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トラブルと対策


ODD METER008 ドアミラーベースのガタ

暇をみて洗車をするのには、内外装が綺麗になることによる爽快感と、洗うという行為自体が気分転換になるというリフレッシュ効果の他にも、普段の運転中には気が付かなかったような傷みを早期に発見して対処出来るという意味合いもある。

ドアミラーがグラついていた。調べて見るとベース部分でかろうじて引っ掛けられている様な状況で、引き抜くとスッポリ抜けてしまう。電動ミラーなのでベース部分からミラー本体まではケーブルが通線されているが、これがあるために抜け落ちてしまわず助かっているらしい。明日にも少し遠出をと考えていたところで、高速を利用するつもりにしていたから、グラグラ引っ掛けているだけではかなり危険だ。

91年まで使用されている通称ビッグミラーはベース部分とミラー本体は一本のボルトで接続されており、それを軸として回転(折りたたみ)するようになっている。これが緩むことがあり、ガタの原因になるというのだ。専門誌などでもたまに記事として紹介されている。しかし今回の症状はガタというよりはボルトが緩みきって抜けてしまっているものだ。洗車時に発見出来たのでよかったが、危うく高速運転中に落としかねないところだった。洗車を出来るだけこまめにするとか、人任せにしないというのは、まさにこういう時のためなのだ。

ベース自体は4mmのHEXで止められているが、これをあまり緩め過ぎると、大変な作業を強いられるはめになる。4mmのボルトが固定しているのはドアにミラーを引っ掛けている金具だが、これをサービスホールから落としてしまうことがあるからだ。そうなるとドアの内張りを外し、ドアの内側から手探りで金具を拾わなければならなくなる。というのも実は以前に経験している。2度やるようでは経験も活かされないというものだ。

慎重にドアミラーベースを取り外す。ベースと本体を固定しているガイドチューブというのがまた特殊で、M12のトリプルスクエアだ。恐らく他にこの仕様のボルトが使われている箇所はないと思うが、何度か作業することになりそうだということで、工具箱の中にも準備している。滅多に使わない特殊工具というものは得てして値段も張る。しかし、ヘキサゴンレンチで無理をしてガイドチューブを傷めては何の意味もないので購入した。今回はその出番が来たということだ。さらに、電動させるためのケーブルが束になってこのトリプルスクエアの穴を通してあるため、初めての作業の場合一旦ケーブルを切断、引き抜かなければならない(2度目からは端子なりカプラーなりで切り離すことが出来るが)。

専門誌・雑誌で取り上げられているビッグミラーのガタ修正というのは、増し締め程度の作業で済むものなので特に苦労することもないのだが、このガイドチューブは一旦抜けてしまうと相当に難儀だ。内蔵されているバネを押し込みながら締め付けていくのだが、このバネが相当に強いのだ。かなり力を要する。是非抜けてしまう前に気付いて増し締めしておきたいものだ。念のため反対側のミラーも取り外し、増し締めを行い、作業完了とした。

このような整備については、普段から「起こりうるトラブル事例」として情報収集しておく必要がある。どのくらいの頻度で起こり、また対処の作業内容がどうなるかということを知識として得ていれば、工具や材料も備えておくことが出来、なにより、早めに手を打つことが出来るというものだ。

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