宝塚歌劇入門2004

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用語事典

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タカラジェンヌ

これも、宝塚歌劇団の生徒によく使われる呼び名。「パリジェンヌ」などの、いかにもエレガント〜なイメージで付けられたのでしょう。
男役/娘役関係なく使える呼び名なので、私はよく使ってます。

同期

音楽学校の同級生からの絆で結ばれている、歌劇団の「同級生」。今年(2004年)に入団した生徒が90期なので、初舞台を踏んだ西暦年から1914(宝塚歌劇団のもとは、1914年に発足)を引くと、その人の期(学年)が分かります。期表記は「●期」、学年表記は「研(研究科)●」。ここにも学校組織の名残が。
ちなみに、各組トップコンビの学年は、 …です。おささん・ふーちゃん、コムさん・まーちゃんは同期同士なのですね…。そして、男役のおささん・コムさんと、娘役のハナちゃんも同期…77期って、ミラクルゥ〜♪

芸名

宝塚の生徒としての「名前」は、全員芸名です。芸名が本名から来てる人もいますが、本名の名字を使ってはNGだそう。
この芸名は、歌劇団にいる間だけでなく、退団してからも(本人の好き嫌いに関係なく)ずーっとついて回るものなのでしょうねー…。
最近は、普通に赤ちゃんの名前に付けられそうなかわいい名前が多い(今時は、宝塚の芸名よりもっとスゴい名前をつける親もいますからねぇ)ので、自分のまんがの登場人物の名前に、ちょっとお借りすることもあります(もちろん、そのままでは使いませんよ!)。

愛称

宝塚の生徒の「名前」は、芸名ですが、大抵の宝塚ファンは、芸名でなく愛称で呼びます。友達をあだ名で呼ぶ感覚でしょうか…?
愛称の由来も様々で、芸名から来てたり、本名から来てたり、面白エピソードから来てたり(かしげちゃんは、最下級生の頃、楽屋で首をかしげてばかりいたから「かしげ」とか…)と、いろいろです。 故に、宝塚ファンどうしの会話を初めて聞くと、暗号のようで意味不明でしょうねぇ;

専科

基本的に、宝塚歌劇団の生徒は、5組のうちいずれかの組に属してますが、どこの組にも属さないベテランのスペシャリストさんや、準主役級を演じるスペシャリストさん(こちらは、「新専科」と呼びわけることも)のこと。宝塚でも、ベテランさんの演技が必要な場面はいっぱいありますしね。現在、「新専科」はガイチさん(初風緑(はつかぜ みどり))とじゅりぴょん(樹里咲穂(じゅり さきほ))の2人。退団や男役トップへの就任(現在「新専科」出身の男役トップは、わたるさんとさえこさん…)で、だいぶ少なくなりました;
ちなみに、歌劇団の理事を兼ねる専科3人は「別格専科」とでもなるのでしょうか…?

組長・副組長

…まるで、仁侠映画に出て来る皆さん(笑)のような地位名ですね;あるいは、今ブームになっている新選組とか。
トップコンビとは別にある(「トップコンビ」って、正式な地位ではないらしいのです…)、各組の「学級委員長」的地位。必ず、組長は組の最上級生、副組長はその次の上級生、と決まってます。

演出家

宝塚歌劇の演出は、お芝居/ショー共、大抵は座付きの専属作家です。たまに、宝塚の外で演出することもあるけど、身分は「宝塚歌劇団演出部」なのです(多分)。
一人で、脚本書いて(お芝居の場合)、歌の歌詞書いて(既成の歌を使う時以外は)、演出して…すごいですよねー。もちろん、助手の演出家見習いさんはいるけど。
どうも、「宝塚の演出家」って、普通の人には馴染みの薄い存在に思うでしょうけど、'02年に日本でヒットした『モーツァルト!』(松たか子とかが出てた)は、宝塚の演出家の演出なんですよ(ちなみに、『エリザベート』の原作コンビのミュージカル・日本版)。今度は、ウィーンで演出をやるらしいです(しかし、ウィーンの劇場では『エリザベート』リバイバル上演が長引いて、いつになるか分からないらしい)。 お芝居作家・ショー作家ごとに個性があって、なかなか楽しいです。

参考資料
草葉たつや『宝塚の法則』青弓社2000
奥井力也編『宝塚アン・ドゥ・トロワ』青弓社2003
植田紳爾『宝塚 百年の夢』文春新書2002
『TAKARAZUKA REVUE 2003』阪急電鉄コミュニケーション事業部2003
『TAKARAZUKA REVUE 2004』阪急コミュニケーションズ2004
『歌劇』『宝塚GRAPH』各号
その他、宝塚関連批評本多数…。
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