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トラブルと対策


ODD METER011 クラッチジャダー

やむを得ない事情もあったとは言え、長らく車を動かさない時期が続いてしまった。使用頻度の少ないポルシェでの、燃料システム内部品の固着による不具合などはよく聞く話でもあり、多少心配はしていたのだが。幸いにして、バッテリーの充電状況を除けば、エンジン始動〜アイドリングまでいたってスムーズで、懸念されたパーツのスティックなどもなさそうな感じだった。

ツーリングのお誘いを受け、峠道でのドライブをひとしきり楽しんでからショップに戻り、しばらく談笑した後で、店長に自分の車をドライブしてもらうことにした。たまに他のポルシェ乗りに自分の車を運転してもらうのは、いつも接している自分では気が付かないトラブルや劣化を敏感に感じ取って指摘してもらえるということもあり、参考になる。

今回試乗してもらったのは、自分でも気が付いているのだが、手を出すのに今ひとつ踏ん切りのつかないポイント数点があったためで、予想通りの答えがそれぞれ返ってくると、さすがに常日頃からポルシェに携わっている人だなと思うと同時に、自分の感覚が正しかった(この場合は正しくないことも多少期待していたが・・・)ことも確認出来た。

クラッチジャダーは明らかに出ており、長くは放って置けない状態だろうという、これまで自分の中で踏ん切りの付かなかったことに対する、決定的なアドバイスを頂き、微妙な心境になる。

この車ではかれこれ6万kmクラッチの交換は行っていない。そう言えば先代の愛車も8万km以上はクラッチディスクそのものにも異常なく過ごせた。普通に乗っていて、そのくらいの距離でどうこうなるクラッチディスクではないだろう。実際、今回であってもクラッチが滑るような感覚もなく、切れのほうも悪くはない。

今感じているクラッチのジャダーとは、緩衝材として使用されているラバーセンターの劣化によるものだろう。ミートの瞬間にラバーが衝撃を吸収するが、亀裂が入ったり砕けたラバーではその瞬間に「ガクガク」と振動を起こすものと思われる。

長らく不動のままだったことも、ラバー部品の脆さを増長させたかも知れない。やはり車は定期的に動かしていた方が、性能維持上良いようだ。ただ単に低走行距離の中古車が良品ではないのも同様の理屈だ。

近々にクラッチオーバーホールをお願いします、とショップを後にした。考えてみれば、大掛かりな整備依頼は今回が初になる。レポート可能であれば【定期・日常のメンテナンス】でもクラッチオーバーホールについて取り上げたい。

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