ちきゅうおまわり ひとくちメモ


環境ホルモンの巻 その2


***ダイオキシン類 ***
ダイオキシン類は、ごみ焼却時などに副生産物として発生する、いわば非意図的生成物です。
この化学物質には210種類もの異性体が存在するけど、
最も高い毒性を持つのが2,3,7,8-TCDD(2,3,7,8,-四塩化ジベンゾダイオキシン)です。
ほとんどの毒性評価実験には、この2,3,7,8-TCDDが使われてるみたいだね。
 
ダイオキシンには様々な毒性があるといわれています。
農薬製造工場の爆発などで急激に多量のダイオキシンを摂取した場合には、死んじゃうこともあるよ。
あとね、日常の生活の中でも慢性毒性の危惧がある。
慢性毒性とは一生涯にわたって摂取することで現れてくる毒性を言うんだけど、
ダイオキシン類の慢性毒性実験で報告されている生体影響は、発がん性に加え、
体重減少、免疫抑制、造血機能低下、タンパク質合成や脂質代謝機能の低下、
肝臓障害、生殖障害、ホルモン撹乱障害などがあるよ。
 
***PCBs(ポリ塩化ビフェニール類)***
PCBsは有機塩素化合物の一つで、耐熱、耐薬品性、絶縁性に優れていて、
コンデンサーなどの絶縁体、熱媒体,印刷インキの添加材などに使われていました。
ゆ〜ごの住んでる日本では1954年から1971年の間に57,300トンが生産されているよ。
でもね1968年に西日本って言われてる地域を中心に起こったカネミ 油症事件の
原因物質だったことが分かって、人が摂取すると皮膚炎や肝機能障害を引き起こすことが
分かったことから、72年に行政指導で製造中止、
74年には使用中の変圧器を除く新たな使用が禁止されたよ。
 
PCBsは厳重な保管が義務づけられているんだけど、
最近になって国内の保管場所約13万ヵ所のうち、中小企業を中心に紛失が増えています。
厚生省ってゆうところが92年に実施した調査では、
変圧器・コンデンサーの7%が所在不明でした。
そして97年度に環境庁ってゆうところが行なった調査では、
調査地点すべての大気中から微量ながらPCBが検出されており、
この紛失が汚染原因の一つと見られているよ。
 
*** DDT***
DDTは強力な殺虫力を有する有機塩素系の農薬だよ。
1874年に初めて合成された化学物質で、
この物質の優れた殺虫性を発見した博士がノーベル賞を受賞したという歴史があるよ。
 
DDTの作用は神経への毒性で、農作物や畜産・酪農製品を通じて人体に移行します。
母乳へのDDTの蓄積は1951年に見つかり、
日本でも60年代に広範囲な母乳汚染が報告されました。
この物質の農薬登録は1971年に失効しましたが、
その後も木材のシロアリ防除剤として約10年使用され、
また熱帯域の一部の国々ではマラリア対策(蚊の駆除)のために現在もなお利用されてるよ。
 
1947年から1971年までの累積生産量は156,265トン。
日本では1981年にすべての使用が禁止されました。
 
***ビスフェノールA ***
ビスフェノールAは、ポリカーボネート(食器、CD-ROM、高速道路の防音壁など)、
テトロン(ポリエステル繊維)、PET(ボトルやビデオテープの基材)、
エポキシ樹脂(接着剤)などの原料として広く使用されているよ。
 
1994年の生産量は260,000トン(推定)。中でも議論の対象になっているのが、
給食用の食器および玩具への使用によって発生する子供たちへの影響なんだ。
最近の研究では、この物質にはホルモン撹乱作用と共に発がん性もあることが指摘されている。