すみれ色片想い


こちらは、いつまでたっても宝塚歌劇ビギナーを抜けだせないひよっこ・西脇ありの、
私的宝塚歌劇応援コーナーです。
地方在住なので、宝塚への愛はかなり遠距離恋愛状態です…。
何も知らないなりに、愛を表現していこうと思っておりますので、よろしくですー。

前口上。
 某国総理じゃありませんが、最近「サプライズ」続きで、うれしい?悲鳴な西脇です。
  1. 月組『エリザベート』のメイン配役が発表されましたね!
     がいちさん(専科・初風緑さん)のフランツ・ヨーゼフ、きりやん(月組・霧矢大夢さん)のルキーニ、ゆうひちゃん(同・大空祐飛さん)のルドルフ…。めちゃくちゃ楽しみー♪特にルキーニ。
  2. 年末(東京)年始(大阪)のジャニーズミュージカル『ウエストサイド物語』(今年夏に少年隊がやったけど、今度は「嵐」のうち3人が主演(トニー、リフ、ベルナルド)!)に、いづるちゃん(雪組・天勢いづるさん)&たっちん(宙組・和音美桜さん)が出演するそうですねー。ENAK(産経新聞系サイト・文化芸能コーナー)に出てたたっちん&いづるちゃんの写真、いづるちゃんがかわいくてカッコよかったー(さすが、2ヶ月半前までは男役!)VV
     たっちんがマリア(ヒロイン、トニーの恋人)、いづるちゃんがアニタ(マリアの親友で、ベルナルドの恋人)だそう(写真は、まさにそんな雰囲気)。面白そう…Vでも、ジャニーズミュージカルは宝塚以上にチケットが取れないのが宿命;;
     しかし、少年隊の『ウエストサイド〜』でアニタ(前、間違ってましたー;スミマセン(10/05))を演じたのが、たーたんさん(前星組トップ男役・香寿たつきさん)だったとわ…;まぁ、下手な若手アイドルより、宝塚の人の方が、ミュージカルを演じる基礎的実力はありますしね。
2004/10/03
「すみれ色片想い@Blog」始めましたー。
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vol.26.5 雪組『エリザベート』の緊張感。(補足)
 「あれだけ書いて、まだ補足するのかい」と思われてること確実ですが、あの後に「これは書いておくべきだー!」と思ったことがあったので、補足させて下さいな。

 雪組『エリザベート』を見る前に、是非読みたかったまんががあったんです。それは『トーマの心臓』(萩尾望都、小学館コミック文庫)。
 ちょっと前に古本屋で買って読んだ『偏愛 宝塚 夢分析』(田辺麻紀・長峰洋子、大栄出版1999)の中に「(いちろさん(元雪組トップ男役・一路真輝さん)のイメージに近い人物として)『トーマ〜』のユリスモールがある」というようなことが書いてあったのですね(田辺「シュロッターベッツ・ギムナジウムの一路真輝」より)。私は気になって気になって、「何としても雪組『エリザベート』を見る前に入手しておかねば!」と燃えてました。
 しかし、普通の本屋さんでも古本屋さんでも入手できないうちにDVDが入荷してしまい、DVDにすっかりハマってから『トーマ〜』の文庫判をゲットしたんですね(初めて行った古本屋さんで)。文庫初版が'95年ですから(私が買ったのは'96年の4刷)、確かに普通の本屋さんでの入手は難しいかも、と納得。
 ストーリーは、ドイツにある架空の全寮制男子校(それが「シュロッターベッツ・ギムナジウム」)を舞台にした、奇妙で美しい、恋とも愛ともつかぬ感情の物語。そんなに「や●い」が好きでない(読めるんだけどね…)私でも、さらさらーっと読めました。変に絵柄がギラギラしてなくって、私好み。でも、読んでいる最中から読んだ後まで、何か重いものが残るような作品なの、私にとっては。
 ユリスモール(ユーリ)は、そんな重いストーリーの「重さ」の一翼を担うキャラの1人。自分を想っていた下級生トーマの死をきっかけに心の旅が始まり、最後は神学校へ旅立っていくんです。大人びた優等生ふうの風情、どこか他人を寄せつけない雰囲気、過去のトラウマ、苦悩しながらも自分のあり方を探る心…「成程、いちろさんだわー」と納得したのでした。ユーリの髪型がまた、黒っぽい髪の時のいちろさん(『エリザベート』の時がそう)に似てたし。
 いちろさんって、まさに「真実一路」な人ですよね、今も昔も。
 そして、「久々に見たい!」と思って借りた『毛利元就』('97NHK大河ドラマ)総集編第1巻(子役で出てたV6森田がよかったので…継母役・松坂慶子との取っ組み合いは見ものだ)、元就の兄(渡部篤郎)に嫁する「雪の方」役のいちろさん(『元就』をリアルタイムで見てた時点で、いちろさんの名前は刷り込まれてたハズなのよね…)、最初の登場シーンは「女優さんだーV」と思ったのですが、その後の輿入れシーンで猫を抱えて(春の雪が降る中…)登場するいちろさんの表情に、ちょっと男役の名残があって(『エリザベート』フィナーレ男役群舞最初のアップの表情!)、「あらっ」となったのでした;思わず、DVDデッキ(西脇宅では、VHSビデオ+DVD一体型プレイヤーを使用)に雪組『エリザベート』のDVDをセットして、フィナーレ男役群舞の最初を見ちゃいましたよ。いや、悪くはないんです。

 ここ最近、「何で私は、いちろさんに肩入れしちゃうんだろう…」と思ってましたが、結局、昔っから私の中にある、「好きなタイプのルーツ」にがっちりハマってたんですね(あまり大柄でなかったり、常に苦悩してそうだったり(/^_^;)…)。これは、一朝一夕に変わるものじゃない。あ、でも大柄な男役さんは好きですよ。

vol.27 宝塚でやって欲しいネタ-洋もの編-
 ずっと前に、「宝塚でやって欲しいネタ-本編-」という文章を書きましたが、それは日本ものでした(元ネタのまんが、分かった人いますかー?)。
 今回は、洋もので是非やって欲しいネタを取り上げたいと思います。原作ものではなく、歴史人物ものです。組としては、雪組にやって欲しいなー…出来れば。そうでなくても全然構わないけど。

 物語の主人公は、「ヨハン・サルバトール」。宝塚では『うたかたの恋』に出て来る、オーストリア皇太子ルドルフの親友(『うたかた〜』の役名では「ジャン・サルバトール」)です。『うたかた〜』では、2番手の役な割に書き込みが薄いらしいけど;でも、彼はルドルフを食いかねない位の人物だったらしいですよー。かなりの野心家だし、その一方で洒落者でもあったらしいし、(宝塚らしく?)ロマンスもあるし…。
 
 ヨハン・サルバトールは、ウィーンに亡命してきたハプスブルクの血を引く大公の息子。しかし、多産長命で膨張しまくっていた(そういう家系…)ハプスブルク家にとっては、「大公」の肩書きは大して意味などもつものではない。華やかな貴族社会のウラを見まくって来たヨハンは、ドロドロに腐りきった貴族社会を憎み、自分の監視役としてついているアルプレヒト大公(フランツ・ヨーゼフ帝の側近中の側近)を憎み、いつか反乱を起こそうと、ずっと機会を窺っていた。彼が、皇位継承者ながらリベラルな考えを持っていた皇太子ルドルフと親しくなるのも、ごく自然な流れ。
 そんなヨハンは演劇好きで、自らバレエの脚本も書いたほどの入れ込みようだった。彼が劇場で見初めたのが、バレリーナのミリー。二人は恋に落ちるが、ただの「大公」とはいえ皇族の血を引くヨハンと、一介の踊子に過ぎないミリーとはあまりに身分違い(何せ、皇位継承者と伯爵令嬢との結婚ですら「身分違い」な世界)、結婚が許されるはずもない。
 保守的な貴族社会への反発、許されぬ恋など、負の要素が幾重にも及ぶヨハンは、ついにアルプレヒト大公が親友・ルドルフを暗殺する計画があることを知り(そりゃ、ルドルフが幼い頃から暗殺の危険は常にあっただろうけど)、アルプレヒト大公を亡き者にしようと、ルドルフと密かに立ち上がる。
 しかし、計画は漏洩し、ルドルフは若い男爵令嬢と「心中」。建て前では「若い娘に誘惑されて心中した」とされていたが、ヨハンはそれが嘘であることを見抜いていた(暗殺でもないし、ただの自殺ともいいきれないし…私も真相が知りたい)。
 クライマックス、ヨハンは皇族が集まる席で「皇太子の死因は心中なんかじゃない!」と暴言を吐いて宮殿を去り、皇籍を剥奪されてウィーンを去る。
 ヨハン・オルトと名を改め、海の男となったヨハンの側にいるのは、長く激しい運命の果てに結ばれた(出会ってから結婚するまで十数年かかった)ミリーであった…。
 ラスト、ヨハンはルドルフの「遺書」を海に向かって破り捨て、自らもミリーと一緒に海に身を投じる…。深海での美しいデュエットダンスで幕となる。

 ただ、この話の欠点って、「ラブストーリーとしてはハッピーエンドなんだけど、権力争いとしてはバッドエンド」なところなんですよ。難しいなぁ。
 でも、是非やって欲しい!というか、もしかして、昔に舞台化されてたのかなぁ?知りたい。

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