきど(溌木戸)とも呼ばれ、竹で作った四角い枠に細い割り竹を菱目か篭目に編
んだ簀戸を、2本の丸太柱に渡した横木に吊り下げた形式の木戸。出入りの際は股のある竹や枝で突き上げる。
あげばち【上げ撥】cf.ばち【撥】
あご【顎】cf.にわいし【庭石】cf.あごしょくにん【顎職人】
あごしょくにん【顎職人】 正しくことを言うのだが、技能未熟で行動が伴わない人のこと。単に「あご」ともいう。
あさくきる【浅く切る】ハサミで枝先を切るとき、芽から離れた所できることで、新たな芽が出たり腐ったりする。
⇔ふかくきる【深く切る】。
あさしぼり(一本吊りの)【浅絞り】cf.ふかしぼり(一本吊りの)【深絞り】
あさばち【浅鉢】cf.うえきばち【植木鉢】
あさり【歯振・目振】ノコ歯の先の左右の振れ。引き幅を広げ、ノコ屑を外に出す働きをする。ノコ身の厚さをtとした場合、
剪定において生木を切るので、あさりの出(幅)は1.5〜1.6tが適当である。
アザミウマ【薊馬】 体長0.5〜10mmで2mm内外のものが多い。細長い体で扁平かやや円筒状に近い形をしている。体色は黒褐色から
淡黄色のものまで多種。花や穂、朽ち木や松葉、葉鞘や樹皮の下などにすみ、虫こぶを作るものもある。大部分のものは植物の組織を
穿孔し汁液を吸う。世界に広く分布し3500種以上が記録され、日本では100種以上が知られている。農業や園芸では英名のスリップス
(thrips)と呼ぶことが多い。
あしおすぎ【芦生杉】cf.すぎ【杉】
あじむいし【安心院石】大分県安心院町で産出する安山岩、灰褐色系で渋味がある。延段、飛石、貼石として使われる。
あしらう 美しくとり合わせる。『食卓に花を―』
あしらい 真木に目立たないように添えたり、間が抜けた空間を軽くふさぐために植える樹木。
あじろがき【網代垣】 cf.たけがきのしゅる【竹垣の種類】
あじろなみもん【網代波紋】cf.さもん【砂紋】
あじわい【味わい】ながめたり聞いたりしているときに、わかってくる面白さ。cf.風合い(ふうあい)、
アスファルト asphalt 黒色の固体または半固体の粘着性のある物質で主成分は複雑な炭化水素で、道路の舗装や防水などに使わ
れる。アスファルトには、天然のものと石油から製造されるものがあり、日本では後者をアスファルトと言っている。
あずまや【四阿、東屋、阿舎】cf.シェルター
あぜびきノコ:【畦びきノコ】cf.ノコギリ
あだまきかけ【あだ巻き掛け】cf.フックがけ【―掛け】
あつじょう【圧条】cf.とりき【取木】
あてもの【当て物】atemono 荷を吊る時または固定する時、荷又はロープに傷をつけないように、当る部分に使う保護材(木材、
布、ゴムなど)のこと。やわら、かませものとも言う。
あてもの【当て物】atemono 補強を目的にあてがうもの。
あばれている【暴れ―】庭木が自然にまかせ、勇ましく伸びている様子。
あぶらといし【油砥石】純粋な硅酸質の結晶からなる細粒の砥石で鉱物油や植物油を滴下し、研磨したカスを流しながら使う、
人工砥石。
アブラムシ【油虫】別名はアリマキ。身体が小さく1〜4mm、日本に700種以上いる。多くの植物に寄生し汁液を吸収して生
活している。生活史は複雑で、典型的なものは一年の大半を胎生する雌だけで繁殖し、秋になって両性生殖する固体が現われ、
受精卵で越冬する。油虫の排泄物にはスス病が発生する。油虫の出す甘露はアリ類に好まれ、アリ類の保護を受けて共生する。
アリマキはアリの牧場の意味である。天敵は、テントウムシ、ヒタタアブ、クサカゲロウなど捕食性昆虫であるが特に春は
油虫より天敵の発生が遅れるので薬剤を使い駆除する。ゴキブリ類をアブラムシと呼ぶ地方があるが、全く別の種類である。
あぶりだめ【焙りだめ】 cf.ためる【矯める】
アプローチ 門から玄関までの間。また、その通路。
あまおち【雨落】茶室の軒先から雨だれが落ちる地点。
あまおちみぞ【雨落溝】予め溝を掘ってその両側を瓦やゴロタ石で土留めする。雨樋を設けた場合には、実用上雨落を設けなく
ても良いが、景色として設けることが多い。
あまかわ【―皮】cf.けいせいそう(樹木の)【形成層】
あみくみがき【編み組み垣】 cf.たけがきのしゅる【竹垣の種類】
あめ 建仁寺垣の立子(たてこ)など垂直に立てるべきものが、技量未熟のため傾いて立てられた時に「―になった」という。
同様に、立子間に隙間が多くできた状態を、風通し良いので「なつむき(夏向き)」と呼ぶ。
アメリカむすび【アメリカ結び】 cf.ひものむすびかた【紐の結び方】
アメリカしろひとり【―白灯蛾】ヒトリガ科のガ。白色に褐色斑があり、小形。北アメリカ原産。幼虫は黒く、長い白毛があり、
体長は約3cm。サクラ、クワ、スズカケノキなど多くの木の葉を食害。成虫は年に2回発生する。
あやえだ【綾枝】cf.いみえだ【忌枝】
あやがけ【綾掛け】cf.うらあやがけいぼむすび【裏綾掛けいぼ結び】
あらいだし【洗い出し】コンクリート打設後、モルタル分が硬化しきらないうちに、表面のモルタル分だけを洗い流し、骨材を
浮き出す仕上げの方法。
あらきだ【荒木田】cf.あらきだつち【荒木田土】
あらきだつち【荒木田土】田んぼの耕土下や河川敷などの下層で見られる粘土質の土。土壌学的には沖積土と呼ぶ。荒木田土は
堆肥、腐葉土などの有機物を混入すると、保水性、通気性が増すので良質の園芸土になる。単に「あらきだ(荒木田)」とも「たつ
ち(田土)」とも呼ぶ。
あらすかし【荒透かし】cf.すかし
あらと【荒砥】cf.といし【砥石】
あらなわ【荒縄】いねわらで作った太い縄で、「根巻き」などの作業に不可欠。「ワラ縄」ともいう。
あらにわ【新庭】新規に作る庭。築造されて間もない庭。
あられくずし(霰崩し)cf.えんろ【園路】
あられこぼし(霰零し)cf.えんろ【園路】
ありそ【荒磯】ariso アライソの約。荒波が打ち寄せる磯浜をイメージして岩を配置した庭の景の一つ。
ありまき cf.あぶらむし【油虫】
アリダート 平面測量用具の一部で、前方測定点に立てたポールを見透す照準儀。別名、見通し定規ともいう。
アルカリせい【―性】cf.ピー・エッチ
アルミた【―竹】cf.じんこうたけ【人工竹】
あわあおいし【阿波青石】徳島県吉野川で産出される緑泥片岩。青緑系で石面に皺があり、景石、石橋、飾り石、飛び石などに
使用される。
あわせ cf.たけがきのしゅるい【竹垣の種類】
あんえいほう【安衛法】労働安全衛生法の略称。cf.ろうどうあんぜんえいせいほう【労働安全衛生法】
あんぎょうなんこう【安行軟膏】樹木の剪定後、切り口をcomouflage(カムフラージュ:偽装)するために、擦り付ける土や葉の
こと。『―を塗る』
あんぎょうまき【安行巻き】cf.ねまき【根巻き】
アングルドーザ cf.ブルドーザ
アンツーカー entoutcas 自然土を焼き、それを粉砕した舗装材で排水を良くするためにテニスコートなどの舗装に使う。
あんざんがん【安山岩】溶岩が地表下の比較的浅いところで急速に冷却されて生じた岩石で、花崗岩ほど鉱物の結晶が明らかで
ない。庭園用として用いられる安山岩には次のものがある。
小松石(こまついし):神奈川県足柄下郡真鶴町付近で産出。石質が硬く所望の方向に割ることができる。
新小松石(しんこまついし):小松石と同様、神奈川県足柄下郡真鶴町付近で産出。小松石に比べると、多少多孔質で石質が
やや粗いので精密加工には適さないが、間知石や割石として利用される。
蔵王石(ざおういし):山形県蔵王山付近で産出される茶色がかった石。庭石や加工して石灯籠や浴槽としても使われる。
鉄平石(てっぺいせき):長野県諏訪方面で産出。厚さ1〜5cmの硬くて強い板状の石材が取れる。
貼石材料として珍重される。
丹波石(たんばいし):兵庫県多紀郡今田町付近で産出。鉄平石が青色系あるのに対し、丹波石は薄茶色か灰色で、石の中に
硬質の砂の様な粒が入っている。風化されたものは味のある粗面になっている。貼石や石垣用の材料に使用される。
根府川石(ねぶかわいし):神奈川県根府川産。色は暗褐色で、景石、飛び石、敷き石などに使用される。
あんぜんえいせいすいしんしゃ【安全衛生推進者】労働安全衛生法の規定により、常時使用する労働者が10人以上50人未満の
事業所において選任され、労働災害を防止するための安全衛生に関する職務をおこなう者。
あんぜんかじゅう【安全荷重】ワイヤロープやフックなどの吊り具にかかる荷の質量は常に変化する。また、吊り具には曲げ応力
などが加わるため、大きな力が加わる。このたね、吊り具には吊っても大丈夫な荷重の目安を設け、これをいう。
あんぜんくつ【安全靴】つま先の保護と踏みぬき防止を考慮した靴。
あんぜんけいすう【安全係数】ワイヤロープやフックなどの吊り具の破断荷重と安全荷重の比。
関係式、安全係数=破断荷重(kN)÷[9.8×安全荷重(ton)] クレーン等安全規則で、安伝係数は玉掛用ワイヤロープは6以上、
玉掛用つりチェーン(構造により異なる)は4または5以上、シャックルは5以上と定められている。
あんぜんたい【安全帯】墜落時に人体が受ける衝撃をやわらげる目的の、胴締めベルト。種類が多い。安全ベルトともいう。
あんぜんだいいち【安全第一】1906年アメリカのUSスチール社の会長E・Hゲーリーが会社の経営方針を、安全第一、品質
第二、生産第三と改め、安全作業に関する施策を強化したところ、品質も生産性も向上したという実例が示され、これがアメリカ全土、
ヨーロッパ、更にわが国にも広がった。最近では、安全確保と品質確保は共に第一である。
あんぜんベルト cf.あんぜんたい【安全帯】
あんぜんぼう cf.あんぜんぼう【安全帽】 合成樹脂製の保護帽で、飛来・落下物から頭部を保護する用途のもの、墜落時に
頭部を保護する用途のもの、電気工作物との接触感電防止を目的としたものがあって、単一の用途・目的もの、組合せのものがある。
保護帽またはヘルメットともいう。
あんぞえのき cf.やくぎ【役木】
あんそくかく【安息角】法面(のりめん)は一定の角度に達しなければ崩壊せず、安定した状態を保つことができる。この時の
法面角度のことで、息角(そっかく)ともいい、土質によって異なる。
あんどん【行灯】木枠に紙を張り、中に蝋燭をおいて火をともしたり、裸電球をともす昔風の照明器具。
アンバー umber こはく色。
あんばい【按配】ほどよく混ぜたり、並べたり処理すること。
アンリ・マルチネ 1906年(明治39年)に完成した新宿御苑の西洋庭園の設計者(フランス人)。
い
いえつき【家つき】庭で一番家に近い所。
イエローストーンこくりつこうえん【―国立公園】アメリカ合衆国のワイオミング州、モンタナ州、アイダホ州にまたがる世界
最大規模の国立公園。1872年に国立公園として初めて制定された。100以上の間欠泉や、パイソン、ヘラジカなどの貴重な野生
動物が保護されている。
いおり【庵】僧や隠者などの住む、小さくて質素な家。
いがき cf.かみがき【神垣】
いかだうち【筏打ち】cf.えんろ【園路】→とびいし【飛石】
いき【粋】気立て、格好などがあかぬけし、さっぱりしている中に、異性を引きつける性的魅力を含んでいること。
いきがあがる【息があがる】過度の労働によって体力を消耗し、呼吸も困難になる状態。
いきたいし【生きた石】水を吸いコケ類が付着する石。反対に、濡れたあと乾きが早く、コケ類が育たない石を「死んだ石」、
「枯れた石」という。庭石には生きた石を使うのが良い。
いがき cf.かみがき【神垣】
イギリスつみ【―積み】cf.レンガ積み【―積み】
いぐね【居久根】→やしきりん【屋敷林】
いけがき【生垣】樹木を植えめぐらして作った垣根。垣高(かきだか=生垣の高さ)によって、なみいけがき【並み生垣】
高さ2m位、たかいけがき【高生垣】高さ4.5〜6m位、ひくいけがき【低生垣】高は1m位に区分する。ひくいけがき【低生垣】を
ひくがき【低垣】ともいう。
高生垣は高垣(たかがき)ともいわれ、アラカシ、シラカシ、スダジイ、モチノキなどが用いられ、防風と防火を目的とする。
いこう【遺構】残存する古い建築物または土地に残った過去の人間活動の痕跡で、固定していて動かすことのできないもの。
いこまいし【生駒石】奈良県生駒市で産出される花崗岩。色は黒、石質が緻密で表面に小突起がある。景石、飛び石、ゴロタと
して利用される。
いし【石】岩の小片で砂より大きいもの。
いしうす【石臼】石で作った臼。
いしぐみ【石組】日本庭園で自然の石を配して景を造り出すこと。いわぐみ【石組】ともいう。
いしころ【石塊】小石。
いしずえ【礎】建物の下に据える土台の石。
いしだいく【石大工】石を細工する職人。石工。
いしだたみく【石畳】平たい石を敷きつめた所。使用する石材で、切り石敷き、玉石敷き、寄せ石敷きの名称がある。
いしだてそう【石立僧】作庭に従事した僧侶で、その実績は平安時代末期より残されている。
いしだん【石段】平らな石を積み重ねて作った階段。
いしづみ【石積み】石を積み上げて築いた土留を兼ねた外壁で法面勾配が45°以上のもの。それより緩やかなものを敷石(しきい し)という。
施工方法により次に大別される
ねりづみ【練積み】石を固定するために、目地や裏込めにコンクリートやモルタルを使用して積み上げる方法。
からづみ【空積み】コンクリートやモルタルなど接合剤を一切使用せず、裏込めに割栗石や砂利を使用して積み上げる方法。
2mを超える石積みは練積みでないと認められない。
石材や仕上がり形状により次に分類される。
きりいしづみ【切石積み】
くずれづみ【崩れ積み】自然を表現するために、崩れかけているように積む方法。
けんちいしづみ【間知石積み】四角推に加工した石を、四角面を表面にして積む方法。cf.けんちいし【間知石】
こぐちづみ【小口積み】
こばづみ【小端積み】方形の面を表面にする積み方で、使用材料が縦横とも同一寸法、縦のみ同一寸法、縦横異なる寸法の
ものがある。
のずらづみ【野面積み】自然石の表面(野面)の表情を活かして築く石積み。通常は高さを1m以下とする。形状不揃いの
自然石を巧みに組み合わせて積み上げられ、重厚で落ち着いた風情を作る。
たまいしづみ【玉石積み】
いしどうろう【石燈篭】はじめ献灯のために仏堂の前に置かれ、のちに神殿の前に置かれるようになった。
きほんがたとうろう【基本型燈篭】春日形燈篭などがある。その構造は頭部から、宝珠(ほうじゅ)、笠(かさ)、火袋(ひ
ぶくろ)、中台(ちゅうだい)、竿(さお)、基礎、基壇(きだん)で構成されている。
うめこみとうろう【埋込燈篭】基本形でいう基礎(基台、台)がなく、竿を直接地中に埋めて立てる形式の石燈篭で、織部形
灯篭がその典型。基本形に比べると小柄であるため住宅庭園など小さな庭園に使用される。いけこみとうろう【埋込燈篭】
ともいう。
おきとうろう【置燈篭】基本形でいう竿がなく、自然石などを台として、その上に中台を直接置く形式のものをいう。玉手形灯
篭、岬形灯篭、三光燈篭、草屋形灯篭、寸松庵形灯篭がふくまれる。
ゆきみとうろう【雪見燈篭】 基礎がなく、竿のかわりに三本か4本の脚があるものをいう。これに似たものでは、1本足の蘭
渓形灯篭や二本足の琴柱形灯篭がある。
やまとうろう【山燈篭】自然石を基本形のように積み重ねて、火口を彫って灯篭にしたもの。化け灯篭ともいう。
よせとうろう【寄せ燈篭】別々の石燈篭や層塔から笠、火袋、中台などを寄せ集めて作ったもので孤層蓬寄燈篭(こそうあん
―)などがある。
その他、古い橋杭を加工したような形のものなど種々ある。
いしのやまさび【石の山―】庭石の表面が長年の風化作用で一種独特の味わいを出している様子。
いしばし【石橋】池や流れに架けた石の橋。石橋に係る役石には、石橋の垂直荷重を受ける橋台石(はしだいいし)、石橋の
四隅に置いて安定感を作り出す橋添石(はしぞえいし)がある。
いしぼとけ【石仏】cf.せきぶつ【石仏】
いじみのおちゃやていえん【五十公野御茶屋庭園】新潟県新発田市中央町のある新発田藩主の別邸。石組みをほとんど用いな
いで樹木の丈を低く抑え、ゆったりとした造りとしているところが最も風味があるといわれている。
いじる【弄る】手でもてあそぶ。
いしやむすび【石屋結び】cf.ひものむすびかた【紐の結び方】
いすかきり【交喙きり】重要な基準点を示す杭に入れる切り込みの形状で、イスカ(上下くちばしが合わない渡り鳥)のくちば
しに似ていることからこの名がある。
いせごろた【伊勢―】cf.ごろたいし【―石】
いたいし【板石】JISでは厚さ15cm未満で、幅が厚さの3倍以上のものをいう。表面の仕上げ程度によって次ぎの名がある。
のづら【野面】:石材の仕上げの野面は岩石から切り出したままの面(表面)のこと。庭石でいう野面(山野において表面が
風化。侵食作用を受けたもの)とは意味が異なる。
げんのうばらい【玄能払い】:玄能で、表面の大きな凹凸だけを取り除いた仕上げ。
のみきり【ノミ切り】:ノミで凹凸を削り取った仕上げ。表面にノミの筋が数cm間隔で残っている。ノミ切りの中にも荒ノミ、
仕上げ、中ノミ仕上げ、上ノミ仕上げがある。仕上げの程度が上になるほど、筋が細かい。
びしゃんたたき:ノミ切りした後びしゃんでたたき、より平に仕上げることができる。細かい点状の後が残る。最近はコンプ
レッサーによって動く機械びしゃんが多く用いられている。
こたたき【小たたき】:びしゃんたたきの後、小たたき用の刃で平行線状に削る方法。手間がかかる。
きかいびきしあげ【機械びき仕上げ】:ガングソーといわれる機械ノコで原石を切断して石材を作る。細い平行線が残るが、
小たたき程度の仕上げ面ができる。
みがきしあげ【磨き仕上げ】:細かいびしゃん仕上げか、機械びき仕上げをしたうえに、主に研磨機にかけて磨いた仕上げ。
程度によって、粗磨き(あらみがき)、水磨き(みずみがき)、本磨き(ほんきがき)の順に平滑になる。
バーナーしあげ【バーナー仕上げ】:花崗岩を加熱すると石英、雲母、長石が別々に膨張して表面から剥離する。この性質を
利用して、機械引き仕上げを粗面に仕上げる。
いため【板目】cf.まさめ【柾目】
イタリアしきていえん【イタリア式庭園】テラス式庭園あるいは露壇式庭園とも呼ばれる。傾斜地を活用するためテラス(露
壇)を幾層かつくり、それぞれのテラスを階段でつないで作る。別名、テラス式庭園という。
いちにちばな【一日花】ムクゲ、フヨウなど開花したその日のうちにしぼんでしまう花。
いちねんし【一年枝】cf.ほんねんし【本年枝】
いちねんそう【一年草】年内に種子が発芽し、開花・結実して枯死する草。
いちばんいし【一番石】cf.くつぬぎいし【沓脱石】
いちまつばり【市松張り】cf.はりしば【張芝】
いちりょう【一両】ヤブコウジ科ヤブコウジ属ツルコウジの別名。やや匍匐性の常緑小低木。
いちわりこうばい【一割勾配】cf.こうばい【勾配】
いっけん【一間】6尺。約1.8m。
いったいにじゅうきゅうたいさんびゃくのほうそく【1:29:300の法則】米国の安全技士、ハインリッヒが提唱したもの
で、一件の重傷が発生するときには、29件の軽傷、300件の無傷事故が隠れているとするもの。従って、災害に至らない300の
不安全行動・状態を排除しなければ災害は撲滅できない。この法則に基づいて行われる安全活動に300ばってん運動やヒヤリ・ハッ
ト撲滅運動などがある。ハインリッヒが提唱した「災害コスト」や「5つの駒」も安全活動に活かされている。
いっちょうがけ【一丁掛け】一辺9cm程度に加工したサイコロ状の御影石。ピンコロともいう。
いづつ【井筒】 井戸の囲いに用いる円筒型や枡形の加工石材。一つの石をくり抜いて作る場合と四枚の石を組合せて作る場合
があり、後者をくみいづつ【組み井筒】という。井筒は庭の添景物である。
いっそくもの【一足物】飛石は直径30cm又は50〜60cmの自然石を使う。小さい方を「一足物」、大きい方を「二足物」と
呼ぶ。一足物は地表から3cm程度、二足物は6cm内外の高さに据える。茶庭では一足物を、書院式庭園では二足物を用いるの
が一般的である。
いどあしらいのき【居所回し】庭作りのとき、樹木を位置はそのままで向きだけを変えること。大木移植の方法のひとつで、
多少は上下に移動することもある。
いとおち【糸落ち】 cf.たか【滝】
いどころまわし cf.やくぎ
いとノコ【糸ノコ】cf.ノコギリ
いなかま【田舎間】 cf.きょうま【京間】
いなだみかげ【稲田御影】 cf.かこうがん【花崗岩】
いぬばしり【犬走り】建物が地面と接する部分を湿気などから守るために、建物周囲の軒内に、「三和土(たたき)」等で舗装
した土間、または盛土や切土の法面の崩壊を防止するため、法面に設けられる小さな段。
いぬやまあかいし【犬山赤石】cf.あかいし【赤石】
いばらせる【威張らせる】庭木を植える場所を広く確保して、あまり手を加えず、自然に任せる。
いびいし【揖斐石】岐阜県揖斐川町で産出する結晶片岩。青系、白系、緑系があって川石として高級。景石として使われる。
いぼがアグラをかく【―胡坐―】cf.紐の結び方→男結び
いぼむすび【いぼ結び】cf.ひものむすびかた【紐の結び方】
いみえだ【忌み枝】樹形を乱す枝で、徒長枝(とちょうし)、車枝(くるまえだ)、立ち枝または下がり枝、平行枝、閂枝(かんぬ
きえだ)、絡み枝(からみえだ)または綾枝(あやえだ)、胴吹き、逆さ枝、ヒコバエなどがある。絡み枝を交差枝、徒長枝を「とび枝
」、ヒコバエを「やご」、胴吹きを「幹吹き」ともいう。説明図参照。
いみことば【忌言葉】不吉な意味や連想をもつことから使用をさけることば。
いもむし【芋虫】チョウやガの幼虫で毛のないものの総称。
イモめじ【―目地】cf.のべだん【延べ段】
いやす【癒す】心の悩みを解消する。
いやち【忌地】同一または分類学的に近縁な種類の植物を同じ場所で連作した場合、植物の生育が悪く障害が起きる現象をいう。
忌地現象(いやちげんしょう)ともいう。エンドウなどのマメ科、トマトなどのナス科、モモ、イチジクなどでも認められる。
ツツジの忌地は顕著。
いやちげんしょう【忌地現象】cf.いやち【忌地】
いよあおいし【伊予青石】cf.あおいし【青石】
いりもや【入母屋】屋根の形の一種。詳細図
いろこじき【―敷き】cf.うろこ敷き【―敷き】
いわ【岩】硬くて大きな石。
いわえん【い和園】中国・北京の中心部より北西約15kmにある286.7haの旧皇室苑地。清の時代に作られた苑地を1888年西太后が
改修したもの。西湖を模した昆明湖と万寿山頂の仏香閣を中心に多数の豪華な庭園建造物が配されている。
いわくら【岩座・磐座】cf.いわさか【磐境】
いわぐみ【石組】cf.いしぐみ【石組】
いわさか【磐境】神の鎮座する施設・区域。いわくら(岩座・磐座)ともいう。
いんじゅ【陰樹】 cf.ようじゅ【陽樹】
いんしょうぐい【引照杭】特に重要な位置を示す杭や、施工中に埋まったり、掘り取られたりする恐れのある杭について、後で
その位置を確認できるように少し離れた位置に別の杭を打ち、基(もと)の杭の位置が分かるようにするもの。逃げ杭(にげくい)
ともいう。
いんせいしょくぶつ【陰性植物】cf.ようせいしょくぶつ【陽性植物】
インターロッキング 舗装用コンクリートブロックのこと。
インテリア interior 内部。インテリア・デザインの略で室内装飾。⇔エクステリア exterior
インド・サラセンしきていえん【―式庭園】cf.サラセン式庭園
インバート invert 汚水ますの底に施す雨樋(あめとい)状の溝で、汚水の流出を早める目的のもの。
いんようせき【陰陽石】男性・女性の性器をイメージした石。世継ぎを必要とした藩主の願いを込めて大名庭園に数多く据え
られた。
う
ウィグアム wigwam 北アメリカの先住民の小屋のように、つる性植物で円錐形を作るようにした自然素材の支柱。
ウインチ Winchi 巻き上げ機。
うえあな【植穴】樹木を植えるために、根鉢が入るように植える場所に掘った穴。
うえき【植木】人の手で植えられる木。または、植えられた木。
うえきばさみ【植木鋏】cf.はさみ【鋏】
うえきばち【植木鉢】植物を植える陶器やプラスチックの容器で、上部から見た形が円形のものを丸鉢(まるばち)、
長方形のものを長角鉢(ながかくばち)、楕円のものを楕円鉢(だえんばち)や小判鉢(こばんばち)などと呼ぶ。
また、丸鉢いおいて口径とほぼ同じ深さのものを普通鉢(ふつうばち)や並鉢(なみばち)、口径より深いものを
深鉢(ふかばち)や腰高鉢(こしだかばち)、口径より浅いものを平鉢(ひらばち)、浅鉢(あさばち)
あるいは半鉢(はんばち)などと呼ぶ。
うえきや【植木屋】植木を植えたり手入れ等をする職業で次ぎのように分業化される。
にわし(庭師):庭園を作り、樹木などの手入れする職業の人。
かたいれや(形入れ屋):木の形を作ることを主な職業とする人。「仕立て屋(したてや)」ともいう。
したいれや(下入れ屋):庭師の依頼を受け、庭木や資材を集め供給することを主な職業とする人。
じぼりや(地掘り屋):圃園で木を育てることを主な職業とする人。
うえじ【植治】cf.おがわじへい【小川治兵衛】
うえこみ【植え込み】複数の樹木を一箇所に集めてうえるある場所。
うえつけ【植えつけ】樹木を立て込み、土を埋め戻す方法に二通りのほうほうがある。
みずぎめ(水ぎめ):鉢を植え穴に入れたら、土を半分ほど埋め戻したあと、水をたっぷりと注ぐ。突き棒で突いたりかき回
したり、あるいは木をゆすったりして、泥状になった土が根と根の間にまんべんなく入るように密着させる。この後、更に土
と水をい入れて埋める。多くの樹木に対して行われる。
つちぎめ(土ぎめ):水を使わない埋め戻し法。鉢を入れた植え穴にすこしづつ土を入れ、土と根が密着するように突き棒で
よく固める。「からぎめ(空極め)」や「千本突き(せんぼんつき)」ともいい、主としてマツやモミに行う。
うえつぶし【植えつぶし】地面を隠すように低木など植物を蜜に植える植栽のこと。
うえだめ【植え溜め】植木屋が木を仮植えし、保管しておく圃場。
うけ【受】cf.ちゅうだい【中台】
うけばな【請花】石燈籠の宝珠の下部の蓮(はす)模様。または、石燈籠の中台(またはうけ)の蓮(はす)模様。
うぐいすがき【鶯垣】cf.たけがきのしゅるい【竹垣の種類】
うす【臼】穀物を白くしたり、粉にしたり餅をつく道具で、円柱の石または木の一面を椀状にくり抜いた搗き臼(つきうす)
と厚い石の円盤を二枚合わせたひき臼がある。搗き臼の形をした手水鉢があり、ひき臼を敷石に使うことがある。
うすい【雨水】24節季の一つ。新暦の2月18〜19日頃で、草木が発芽しはじめる。
うずまきもん【渦巻き紋】cf.さもん【砂紋】
うちえだ【打ち枝】cf.えだうち【枝打ち】
うちがき【内垣】敷地内の仕切りのために作った垣根。⇔そとがき【外垣】
うちこしかけ【内腰掛】cf.こしかけ【腰掛】
うちろじ【内露地】cf.ろじ【露地】
うちみず【打ち水】埃をおさえたり、暑さをやわらげるために、庭や道などに水をまくこと。また、その水。
うちゅうさんぷ【雨中散布】害虫多発時に小雨の中で殺虫剤を散布することで、効果は落ちるが行うこと。
うつし【写し】cf.ほんか
うつり【映り】色の取り合わせ。「―が良い」。
ウッドチップ cf.チップ。
うどんげ【優曇華】クサカゲロウの卵。白い糸状の柄の先に卵をつけ、花のように見える。幼虫も成虫もアブラムシを常食とする。
うどんこびょう【うどんこ病】植物の病害で作物や樹木の茎、葉、果実などが、うどん粉を散したように白くなる。白渋病(しら
しぶびょう)ともいう。
うのくびむすび【鵜の首結び】cf.ひものむすびかた【紐の結び方】
うま uma【馬】四方に開いた脚を有する台で、樹木を横にして地面に置くとき、枝を傷めないように挿入する。
この作業を「馬をかう」という。
うまをかう【馬をかう】cf.うま【馬】
うみ【海】蹲踞の構えで、手水鉢から落ちる水を受ける部分で、役石に囲まれた範囲。
うめこみとうろう【埋込み燈篭】cf.いしとうろう【石燈篭】
ウラ cf.もとくち(元口)
うらあやがけいぼむすび【裏綾掛けいぼ結び】竹垣の立子(たてこ)と胴縁(どうぶち)を、しゅろ縄を使って結束する方法。
間柱(まばしら)と胴縁、および間柱部の立子と胴縁の結束においては、裏二の字いぼ結び(うらにのじいぼむすび)を行う。
竹垣作製作業においては、裏綾掛けいぼ結びを「綾がけ」、裏二の字いぼ結びを「並行結び」と短縮して呼ぶことが多い。
いずれにおいても、通常黒く染めたシュロ縄を二本使いする。 説明図参照。
うらおとし【裏落とし】滝水を裏側からながめられるように工夫した工法。
うらきもん【裏鬼門】cf.鬼門(きもん)
うらくち【裏口】cf.もとくち(元口)
うらこめ【裏込め】石積の裏側に詰め込む栗石、玉石、砂利など。
うらざし【裏―】cf.かねじゃく【曲尺】
うらすぎ【裏杉】cf.すぎ【杉】
うらたてこ【裏立子】cf.たけがき【竹垣】→けんにんじがき【建仁寺垣】
うらにのじいぼむすび【裏二の字いぼ結び】cf.うらあやがけいぼむすび【裏綾掛けいぼ結び】
うろ 幹にできる空洞のこと。大掛かりな剪定の後は、適度に根を切ってバランスを取れば、この発生は防止できるといわれる。
うろこじき【鱗敷き】方形の石を敷石として据える場合に、互いに角を合わせて配置する形で、鱗の形に似ていることから
この様に呼ばれている。うろこ敷きした石の間に、角と辺が向き合うように石を置く形をいろこ敷きという。説明図参照。
うわぐすり 正しくは釉(ゆう)または釉薬(ゆうやく)のこと。陶磁器が液体やガスを吸収しないように器物を覆うガラス質の
物質で、常に熱の作用で生成されるものをいう。
うわっぱち 根鉢の上部表面の土と根の部分で、キャラボクやチャボヒバは取り除かない方が良い。
うわば【上端】cf.にわいし【庭石】→てんば【天端】
うわむく【上―】cf.むくり【起り】
うんどうこうえん【運動公園】cf.としこうえん【都市公園】
うんどうしせつ【運動施設】cf.こうえんしせつ【公園施設】
え
え【柄】工器具の取っ手。
エーそう【A層】cf.どじょうそうい【土壌層位】
エー・イー・エスじゅし【AES樹脂】acrylonitrile/ethlene-propylene-diene/styrene plastic 耐候性、成形加工性、剛性に
優れ人工竹などに成形加工されている。
エーイーざい【AE剤】cf.こんわざい【混和剤】
エーエルシー【ALC】Autoclaved Lightweight Concrete の略称で、軽量発泡コンクリート(けいりょうはっぽ―)のこと。
板状にして外壁、床、屋根材に使用することが多く、防錆処理した鉄筋を中に入れ、水、セメント、軽量骨材を混入し、発泡させ、
重量を軽くしている。
エー・シー・キュウ【ACQ】Alkaline Copper Quatermary 胴と第4アンモニウム塩を配合した防腐剤。
天然木の腐敗菌、シロアリ、木食い虫から木材を守る効果がある。
エーれつ【A列】cf.紙の寸法規格
エアゾール aerosol ボタンを押すことによって内容物(殺虫剤・整髪料など)が、霧状・泡状・棒状で噴射する構造。スプレー式
やポンプ式とは異なる。
エアプランツ air plants cf.きせいしょくぶつ【気生植物】
エアレーション 芝生地の床土は、踏圧などにより時間が経過するにつれて固くなり、通気や排水が悪くなるので、芝生地に小さな
穴を多数空けることにより、改善すること。
えいせいかんりしゃ【衛生管理者】常時使用する労働者数50人以上の事業所において、衛生に係る技術的事項を管理する有資格者。
第一種衛生管理者免許、第二種衛生管理者免許がある。
えいぞうぶつこうえん【営造物公園】cf.こうえん【公園】
えいようたいはんしょく【栄養体繁殖】cf.はんしょく【繁殖】
えきか【液果】ミカン、ブドウなど果皮が多肉で液汁に富み、内部に種子をもつ果実。⇔かんか【乾果】
えきが【腋芽】葉の付け根にできる芽。
えきそう【液相】cf.さんそうぶんぷ【三相分布】
えきちゅう【益虫】害虫の捕食、受粉の媒介などをして人間生活に役立つ昆虫類。⇔害虫(がいちゅう)
えきちょう【益鳥】農作物、森林、人畜などに有害な虫を捕食し、人間生活に役立つ鳥類。ツバメ、ヒバリ、ウグイス、メジロ、
シジュウカラなど。⇔害鳥(がいちょう)
えきひ【液肥】作物に与える液状の肥料。掛肥(かけごえ)、水肥(みずごえ又はすいひ)ともいう。
えぐね →やしきりん【屋敷林】
エクステリア exterior 塀・門・扉・垣根・植木・建物の外壁のことをいうが、これらを装飾する意味で使われる。⇔interior
エスパリア espalier ヨーロッパで発達した壁面緑化の方法で、樹木を壁面やフェンスに沿って、薄く仕立てる。
えだ【枝】植物体を構成している軸状の部分が複数本に分かれているとき、これらのうち主軸でないものをいう。
えだうち【枝打ち】木の育成を助け、良質の木材を得るなどのために、下枝や枯れ枝を切り払うこと。
打ち枝(うちえだ)ともいう。
えだうちがあらい【枝打ちが荒い・枝打ちが粗い】枝数が少ない性質の樹木。節間(せっかん)が長い樹木。
えだおろし【枝卸し】剪定の種類の一つで、不要の枝を幹に近い部分でノコギリを使い切り落とすこと。
えだすかし【枝透かし】剪定の種類の一つで、伸びすぎたり込みすぎている枝を切り除き、樹形を整え、通風や日照を良くし、枯れや
病虫害を防ぐ目的で行なう。切る程度によって、大透かし(粗透かし)、小透かしがある。
えだぬき【枝抜き】忌み枝(いみえだ)や込み入った枝を切り取ること。
えだはり【枝張り】樹木の四方面に伸長した枝(葉)の幅」をいう。測定方向により幅に長短がある場合は、最長と最短の平均値とする。
なお、一部の突出した枝は含まない。葉張り(はばり)とは低木の場合についていう。
えだぶり【枝振り】枝の格好、様子。
えだぶるい【枝振い】切り枝や枯葉を落とす目的で枝を揺らす。
えだほくみがき【枝穂組み垣】 cf.たけがきのしゅる【竹垣の種類】
えだもの【枝物】幹の形や枝振りを観賞するようにつくられた樹木。cf.はもの【葉物】、みもの【実物】
エッチ【H】樹高の略称。
エチレン ethylene 植物ホルモンの一種。果実の成熟促進や老化落葉を司る。植物が病害や傷害を受けたり、機械的刺激を受けた
時に多量のエチレンを発生する。
えどま【江戸間】 cf.きょうま【京間】
えないし【恵那石】岐阜県恵那市笛木地方に分布する花崗岩で笛木花崗岩のこと。白色で細粒〜中粒の黒雲母を含む。風化して
黒雲母の周辺が淡褐色になったものを恵那錆石(えなさびいし)という。庭石などに利用される。
エフ・エー・オー【FAO】 国際連合食糧農業機関の略称。
エフ・アール・ピー【FRP】 Fiber Reinforced Plastic 繊維強化プラスチック。強く、軽く、耐久性、衝撃性にすぐれ、
車体や船体など広い範囲で使われている。プランターなど屋上緑化資材としても使われている。廃棄処理が困難なことが欠点。
えりんじ【恵林寺】山梨県塩山市にある臨済宗の寺。夢窓疎石(むそうそせき)作といわれる庭園(国指定名勝)がある。
1582年(天正10)織田信長軍は、この寺を焼打ち、住持をしていた快川紹喜(かいせんしょうき)は、三門楼上で「安禅不必須山水(
あんぜんかならずしもさんすいをもちいず)、滅却心頭火自涼(しんとうめっきゃくすればひもおのずからすずし)」と唱え、100余人の
僧侶とともに焚死(ふんし)した。
エルボー cf.えんビかん【塩ビ管】
えんかビニール【塩化―】塩化水素とアセチレンの化合物で無色の気体。塩化ビニール樹脂や繊維の原料となる。
えんかビニールじゅし【塩化―樹脂】cf.合成樹脂(ごうせいじゅし)
えんかぶつがんゆうりょうしけん【塩化物含有量試験】コンクリート中に塩化物が大量に含まれると、コンクリートの鉄筋が腐食し
コンクリートの耐久性が失われるので、塩化物イオン量を測定し規制値以下であることを確認する。
えんがわ【縁側】座敷の外側にある細長い板敷き。
えんげい【園芸】野菜・果樹・草花などの栽培および造園技術の総称。
えんげいひんしゅ【園芸品種】人工的に交配したり、選抜するなどして作り出された植物。
えんさきちょうずばち【縁先手水鉢】縁側から使用できるように作られた蹲踞。書院手水鉢(しょいんちょうずばち)、
書院鉢(しょいんばち)、鉢前(はちまえ)とも呼ばれる。手水鉢ほか次の石で構成される。
清浄石(せいじょういし):手水鉢の右、縁側寄りに据える石で、天端の平らでないものを使う。
水汲石(みずくみいし):飛石の様に天端の平らな石を、手水鉢に対して清浄石と反対側に据える。
水揚石(みずあげいし):天端の平らな石を用い、手水鉢の斜め後方に、水汲み石よりも少し高くなるように据える。
蟄石(かがみいし):薄くて幅の広い石を用い、その長軸を水平にし海の方に少し傾け、縁の下辺りに据える。
蟄石は「水返し石(みずかえしいし)」または、「こごみ石(いし)」ともいう。
えんざんみかげ【塩山御影】cf.こうしゅうみかげ【甲州御影】
えんしょく【演色】光源を変え、物体の色の感じ方を操作すること。
えんしょくせい【演色性】演色した光源による色と標準の光源による色の差。演色性が高い(良い)あるいは低い(悪い)という。
えんしんりょくてっきんコンクリートかん【遠心力鉄筋―管】cf.ヒュームかん【―管】
えんじまがき【えんじ籬】cf.ついじべい【築地塀】
えんすいけい【樹形の円錐形】主な樹形イメージ参照。
えんたん【鉛丹】四三酸化鉛(Pb3O4)を主成分とする赤橙色の顔料で、防錆効果があるので、鉄材の下塗り塗料の顔料として古く
から使われている。光明丹(こうみょうたん)ともいう。
えんちゅうけい【樹形の円柱形】主な樹形イメージ参照。
えんちょうほう【延長法】測量の方法で、建物の壁線の延長が、敷地の境界線と合った点から建物までの距離を、その延長先に
沿って測定する遣り方。
えんてい【園丁】庭仕事を主とする使用人。
えんとうけい【樹形の円筒形】主な樹形イメージ参照。
エンピ スコップの一種で主に庭木の掘り取りに用いる。へた部分に反りがあって、先端はやや尖っている。刃先は研いで鋭利
になっている。
えんビ【塩ビ】cf.ごうせいじゅし【合成樹脂】
えんビかん【塩ビ管】硬質塩化ビニル管の略称。塩ビパイプともいう。金属管に比べて、軽くて加工が容易、耐酸性・耐アルカリ性
が高い、電食に強いが高温・低温では強度が低下する、熱膨張率が大きい、衝撃に弱い。また、コンクリートの接着は強くない。
日本の家庭では一般に呼び径13mmのパイプが使われている。配管では、パイプはじめ、ソケット(管と管を直線でつなぐ継ぎ手)、チー
ズ(管を90度に分岐する継ぎ手)、エルボー(管を90度方向転換する時に使う継ぎ手)、水栓ソケット(水栓を取り付けるため、一方に
雌(め)ねじのあるソケット継ぎ手)、バルブソケット(一方に雄(お)ねじのあるソケット継ぎ手)、管端を塞ぐ継ぎ手として、水栓
ソケットにはプラグ、バルブソケットにはキヤップがある。
えんや【園冶】yuan yeh 明代の末、1631年に計成(けいせい)によって著された造園書。庭園計画の基本および各種工作物や
鋪地(ほち)などの細部のデザインを図解している。
えんろ【園路・苑路】庭園内の歩行路で、次ぎの種類がある。
あられくずし(霰崩し):飛石と延段の中間的な園路で、比較的大きな玉石または切石を混ぜて作った園路。
あられこぼし(霰零し):飛石と延段の中間的な園路で、比較的小さな玉石または切石を混ぜて作った園路。
とびいし(飛石):日本庭園の通路に伝い歩き用に少しずつ離して敷き並べた石。
直打ち(ちょくうち)、ニ連打ち(にれんうち)、二三連打ち(にさんれんうち)、三連打ち(さんれんうち)、
三四連打ち(さんよんれんうち)、四連打ち(よんれんうち)、雁打ち(かりうち、かりがねうち、かりがねかけ)または雁行
(がんこう)、千鳥打ち(ちどりうち)、大曲(おおまがり)、筏打ち(いかだうち)、七五三打ち(しちごさんうち)、切り
石打ち(きりいしうち)などががある。飛石の配石図参照。
のべだん(延段):長方形の切石、自然石または切石と自然石の組合せで作る歩行路。
お
オーガ 穴掘リ機とも呼ばれ、比較的径の小さな穴を掘る土工用施工機器。
オーそう【O層】cf.どじょうそうい【土壌層位】
オーナメント ornament 人形や動物の彫り物など装飾を目的とした庭の置物。
オープンスペース 公園や道路、風景地など一般に広く開放され利用される場所。
おいき【老い木】年数がたって衰えた木。老木。⇔わかぎ【若木】
おいてこ【追い―】cf.きてこ【木―】
おいぼり【追い堀り】cf.さぐりぼり【探り堀り】
おうごんひ【黄金比】長方形の二辺の長さの比で、その長方形から短い辺を一辺とする正方形を除いてできる残りの長方形が初めの
長方形と相似になる比。線分を1:1.618に分けること。
おうごんぶんかつ【黄金分割】線分を黄金比に分けること。
おうどう【黄銅】cf.しんちゅう【真鍮】
おうよう【黄葉】秋になって葉が黄色くなること。
おおあな【大穴】cf.のべだん【延べ段】
おおいそじゃり【大磯砂利】cf.じゃり【砂利】
おおがき【大垣】寺院・邸宅の外周の垣。築地(ついじ)などをいう。
おおがね【大矩】土木や建築で直角を測るのに用いる大形の三角定規で、各辺の比率は3:4:5になっている。
おおがら【大ガラ】cf.まだけ【真竹】
おおすかし cf.すかし
おおたこ cf.たこ
おおつがき【大津垣】 cf.たけがきのしゅる【竹垣の種類】
おおづち【大槌】cf.かけや【掛矢】
おおばさみ【大鋏】刈り込みばさみ。
おおまがり【大曲り】cf.えんろ【園路】→とびいし【飛石】
おおやいし【大谷石】cf.ぎょうかいがん【凝灰岩】
おがいし【男鹿石】秋田県男鹿市で産出される安山岩。淡灰色褐色で姿や形が良く、景石や間知石として使用される。
寒風石(かんぷうせき)とも呼ばれる。
おかざきみかげ【岡崎御影】cf.かこうがん【花崗岩】→さんしゅうみかげ【三州御影】
おがついし【雄勝石】宮城県雄勝町で産する粘板岩。黒系で光沢があり、景石や敷石として利用される。
おかめ cf.こて
おかやまこうらくえん【岡山後楽園】岡山市にある大名庭園の代表作。特別名勝。現在の名称は1871年(明治4年)に
命名された。設計は家臣の津田永忠。総面積は約5万坪。大池泉回遊の様式をとり、築山、流れ、茶亭、石組など美しく構成
され、変化の多い大名庭園で梅林や桜林作られているのも江戸初期のこの種の庭の特徴である。
おがわじへい【小川治兵衛】1860-1933 京都の庭師で通称は植治。石組の評価が高く、旧古河庭園(東京都)の大滝、枯滝、
および崩石積(くずれいしつみ)は力作の一部
おぎ【雄木、男木】cf.しゆういしゅ【雌雄異株】
おきとうろう【置き燈篭】cf.いしとうろう【石燈篭】
おくじょうていえん【屋上庭園】屋上など人口床の上に作った庭園。
おくて【晩生】ある種の植物で遅く熟するもの。⇔わせ【早生・早稲】cf.なかて【中生】
おけ【桶】通常、蓋をつけず使う木製の容器。天水桶、風呂桶。cf.たる(樽)
おこじゅ 10時または3時の休憩のこと。御八つ(おやつ)やお菓子の意味もある。東京多摩地区の方言。
おさえる【抑える】成長を止める。『勢いを抑える』
おしだめ【押しだめ】 cf.ためる【矯める】
おしバネ【押しバネ】 cf.バネ
おしぶち【押縁】 cf.たけがき【竹垣】
おしみ 吊荷が地面から離れた瞬間に生じる振れを抑制する目的で設けるロープ。
おしめ 根巻きをしたときに、底部から土がこぼれちないようにコモをあてることで「−する」という。「当て物」ともいう。
おだけ【男竹】マダケ、ハチク、モウソウチクなど大きくなる竹の総称。⇔雌竹(めだけ)
おとこむすび【男結び】cf.ひものむすびかた【紐の結び方】
おとしいし【落し石】cf.のきうち(軒内)
おとしさる【落し猿】cf.さる【猿】
おどりば【踊り場】階段の途中に作られた平らな場所。
おなま cf.レンガ
おにいし【鬼石】cf.さんばせき【三波石】
おにがみ【鬼髪】三又にチェーンブロックを取り付ける際に用いる太く、短いワイヤロープ。
おには【鬼葉】cf.すぎっぱ【杉っ葉】
おにっは【鬼っ葉】cf.すぎっぱ【杉っ葉】
おの【斧】木を切ったり、割ったりする道具で、刃のあるくさび形の鉄に木の柄を付けたもの。
おばな【雄花】cf.りょうせいか【両性花】
オブジェ Objet(フランス語)。美術用語。芸術手法の一つで前衛的作品の一つ。新しい生け花で使う花以外の材料。
おも【面】omo cf.こぐち【木口】
おもて【表】cf.にわいし【庭石】→みつき【見付き】
おもてすぎ【表杉】cf.すぎ【杉】
おもてたてこ【表立子】cf.たけがき【竹垣】→けんにんじがき【建仁寺垣】
おやことびら【親子扉】門の幅を広くしなければならないとき、扉の片側を90cm程度にし、人の出入りを容易にする。
この形式をいう。
おやばしら【親柱】cf.とめばしら【留柱】
オランダしきていえん【―式庭園】cf.すいごうしきていえん【水郷式庭園】
オリエンテーション orientation 平面図に書き入れる東西南北を示す記号。
おりつくばい【降蹲踞】地面より低いところに設けられた蹲踞で、道を下って使用する形式。
おりべとうろう【織部燈篭】三桃山期の茶人大名である古田織部の創作と伝えられ、主として茶庭に用いられる灯籠。
角型で竿(さお)を直接地中に埋め込む。竿のくびれの十字型やラテン文字、マリア像とおぼしき彫刻がよくみられ、キリシタ
ン灯籠とも称される。
おれいひ【お礼肥】花が終わったあとや果実を収穫したあとに、樹勢を回復する目的で行なう施肥。
オレゴン OREGON 米国オレゴン州ポートランドに本拠を置くブラント社のチェーンソーのブランド名。オレゴンは世界のシェア
ナンバー1と言われる。
おろす【降ろす】@新しい道具を使い始める。A低い使途に転用する。B形を大きく変える。
おんどめ 移植する樹木の根の低部の凹形になっている部分。
おんなたけ【女竹】cf.めだけ【雌竹・女竹】
おんなむすび【女結び】cf.ひものむすびかた【紐の結び方】
辞典の表紙
か〜こ
さ〜そ
た〜と
な〜の
は〜ほ
ま〜も
や〜わ
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