すみれ色片想い


こちらは、いつまでたっても宝塚歌劇ビギナーを抜けだせないひよっこ・西脇ありの、
私的宝塚歌劇応援コーナーです。
地方在住なので、宝塚への愛はかなり遠距離恋愛状態です…。
何も知らないなりに、愛を表現していこうと思っておりますので、よろしくですー。

前口上。
「コラムは2ページ以上」といってたら、
調子に乗り過ぎて3ページに及んでしまった西脇です。
本文とは関係ないですが、最近図書館でヴェルサイユ宮殿に関する本を読みました。
そしたら、『薔薇の封印』でゆうひちゃん(月組・大空祐飛さん)演じたフィリップは●モで、ひとちゃん(同・紫城るいちゃん)演じたアンリエットは若くして壮絶な最期を遂げたことを知りました。
…世の中には、知らなくていいこともあるんだ、と思った、初夏の日でした。
2004/06/12
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vol.18.5 エーアン(万歳)、『エリザベート』!!(後編)
前からー…→
 というわけで、次ページです。
 ここでは、「好きなシーン編」「私的『エリザベート』考」を書いていこうと思います。また長くなりそうですが、おつき合い下さいませー。
◆好きなシーン編
1.「不幸の始まり」
 あのコーラスには圧倒されます。西脇の「ハプスブルク家関係の本を読む時のテーマ」(つい、鼻歌で歌いそうになる;)。
2.「最後のダンス」
 特に、ワンコーラス歌い終わって間奏に入った時、エリザベートを引き寄せて肩を抱く時(なんてマイナーな;)。あのトート閣下の恍惚(してるように私には見える)の表情、何ともいえません…Vうふっ。
3.「ミルク」直前
 エリザベートが、夫を寝室から閉め出したシーン直後に現れたトート閣下をも閉め出したところの、トートの焦燥感にかられた表情。激しい恋に焦がれる、人間の表情だ!
4.「闇が広がる」のデュエットダンス(!)
 「僕はママの鏡だから」も好きですが(涙出て来る…)、ぐわーっと一気に盛り上がるのはコレ。個人的に、ラルクアンシエル「花葬」('98)「forbidden lover」('98)などの暗ーい曲を思い出します。
 確かに、真っ暗な銀橋で2人にだけピンスポットが当たった中では、精神がイッちゃいますよ;途中からは、カゲコーラスも入って、盛り上がります。
5.「最終答弁」
 またの名を「トートとフランツ、どっちの歌が上手いか」(笑)。宙組の結論は「どっちも上手い!!」。たかこさん(宙組トップ男役・和央ようかさん)のトート、是非見てみたいっす。
 このナンバーも、コーラスが好き(プロローグにも出て来る、あの白い仮面の彫像、気になるー)。結局、私って暗い曲好きなのね…。
6.フィナーレ全て
  • まずロケット、私の浅いファン歴の中で1、2を争うかっこよさ!ちなみに、その前にかっこいいと思ってたロケットは『バロック千一夜』('95雪組)のロケット(嗚呼、マイナー;)。そういや、宙組『エリザベート』も『バロック〜』も、ロケットの「きっかけ」がたかこさんだ…。
  • ずんこさん(宙組初代トップ男役・姿月あさとさん)と女役さんが出てくるところは、優雅ですー♪ずんこさんの衣装の色、紫(しかもかなり派手)だったとわ。
  • 男役の群舞シーンは、見ていてかっこいいです。そして、感慨深いものもありますね。
    だって、群舞1列目で踊ってる3人(たかこさん、わたるさん(星組トップ男役・湖月わたるさん)、コムさん(雪組トップ男役・朝海ひかるさん))、90周年の年に3人共トップ男役なのですもの。そして、最後列にいたともちん(悠未ひろさん)は、今や宙組の売り出し中男役に…時の流れを感じる。
  • ずんこさんとハナちゃん(宙組トップ娘役・花総まりさん)のデュエットダンスは、ジャズ風。大人っぽいなー。
    そういや、宙組ってあまりトップコンビのリフトシーンってないですよねー。何でだろ?
  • パレードは、あっこさん(元宙組・陵あきのさん…違うかなぁ?)のエトワールから。
    何か、下級生スターに辞めてる人も多くて、ちと切なくなったりしました(ねったん(元星組・夢輝のあさん)、ヒナちゃん(元宙組・朝比奈慶さん)、まやさん(同・久遠麻耶さん)、…)。そして、割と上級生がまだ健在だったりする(たかこさん、わたるさん、コムさん、…)…。 皆さんの笑顔がいいです。

…と、名場面満載!挙げ過ぎですか?;

◆私的『エリザベート』考
 私が『エリザベート』を見たり、関連本を読んだりして、ずーっと考えてたことを綴っていきたいと思います。
1.フィナーレ
 批評本を読むと、一部の方が「フィナーレで歌詞の人称が変わる(俺/お前→僕or私/あなた)のが嫌だ」みたいな書き方をしてるのがありましたが、私は大して気にならなかったです。気持ちは分かるのですが…。
 私としては、あのフィナーレは「舞台上で完結するストーリーを、舞台vs客席の関係に置き換える」役目があるような気がします。通常のショーのフィナーレに似た感覚といいましょうか…。
2.ルドルフ君とオスカル
 ナンバーのいくつかを耳コピーでメロディーだけ弾ける位(家にエレクトーンがあるので)、DVDを見ましたが、ルドルフのシ−ンを好きで見まくっていて(ただのコムさん好きか;)、脳裏に『ベルばら』オスカルがよぎりました。
 ビジュアルはそんなに似てないのだけど(オスカルはむしろ、微妙にトート閣下そっくりだ)、大きな歴史の変化の中で本気で国の将来を憂う姿、その中で自分の非力さに苛立ってる姿は、すごく重なってみえるのです。それは、史実のルドルフも同じだったのでしょう(肖像画のヒゲは嫌じゃー;;)。
 しかし、上流貴族の娘オスカルは親の愛情と期待を受けて育ち、一国の皇太子ルドルフは愛情薄い家族の中で成長する(子ルドルフは、本当に可哀想だ)。そして、革命に身を投じたオスカルはバスティーユの白旗を見て(=革命の成功)息絶え、ハンガリー独立運動に加担したルドルフは居場所を失って自殺…非常に対照的な部分もあります。まるで「合わせ鏡」のよう。
3.史実のエリザベートって…
 史実のエリザベートさんって、身長が172cmあったらしいですよ。それでウエスト50cmって…細すぎですよー;まだコルセットでウエストをくびれさせてた時代とはいえ。
 宝塚でいえば、「たかこさんのウエストが50cm」ですよ!?(そういや、『"風と共に去りぬ"特集本』では、「コムさんのウエストが52cm(勿論、いつもではないでしょうけど)」という衝撃事実が…!コルセットフリーのこの時代に!!羨ましいよー;;;)
 そして、夫・フランツよりちょっと背が高かったそう。肖像画では、そこのところが「修正」されてるので、「真実」が見えないという訳。大学の頃、肖像画系の図像解釈の授業が好きだったけど、今またそれに出会うとは。
4.いちばん人間らしくないのって…?
 宝塚版『エリザベート』は、主人公がトート閣下で、人間のエリザベートに恋をするわけですね。でも、人間でない筈のトートって、とっても人間くさい。人間より感情が激しくって(宙組のは、余計そうなのかなぁ?)、そこが面白い。
 では、登場人物の中で一番人間らしくないのって誰か?というと…
 ー意外にも、フランツ・ヨーゼフだと思うのです、私は。
 そのココロは…「あんなにいい人、いないって」(勿論、実在人物ですが)。

 まぁ、とにもかくにも「エーアン、エリザベート!」「エーアン、宙組メンバー!!」「エーアン、小池先生!!!」ですね。
 「男役って、こんなにかっこよかったんだー」と、改めて認識した公演でもありました。

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