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工具あれこれ


プライヤー類(1)

レンチ類、ドライバー類、ソケット類と、それぞれに日頃考えていることも交えながら紹介してきたが、こと今回ここで紹介するプライヤー類に関しては、それらの工具とは少し違った面を持っている。それは、自分自身にとっての逸品を手にするのに、それ程選択の余地がないのではないか、と思われるところだ。

レンチ類・・・などは各メーカーのラインナップがそれぞれ特徴を持ちつつも、基本的性能としては何れも申し分ないものであるはずだ。だからこそ選ぶ側のフィーリングにマッチする好みのメーカーから選べば、あとはカーライフ(整備)をエンジョイ出来るはずなのだ。

工具談義の中、各社の比較が頻繁に取り沙汰されるのも、人の好みが多様だという現れだろう。しかしそれは結局いつも決定打が出ないまま何度も繰り返されることになるのだ。ディーラー営業マンでもない限り、フォード・マスタングの愛好家にフォルクスワーゲンのパッケージングの素晴らしさを説き、日本車の快適さや経済性を勧めるのは全く意味のないことに似ている。

今回取り上げるプライヤー類は、ウォーターポンププライヤーとロッキングプライヤーの2種だ。もともとサンデーメカニックレベルの視点だ。板金や重整備について敢えて触れずに話を進めると、これらのプライヤー類を用いるというのは、整備上ある意味非常事態だとか、やむを得ない局面のことが多いはずだ。言い換えれば力技とか他の工具では歯が立たない場面に登場する工具だ。そこでこれらの工具に要求される「基本性能」は、どれだけロスなく力を掛けられるか、掛けやすいか、安全かということになる。まずそれがあり、次にいわゆる色形のデザイン面だ。

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