すみれ色片想い


こちらは、いつまでたっても宝塚歌劇ビギナーを抜けだせないひよっこ・西脇ありの、
私的宝塚歌劇応援コーナーです。
地方在住なので、宝塚への愛はかなり遠距離恋愛状態です…。
何も知らないなりに、愛を表現していこうと思っておりますので、よろしくですー。

前口上。
最近、相次いでビデオ/DVDを買いまくっている西脇です。
「収穫だ!」と思ったのは、市内の福祉バザーの中古ビデオコーナーで見つけた、古いビデオ。状態も良かったし、解説の紙もちゃんと入ってたので、買うつもりはなかったのに、買いました。
何しろ、値段が安い。2本('95TCAスペシャル&花組本公演ビデオ)買ったけど、どちらも1本315円(通常は8,155円&12,333円)でした。ああ、破格値…。レンタルで1週間借りるの並(私がいつも行ってるレンタルビデオ店は、通常1週間280円)。
今月も2ページですが、おつきあい下さいませー。
2004/09/16
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→その1から
vol.26 雪組『エリザベート』の緊張感。
 で、頭の中が真っ白になった数時間後、いきつけの本屋さんから「(注文してた)雪組『エリザベート』DVD入りましたー」と電話が。すっかり店員さんに顔覚えられてますわ;
 早速仕事帰りに本屋さんに寄って購入し、見ましたー。
 今回も、ずらずら書くと読みづらくなりそうなので(実際、手書きで下書きしたら、非常に読みづらかった;)、宙組版同様「キャスト編」「シーン編」に分けて、感想を書きます。おつきあい下さいませー。

◆キャスト編
トート:いちろさん(元雪組トップ男役・一路真輝さん)
 すっごーくキレイですね!最初の登場シーン、幽霊の彫像(そんなのあるの?)みたいで気味悪かったー;それがいいのだけど。
 いちろさんのトート閣下には、声が世界観を支配してるイメージがある。そこにいるだけで、声を発するだけで、舞台にも客席にも、そしてブラウン管越し(うちはいまだにブラウン管テレビ)に見る私にも、ピーンと心地良い緊張感を与えられるんですね。それに、退団公演独特の恐ろしい程の輝き(って言えばいいのかなぁ?どんなトップ男役でも、これは必ずあるように思う)が相まって、目が離せない。
 初演の頃に、小池先生が『エリザベート』をノベライズした本を出しましたが、当然だけどそのイメージに最も近い雰囲気です。ヒヤーッとした美貌、冷たく燃える愛…いかん、これ以上書くと危ない人になる;
エリザベート:ハナちゃん(現宙組トップ娘役(当時雪組トップ娘役)・花總まりさん)
 本当にかわいい!宙組のを見てから雪組のは見たけど、全然違和感(?)ない。トートやフランツがほれるのも分かるなーVVでも、年をとってからの演技もちゃんと出来ていて、「この時、ハナちゃんって研5、6よね…」とびっくりしたのでした。いちろさんとはそんなに身長差がないけど、全然気にならなかったです(それは『エリザベート』に限ったことじゃないけど)。
フランツ・ヨーゼフ1世:ゆきさん(元雪組トップ男役(当時2番手)・高嶺ふぶきさん)
 はっ…犯罪的にかっこいいです(赤面)!ああ、「フランツ体質」ばんざい。
 「嵐も怖くない」、いいですねー。あんなこと歌われちゃ、エリザベートは「ハイ」と言うしかないですよV私がエリザベートだったら言うね。あのシーンの彼、嬉しそうなんですVV
 ヒゲも似合ってて(でも、ゆきさんって女装もしたような人なんですよ…素顔は「かわいい系V」の人)、それは宙組版(たかこさん(現宙組トップ男役・和央ようかさん))より安心出来た。たかこさんを否定する気はないけど。
ルキーニ:いしちゃん(現専科(当時3番手)・轟悠さん)
 …はっきり申しまして、「男」にしか見えませんでした(イヤ、いいんだけど)。大都市近郊私鉄の女性専用車両に乗り込んだら、絶対に追い出されそう;
 白目むいて叫んでたり、セリフの最後に付く薄ら笑いが怖かったー。第2幕冒頭のアドリブ(「毎日ウソつくのも大変だなー」(カメラをセットしながら))、本音かなあ;
ルドルフ:たーたんさん(前星組トップ男役(当時4番手)・香寿たつきさん)
 私にとって、たーたんさんは「奥様誘惑系」(「冬のソナタ」のペ・ヨンジュンみたいな?もっと年長者向けだと、みのもんたとかかなぁ)なイメージが強いので(実はちょっと苦手…あ、たーたんさんが嫌いな訳じゃないですが)、少し心配だったんです。だって、『エリザベート』のルドルフのイメージって「美少年(!!)」じゃないですか(その点、宙組版のコムさん(現雪組トップ男役・朝海ひかるさん)はイメージ通り)。
 でも、ちゃんと「美少年」に見えましたー。甘い声で柔らかく歌うんです…。歌に関しては、たーたんさんが一番ですね!いちろさんとのハモり、濃厚ですぅVV
 だけど、たーたんさんのルドルフは、ゆきさんの息子に見えても、ハナちゃんの息子には見えないんですよ;仕方ないけど(たーたんさん(72期)はハナちゃん(77期)よりずっと年上…ちなみにハナちゃんとコムさん(77期)とは同期)。
子ルドルフ:とうこさん(星組(当時雪組若手男役)・安蘭けいさん)
 かわいいーV宙組版のはつねちゃん(初嶺磨代ちゃん)のボーイソプラノ風もよかったけど、とうこさんの「少女声」(勝手に命名)もとってもステキVVとうこさんって、今も昔もきれいな声ですよねー。
 そういや、この時の新人公演で、とうこさんは子ルドルフを手なづける役(=トート)だったのよね…その時の子ルドルフがはつねちゃん。余談だけど、'04年正月の宙組東京公演途中から参加したとうこさんがはつねちゃんと「フェアリー同盟」を組んだ、というのを読んだ時(@『歌劇』'04年4月号、宙組の「えと文」)、私は「子ルドルフ同盟じゃん!」と、その号についてた「過去10年の主演者たち-雪組・宙組-」の写真ページを見ながら叫んでしまった;

◆シーン編

1.「愛と死の輪舞」
 いい曲ですよねー。いちろさんは、世界で初めてこの曲を舞台上で歌った人だ!だけど、歌いながらのアクションが結構多いので、ハナちゃん演じるシシィちゃんが怯えてる…;
 今年('04)は、1月の逸翁デー(@東京劇場)や7月の「OG祭り(勝手に名称変更)」(@同)にいちろさんが出演して、勿論この曲を歌ったそうですが、いちろさんがこのナンバーを歌いかける相手は、自分自身でも(今年は東宝版『エリザベート』三演がありましたね)他のエリザベートを演じた娘役でもなく、ハナちゃんなんだろうなー…なんて想像します(逸翁デーには、ハナちゃんもいましたが)。
2.「嵐も怖くない」
 実は、宙組版でもかなり好きなナンバー。キャスト編でも書いたけど、フランツがとっても嬉しそうで、心がほっこりするのV(そういや、『JFK』('95雪組)にも似た場面なかった?いちろさん×ハナちゃんだけど)
 でも、雪組版のDVDで場面頭出しすると、いきなりゆきさん×ハナちゃんのキスシーンのアップから始まるので、かなりびっくりします(超赤面…ドキドキ);
3.「闇が広がる」
 大好きなこのシーン、何と言ってもハモりの妙!雪組DVDは、割と全体を見渡す感じで撮影されてるような気がします。
 体格って、男役同士の絡みではかなり重要ですね…。いちろさんは大変だったことだろう…特に東京公演は(たーたんさんの組替えで、たかこさんがルドルフだった)。
4.昇天シーン
 宝塚にハマる前に何故か知っていたあの昇天シーン、映像演出がいいですね。あれは写真ではなく、生あるいは動画で見てこそ良さが分かる。
 多分、初演のみエリザベートがひざまづいて昇天してるのは、単に2人の身長差があまりなかったからでは…なんて思いました。
 まぁ、私はトートとエリザベートのキスの後、手を繋ぐシーンが好きなので(ハナちゃんの手首、ほっそーい!)、ひざまづいていようとそうでなかろうと、いいのですが。
5.フィナーレ全て
  • フィナーレ始まりのゆきさんの銀橋ソロ、聴き入っちゃいました♪歌、上手です!いちろさんの歌が「スタンド最上段に飛び込むホームラン」だとしたら、ゆきさんの歌は「スタンドに入るか入らないかのところに飛んだライナーが、バッターの気持ちで(!?)スタンド最前列に入ったホームラン」といったところでしょうか。どちらにしろ、ホームランはホームラン。
  • ロケットは、やっぱりかっこいいですね。音楽(「キッチュ」)がもともとディスコポップ調の曲だから、アレンジを変えなくても合うんです。ロケットでは時々、「何で!?」ってな曲が使われることもあるけど;
  • いちろさんと娘役さんのシーンは…娘役さん達が「風に舞うスミレの花びら」みたいで美しかったVあ、勿論いちろさんはかっこいいですが。けっこう踊っててびっくり。技術的には「すごく上手!」ってわけじゃないんだけど(わーっスミマセン;)、思わずじーっと注目しちゃいます。
  • 男役群舞は…3人(ゆきさん、いしちゃん、たーたんさん)が大階段を降りて来るあたりで、映像がアップになるいちろさんの表情に、ノックアウトされました(ダンス自体じゃないし;)。カッと見開かれた瞳に、最高潮の緊張感が走るんです。
     1列目で踊る3人は、とってもかっこよかったですVV宙組版では、群舞メンバーの何人かは分かりましたが、雪組版は、たかこさんととうこさん位しか分からなかった…;
  • いちろさんとハナちゃんのデュエットダンスは…号泣するかなと思ってましたが、泣かず。
     その代わり、すごくほっこりVした気持ちになりました(『エリザベート』フィナーレに限らずだけど)♪「よかったねー」と声をかけたくなります。いちろさんは、最後の最後にいい作品と出会えて、本当に幸せだったのでしょう…。本編のラストが悲壮な感じだけに、救われます。ロマンチック…VV
     「私だけに」、本当にいい曲ですよねVフィナーレバージョンの歌詞は、まさに「卒業式ソング」!舞台裏で在校生(=組子)が大号泣してそうなイメージ…。
  • パレードは、初代ゾフィー(朱未知留さん)のエトワールから(もちろん、ゾフィーメイク(某熟女タレントにそっくり)ではない)。
    いちろさんの羽根ー  『TAKARAZUKA REVUE 2004』の「変わった形の羽根」に紹介されてたいちろさんの羽根(イラスト…強烈に似てないです;)、確かに変わってますよね。銀橋回って本舞台に戻った直後、横幅の広い羽根に、下手側にいるハナちゃんが隠れてしまうのが、惜しいところ。


 ああ、宙組版より長くなっちゃったわ;読みづらいですよねー;
 同じ演目をやっても、組によって全然違うようになるんだなー…と、感心しました。そして、海外ミュージカルにはあまり縁のない(『エリザベート』後では、ゆきさん×ハナちゃんのバウホール公演『晴れた日に永遠が見える』('96)以降、やってないそう)雪組が、『エリザベート』初演を大成功に導いたのも、すごいなーと思いましたです。いちろさんを始め、当時の出演者が全員力を出し切った成果なんですね!
 個人的には、第1幕と第2幕の間に入ってる、お稽古風景やポスターの写真がお気に入りです♪
 そして妹は、マダム・ヴォルフのシーン(フランツがマデレーネちゃんとキッスV)前後がお気に入り…んでもって、私が好きなシーンは殆ど見てないらしい;ああ、姉妹の趣味落差;;

 とあるメルマガで「『エリザベート』オリジナル版のベストCD発売!」を知るも、もたもたしてるうちに売り切れてた(ネット見たら、「予約停止(=売り切れ?)」になってた)、決断の遅い;西脇でした…。

参照 vol.18(2004/06/12) vol.18.5(2004/06/12)
←宙組『エリザベート』の感想文。力入りまくってます。



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