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定期・日常のメンテナンス


ヘッドライト・スモールライトバルブ

1.HID化の是非

最近の車のヘッドライトはHIDが標準というものも多く、明るさ、輝度ともに従来のハロゲンライトとは比較にならないものになってきている。普通車の中では背の低い部類であるためHID装着車に後に付かれると、まるでトラックから煽られてパッシングを受けている気分になる程に明るく眩しい。

そうやって比較すると、自分のヘッドライトの明るさがなんとも頼りないものに思えてきてしまうのだ。その度、H4バルブをHID化することを検討したものだ。しかしロー、ハイ切り替えの可能なHIDバーナーを装着するにはそれなりの奥行きが必要で、911(964タイプまで)では懐が足りずにボディ側に逃げスペースとして穴あけ加工*が必要だった。

時代の流れについつい流されそうになり、穴あけ加工さえも辞さないという覚悟を決めそうにもなった。が、ついに行き着いた結論とは、現状維持だった。確かにまともに目に入ると目が眩みそうな程の光は、前方を遠くまで明るく照らし出す安全性に優れた製品だ。フィラメントなどはないため、従来からあるハロゲンランプに比べて寿命は比較にならない程長くなっている。また、点灯立ち上がり時を除けば、消費電力もかなり低いのでバッテリーや配線・スイッチ類にも優しいことになる。

自動車関連に限らず、何か新しいものを導入するに当たっては次のようなことを意識的に問うことにしている。『導入しないとすると、どんな不都合があるだろうか』ということだ。新製品・新発想は当然何かしらのメリットをもって発表されているため、利点はクローズアップされ(時に過大な評価をもって)、黙っていても目に付くものだ。そのメリットと利便性が自分にとってどれくらいの意味を持っているかということは、つい見逃してしまいがちだ。『それがないと、不都合・不具合が・・・』発生することは滅多にないものだ。技術の進歩や新発想に対して保守的に構えている訳ではないが、今の自分にとって必要かどうかを問い返してみるのは、無駄を省くために有効で唯一の手段だと思う。

さてランプに話を戻すと、自分の周りの車が発するヘッドライトの明るさに惑わされがちだが、従来品が不安全かといえばそんなことはない。たとえ田舎道であっても不安なく走行出来ている。夜の闇は時代とともに減少し、街は24時間何かしらの明かりに守られているのだから、尚更に不都合があるはずがない。ではヘッドライトの換装は省電力・長寿命が狙いか・・・。何故HIDを導入したくなったか、という根本にあるのは、やはり今風な少々青白い輝き、そこに尽きるだろう。純白の光線がパッと景色を照らし出すその光景に心が動かされるのだろう。なぜなら、運転席からの眺めを比較して惹かれている訳ではないからだ。HID装着車を外から見て羨ましいと思っていることが何よりの証明だろう。

明るさや輝度やまして消費電力でもなかった。心を動かされていたのは純白色の格好良さだった。ならばH4バルブで色温度が高いものを選び、白色に近いものに変更したら済みそうだ。「キセノンホワイト」を謳っている商品を選んだ。高効率でもあるため、多少明るさ自体もアップするはずだ。そこに本来ならばヘッドライト用のリレーも組んであげれば、直に電力供給出来さらに明るさは増すだろう

*つい最近は911用という製品も登場している。
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2.ランプ交換

いつもながら、ほぼビスひとつ外せば分解出来てしまう911のヘッドライト部分の構造には苦笑させられる。ランプカバーリングを取り外すとヘッドライトがゴッソリ引き出せる。簡単であるからこそ、不意の球切れにもすぐに対応出来て便利なのだが。色温度設定がちがうだけでH4バルブに変わりはないので、単なる交換作業だ。元の位置に納めて点灯試験を行った。

運転席からの眺めが明らかに変わった。色一つでかなり見える印象が違うものだ。高効率バルブが多少効いているために、明るさ自体がアップしたことも見え方に変化を与えたようだ。光の色、明るさとも十分に満足な結果が得られた。

さて、次に確認するのは点灯した状態の外観。今回の変更目的からして、見た目の良さは欠かせない要素だ。従来の多少黄味がかった色からはかなり白く輝いて見える。が、なぜかイメージ通りではない。ヘッドライト点灯時はスモールライトも点灯しており、この白熱球の色がせっかくの白色を濁しているようだった。

後日スモール用のバルブも白色タイプを購入、再度点灯確認を行った。今度はうまくいったようで、ランプ全体が濁りのない白色をして光っている。勢いに任せてボディに穴を開けてまでランプ仕様を変えなくて良かったと思った。次にHID化を検討するのは、世の中でH4バルブの入手が困難になるような時代が来たときか。それまで911turboを元気なままで維持してあげる必要があるが。

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ヘッドライト.01

ヘッドライトユニットを取外した様子


(追記)

バルブ切れを起こし交換することになった。カー用品店ではいまや白色タイプのH4バルブのほうが主力製品(品数も多い)で、敢えて黄身がかったバルブを選ぶ方が難しい状況になってきている。

そしてやはり値段は桁違いに安い。現在取り付けているものは2個セット1500円の品だ。さらにHID導入から気持ちが遠のいた。

ちなみに、ヘッドライトのバルブ部分を傘のように覆っている反射板を取り外してみたことがある。消灯時などでは特に、見た目上無い方が格好がいいのだが、明るさということになると話は別で、やはり反射板があった方が明るい。間近でランプを直視すると反射板なしの方が眩しく見えるが、実際遠くまで照らせるのは反射板有りの方だった。

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