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これが、ま、なんちゅうか、「ヒゲ」と呼ばれているものなんですけど・・・。
長い間2400のクリックSWの接触不良に悩まされてきた。
ドラッグ・アンド・ドロップが「途中で勝手にドロップする」
メニューバーをスクロールしていると「勝手に途中の項目で落ちる」などなど・・・。
他の2400ユーザーからも同様の悩みを聞いたり、一緒にクイックガレージに行ってクリックSW部分を取り換える場面も何回となく見てきたけど、結局、何度交換してもらってもこの現象って必ず再発するし、原因はSW部分に信頼性の低い「フィルムSW」を使ってることにあるので言ってみれば「2400の持病」あるいは「不治の病」のようなものだし、「コスト追及しすぎたための設計不良」としか言いようのないものなんだけど、ネット上でこの件に関する情報を集めてみても「ヒゲボタンを時々左右に強くこすると良い」とか「2枚のフィルムの間に接点復活剤のようなものを注入しておく」とか、消極的(?)な情報しかないような状況で、あげくの果てには「私はなるべくマウスを使うようにしています」とか、向上心旺盛なマックユーザー達にしてはそりゃもう情けないほどのありさまでしたし、最近では2400ユーザーの目は、もっぱら「G3化」に向いたっきりでから、こういう基本的な問題についての議論なんてほとんどないし、オレなんかはそういう状況を見ていて、「いくらG3にしてもクリックが接触不良じゃ、あんまり情けないんちゃう?」とか思いつつ、常々「今にオレがどないかしてくれる」という野望を抱いておったのですが、先日、例によって桜台の巨匠の2400のクリックSW交換に立ち会った折りに古いSWアッセンブリを頂くことができたということと、本日、たまたまアキバに行ってマイクロSWを選ぶ時間があったということで、とうとう、私こと「診療所長」が問題解決に立ち上がったのであります。
以下はその詳細です。
それから、2400のユーザーで日頃接触不良に悩まされている方も、これを読んですぐに真似しようとは思わない方がカシコイと思います。まず、失敗すると絶対に元には戻りませんし、下手をすれば他の部分を壊してしまいます。また、これは改造工事ですからメーカー保証はきかなくなります。ですから、小生のように「パソコンの一台や二台はどうなってもええわ」というくらいにキモのすわった方で、パソコンハードに精通し、しかも超精密電子工作に長けた方、「オレより半田付けのうまい奴がいたら連れてきてくれる?」って言うくらいのキャリアと自信に満ちた方なら挑戦してみる価値は十分あります。なんてったって、もう、あの忌まわしい接触不良とおさらばできるんですから。

これが最初の状態です。中央の小さな白くて丸い部分が問題のフィルムSWです。「ヒゲ」ボタンの裏側にある突起で白い部分を押すという構造です。

これは工事中です。市販のマイクロSWに接続したリード線をハンダ付けします。
この時に、先端がどのくらいコネクタに入るかということを考慮してないと、後で痛い目にあいます。

マイクロSWを両面テープを使って固定して工事完了です。使ったマイクロSWが、ここの溝にぴったり入るサイズだったし、従来のように突起の先端で押すのではなくて、「ヒゲ」ボタンのどこで押しても良いのでラフに位置決めしても何の問題もない。

表側にあったもともとのフィルムSWはこのように裏側に回して、邪魔にならないようにセロテープで固定しておきましたが、深い意味はありません。

使用したマイクロSW。最初に見つけたときは1個70円と、驚くほど安い値段で売られていますが、後述のクリアランスの問題があるので、かなりたくさんのSWを試した結果、このタイプがぴったりだったので、これに決まりました。
製品名は「日本開閉器」の「JB-15FBH2」だと思います。
なお、SWを覆ってる金具は外して使います。

新(手前)旧(奥)の「ヒゲ」ボタン。
最も重要なポイントは、「ヒゲ」ボタンとSWとのクリアランスの問題です。クリアランスが狭すぎると、パーツを組み立てただけでSWが押されたままの状態になるでしょうし、逆に広すぎると「ヒゲ」ボタンを押してもなかなかSWが作動しないということになります。
小生の場合は、結局ここに使ってるSWを使用して、「ヒゲ」ボタンの突起部分を完全に削り取った状態がベストでした、というか、そういうSWを採用しました。
つまり、SWの背が低いと「突起を途中まで削る」とか、そういう煩わしさが残ると思いますし、背が高すぎると「押されっぱなし」状態になってしまいます。
ここに紹介したような方法だと、従来のように小さな突起で押すのではなくて、「ヒゲ」ボタンのかなり広い部分で、しかもどの部分で押してもSWが作動しますから、SWの感触も良くなった気がします。
もちろん、オリジナルのフィルムSWには手を付けてませんから、この突起さえ削らなければ、「いつでも初期状態に戻せる」のに、これだけが悔しいと言えば悔しいのですが、仕方ありません。