Boost Up Web

定期・日常のメンテナンス


エンジンルーム遮音・遮熱材

遮音材(遮熱材とも言われている)がいよいよダメになった。固さの違うスポンジのような素材がサンドイッチ構造になっているだけだから、10年持てばいいのだろう。表皮の材料も硬化して弾力性を失ってしまっている。硬化した表面はいとも簡単に破れてしまうので、そうなると内部のスポンジ素材がパラパラと散らばってしまう。

劣化したスポンジは非常に小さな粒子で舞うために、長期間放って置けばエアクリーナにも目詰まりなどの悪影響を及ぼしそうだった。

遮音材はエンジンルームの奥、キャビンとの隔壁まで一枚もので覆っている。完璧に張替えをするならば、エンジンを下ろす必要がある。やはりエンジンを下ろしての重整備と同一タイミングでリニューアルすべきだろう。とりあえず、ボロボロに風化している遮音材を剥がすにとどめておく。

表面、内部ともにポロポロと脆くなっていることが撤去作業をややこしくしている。接着剤はしっかりとついているので、剥がした痕が一面に残ってしまうのだ。舞う粉塵を掃除機で吸いながら少しずつ削り取っていくのだが、このあたりはどこまで拘って綺麗を目指すかだろう。かなりの時間を費やして納得出来る状況にしたところで、あとは1年後だか2年後だかのエンジンを下ろす整備が必要となるまで遮音材メンテナンスは一時中断ということにした。剥がし取った遮音材をゴミ袋にまとめる。見た目以上に重量がある。やはりエンジン音を遮断しようというのであれば、ある程度材料に重量がないと効果がないということもあるだろう。

さて、遮音・遮熱材を撤去しての車内への影響だが、さすがに一枚あるのとないのとでは車内騒音の差は大きいと思われる。熱の影響も恐らくあるだろうが、運転席にいる分には気にならない。真夏のクーラーの効きに影響が出るだろうか。911に限らずスポーツカーとされている車は概して騒音が大きいと思われているため、遮音材があるときの音を知らない限りは「こんなもの」と感じるかも知れないが、本来911(それもturboは特に)の車内は走行中も意外なくらいに静かなものだ。

ゴルフⅠで高速道路を走っていた頃を思い出した。助手席の相手に対して大声を張り上げないと会話が成立しない程の騒音。それがまったく苦にもならず受け入れられていたのは、それだけ愛すべき車だったということに他ならない。

この記事の先頭へ
遮音・遮熱材.01

エアクリーナボックスの上に垂れ下がってきた遮音・遮熱材


(追記)

turboオーナーであればご存知かと思うが、turbo用の遮音材はちょうどミクスチャーコントロールユニットの部分が切り欠きされている。この分の処理にかかっているのだろうか、3.2カレラの遮音材(切り欠きのない一枚もの)よりも値段が数千円高い。

エンジンを下ろしたついでにと遮音材の貼り付けをお願いしたのだが、わざわざ3.2カレラ用を綺麗に切り欠き処理して貼り付けていただいた。少しのことではあるが、お店側のこうした気遣いを受けるとなんともいい気持ちになれるものだ。在庫の関係や色々な事情があったとしても、それで結果安上がりになるならばやはりお店の好意と受けるべきだと思う。

この記事の先頭へ
Copyright © 2004 - 2008 Boost Up Web. All Rights Reserved.