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定期・日常のメンテナンス


トランスミッションオイル交換

エンジンオイルと同様、これまではトランスミッションオイルも粘度選びにはポルシェの指定粘度で対応してきた。911turboの場合LSDも組み込まれていることもあり、指定粘度は90のシングルグレードだ。

前回交換から結構な期間が経っていることもあり、先般紹介したクラッチオーバーホール時にオイル交換も依頼した。自ら交換の経験もあり、さらにボルトをナメたこともあるが、そんな経験からも、このオイル交換は工賃3000円を支払ってでもメカニックに依頼した方がはるかにお得だ。車体がリフトアップされ、交換に持って来いの状況ならばなおさらだ。(もしもオイル交換のみであれば、ショップに出向こうということも無いだろうが)頻度的には、丁度何かの整備ついでになるように、サイクルがうまく回っている。

さて粘度の話に戻ると、元々トランスミッションとデファレンシャルギアが一緒になっていることに加え、LSDを組み込んであるのに対応するために、930時代ではシングル90という粘度を選択せざるを得なかったらしい。現在ほど豊富な種類や高品質オイルがそう多くは無かった、ということだ。

前回はMOTULのシングル90を採用したが、今回はMOTUL FF-LSDを入れることにした。マルチグレードだが、品質はこちらの方が上で、FF用のオイルがマッチングの面でも丁度良いという話だ。品質に伴って価格もMOTUL Gearよりも少々上だが、いかんせん現在、MOTUL Gearのシングル90は廃版のようなので、選択の余地は無いのだが。

こういった交換メンテナンス話につき物のインプレだが、元々フィーリングが悪くないところでの定期交換なので(2年おき程度)劇的な変化がある訳ではない。マメな人は1万km程度で交換しているようで、それが本来の姿かも知れないから、この交換サイクルをお勧めするものでもない。シフトチェンジの丁寧さなども大きく関係するだろうが、2年、2〜3万km毎の交換で何ら不具合を招いていない。シフトは930(915)本来のタッチを維持している。

マイナスイメージ伝説の筆頭、ポルシェシンクロだが、1〜4速(1〜5速)いずれかに入りにくいということならば、既にポルシェシンクロの元々の味ではなくなっていると言っていいだろう。オイル交換で改善云々の前の話だと思う。

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