中国内外チベット関連消息


2001年 6月
ジャンル別インデックス


カギュ派総本山ツルプ寺で跳神祭(チャム)

《中国西藏信息中心》 (2001年 6月 1日付)より

   新華社6月1日付報道によると、ラサから70キロ離れたツルプ寺で、華麗な衣装に身を包んだラマ僧たちが開祖パドマサンバヴァの像を中心に、伝統の夏の跳神祭(チャム)を催した。

   ツルプ寺はカルマ・カギュ派の総本山で、創建者である活仏転生制度で有名。ツルプ寺の冬と夏の跳神祭(チャム)は、8世紀チベット仏教を広めたパドマサンバヴァを記念する名高い宗教儀式である。

   当日はチベット暦の4月10日にあたり、パドマサンバヴァがインドから仏法を広めに来た日とされている。悪魔を追い払い来世を願う跳神祭(チャム)は夕刻まで続き、ラマ僧たちは11種類の神舞を披露する。
   儀式は午後2時頃クライマックスを迎える。一群のラマ僧たちは明・清時代の皇帝や官吏に扮して、銅鑼や太鼓が鳴り響く中登場し、観衆に丁寧にお辞儀する。爆竹の音が鳴り渡ると漢族伝統の獅子舞が披露され、続いて銅鑼とホルンの音とともに、枝や幟、バター灯明を手にして様々な面をかぶったラマ僧たちが主殿から勢いよく出てくる。
   四人のラマ僧がパドマサンバヴァの像を担ぎ、ラマ僧たちの行列があとに続く。黄色い法衣に覆われたパドマサンバヴァの像が宝座に移されると、僧俗信徒たちは次々に進み出て像にカタを捧げ、賛歌を歌う。

   住職によれば、現在、ツルプ寺の宗教活動は非常に順調に行われており、ラマ僧たちの関心はもっぱら仏事と読経にあり、修行によって早く高僧の仲間入りをすることに向けられているという。


   カギュ派の最高転生活仏であるカルマパ17世のインド亡命後、ツルプ寺の祭りの様子を伝えた記事です。原文には敢えて"漢"文化を挿入した部分があり、何をか言わんや…ですね。

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《チベット族十明文化伝世経典叢書》出版

《青 海 日 報》 (2001年 6月 4日付)より

   チベット族の十大古典文化を紹介する大型叢書《チベット族十明文化伝世経典叢書》が、青海民族出版社の企画で出版されることになり、シリーズのうち《内明学・波羅蜜多》が先日西寧で刊行された。

   チベット文化は奥深く、そのエッセンスである《十明学》は修辞学、詞藻学、韻律学、戯劇学、占星学と呼ばれる五つの小明学と、工芸学、医学、声律学、因明学、内明学等の五つの大明学を含んでいる。この十大古典学科の典籍を系統立てて整理出版することは、チベット族学者研究者とチベット学に従事する人々の長期にわたる夢だった。青海民族出版社の桑傑副編集長がこのシリーズの主編を担当し、この数年の研究成果を実らせている。


  

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チベットの大部分の地域で気温上昇

《中国西藏信息中心》 (2001年 6月 8日付)より

   新華ネット・チベット6月3日付報道によると、青藏高原では引き続き異常気象が続いているが、今のところ現地の生活や生産活動等に影響を及ぼすには至っていない。

   チベット自治区気象局の資料によれば、2000年10月以来、チベットの大部分の地域で気温が摂氏2〜4度上昇し、最高気温が記録を更新する日さえある。

   高原の降水量にも変化が現れている。気温が上昇するとそれだけ熱の発散が遅れるため、以前はチベットの夏特有の"夜雨"現象がしだいに"朝雨"、"午雨"へと変化してきている。同時に降水量も増加の勢いにある。

   青藏高原の異常気象には多くの理由があるが、なかでも地球温暖化が最大の原因になっている。青藏高原は隆起の激しい最も新しい高原として、気候変化には極めて敏感であり、インド洋の季節風や還流の変化のいずれもまともに影響している。


  

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チベット宗教界人士、焼身未遂事件に憤慨

《中国西藏信息中心》 (2001年 6月 6日付)より

   チベット自治区仏教協会は先日、ダライ・グループから派遣されたメンバーの焼身自殺未遂事件について宗教界人士座談会を開き、参加者は宗教の教えに対するダライの背信と人命を代償に愚かにも殺人をたくらんだ罪行に怒りを露にした。

   僧俗から成る参加者はダライ・グループを譴責して次のように述べた―ダライはチベットには宗教の自由はないと言っているが、実際、政府は信徒たちのために巡礼路を整え、宗教施設を造り秩序を保って、正常な宗教活動に便宜を与えている。ところが "チベット人民の代弁者"、"宗教指導者"を自称しているダライは、チベットの人々の生命を代償に社会を脅かし、人権を踏みにじっており、我々はこれにひどい憤りを感じている。

   チベット自治区仏教協会常務理事は、教えを信じることとダライを信じることは全く別のことで、シャカムニは仏教の開祖であるが、ダライはシャカムニではない。我々宗教界と信徒たちはただシャカムニを信奉し、その教えを受け継いでいくことこそ正道であり、ダライ個人を信奉する必要などないし、ダライに随って祖国の分裂活動を行うなどもってのほかである。ダライは焼身未遂事件を引き起こすことで、チベットの安定団結している政治局面を破壊しようと目論んだのであり、これはチベットの人々の利益とは合わない。現在幸福で安定した生活を送っているチベットの人々は祖国においてチベットが日増しに繁栄するよう望み、祖国分裂や動乱を望んでいないからである。

   2000年7月25日、ダライ・グループ"安全部"は二人のスパイをネパールとの国境:夏孔布(シャコンブ)山口から密かに入国させ、ラサのジョカン広場で一人が焼身自殺し、もう一人がその模様を撮影しフィルムを国連人権大会に届けるよう謀ったが、一人は自治区国家安全機関によってシガツェ地区で捉えられ、逃亡したもう一人は今年5月5日に捕まっている。


  

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川藏公路チャムド地区で大規模な地滑り発生

《西 藏 網》 (2001年 6月 6日付)より

   6月6日早朝、川藏公路八宿(パシュ)区間で大規模な地滑りが発生し、道路が遮断されている。

   地滑りは八宿県の中心から30キロ、八宿県から怒江橋の袂に至る70メートルに及んでいる。朝8時半頃に発生、道路が遮断され100名を越える人と数十台の車輛が閉じ込められている。

   地滑りが発生した区間の山上からは落石が続いている。現地の人の話では、前日の晩に大雨が降ったということだが、それが原因かどうかは結論付けられていない。昨年も、八宿一帯に大規模な地滑りが発生している。


  

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チベット仏教文物特別展、北京で開催

《人 民 日 報》 (2001年 6月 8日付)より

   6月8日、中国駐在の100名以上の外国使節と団体の代表が北京故宮博物院で開催されたチベット仏教文物特別展招待会に参加した。

   今回の特別展招待会は国務院新聞弁公室、国家文物局および故宮博物院がチベット平和解放50周年を記念して共同開催したもの。

   今回出展された229件の貴重な文物は清朝宮廷に伝わる文物の一部。展示品は経典、仏塔、タンカ、宝噐等で、うち七割が初公開のものである。

   招待会の席上、国務院新聞弁公室の趙啓正主任は次のように指摘した―今回出展された貴重な文物は、中国の昔の中央政府がチベットの地方政治と文化に密接に関わっていた有力な物証であり、歴代の中央政府がチベットを管理し、国防を固め、多民族国家の統一団結と文化交流を護持した歴史のあらましを十分に示しており、50年前のチベット平和解放は、中国がチベット族を含む多民族が新しい歴史的条件下で大団結を実現し、チベットの進歩と繁栄のために広い未来を切り開いた。


  

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日江公路補修工事始まる

《西 藏 日 報》 (2001年 6月11日付)より

   6月8日、自治区交通重点プロジェクトの一つであるシガツェ市からギャンツェ県に至る国道補修工事の着工式が行われた。

   日江公路は自治区省道204号線の始点として、チベットの"穀倉"といわれるシガツェとペラン、ギャンツェの三県を結ぶ重要な国防経済幹線道路である。今回の工事では自治区国道建設初の国内公開入札を行った。総投資額21.53982億元で、工期は1年半を予定している。


  

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地球温暖化が祁連氷河に影響

《西 藏 網》 (2001年 6月12日付)より

   青海省海北チベット族自治州農牧局の宋国慶副局長によると、地球温暖化と祁連山周辺の環境悪化等により、祁連山氷河が年に2メートルから16メートルのスピードで退縮しているという。

   祁連山氷河の退縮スピードは東部で年に16.8メートル、中部で3.3メートル、西部で2.2メートルで、資料によれば、祁連山に発する内陸河川の流水量は、50年代初期の78.55億立方メートルから現在では65.84立方メートルと、16.8%減少している。
   氷河の退縮で雪線が上昇し、黒河の水源と上流地域の水量は著しく減少するため、甘粛省河西回廊の約27万ヘクタールの土地と千社近い工業企業の工業農業生産に影響を及ぼし、内モンゴル・アラシャンマンチナ旗の居延海も黒河の水枯れにより干上がり、黄砂が猛威をふるうこの一帯は、西北、華北、首都北京を襲う砂嵐の発生地になってしまう。

   氷河の退縮と雪線の上昇によって、かつて万年雪に覆われていた土地にはもはやかつての面影もない。黄河上流の重要な支流である湟水河、青海省内の大通河、八宝河、托勒河、及び祁連氷河に発し甘粛省河西回廊に流れ込む40を超える河の水量も大幅に減少している。


  

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《中国チベット学図書目録》(第三部)出版

《中国西藏信息中心》 (2001年 6月12日付)より

   新華社北京6月11日の報道によると、チベット平和解放50周年にあたり、過去5年間にわたる中国チベット学研究と出版の成果《中国チベット学図書目録》(第三部)が先ごろ外文出版社から刊行された。

   中国チベット学研究センター総責任者のラクパ・プンツォ氏によれば、《中国チベット学図書目録》(第三部)は、1994年、97年と続けて出版された大型チベット学図書目録の1949〜1991版と1992〜1995版に続くもので、先の二部は中国のチベット学関係者から幅広い支持を受けており、第三部の出版はチベット学研究者やチベットの進歩発展に関心をもつ読者に便宜と豊富な資料を提供するのみならず、ダライ分裂主義グループや"チベット伝統文化はほとんど破壊されてしまった"というような流言に対する有力な反駁の根拠ともなるという。

   彼はまた、50年にわたるチベット学研究出版の成果を見れば、チベット文化は十分な保護を受けており、漢族とチベット族の学者が共同編纂した《中国チベット学図書目録》(第一、二、三部)は、この50年のチベット語古典籍、チベット語学術著作、そののチベット語図書の整理出版状況を如実に語るもので、そこには、党と政府がチベットの文化遺産を守り、優れた伝統文化を広めるために多くの人力と物質的資金的投資をし、大量のチベット語古文書を保護し開発利用の機会を与えたことが見て取れる、と指摘。
   さらに、チベット文化は空前の勢いで発展しており、中国チベット学研究センター設立以来15年間に、哲学、宗教史、歴史文化、経済等、チベット学の研究成果は300種、1,000冊以上に上っており。また全国の50年にわたるチベット学の研究成果とチベット語古典籍の出版状況では、チベット語図書1,400種以上、漢語図書1,750種以上、英語の図書40種以上が刊行されており、これらの典籍や著作はチベット文化の発展に大いに役立っていると語った。


  

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世界最高海抜の鉄道駅がナクチュに

《中国西藏信息中心》 (2001年 6月13日付)より

   新華ネット・ラサ6月12日の報道によると、近々着工する青藏鉄道は海抜4,500メートルある北チベットのナクチュ鎮を通るが、世界で標高の最も高い鉄道駅がここに設けられることになり、建設地はすでにナクチュ鎮から2キロの門地(メンディ)郷俄瑪迪格(ウマディグ)村に決まった。

   チベット北部に位置するナクチュ地区は平均海抜4,500メートルを超え、チベットの主要な牧畜業生産基地で、家畜の総数と畜産品は自治区全体の3分の1を占め、草地面積は3,420万ヘクタールある。鉄道が開通すれば、牧畜、観光、鉱物資源豊富なチベット北部に迅速な経済効果をもたらすものと期待されている。

   青海省ゴルムドを起点にチベットのラサへ至る青藏鉄道は全長1,118キロ、うち永久凍土区間が600キロ、海抜4,000メートルの区間は960キロ以上ある。


  

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ヒマラヤの雪男

《西 藏 日 報》 (2001年 6月15日付)より

   ヒマラヤ山域に住み"イェティ"とも呼ばれている雪男は、アメリカの"ビッグ・フット"や中国神農架の"野人"のように背が高く赤毛で覆われた半人半猿の珍しい珍獣と考えられている。

   妻の実家があるペマ・コ(墨脱)は"雪男"出没件数が最も多いところだが、70年代に"雪男"を目撃している彼女の女友だちによると。ある日、彼女が子供たちと留守番していると、突然異様な臭いが鼻を突き、子どもが豚の柵のほうを指差して大声で叫んだので、ふと見ると、全身長毛で覆われた大男がそこに立っていたという。

   1975年、ポーランドの登山隊がネパール側からチョモランマを目指した。夜、彼らがテントを張って休もうとしたその時、顔中赤褐色の長毛で覆われた巨大な顔がぬっと現れた。隊員たちの叫びにその"雪男"は瞬く間に逃げてしまった。

   1960年、かつてチベットに滞在していた成都軍区長は、アリとギャリン県で"雪男"に出くわしている。随行兵士の銃を奪おうとして逆に撃ち殺された"雪男"の体重は300キロ以上もあり、体毛は赤褐色だったが、残念ながら科学研究の標本になることなく埋められてしまった。

   最近、8,000メートルを越える14の世界的高峰を制覇したイタリアの有名な登山家は、ヒマラヤ山域で何度も"雪男"に遭遇したことがあり、それはただのヒマラヤヒグマにすぎないという。一方で、中国科学院や北京自然博物館の一部専門家らは、"雪男"の存在を疑っておらず、神農架の"野人"同様、巨猿の末裔であろうと考えられている。


  

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ボン教経典《テンギュル》と《カンギュル》整理出版

《西 藏 日 報》 (2001年 6月15日付)より

   豊富な文化財を収蔵しているポタラ宮に、新たにボン教経典《テンギュル》と《カンギュル》が加わった。

   この経典の収集、整理、出版は自治区党委員会、人民政府の認可を受けたもので、自治区民族宗教委員会が50万元を特別支出し、関係機関の積極的協力のもと、自治区政協委員・自治区仏教協会理事・ナクチュ地区政協常務委員・仏教協会副会長であるテンバ・ニマ氏が中心となって収集、整理、出版にあたってきた。先日、自治区党委員会統一戦線部、社会科学院、民族宗教委員会、文物局等の機関により、ポタラ宮管理所にボン教経典《テンギュル》と《カンギュル》を献呈する儀式を執り行った。

   テンバ・ニマ氏によって20年間に収集、整理された《テンギュル》と《カンギュル》は全550巻、歴史と文化に富んだ古典チベット語資料であり、チベット史上、天文暦法、地質、チベット医薬、工芸、論理学等の各分野における科学技術の成果を含む価値あるチベット語文献である。


   《カンギュル》(経典)と《テンギュル》(論書)といえばチベット仏教の経典、つまりサンスクリットからチベット語に翻訳された《大蔵経》のことでは?と思われるかもしれませんが、ここで言われているボン教は、古来からの土着のシャーマニズムではなく、11世紀以後、仏教の影響を受けて組織化されたもので、仏教同様、《カンギュル》(経典)と《テンギュル》(論書)を有しているそうです。
   漢語ではボン教を"笨教"と書くのですが、ちょっとひどすぎ(^^;

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チベットの寺院、秩序維持強化

《西 藏 網》 (2001年 6月18日付)より

   チャンパ・プンツォ自治区寺院愛国主義教育弁公室副主任によると、自治区では1996年以来、僧や大衆の祖国に対する意識、法律意識、国民としての責任感を強化することでチベット仏教を現代社会に適応させようと、寺における愛国主義教育を展開してきた。

   チベットには宗教活動の場としての寺が1,700箇所、僧尼は46,000人を数えるが、ある時期から一部の寺で管理や規則が蔑ろにされるといった問題がおこっている。
   同時に、ダライの分裂主義グループがチベットの寺を騒動や祖国分裂活動の場にしようと企み、正常な宗教活動にひどいダメージを与え、チベット経済と社会の発展を妨げている。

   寺院愛国主義教育において、僧たちはチベットの歴史、国の民族宗教政策、法律・法規、さらに分裂主義に対抗して祖国統一を守るという知識を学び、寺を離れて大学や専門学校、企業や農村を見学することで、50年代から現代にいたる大きな変化を身をもって理解する。チャンパ・プンツォによれば、チベットの実際の社会と歴史を知るようになったラマ僧たちの大部分は、ダライ・ラマを精神的指導者ではなく祖国分裂の親玉、チベット仏教の正常な秩序を阻む元凶であると認識するようになるという。
   同時に、寺の管理も強化され、かつて政教一致体制下で厳密に行われてきた管理体制は、現代社会に適応するため民主管理員会と民主管理グループが設置され、その管理下で仏事、会計、経典学習を具体的に管理する部門が置かれている。
   その他、各寺院間の時代遅れな隷属関係を廃して所属地域による管理を実施することで、土地の政府機関との関係を一層密にすることになった。

   数年前から、寺はより一層社会に溶け込み、自治区政府は寺に図書室を設けてラマ僧たちの科学技術や経済発展に対する知識拡大を援助してきた。またトイレや養老院、映写室も設置している。

   目下、一部の重要な寺院では、僧たちにを法を守る公民としての自覚を促し、自己の権益を守るのに法律を使えるようにと、民族区域自治法、宗教法規政策、集会・デモについての法律、国家安全法、文化財保護法といった法律制度広報教育を行っている。


   寺院管理の現実、ますます厳しいものになっているようです。

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角の生えた馬がチベットに

《西 藏 網》 (2001年 6月21日付)より

   チベット南部桑日(サンリ)県の馬鹿(マルー)自然保護区に一対の角が生えている馬がいる。土地の人はその馬を"ノルブ"(チベット語で"宝物"の意)と呼んでいる。

   この馬は全身黒褐色で、額にはS字型の白毛、左前足は白色、土地の馬と大して変わらないが、生まれつき頭に角が生えており、両耳の付け根の一対の角は長さ5.5センチ、角の中は空洞で黒っぽい灰色をしており、毎年一回生え変わる。

   土地の人の話では、この馬は11歳になるという。馬主はこれを"神馬"とみなして当地の曲龍(チュロン)寺に奉納し、以来寺で飼われてきた。寺僧プンツォによると、50年代末にもこの地区で角の生えた馬がいた。現在、寺のラマ僧たちは珍しがりもせずにこの馬にまたがって仕事に出かけるという。

   桑日(サンリ)県の馬鹿(マルー)自然保護区は海抜4,000メートル以上、面積は1,500平方キロに及ぶ。自然植生は良好に保たれ、世界でも珍しいチベット野ロバの他、シロクチシカ(白唇鹿)、オウヨウ(黄羊)、ヒグマ、キバノロ(ヘラジカ属)等が棲息し、野生動物の宝庫になっている。

   チベット高原生態研究所の学者によると、馬に角が生えるのは突然変異か、或いは当地の馬の遺伝子による等、多くの可能性が考えられるという。


   原文は写真つきで、耳の下側から突き出ている角が写っています。骨が突き出したような感じですが、年に一度生え変わるそうですから、やはり“角”か。

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ポタラ宮宮壁内住民第三期移住開始

《西 藏 日 報》 (2001年 6月22日付)より

   世界文化遺産の保護と住民の移住を適切に行うため、ポタラ宮宮壁内住民の第三期移住プロジェクトが6月18日、正式にスタートした。プロジェクト総投資額4,230万元、国が3,800万元、チベット自治区とラサ市がそれぞれ215万元の投資。

   ポタラ宮宮壁内住民移住プロジェクトは1997年10月に始まって以来、自治区計画委員会、市城建設委員会、企画委員会及び自治区技術プロジェクトメンバー、住宅管理機関の幹部が対象住民のさまざまな意見を募り、その意義を説明して賛同を得たもの。移住先は拉魯(ラル)の二つの村で、面積は5.6ヘクタール、宮壁内に居住している303戸の住民が今年10月末までに全員移住を完了する予定。


  

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香港=ラサ間直行便7月就航

《新 華 社》 (2001年 6月25日付)より

   中国西南航空は、2001年7月21日、香港=ラサ間の直行便を正式にスタートさせる。

   ヒマラヤ路線を36年間飛び続けてきた中国西南航空は、数ヶ月の調査研究と準備を経て7月21日から正式に香港=ラサ間の定期直行チャーター便を三ヶ月間運行することを決定した。この路線には高地飛行用に特殊装備されたボーイング757-200型機が用いられ、香港の旅行社おすすめのラサ三日間、五日間観光コースに合わせて、木曜日にラサから香港へ、土曜日に香港からラサへ飛ぶ。香港からの観光客はラサ市内観光またはシガツェ、ニンティを含むコースを選べ、チベットの旅行社も香港観光を企画する機会に恵まれる。

   直行便の就航によって、従来、成都を経由し翌日ラサに着いていた行程が大幅に短縮され、四時間でその日のうちにラサに到着できる。これにより香港の旅行社のチベット観光価格も下がり、香港市民を喜ばせることになろう。


   とりあえずは旅行シーズンの三ヶ月間暫定運行してみて様子を見るということでしょうか。週一便なので個人でチケットを入手するのはちょっと難しそうです。

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青海湖鳥島付近でプルジェワルスキーガゼル発見

《新 華 社》 (2001年 6月25日付)より

   全世界で最も絶滅の危機に瀕している動物プルジェワルスキーガゼルが最近、青海湖の鳥島保護区で目撃された。

   プルジェワルスキーガゼル(普氏原羚 別名:灘黄羊)は全身黄褐色で、臀部には一面白い斑点、尾は褐色で胸、腹、四肢の内側は白く、群れで行動し、オスには一対の長い角がある。今回、鳥島付近で発見されたプルジェワルスキーガゼルは8頭で、ここ数年目撃された中でも最多の群れである。

   鳥島自然保護区の管理人によれば、6月中旬、西北の隅で群れているプルジェワルスキーガゼルを発見。それ以前にも、保護区の職員が湖の周囲で6頭の群れを発見している。プルジェワルスキーガゼルは国家一級の保護動物に指定されており、青海省では青海湖環湖地区に棲息するのみ。

   青海湖保護区管理局責任者によると、比較的頭数の多いプルジェワルスキーガゼルが青海湖の環湖地区に現れるのは保護区の生態環境がしだいに改善されてきているためという。ここ数年、青海湖地域の生態環境は悪化の一途をたどり、砂漠化、乾燥、砂嵐の激化、草地の後退、湖水水位の下降、アルカリ化、人為的原因等で野生動植物の繁殖地域がしだいに減少している。保護区管理局はその保護のために青海湖周囲の巡察制度を定め、鳥島地区では比較的広い範囲に渡って草を植え植樹実験を行うなど、野生動物繁殖棲息地域の生態環境はしだいに改善しつつある。


   "普氏原羚"プルジェワルスキーガゼルの "普氏"はプルジェワルスキーという発見者の名だそうです。

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青海観光オンライン・ホームページ開設

《青 海 日 報》 (2001年 6月27日付)より

   "青海観光産業博覧会2001"開幕の前日、青海観光オンライン・ホームページ(http://www.qhtravel.com)が正式開通した。

   青海の豊富な観光資源を多くの人に知ってもらうため、省政府関係部門の協力により省観光局が準備開設したもので、その主旨は、青海の観光資源を総合的に紹介し、ネットワークを利用して青海の観光Eビジネスを発展させ、旅行者には便利な観光情報やサービスを提供、観光業者にはEビジネス・サービスやそのQ&Aを提供することにある。


  

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チベットガゼル(チルー)、5年以内に絶滅か

《中国青年報》 (2001年 6月28日付)より

   6月28日、国際動物愛護基金会(IFAW)、インド野生動物基金会(WTI)が、北京、ロンドン。ニューデリーで同時記者会見を開き、国際チベットガゼル(チルー)毛非合法貿易の最新調査結果を発表し、各国政府と消費者が一致協力して引き続きチベットガゼル(チルー)の密猟行為を厳しく取り締まり、その毛で織ったストールなどの製品を買わないように呼びかけた。調査報告は、国際的な非合法貿易を取り締まる強力な措置を講じないなら、チベットガゼル(チルー)は5年以内に絶滅するだろうと公表した。

   チベットガゼル(チルー)のストールがヨーロッパでは1.6万ドルで売れるとあって、国際社会がいくら努力しても、依然として毎年約2万頭のチベットガゼルが密猟の犠牲になっている。今回の記者会見では、調査員がココシリの繁殖地で行われた大量殺戮の現場を撮影、中国、インド、ネパール国境でその毛皮が取引され、加工して欧米の市場で売られるまでをドキュメンタリーにしたものを放映した。今回の非公開調査は8ヶ月にわたり5組のグループによって行われたもの。

(抜 粋)


   "藏羚羊"(チルー)の柔らかい短毛“シャートゥーシュ”からつくられる高級ショールは欧米上流社会貴婦人たちのステータスシンボルなのだそうです。しかし一枚つくるのに3〜5頭の"藏羚羊"(チルー)が犠牲になるといいます。

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青藏鉄道ゴルムド=ラサ線着工

《青 海 日 報》 (2001年 6月29日付)より

   中国共産党80周年記念日にあたる6月29日午前、青藏鉄道ゴルムド=ラサ線の工事が始まり、第一期入札に通った施工業10社が沿線各地の現場に入った。

   青藏鉄道第一期工事:西寧=ゴルムド間は1984年に開通している。第二期工事:ゴルムド=ラサ間は全長1,118キロ、青藏高原奥地を通り、965キロの区間が海抜4,000メートル以上で、世界でも標高の最も高いところを通る最長の高原鉄道として全世界から注目されている。

   5〜7年で竣工予定のこの鉄道への投資額は210億元、貨物の年間輸送能力は500万トンで、西部建設の基幹鉄道として青海省とチベット自治区の経済と社会発展に大いに寄与し、青藏地域の資源開発においては経済の発展を促し大きな影響を与えると思われる。


   今秋着工とばかっり思っていましたが、なるほど“共産党結党80周年”に着工式典とは…。これほど相応しい日は他にないでしょうね。



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