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Notes

WEB デザイン(2)

さて、webブラウザでの表示という意味においては大きく2種類のレイアウトスタイルがある。リキッドレイアウトとフィクスドレイアウト。

両者にはユーザビリティ上の細かな違いはいくつかあるものの、要はコンテンツ幅を作成者側で指定しないか指定しておくかという、それだけの差でしかない。web上で「リキッドレイアウト」や「固定幅」などのキーワードで検索してヒットする文書は大抵、リキッドレイアウトを推奨(或いは固定幅を否定)するものだと思われる。が、現在広く普及しているモニタの解像度から考えても、コンテンツが700〜800px程度で幅を固定されているwebサイトが致命的になるようなことはない訳で、目くじら立てて否定することもない。単なる見映えなのだから。

彼らが固定幅を否定する理由はと言えば、

というものが大半のようだ。どれも一見間違ってはいないように思えるが、いずれもリキッドレイアウトでなければならない決定的な理由にはなり得ない。また、リキッドならすべての人がウィンドウサイズを無調整のままで見やすいレイアウトを実現出来るということでもない。横に伸び過ぎた文章を見やすく折り返すには、やはりウィンドウサイズの調整が必要だ。現状、リキッドレイアウトと言いながらも、実はコンテンツ内にサイズ固定の画像などが挿入されていて、ウィンドウサイズによってはレイアウトが破綻し、非常に読み辛いものになってしまうwebサイトも多く存在する。1段組みの中にテキストを流し込むだけの単純なwebサイトを除き、リキッドレイアウトを採用するためにはそれなりの検証を必要とするのだ。

極端な例を挙げればどちらも使いにくさが露呈するのだが、それもただ見た目の話に過ぎない。どちらでもよろしい。どうにも気に入らないレイアウト・デザインであればスタイルシートをOFFするかユーザースタイルシートを利用すれば済む話なのだ。

リキッドであることにこだわりつつ、世の中に多く残っているテーブルレイアウトは完全に否定できない、などとおっしゃる方こそが問題、というか論外。こうなると見た目のデザインにとどまらず、文書構造の話にまで発展してしまう。つまり、ユーザビリティ上の些細な問題が、アクセシビリティの問題に及んでしまう場合もあり得る。そしてその場合、前述した「スタイルシートをOFFするかユーザースタイルシートを利用すれば」という閲覧者側に残されていた選択肢さえも奪うことになりかねない。

2006.04.09
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