NEW BOAT  シーマンズキッチン号   2007・6・10

二ヶ月前のとある、友人から海人号は売りませんよね!と打診が入った。実は友人が是非、海人号を売ってほしいとのこと。
最初はお断りをしたのだが、僕の悪い癖でちょうど、欲しい船があったので、俄然その気になってしまった。ちょうど、出物の51フィートの漁船があったのだ。51フィートあったら七里ヶ曽根でマグロ釣りに行っても安心だなぁ!仕事がうまく行かなかったら遊漁船をして生活できるかもなぁなんて欲が膨らんでしまった。
ソウコウしている内に話がトントンと進んでしまって本当に売れてしまったのだ。
ところが、欲しい船も売れてしまっていて、僕は船なしの生活になってしまった。
いざ、船を手放してしまうと無性に釣りに行きたくなる禁断症状が出てしまった。
ああ!釣りに行きたい。それも自分の船で。お店にも良い魚を入れないと・・・・。
そんな時に、ヤンマーからちょうど、良い船がありますよ!
早速、大分のヤンマーの会社に見に行くことにした。
陸に揚がっている51フィートは実に大きい。とにかく、長いのだ。生簀はバウに四個もある。たいがい魚を釣っても余裕がある。
でも一番の僕の釣り座はキャビンを出てすぐにある。ああ!ここに生簀を作って・・・・。ここにトイレを作って・・・・。なんて考えていたら夢がどんどん広がっていってもう止められなくなってしまってとうとう、契約してしまった。後から考えるとこんな大きな船を一体どうするんだろう?

せっかく船を造るんだったら、進化した船にしたい。ヤンマーの46フィートのフィッシングクルーザーを見ていたらバウスラスターが装備されていた。そうだ、スラスターを制御できたら大きな船でもバウモーターみたいにスパンカーなしで風に立てられるんではないだろうか?早速、可能性を探ることにした。だが、普通のスラスターでは電動である為に長い時間は稼動できないとのこと(連続して10分から15分くらい)。
それを解決するには油圧しかない。油圧のスラスターとオートパイロットを組合わせれば、可能なことがわかった。ところがこの油圧システムが大変で、甲板を剥がして配管をしなければならない。僕にとって莫大な費用と時間が掛かるのだ。それでもどうしても欲しくなった。
せっかく油圧システムを導入するのならアンカーローラーもそれで回すことにする。その気で設備をすれば自動アンカー巻きを付けて100キロのアンカーだって巻けるのだ。
バウスラスターとオートパイロットと連動させて風の角度を探して何度か設定すればその角度を保つように設計した。あとは遠隔装置(リモコン)で時々、前進に入れてやればOKなのだ。漁師の船に混じってスパンカーも立ていないのに風に立っている船の様子は想像しただけでも楽しい。これがシーマンズキッチン号の凄いところ。
あと、発電機は10キロを搭載。3キロワットの集魚灯を3個つけた。燃料タンクはバウに300リットル2個、スターンに500リットルを2個、合計1600リットルの重油が入る。山口県の三島沖だってらくらくいける計算だ。
エンジンは勿論、ヤンマー製630馬力、最大船速は34ノット。
そして、もうひとつの売りが海図と連動した3Dで海底の様子がわかるプロッターだ。あと1キロワットの魚郡探知機、レーダー。トイレはキャビンの外にボックスを付けた。キャビンは操舵室と寝れるだけのスペースだが、これが下はエンジンの為、夏は暑くて寝れないのだ、断熱材を付加する必要がある。冬は床暖房みたいで快適なんだけどね。
海人号では生簀が2個しかなかった為にしばしば、魚が沢山釣れたときに酸欠状態に陥ることがあったが、今度はバウに4個の巨大な生簀とスターンに一個増設した。(未だにスターンの一番ちぃさい生簀さえ、魚で一杯になったことがない。
あと、バウに貯氷庫がある。およそ一トンの氷が入る。幾ら、魚を釣っても良い計算だ。(でも応えられそうな腕がない。とほほ・・・)


納艇されてから早、6ヶ月が過ぎたがやっと操船も慣れてきた。2008年の6月ころは必ず、七里が曽根に行ってマグロを仕留めたい。一緒に行きたい人は連絡してください。

左から海底を3Dで表すGPS    オートスラスター パイロット    スウィッチ類を集めた集中パネル