鳥ごよみ

サンダーバードを見に行く 2



4月30日 2日目

 昨日は初の雷鳥で興奮していたからか、なかなか寝つけなかった。しかも5:00に目覚ましをセットしておいたのに、4:30には起きてしまった。窓の外を見ると東の空がぼんやりピンク。雲はない。(日の出時刻は4:59)今日も快晴になりそう。立山天気予報は当たっていたようだ。
西の空これは西の空。
残っていたますずしを朝食(とても1回で食べきれなかった)に流し込んだ。5:00には誰もいない雪道を歩き出す。遠く近く雷鳥の鳴き声がする。期待がふくらむ。まずは昨日の夕方、最後にライチョウを見たところまで歩く。
 昨日はまったく鳥の気配を感じなかったが、「チリチリチリチリ・・・」ときれいなさえずりが聞こえてくる。カヤクグリだ。逆光で4〜5羽の群れが雪から露出した岩、ハイマツの上を追いかけっこするように飛び回っている。しばらくカヤクグリの激写 に夢中になっていると、
「グエエ〜」
雷鳥が飛んできた。「おお〜っ(心の叫び)」昨日最後に見た雷鳥だ。雪上に降り立つとトコトコと歩いてどんどん近づいてくる。「おおおお〜っ(心の叫び)」あわてて激写する。しかし、露出補正は冷静に。雪は難しい。
雷鳥「グエエ〜」
 近づいてきたと思ったら、目の前を通り過ぎ、岩の上にちょこちょこと登り始めた。一番高ところに登り詰めたところで落ち着いた様子。これが、見通しの良い所からなわばりを見張るってやつだ。カヤクグリはまだ近くで「チリチリ」と遊んでいる。
 突然、雷鳥はなわばりに侵入した別のオスを発見したのか、目の上の赤い肉冠を大きくしたとたん、岩を蹴るっ。グライダーのように滑空し、雪の積もったみくりが池の上に降りた先を見てみると、もう一羽オスがいて、肉弾戦モードとなったようだ。
 時計を見ると、朝食のためにホテルに戻る時間だ。食事後、観光客でにぎわう日中は鳥影がなくなるので観光モードである。まず雪の大谷ウオークを体験。
大谷看板。
たくさんの人を乗せたバスがひっきりなしにどんどん登ってくるは、降りていくわ。けっこうきわどい。係の人がバスがくる度に「端に寄ってくださーい」と注意喚起してくれるのでまあ安心。雪の壁はカチンコチンでした。その後、立山自然保護センターを訪れる。ここを訪れれば、室堂の環境、雷鳥の生態がばっちりわかる。すごい有意義な施設だが、訪れる人はほっとんどいない。静かでよかったけど。ターミナルからちょっとわかりにくいのよね。積もった雪が建物を隠しちゃっているからな。昼になると空は怪しい雰囲気。風も吹いて、雲り空になる。昨日は無風で、陽が差していたから暑かったが、今はウインドブレーカの前ジッパー全閉と、手袋は必需。一転寒くなる。午後になり、ますます空はどんよりとなる。雷鳥を期待してみくりが池一周の散策にでるも収穫なし。寒いのでホテルに直帰。寝不足だったため横になるとすぐ寝てしまった。明日の天気予報は・・この分だと晴れることはないだろう。



5月1日 3日目:雪

 とりあえず5:00に起きてみた。窓の外は雪。まっ白である。山なんて見えません。視界15mって感じですか。あの元気なイワツバメさえ飛んでいないようだ。雪が小降りになるときを見計らって外に出てみた。昨夜からの積雪が10cmくらいですか。靴がズボッとめり込む。とりあえず進んでみたが、何も見えない、何も聞こえない、靴の中に雪が入る、のでホテルに戻る。前日までで運は使い果たしてしまったようだ。2日間も晴れていい思いできたんだしね。今日は下山の日。午後の高原バスで降りる予定だったが、まっ白い山の中にいても面白くないので、早めの下山に変更し、美女平の探鳥・森林浴コースを回ることにする予定を立てた。10:10に美女平に到着。1500mも山を降りると天気は明るいくもりとなった。
美女平探鳥案内図。
早速探鳥入口を見つけ一歩踏み出そうとしたところ、積雪がコースの邪魔をしている。ガーン。なんと!探鳥できないではないか。まだ時期が早かったのだ。残念。しかたない、美女平駅のテラスでぼんやりと「さえずり探鳥」することにする・・・。
夏鳥はヤブサメ声のみ確認した。
 その後、立山ケーブルカー、立山電鉄と乗り継ぎ富山駅へ。特急「はくたか」、新幹線「あさひ」と乗り継ぎ21:00前には帰宅しました。富山を出てからは5時間。思い荷物と長い移動で疲れましたが、後日できた写 真を見て、改めて雷鳥に会えたことにいたく感動してしまいました。いつかまた会いに行くぞ。サンダーバード!



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